捕虫網の円光『西へ西へ、南へ南へ』第2話

 
蝶に魅せられた旅人アーカイブス2012-07-31 18:20:06

 

       ー捕虫網の円光ー
      『西へ西へ、南へ南へ』

    第二番札所・ロリータ、ロリータ

 

2011年 9月10日

午前5時20分。空が白み始めた。
永い夜がようやく明けようとしている。
しかし、ほとんど落ちかけ寸前だ。意識が朦朧としている。このままだと気を許した瞬間、いつ何時ふいに昏睡するかどうかもわからない。

6時に店を出る予定だったが、5時40分に会計を済ませた。マックスバリュに行って昼飯でも買おう。立っている分には寝ることもなかろう。

天気予報では、今日の宮崎は雨のち曇り。最悪だ。
ここまで来て、彼女に会えないかもしれない。
自身の晴れ男の星を信じるしかあるまい。

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WBC 2017 第1戦 VS キューバ

いよいよ本番である。
何か💓ドキドキしてきた。

日本の先発メンバーはこんな感じ。

三塁は田中広輔じゃなくて松田なのね。それ以外はだいたい予想通り。

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捕虫網の円光~西へ西へ、南へ南へ

 

『蝶に魅せられた旅人アーカイブス』

2012-07-26 16:41:16

沖縄真夏編の最終回もまだ書いていないのに始めてしまいます(当時一部の人にメール送信していた原文のまま)。

 

2011年 9月9日
 

       ー捕虫網の円光ー
      『西へ西へ、南へ南へ』
 
        (第一番札所)

 
2011年 9月9日。午前7時27分。
JR難波駅を出発する。
青春18切符の長い長い旅が始まった。特急、急行を使わず、在来線でひたすら走り続ける苛酷な旅である。

目指すは宮崎、齢(よわい)40代の体で、どこまで耐えられるのだろうか…。

西へ、西へ。
姫路、網干、岡山、倉敷、福山、尾道。それぞれ当時付き合っていた女の子たちと旅した土地を通過してゆく。何だか懐かしい。

だが、細かい事は忘れつつある。中には誰と一緒に行ったかさえも定かではなくなってしまった場所もある。

初めて女の子と旅行に行った場所は、福山(鞆の浦)と尾道だ。あれから四半世紀以上、人生もまた長い旅だ。

その尾道で、やっと海が見えた。
もう30年近くも訪れていないが、ほとんど変わっていないような気がする。
大林宣彦の映画じゃないが、懐かしい匂いがする。ノスタルジーそのままの風景だ。

順調に乗り換えを繰り返し、西へ西へと運ばれてゆく。

ここまではたいした事は起こらなかった。
強いて変わった事と言えば、一心不乱に鼻くそをほじり、それを食うオヤジがいた事と、前の座席に24才の若い双子の女の子たちが座ったことくらいだろうか。

双子の女の子たちは、みんな何だか素敵だ。
ふと思う。今まで双子の女の子と寝た経験は一度もないが、いったいどんな気持ちになるのだろうか?
想像してみたが、あまり上手く想像できなかった。

日差しはまだまだ強いが、秋の気配が漂い始めている。色ずき始めた稲穂がやわらかに風に揺れている。

岩国を過ぎて、やっとまた海が見えた。

柳井まで来た。ここまで8時間半。やっと半分だ。

新山口でSLを見た。

 

 
午後6時05分。下関。

関門海峡を越えるのは、これで今年何度目だろうか?

数えてみた。都合5度めになる。今まで生きてきて高校の修学旅行の一度だけなのに今年だけで5回だ。スゴいね。

あっ、電車は地下に入ってゆく。そっか、電車だと関門海峡は越えるものではなく、潜るもんなんだよね。

午後6時。九州上陸。
小倉で日豊本線に乗り換える。

広島を過ぎた辺りからだんだん都落ちするような気分になってきていたが、いよいよここまで来ると、それを越えた完全に落ちのびてゆくような心持ちになってきた。
檀ノ浦とかも通過したし、まるで平家の落武者みたいだ。南へ、南へ。

