『2022年以前の丼の献立』

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 何と一年半振りのブログ更新である。
再開を望む叱咤激励の声を掛けて下さった皆様方、ホンマすんません。まさか、そんなに読んでる人がいたとは知らなんだ。反省です。
こんなにも長く放置された理由は色々あるのだが、それを羅列し始めるとキリがないし、ちゃらんぽらんグダグダ言いワケ男と言われかねないので割愛させて戴きやす。

 えー、再開第1回は虫の話ではありませぬ。
虫の話は、あまりいい加減なことは書けないから調べモノが結構あって時間がかかるのだ。ゆえに長文になるケースが常態なので、多大なエネルギーと気力が必要なんざます、ワレー。
と云うワケで、先ずは食いもんの話でも書いてリハビリしようかと思います。ちゃんと虫の話も書きますんで、申し訳ござらんが暫し待たれたし。

 少し前の話だがスマホの画像が溜まりに溜まって、ストレージを何とかせんとメールも受け取れないような状態になった。なので慌ててFacebookに1月と2月の食いもん画像を何回かに分けて一挙放出した。それでもまだ、以前の画像が大量にある。消せるものは消してはいたのだが、いつかは文章にしようと思っていたモノを残していたら、それも気づけば塵ツモ。
ならば、ここいらで何とか文章化し、スマホから画像を葬り去りたいと思う。

 

『海老のちらし寿司』
丼と言いながら、いきなりちらし寿司である(笑)。
でも画像を貼付した時点では丼だと思っていたのだ。まあ、丼鉢に入ってんだからコレも丼と言っても差し支えなかろう。海鮮丼だって酢飯仕様のモノはあるからね。

多分これは、ちらし寿司に入ってる海老が好きだからソレだけを食いたいと云う願望を具現化したものだ。海老オンリーのちらし寿司って、有りそうで無い。全く無いワケではないのだろうが、あまり見掛けない。大体は椎茸だの、絹さやなど余計な者共が入っている。子供の頃は、それが不満だった。雑魚キャラどもでカサ増ししやがって(⁠`⁠Д⁠´⁠)⁠バーローと思っていたのである。

酢飯の上に少し甘めに味付けした錦糸玉子を敷き、その上にサッと酒で火を通した海老を並べた。尚、海老は包丁で裏に切れ目を入れ、手で腰折れ部分の筋肉も潰して真っ直ぐにしてある。

(⁠・⁠∀⁠・⁠)メチャ旨〜❗
でも二度と作らないと思う。なぜかと言うと、旨いんだけど味が単調で段々飽きてくるのだ。ちらし寿司に色んな具が入っているのが解ったような気がするよ。アレはアレで意味があったのね。

 

『牡蠣の天津飯』
厳密に言うと、貝の天津飯。しかも塩味の天津飯である。
御飯は牡蠣と浅利、あとは帆立?ハマグリ?も入ってたかもしれない炊き込み御飯である。そこに、ふわふわの玉子焼を乗せて銀餡をかけた。美しい仕上がりでおますな。
因みに上に乗ってる牡蠣は、炊き込み御飯からチョイスしたものである。そうしないと、何の天津飯かワカランからね。
コレ、🤩スゲー旨かったです。

 

『牛タン麦とろ丼』
コレも、めちゃんこ旨かったなー😄。

先ずは押麦50gと米2〜3合を混ぜて炊く。

その上に長芋ではなくて山芋を出汁で伸ばしたのをかける。長芋ではなく、山芋を使うのが肝。山芋の方がネバネバ度が圧倒的に強くて、旨味も強いのだ。コレはもう歴然たる違いがあるから、是非とも試されたし。
そこに軽く焼いた牛タンを乗せ、青海苔をかける。
牛タンは火を入れ過ぎると固くなるので、炙る程度で良ろし。あっ、1枚目はやや厚めの牛タン、2枚目は普通の厚さのモノにしました。どちらが旨いかは好みだと思うが、個人的には厚めの方が好きかな。
青海苔は絶対に入れた方がいい。味に素晴らしいアクセントを与えてくれるからだ。色が綺麗な緑で、香りの良いものを選ばれたし。
で、最後に1枚目には木の芽、2枚目には大葉をあしらった。これも好みが分かれそうだが、自分的には木の芽の方を圧倒的に推す。

