台湾の蝶1ヒメフタオチョウ

去年と今年、台湾で採った蝶を順次紹介してゆく予定の新シリーズです。
でも稀種も含めて予想以上にアレコレ採れちやったので、結構な種類数になった。ゆえに飽き性な性格としては途中で厭きて放り出すかもしれません。計画の途中頓挫は毎度お手のものなのだ。
申し訳ないが、そこんとこ、つとに御理解のほど宜しくお願いしますネ(v^ー°)

いやはや最初から言いワケがましい防御線を張るところをみると、前途多難ですなあ( ̄∇ ̄*)ゞ

さてさて、前置きはこれくらいしておいて、取り敢えず始めてみますか…。おいどん、全然ビジョンが無かばってん。例によっての行き当たりバッタリでいくですたーい。ごっつあんです❗
早くも迷妄意味不明のスタートである。

えー、出来るだけ各回にタイトルをつけようかと思っちょります。
理由は特にあるはワケではない。何となくだ。

 
 
     第1回『裏面に美あり』

 
Polyura narcaea meghaduta
ヒメフタオチョウ(姫双尾蝶)台湾亜種♂裏面

 
初回からいきなり裏面から始めるとは、我ながら天の邪鬼だよなあ(笑)

一般の人はあまり知らないと思うけど、実を言うと裏面の方が綺麗な蝶は案外多い。特にジャノメチョウやワモンチョウの仲間、一部のシロチョウ科は裏面の方が圧倒的に美しかったり渋かったりする。それゆえ、それらは裏側展翅にされる事か多い。
しかし、他の科の蝶でも美しい裏面を持つ者はいる。
一般的には表側を展翅するのが通例であるタテハチョウ科やシジミチョウ科の仲間にも、裏面が美しいものが結構いるのだ。たが、表と裏どちらかが一方的に美しいという例は意外と少ない。そこが問題だ。
だからタテハチョウの仲間なんかは表側で展翅するか、裏展翅するのかでちょくちょく悩む。表にも裏にも捨て難い美しさがあるのだ。

表側も紹介しないと論が進まないので、表写真も添付しておこう。

 

 
表は表でシックな美しさがある。
でも惜しいことに、裏面下翅にある臙脂色(ワインカラー)が表側には無いんだよなあ…。
まあ、良し悪しの意見は分かれるかもしれない。

フタオチョウ類は表も裏も美しいものが多いが、密かに自分は裏面の方が美しいのではないかと思っている。

 
Polyura cognatus コグナトスフタオ♂

(2013.1.17 Indonesia Sulawesi)

 
上が表で、下が裏面である、
表もカッコイイが、裏面の方が複雑怪奇な紋様だから、より惹かれる。

ついでにもっと顕著なのも並べておこうか。

 
Polyura dehaanii クギヌキフタオ

(west jawa 上♂ 下♀)

 
コチラも上が表で、下が裏面である。
これはもう、裏面の方が圧倒的なる存在感だ。この複雑怪奇な出で立ちは、あらゆる蝶を凌駕する鬼のごたくある美しさでごわす。悪魔的ですらあるその姿を初めて見た時は、この世のモノとは思えずに震撼した。大袈裟でなく、マジでグワッΣ(-∀-;)と後ろに仰け反った記憶がある。

しかし、両種とも裏面展翅される事はあまりないんだよなあ…。何でだろう❓全然ワカンナイ。
もしかしたら、自分と人とは美の観点が違うやもしれぬ。

(ノ-o-)ノ┫ ダリャ━━━━ッ (ノ-_-)ノ~┻━┻

(#`皿´)バッカじゃないのー❓、どこ見とんのじゃワレ❗と言いたいところだが、まあよろし。美しいと感じる心は、人によって個人差があるのだ。

結論めいたものが出たことたし、書き飽きてもきたので、ついでに野外で撮ったヒメフタオの写メをバシャバシャ貼って終わるとすっか…。
初っぱなからこの調子だと、先が危ぶまれるなあ(笑)

 
(2016.7.9 台湾南投県仁愛郷)


(2017.6.26 二点共 台湾南投県仁愛郷)

