鴨の芹鍋

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鴨鍋第二弾である。
何か緑色がキレイに写ってないので撮りなおそっと。


まあ、あんまりヨロシクないが、こんなもんじゃろう。

前回は青森産の鴨だったが、今回はハンガリー産の鴨である。

冷凍ものだが、一塊が何と500円という驚きの価格だ。(|| ゜Д゜)恐るべし、スーパー玉出である。

解凍して切り分ける。
青森産よりも脂身が少ない感じがする。でも、まあ少々クオリティーが低くとも構わない。何てたって500円なのである。それに実を言うと今回の主役は鴨ではなくて、芹(せり)なのだ。

記憶は曖昧だが、たしか『秘密のケンミンSHOW』で宮城県・仙台市の郷土料理に「芹鍋」というのがあって、鶏肉と芹の鍋が市民の間では大人気なんだそうだ。その鍋に何だかとてもそそられた。だけど、そのまんまじゃつまらない。生来、言われた事だけをやるようなタイプではないのである。だから、ちょいとグレイドUPして鴨でι(`ロ´)ノやってやろうじゃねーのと云う算段なのさ。

芹は関西ではスーパーでもあまり見ないので、高島屋に行った。高島屋の野菜はモノはいいし、しかも安いから重宝している。下手なその辺のスーパーよか安かったりするのだ。

ハイハイ、見つけましたよ。
198円。普段は300円くらいで売っていた記憶があるから、願ったり叶ったりだ。

一応、他の具材も用意した。

豆腐とツミレ。
ツミレは残念ながら鴨肉ではない。鶏肉だ。蓮根とシソのツミレらしいが、あまり期待はしてない。出汁になればいいという程度の存在だ。

さあ、試合開始だ。
今回は出汁が付いていなかったので、昆布と鰹節でテキトーに出汁をつくり、塩と薄口醤油で味を整える。勿論、素材の味を邪魔しないよう薄味にした。

先ずは鴨から。
例によって肉が堅くならないように細心の注意を払う。

最強コンビ、ポン酢とかんずりもスタンバイOKだ。
一応言っとくと、「かんずり」とは、謂わば東北の柚子胡椒みたいなもんだね。オラはこのかんずりの方が味に角がなくて旨みを感じるから、もっぱらコッチを使っている。

ふむ(・。・;…。
青森産に比べて味はあっさりだ。少し質は落ちるけど、コストパフォーマンスを考えれば充分でしょう。

続いて芹の葉の部分と鴨を一緒に食す。

うんめぇ~(^○^)👍
芹の爽やかな苦みが鴨の脂と混ざりあって、えもいわれぬ抜群のコラボレーションではないか。いやいや、想像以上の大人の鍋ですぞ。あっさりめだから、こりゃバクバクいけそうだな。

次は芹の根っ子と鴨を一緒に食してみる。普通は根は切り捨てるものと思われがちだが、TVではオッサンが『この根っ子が旨いんだっぺよー。』と力説していたのだ。ならば、オッサンの意見に従おうではないか。

ウゲッ😵、苦っがっ❗
大人味過ぎて、ちとキツい。まだまだ大人の修行が足りないのかもしれない。

鴨を二度ほどおかわりして、そしていよいよの〆である。今回こそ雑炊でおま。

本来なら卵と葱のシンプル路線で充分なのだが、期限切れギリの鴨のスモークがあったことを思い出した。そいつを鍋の残り汁にブチ込む。役割は具というよりも、更なる出汁の強化が目的だ。

火を止め、2個分の溶き卵を回しかけたら、1分ほど蓋をして最後に葱を散らして出来上がり。

取り敢えずはそのまま、プレーンで食う。

旨みとコクがある。鴨の出汁が効いてるねー。芹のエキスも何らかの貢献をしているに違いない。文句なしに旨いよっ(^-^)v

飽きてきたら、ポン酢をちょいと垂らす。
コレはコレで旨いんだよなあ(о´∀`о)

鴨と芹のタッグ、最強だな。

 

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投稿者:

cho-baka

元役者でダイビングインストラクターであり、バーテンダー。 蝶と美食をこよなく愛する男。

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