 

『百合根の玉子丼』
コレって、コロナで大騒ぎになった最初の年の画像だ。
たしかギフチョウを西脇市に採りに行った帰りに、明石の魚棚商店街に寄ったんだよね。

(その時のギフチョウ)

でもいつもは人混みでごった返しなのに、びっくりのウルトラ閑古鳥だった。あの頃はコロナが怖くて誰しもが外に出られなかったのだ。おバカなワシには関係ないけどねー😄✌️

そういやこの日は、大阪のミナミも今では考えられないようなゴーストタウンと化していた。

話を元に戻そう。その時に、魚棚の八百屋で百合根が驚愕の1パック30円で売っていたのである。しかも量もかなり多かった。おつとめ品だったとはいえ、ヤケクソの価格である。思わずオバチャンに「コレって0が1つ抜けてませんか?」と訊いたくらいだもんね。いや、あの量ならば300円でも安すぎるよ。

あの頃は毎日、その百合根をせっせと食ってたんだよなあ。でもって、百合根の旨さに開眼したのであった。それまでは茶碗蒸しに一片か二片だけ入っているボソボソとした食感のヤツというイメージしかなかった。ハッキリ言って要らん存在である。しかし、この時期に認識が一変した。どうやら原因は茶碗蒸しの百合根の量が少な過ぎるからみたいなのだ。少しがゆえに他の具材との違和感が、より強調されたものと思われる。それなりの量を食ってこそ分かったのだが、今は上品なジャガイモみたいなもんなんだと思う。そして、玉子との相性がとても良い。茶碗蒸しも、百合根のみのものならば、また評価も変わるかと思われる。なので、色々試して最終的には玉子丼にしたんだろう。そういや、コレ旨かったなあ。玉子丼にするなら、百合根は沢山入れた方がいいよー。ホクホク感が良いのだ。
あっ、けどジャガイモと玉子が特別に相性が良いとは思わないぞ。ならば、やはりジャガイモとは別物かあ…。

 

『鱒の筋子丼』
たぶん自家製の鱒の筋子だったと思うが、もしかしたら市販のモノかもしれない。
最近は寿司屋でイクラをたのんでも、鮭じゃなくて鱒のイクラが出てくることが多い。粒が小さいから、一見してすぐわかる。どうやら何年か前からシャケの不漁が続いているのが原因らしい。ゆえに年々高値になってるのだ。そうなると出せなくなって、鱒の子で代用せざるおえなくなると云うワケだ。
そういやここ2、3年は自分でイクラの醤油漬けも作ってないもんね。それくらい高いのである。

イクラや筋子には焼海苔がよく合う。必須アイテムと言ってもいいくらいだ。
御飯は白飯でも酢飯でもよろし。で、炙った焼海苔を毟って敷き、小分けにした筋子を乗せ、木の芽を添えて出来上がり。
あまり使われる事はないが、木の芽と筋子の組合せはGoodだと思う。イクラよりも味は濃厚だからね。あー、今思ったんだけど、ワシってイクラよりも筋子の方が好きな人のような気がする。

 

『たけのこ筋子丼』
余った筍御飯に筋子をトッピングした。
我ながら掟破りの邪道ではないかと思う。きっと単なる思いつきなんだろなあ…。
味は旨かった記憶がある。が、筋子の個性が強過ぎて、繊細な筍御飯が台無しって感じ。まあ、筍御飯に飽きてたがゆえの所業だったと思うから、べつに問題ないんだけどさ。

 