 
やっぱ標本なんかよりも、まだ生命が宿っている時の蝶の方が断然美しい。

                        おしまい

と終わりかけて、おっとっと( ̄∇ ̄*)ゞ、すっかり本題の種解説をするのを忘れておったわい。

ヒメフタオは何処にでもいるという蝶ではないが、台湾ではそれほど珍しいという蝶でもなさそうだ。山村の人家付近でも見かけたりする。

中型のチョウで、♂は開張38~39㎜。♀は一回り大きくて開張44~45㎜。♀は♂と比べて翅形が丸くなり、2つの尾突が外側に開くと云う特徴があるから区別は容易だ。
台湾北部から中南部にかけての標高100m~1800mの山地に分布するとされるが、実際には1000m以下の低中山地が垂直分布の中心だろう。印象では、600m前後の標高に多かったような気がする。

台湾中部では成虫の羽化は3月から始まり、夏季に個体数を増し、9月に入ると数を減じ、10月には完全に姿を消す。おそらく基本は年2化で、一部が3化すると見受けられる。
越冬態は蛹だが、暖めてやると羽化するという。

幼虫の食餌植物は、台湾ではネムノキなどのマメ科植物数種が知られている。
他に食餌植物として記録があるのは、マメ科タマザキゴウカン。
なんだそりゃ?玉裂強姦?いや、玉崎強姦か❓何にしてもスゴい名前だ。金玉を裂いて強姦するだなんて、あまりに猟奇的過ぎるじゃないか。ド変態のサイコ野郎だ。恐いねー。そんな人には会いたくないねー。それはそうと、その強姦魔は果たして男なのかね?それとも女なのかね❓出来ればまだしも女性であってほしいものだ。また、語源が玉崎の方だったとしたら、玉崎が強姦されるの❓それとも玉崎本人が強姦魔って事なの❓いやいや、玉崎って、そもそも男なのか?女なのか?どっちなんだ❓考えたら、夜も寝られなくなっちゃうよ。何れにせよ、ムチャクチャなネーミングだな…。
他にトウダイグサ科 マルヤマカンコノキ、バラ科 タカサゴイヌザクラ(高砂犬桜❓これも酷いネーミングだな…)など。

成虫の飛翔は敏速。♂♀共に樹液、腐果(発酵した果物)、蛙やミミズなどの死体、獣糞に集まる。
フタオチョウの仲間は美しいものが多いが、コヤツら、とんでもない悪食なのである。今回取り上げたコグナトスフタオやクギヌキフタオなんかも同じ習性を持っている。
例えれば、見た目超キレイな物凄い美人が、話してみたら中身オッサンだったり、ものごっつ下品だったみたいなものだ。
たま~にギヤップ有り過ぎの美人っているよね(^-^;
まあ、自分はそういうの嫌いじゃないけど…。

オスは樹上でテリトリー(占有行動)を張ったり、地面に吸水に来るので比較的観察しやすい。但し、吸水していても近づくのは難しい。かなり敏感なので、一定の距離内に入るとサッと飛び去ってしまうのである。まあ浅ましい蝶だから、暫くしたら又舞い戻っては来るんだけどネ。
因みにメスは吸水には来ないし、オスがテリトリーを張る場所にも滅多に現れないとされる。つまりオスはさておき、メスは結構珍品なのだ。自分もまだ一度もお目にかかった事がない。
タテハチョウ科のメスは、他の科のチョウに比べて基本的に得難いものだが、特にこのPolyuraと呼ばれるフタオチョウ属のメスは採れないようだ。姿を滅多に見せないし、トラップをかけても殆んど飛来しないようなのだ。自分も海外では殆んど会った事がない。普通種であってもメスは全然見かけないから、普段どこにいるんだろと思う。森の中を歩いてても飛び出したりする事はほぼ皆無だから、もしかしたら高い木の梢辺りでじっとしているのかもしれない。
この属でメスが頻繁にトラップに飛来するのは、沖縄本島のみに棲息するPolyura weismanni フタオチョウくらいなものだろう。
そういえば、台湾ではオスさえもトラップに来なかったなあ…。あまりヒメフタオにはトラップの効果がないのかしらん❓
否、でも1000m以上の標高でしかトラップを仕掛けなかったから、ヒメフタオの垂直分布の中心域からは外れている。真偽の程はワカランだろう。

あっ、台湾以外の分布を書き忘れてたよ。
相変わらずの行き当たりバッタリだすな( ̄∇ ̄*)ゞ

こんな感じです。

 
(出典『アジア産蝶類生活史図鑑』)

 
台湾から中国、インドシナ北部、インド東部のアッサム州辺りまで分布するようですな。

あっ( ̄□ ̄;)!!、それで思い出したよ。
そういえば、ラオス産のヒメフタオっぽいのがあったな。確か写メに撮った筈じゃ。拙速に探してみよう。

ありました。ありましたよ。

(2016.4 Laos Phonsavan)