7時半。大分・中津で降りる。

 

 
次の電車まで余裕があったので、名物の唐揚げを食いにいく。
今まであまりにも接続が良すぎて、朝からお茶以外何も口にしていない。

しかし、商店街は既にゴーストタウンと化していた。
歩き回ったが、居酒屋しか発見できず、慌ててコンビニで缶ビール一本とささみの燻製、高菜のおにぎり一個だけを買い、再び電車に乗り込む。

午後8時半、ようやく初めて食べ物を口にすることができた。

途中から外はずっと真っ暗闇だった。

午後10時、大分駅着。
ここでまた乗り換えに一時間の空きがあった。時間潰しに駅の外に出る。

が、何も心を魅きつけるものがない。大分には良い思い出がない。20年近く前、ドサ回りの大衆演劇の一座に呼ばれて別府に一ヶ月いたが、最低の記憶しかない。

午後11時04分。大分発佐伯行きの最終電車がやって来た。

ホームには酔っ払いが溢れかえっている。

大阪から出発して、どんどん車両が短くなっていったが、中津で2両になり、そして大分でついに1両になった。

必然、超満員電車になった。ここにきて最後の最後にあまりにもヘヴィー過ぎる展開。

後ろのオヤジが、確実に吐きそうな雰囲気なので戦々恐々となる。これ以上惨めな気分になるわけにはいかない。

明日は朝6時20分の電車に乗らなければならないので、このままいけば睡眠時間は3~4時間しか取れないだろう。

そんなショートで、高い金を払ってホテルに泊まるのも何だか馬鹿馬鹿しい。朝までやっている居酒屋で時間を潰そうかとも思った。

だが、もうそんな気力も体力もない。素直にホテルに泊まろうと思った。

降車する人の数が次第に増え、約20分でどうにか座る事ができた。

窓外の真っ暗な闇を見つめていると、今自分が何処にいるのか、何処に向かっているのか、そして自分がいったい誰なのかさえもわからなくなってくる。

日を跨いで、24時30分にやっと佐伯駅に着いた。宮崎県は、すぐそこである。

絶望的に真っ暗だ。そして、雨が降っている。やっぱり大分は鬼門ってことか…。

雨のなか、歩き出す。

どうみてもホテルは見つけられそうもない。この雨の中を歩き回っても、ただ体力と気力を磨り減らすだけだ。

結局、ある意味当初の予定通りってことか…。睡眠は諦めよう。

しばらく歩くとマックスバリューが見えてきた。24時間営業のスーパーマーケットだ。少し安心する。これで最低何とか雨宿りと食料の確保だけはできた。

更に歩くと小さな幹線道路に出た。
雨に黄色く滲んだ明るい看板が見えた。ジョイフルという24時間営業のファミレスだった。

ここいらが限界だ。辛いが、ここで時間を潰すしかないだろう。上手くいけば、携帯の充電もして貰えるかもしれない。

とりあえず、ビールと唐揚げ定食をたのむ。

朝までいるし、充電もして貰えたことだし、ついつい気を使ってドリンクバーもチョイスした。

唐揚げ定食(499円)は、さして期待していなかったが、案外美味かった。

現在、午前4時半。
睡魔と闘いながらこれを書いている。

眠るべきかどうか迷っていたが、もう手遅れだ。何せ、6時20分の電車に乗り遅れれば、次の電車は夕方の17時14分なのだ。

何故、こういつもいつも何かと闘わなければいけないのだろうか…。

                 つづく

 

追伸
今とは違って、この頃はまだソリッドな文章を書いていた。ようするに、ロマンチストでカッコつけだったのだ。でも、今書いている説明の多い文章よりもこういう文体の方が本来は好き。
とは言いつつ、カッコつけ純文学風からこのあと、段々ボケなすエンターテイメント風にはなってゆきますからあしからず。

 

蝶に魅せられた旅人アーカイブス

アメブロの記事をワードプレスに移したいんだけど、はてさてあの膨大な量をどうしたものかと思っている。何せ千を越える文章があるのである。それに、一番最初に書き始めたアメブロは今のアメブロとは分断していて、それも百話以上もある。しかも、その最初のアメブロはパスワードがワカンナイからログイン出来ないときている。(ー。ー#)ったくよー。