『黄色唐辛子のスタミナ丼』
母胎はコレ↓。

小松菜か何かと黄色い唐辛子をシンプルに炒めたものだ。あっ、ニンニクも入ってるね。
この黄色い唐辛子は、小太郎くんと長野県の梓川だっけ?かのミヤマシジミを採りに行った折りに道の駅で買ったもの。それにしても、120円とは激安じゃないか。

(ミヤマシジミ♂)

(同裏面)

(♀裏面)

ミヤマシジミは美しいよなあ…。裏面もこのグループの中では最も綺麗だしさ。
話が逸れた。黄色い唐辛子だったね。

コヤツが見た目は小さくてカワイイくせに、とんでもなく激辛でありんした。もう暴君と言ってもいいくらいの悶絶的代物なのだ。でもクセになる旨さで、一時期は何にでも入れてたっけ。

肉は見た感じでは豚肉かなあ…。それと玉葱を炒めたものを合体させ、御飯に乗っけただけ。
たぶん、かなり旨かったんじゃないかな。

 

『カッパ丼』
正確にはカッパ寿司だね。大量の胡瓜を消費したいが為の苦肉の策でした。発想の源はカッパ巻きからだね。胡瓜と酢飯と海苔は合うから、それを丼にしてもいいじゃないかと思ったのだ。

酢飯に鍋で使った出汁昆布を細かく切って混ぜ、その上に焼海苔を乗せ、更に胡瓜を乗せる。で、白胡麻を散らした。
でも、全然そそらないビジュアルになった。どうにも見た目が貧相なのだ。勿論、醤油をかけて食う。

😲されど食ってみて驚く。コレが真っ当に旨いのだ。
飽きずに最後まで食べられたのにも驚いた。コレはまた作ってもいいかな。わざわざ作る気にはなれないけどさ。だって貧乏くさいんだもーん。

 

『トロたく丼』
激安の本マグロのアラから肉をスプーンでこそぎ落としたモノと沢庵を合わせた。トロたくは、近年になって何処かの寿司屋が編み出したメニューだが、今や高級店でも珍しくない存在になっている。それくらい画期的な発明だと言える。だから、かなり期待した。とはいえ、あんましトロたくを食った事が無いんだけどもね。もしかしたら一度だけかもしれない。だけに、期待値が高まったという事もあるかもしれない。

作り方は簡単。酢飯の上に焼海苔、マグロ、沢庵を乗せ、白胡麻を散らしただけ。食う直前に醤油をかける。

けど期待に反して、それほど旨くない。
ならばと、途中でグジャグジャに混ぜてみた。

でも、さして評価は変わらず。
マグロは味見してるから問題ない筈だ。さすれば沢庵のせいか?それともマグロとの配合のせい?
┐⁠(⁠´⁠(⁠エ⁠)⁠`⁠)⁠┌んー、いまだに何で失敗したのかがワカラン。
もしかしたら沢庵の甘さが、そもそも口に合わないのかもしれない。基本、人工的な甘さは好きくないのだ。

 

『温玉添え豚丼』
豚肉を甘辛く焼き、御飯に乗っけて温玉を添えた。
豚肉のタレは、おそらく醤油、味醂、酒を混ぜたものだろう。隠し味に何か入れてる可能性も無くは無いが、思い出せない。
温玉は自分で作った記憶がある。ネットで調べりゃ、作り方はゴマンと出てくるから誰でも簡単に作れまっせ。
味は普通にメッチャ旨かったっす。

 
たった10個の献立なのに、書くのに半日近くもかかってしまったなりよ。やはり文章を書くのは大変だ。特に長い文章を書くには体力がいる。肉体的にも精神的にも体力が必要なのだ。普段から書き慣れていないとあきまへん。サクサク進まないのだ。ブランクが開くと駄目だね。何だか気持ちが萎えてきたよ。正直、こんな体たらくだと虫関係のブログを書けんのかよと思うよ。
とはいえ、巻頭で言っちゃったからなあ…。頑張りまふ〜。

 

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投稿者:

cho-baka

元役者でダイビングインストラクターであり、バーテンダー。 蝶と美食をこよなく愛する男。

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