 
ゲッ!Σ( ̄□ ̄;)、白くて全然違うじゃないか。
別種じゃないの❓一瞬、もしかして大珍品ポシドニウスフタオ Polyura posidonius じゃないのー❓と思った。
でも落ち着いて考えてみれば、あれは確か標高3000mとかの局所にいて、分布は中国だった筈だからそれは無いね。多分、ヒメフタオの亜種なのだろう。
コレは確かめてみるしかあるまい。思いの外(ほか)、面倒くさくなってきたぞー(-_-;)

ヒメフタオで検索したら、似たような見た目のが『ぷてろんワールド』から見つかった。
どうやら、thawagawaと云う亜種のようだ。やっぱヒメフタオだったのね(それにしても、ワシの持ってるヤツの方がもっと白いぞー)。

しかし、次の瞬間にアレッと思った。学名の小種名が、narcaeaではなく、narcaeusとなっているのである。えっ、別種なの❓でも和名はヒメフタオチョウとなっている。ぷてろんワールドが間違ってんのかあ❓
一応確認しとくか…。あー、七面倒クセー。
『台湾産蝶類大図鑑』や『アジア産蝶類生活史図鑑』では、narcaeaになっていた。単なる綴り間違えか…。だが何となく引っ掛かるものがあったので、Polyura narcaeusと入れて検索してみた。
したら、何とウィキペディア(wikipedia)で解説が出てきたじゃないか。ウィキで出てくるという事はコチラの学名が正しいって事なのー❓
( ̄0 ̄;ありゃま、御丁寧にちゃんと亜種名までも羅列されているよ。
因みに6亜種に分けられているようだ。

・narcaeus(原名亜種) 中国、ナガヒル、アボール渓谷、ミャンマー北部
・menedemus 中国雲南省
・meghaduta 台湾
・aborica アッサム北部、チベット南東
・thawgawa 中央ミャンマーからベトナム、中国雲南省
・lissainei アッサム~タイ

ナガヒルってインド東部のアッサム州にあるんじゃなかったっけ?だとすればアッサムが3ヶ所も出てくる。どゆ事?いや、ナガヒルはナガランド州だったっけか?どちらにせよお隣の州だからアッサムとは近い。おまけに中国も3亜種が産地になっている。コレじゃ、亜種の生息域がゴチャゴチャに重なってて、亜種区分の仕方がサッパリわからんぞ。
まあそれはこの際どうでもよろし。そんな事よりも大事なのは台湾亜種の表記である。
ふむ、亜種名が同じmeghadutaとなってる。という事は、ラオス産のものと台湾産のモノは亜種関係であって、別種では無さそうだ。う~む、何だかややこしい事になってきたぞ。

次にPolyura narcaeaと入れて検索してみた。
ゲロゲロー(@_@;)、こっちはウィキペディアのページが無いじゃん❗❗
えっ、それってどいうこと❓どちらかがシノニム(同種異名)って事になるのかあ❓じゃあ、narcaeaとnarcaeusのどっちがシノニムで、どっちが本当の学名なのだ❓…。ワケワカランわ。

しかも、驚いた事に『ぷてろんワールド』には、もう1つヒメフタオチョウなる蝶が載っているではないか。
学名はPolyura arjaとなっておる。
小型のPolyura属のグループは、アタマスヒメフタオやヤリサスヒメフタオなどの和名がつけられている。という事は、arjaというヤツは最初に見つかった小型のフタオだから、そんなシンプルな和名がついたのかな❓誠にややこしいネーミングじゃよ。
しかも、更にややこしい事には、このアタマスヒメフタオなどの種群は、台湾のヒメフタオ(eudamippus種群)とはまた違う系統の種群だと思われるから、ややこしい事益々この上ない。
それだけじゃない。Polyura属そのものを総称してヒメフタオ属とも呼んだりもするので、もう何が何だかワカンナイ。Polyura属には大型種も含まれるので、ヒメが入るこの和名はあまり適しているとは思えないし、悪戯に混乱を誘発するだけだろう。
何だか書いてて(@_@;)自分でも混乱してきたよ。段々、何を言ってのか分かんなくなってきた。

取り敢えず、小型のフタオチョウにはチビフタオという別称もあるので、小さいヤツはもう全部そっちに統一しちやった方がいいんじゃないの~❓
ホント、和名は便利でもあるけれど💩クソだな。同一種なのに複数の和名があるのも問題だし、正確をきそうとして矢鱈と長ったらしくなって、かえって何が何だかワカラン意味不明な和名になってるモノも多々ある。
もう無理に和名をつけるのはやめた方がええんでねえの❓せいぜい学名そのままに近いコグナトスフタオとかでええのんとちゃうのん❓
あっ、でもクギヌキフタオとかは中々良い和名だな。となると、無碍(むげ)にダメだとも言えない。困ったこってすな。