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続・侍ジャパン、弱っちい

 

侍ジャパンの強化試合の方もレポートする予定だったのだが、あまりの弱さゆえに書く気にもなれなかった。

阪神戦は4ー2の惨敗。
生粋の阪神ファンとしては、若手中心のヤングタイガースの活躍ぶりは頼もしくもあり、嬉しい限りではあったが、同時に侍ジャパンのダメっぷりに複雑な気分にさせられたよ。

先ずは侍ジャパン先発の武田(ソフトバンクス)。
大谷翔平の代わりに召集されたピッチャーなんだけど、コントロールが悪くて、高めを痛打されていた。
思うんだけど、先発ピッチャーはあらためて重要だと思う。序盤に失点を重ねると、チームがどんどん追い込まれてゆく。焦るとロクなことがないのだ。

打線は終盤にようやく点を返したが、焼石に水。
メッセンジャー(阪神)を打てんようでは、欧米系のピッチャーは打てんぞ❗

次のオリックス戦も酷いもんだった。
序盤に鈴木誠也(広島)のスリーランホームランで3点を先取したものの、その後は拙攻続き。そのうちオリックスに追いつかれる始末。オリックスのピッチャー陣って、そないにええピッチャーおらんやろ。あの金子(先発ピッチャー)だって、ここ数年はかつての輝きがないのだ。

一方の侍ジャパンの先発は藤浪(阪神)。
これが酷かった。不安的中って感じだ。壮行試合で投げてはいたが、点は与えていないものの結構良い当たりをされてたからだ。去年のプロ野球公式戦もそうだったけど、コントロールが悪くて自滅すると云うケースが多かった。この日の藤浪はまさにその悪い時の藤浪で、フォアボールを出しては打たれるという最悪のパターンやった。阪神ファンだけど、藤浪には本番であまり投げて欲しくはないというのが本音。でも、この大舞台で活躍してくれたら、一皮剥けて阪神の大エースになってくれるかもしんないんだよなあ…。

スコアは5ー3。結局、侍ジャパンが勝利したものの、最後にようやく何とかなったって感じだ。まあ、負けてないという事は悪い事じゃないけどさ…。この試合に負けていたら、大いなる不安をチームもファンも抱えることになっていたからだ。オリックスになんぞに負ける侍ジャパンって、どんだけ弱いねん❓ってなるもんな。

さてさて、いよいよ今日からそのWBCの本番が始まる。
1次ラウンドの相手はキューバ、オーストラリア、中国だ。日本を含めた4チームのうち、2チームが2次ラウンドに進める。世間では楽勝だと云う雰囲気があるのだが、自分はそんなに簡単ではないと思っている。侍ジャパンのチーム状態が決して良くはないというのもあるが、他チームも決して侮れない。
先ずは初戦のキューバ戦が一番重要だ。勝てば、スッと予選突破できるだろうが、負ければ即崖っぷちになる。
キューバは亡命した選手が今回参加していないとはいえ、やはりこの中では一番の強敵だ。打線に以前ほどの破壊力が無い代わりに機動力とか細かい野球(スモール・ベースボール)をしてくるらしい。それはそれで手強いに違いない。

残るオーストラリアや中国もナメて掛かっていけない。
中国は選手を結構揃えてきているという噂があるし、オーストラリアにはオリンピックで煮え湯を飲まされている。おぼろげな記憶では、日本は確か阪神平成黄金時代の抑えトリオ、JFKの一角だったジェフに抑え込まれて準決勝で敗退した筈だ。ナメていたら、また足元を掬われかねない。勝負事は下駄を履くまでわからないのである。

と、ここまで書いてきたところで、衝撃のニュースが飛び込んできた。

何と別プールの韓国が初戦で破れたのだ❗しかも、無名のイスラエルにだ❗そもそも、イスラエルに野球チームがあるなんて、殆んどの人は知らんぞ。ワシだって知らんかったわ。
スコアは2ー1らしい。延長戦の末に破れたそうだ。やはり、ロー・スコアになると波乱が起きやすい。日本もいつ足元を掬われるかワカランのである。

