『西へ西へ、南へ南へ』18 愚か者、憤死

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蝶に魅せられた旅人アーカイブス
2012-08-28 18:17:23

       ー捕虫網の円光ー
      『西へ西へ、南へ南へ』

     (第十四番札所・愚か者、憤死)

 
2011年 9月20日

8時に目覚ましが鳴った。
外を見て愕然。
天気悪っるッ( ̄0 ̄;❗
台風、行っちゃったんじゃないの❓
風、強よッ❗❗( ̄ロ ̄lll)
昨日の天気予報では快晴だった筈なのに…。

それよか、まだ酔っ払っている(//∇//)
昨日、板前の竹さんと従業員(ホール)の福ちゃんに誘われて飲みに行った。
スナックを二軒梯子して、最後はバーに行き、帰ったのは朝4時半。痛飲と云うか、うえーっぷ、泥酔。

愚か過ぎる…。
大体、福ちゃんが『僕は歌が巧い、酒も強い❗』
竹さんも『俺も歌が巧い、酒も強い❗』なんて言い出すからアカンのだ。
こっちは負けず嫌いなんだから…。

板前の竹さんは渋い人だと思ってたら、全然違った。明かる過ぎ。と云うか、駄じゃれ連発やん❗
いきなり、一発目からo(%)○ウルトラマンガイア熱唱やもんなあ。
福ちゃんに至っては、キョンキョンとか、森高千里等女の子の歌しか歌わない。声高過ぎ❗裏声❓
(^^;)知らなかった…。完全におかまちゃんキャラやんか❗❗❗
ついでに大ママに惚れている。いわゆるフケ専ね。でも、大ママは60歳のおぱあちゃんだぜ。もう、ワケわからん。
二人共、面白すぎーρ( ^o^)b
♪♪

何年振りだろうか?、久しく歌なんて歌ってない。
でも、完璧(^o^)v
俺、歌巧すぎー❗完全に周囲を黙らせてやった。(性格、悪っるうーf(^_^))
でも、黒すぎてフィリピーナに『アンタ、フィリピン人だ❗』と笑われた。
何か、おネエーちゃん達もみんな可愛いくて、ぴょんぴょんぴょーん ̄(=∵=) ̄アマミノクロウサギ・ギャグ連発のハシャギ過ぎー❗

9時にバイクを借り、谷村ポイント行ってみた。
どう見ても(@_@;)べろんべろんの完全飲酒運転。
しかも、何もおらん。雨まで降ってきた。
そのうち晴れんだろう。何にしても前向きなのだ。

10時半。フェリー会社から電話が入った。
一応、23日のウルトラ早朝午前3時半の便が出る事になったと云う連絡だった。これで何とか帰れる。

一昨日見つけた小宿の樹液ポイントに行ったが、アカボシはおらず。
根瀬部で、チラッと♂を見たが犬に吠えられ撤退。
山を越え、国直まで行ったが風が凄い。
海、荒れ荒れー。
こんなんで本当に船出るのかよ(^_^;)?

1時半。ようやく陽が射し始めた。
取り敢えず根瀬部に戻る。
エノキもあり、柑橘畑も有りいののベストポイント発見。

おう、翔んどる、翔んどる。
しかし、酔いがやっと醒めたと思ったら完全に二日酔い。
アッタマ、痛てぇー(´Д`)))
オエ━━Σ(-∀-;)、えずきっぱなし。
正直、立ってるだけで精一杯。
一応、ネットを振るがヘナヘナだ。足がもつれてダメダメ星人。

一応♀も採ったが、又バッサリいかれていた。♂もほとんど擦れ、欠け、ボロと傷んでいる。
二日酔いも相俟ってガックリだ。

3時には移動して、知名瀬、小宿経由で4時に谷村ポイントに戻ったが、天気も良くないし、暴風。
1頭だけスーパーおんぼろスミナガシがいただけ。
5時に名瀬のイワカワポイントに行ったが発見出来ず。
正直、己のせいではあるが、最低の一日。

そして、懲りもせず今日も脇田丸へ。
勿論、ハリセンから入った。

ハーシビ(トガリヱビス)の酒蒸し(690円)。

美味すぎ❗ 煮付けも旨かったが、酒蒸しは上品で絶品である。

さてと…、うに丼(890円)でも食っか?

いよいよ、残すところあと一日。
明日がラストチャンスだ。

                  つづく

(subject)

煮付けの写メも入れとこっと。

兎に角、タイ、ノドグロ、キンキ、キンメダイ等の海の赤ピンク系の魚はみんな旨いわ。

【飛べ‼、スミナガシ】

スミナガシの♂はテリトリーを張るので、どんどん採っていかないと新しい奴が入ってこない。
そして、大概は最初に陣取っているのが古参のボロ。仕方なく1頭目のボロを後で逃がしてやるつもりで採ったのだが、忘れてて持って帰ってしまった。
で、部屋から逃がしてやったらなぜか網戸に止まってぶるんぷるん翅を震わせ始めた。
写メでは分かりにくいけど、スミナガシの複眼の色は深いエメラルドグリーンなのだ(画像を拡大すれば少しはわかるかと思う)。真っ赤なストローと相俟って、蝶の中ではかなり特異で妖艶な美しさです。その辺も人気の理由かもしれないですね。
でも、死んだら残念ながらその色は儚く消えてしまう。トンボなんかもそう。オニヤンマのグリーンの複眼は是非生きている時に近くで見て欲しい。どんな美しい宝石も勝てない透明なグリーンなのだ。

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投稿者:

cho-baka

元役者でダイビングインストラクターであり、バーテンダー。 蝶と美食をこよなく愛する男。

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