とにかく、大っ嫌いな中国にだけは何があっても負けてもらいたくない。奴ら中国人を調子に乗せるワケにはいかない。負けたら、きっと排日運動に利用されるに決まっているのである。国辱ものだ。どうせムチャクチャなストーリーの反日ドラマとか映画が作られるに違いない。何せ、抗日映画のネタが尽きてきて、最後には👽宇宙人まで出してきたらしい(笑)

( ^∀^)ハハハ…。

(*´∀`)ハハハ…。

おりゃーΣ( ̄皿 ̄;;

もし負けたら、侍らしく

全員、腹切りじゃ!

 

中国に負けたら、卵を投げられるくらいでは済まないだろう。でも、小久保監督ってヤラかしてくれそうなんだよなあ…。良い人だとは思うけど、監督としての能力には全く信用も信頼もしていないのだ。こういう大舞台では、監督の経験値がモノをいうと思う。小久保監督には、それがあまりない。まあ、侍ジャパンしか指揮した事のない小久保監督を攻めるのは可哀そうだけどさ。攻めるは、小久保監督に決めたNPBにあると思う。結局は上がアホなのだ。

とにかく、今日から日本のWBCが開幕する。日本の先発は石川(千葉ロッテ)に決まっているようだ。石川なら、そこそこやってくれるに違いない。

一応、ワシの望む野手メンバーと打順も発表しておこう。

 

1番 DH               山田哲人(ヤクルト)

2番 ショート     菊池涼介(広島)

3番 センター     青木宣親(アストロズ)

4番 レフト          筒香嘉智(DeNA)

5番 ファースト  中田翔(日本ハム)

6番 ショート      坂本勇人(巨人)

7番 ライト          鈴木誠也(広島)

8番 サード          田中広輔(広島)

9番 キヤッチャー  炭谷銀次郎(西武)

 

多分、キヤッチャーは小林(巨人)だろうが、あえてベテランの炭谷を推したい。キヤッチャーは経験が豊富な方が良いと思うからだ。とにかく、アタマの悪そうな大野(日ハム)さえマスクをかぶらなければエエわ。それにしても、侍ジャパンのキヤッチャーの人材不足には目を覆うばかりだ。いや、そもそも日本プロ野球界のキヤッチャーの人材不足が深刻と言わざるおえない。

あとは、ほぼオーダーは合ってると思う。ただ、山田を3番に、青木を1番にというパターンもあってもいいと思う。

とにかく、日本の勝利を切に願う。

頑張れ、侍ジャパン❗

 

パタライナズマ Euthalia patala(後編)

 

展翅しなおしていたパタライナズマが仕上がった。

(2014.4.3 Laos uodmxay)

完璧な♀だ。しかもデカイ。オオムラサキの♂よりも大きい。
うーむ、アンテナ(触角)もビシッと決まっちょりますなあ(^_^)v

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鴨鍋のシメ

前回の「好き好き鴨鍋」の回で、あろう事かシメを書くのを忘れておった。
鍋といえば最後は〆。鍋をしておいて〆が無いのは片手落ちもいいところだ。っていうか、鍋をしておいて〆が無かったら、やっさん張りに(#`皿´)怒るでシカシーである。 続きを読む 鴨鍋のシメ

好き好き鴨鍋

鬼門の2月がようやく終わり、3月に入った。

まだまだ寒いけど暦の上ではもう春である。少し気持ちが和む。だけど3月も2月程ではないにしろ、毎年何かと調子が悪い。引き続き気をつけて過ごそっと。

鬼門の2月はブログをワードプレスに移設するゴタゴタで煩悶、無間地獄に陥っていた(まあ、今も状況はそう変わらないんだけどね…)。そういうワケで心労募り、記事をあまり書けなかった。ゆえに冬の献立の画像が一杯溜まっている。もったいないので、ジャンジャン記事にアップしていこう。

先ずは鴨鍋である。 続きを読む 好き好き鴨鍋