しまった。このまま和名云々にまで突っ込んでゆけば底無し沼だ。あっさり終わる筈が、完全に泥沼に嵌まってもうたやんけー。
しかも、肝心なヒメフタオの学名問題が解決しとらんがな。

えーっと、もう(;´Д`)へとへとなので、最後に挿入し忘れたPolyura arjaと思われるモノの画像を図示して終わりまあーす。

(2015.5.20 Laos Laksao)

上が♂で、下が♀である。この2つは交尾しているのを偶々(たまたま)見つけた。網を振ろうとしたら逃げやがって、木の高い所に止まったので結構苦労して採った思い出がある。

それにしても、これってホントにPolyura arjaなのかね❓どうも自信が無くなってきた。裏面を見れば、たぶん判るんだろうけど…(識別点は裏の方が顕著なのだ)。
でも心がどうしようもなく疲弊しているから、標本箱から探してこようなどとは1㎜たりとも思わない。
この辺で、どろん≡3させてもらいます。

                  おしまい

 
追伸
いやあ~、いつもにも増してグダグダの終わり方でしたなあ。
今回のシリーズはサラッとシンプルにカッコよくいくつもりが、この体たらくだ。もう初回にして、続けていくことに自信が無くなったあるよ。

訂正があるので、追記しておきます。
本文でヒメフタオの事を普通種であるかの如く書いたが、『台湾産蝶類大図鑑』の解説に拠れば埔里周辺(ワタスの行った所)では稀ではないが、一般には個体数は多くないと書いておりました。
観察するなら、埔里周辺の低山地をお奨めします。

なごりの銀杏

 
図書館を出たら、夜が始まろうとしていた。
たぶん、日没してから間もない。

この昼と夜との境目の時間がとても好きだ。
空の色が、青から青緑、そして群青色へと刻一刻と移り変わってゆく様はいつ見ても美しい。

新なにわ筋を南へ向かって歩き始める。
たまたま考え事をしていたせいなのか、それは唐突に視界の中へ乱暴に入ってきた。

光るイチョウの木だった。
思わず立ち止まり、息を呑む。
街灯の光がそこだけぽっかりと銀杏の木を照らしており、燃えるような黄金色に輝いている。
その背景は、黄色を引き立たせて尚負けない目の醒めるような群青色だ。

名残りの黄葉(もみじ)だね。
もうすっかり散ったばかりだと思っていたから驚いたけど、サプライズの贈り物を貰ったような気分だ。
心がゆるゆると和む。

 
なごりの銀杏
いと美しき

 
この季節、夜が訪れるのは駆け足だ。
やがて、空は青の色をゆっくりと失っていった。

                     (2017.12.15)

追伸
何か面倒くさくなって4ヶ月もブログを書いていなかった。その間は主にFacebookに文章を書いていたんだけど、せっかく書いたので勿体ない気もしてきた(Facebookの記事は検索エンジンに乗っからないのだ)。
と云うワケで、そのFacebookの記事を訂正加筆してアップしていこうかなと思ってます。

ねぇ、無性にカツカレーが食いたくなる時ってありません?

 
ねぇ、無性にカツカレーを食いたくなる時ってありません?

女子はともかく男子はそうだ。
あっ、ワタシ大胆にも言い切っちゃいましたねー。
ろくに調べもせず、果たしてそこまで言い切ってよいものやら?疑問むくむく、何だか不安になってきたぞ。
心の中の耳元で小人が囁く。
『カツカレー否定派武装集団から非難ゴーゴーになっても知らないよったら、知らないよー➰。🔥炎上だよ、🔥炎上。Ψ( ̄∇ ̄)Ψケケケケケケ…』
(ノ-_-)ノ~┻━┻、うるさいっ!、おだまりっ!!

でもワシが今まで生きてきた中での俺サマ統計だと、男子は間違いなくカツカレーが好きだと思うんだよね。
少なくともカツカレーが嫌いだと宣(のたま)ったヤツは一人もおらん。そのような軟弱愚かモンは見つけ次第、即💥🔫銃殺刑必至でごさいましょう。

世の中の男子の、どれだけのパーセンテージの人がカツカレーを好きなのか調べるのはあまりにも面倒だ。
よし、そこんとこは掘り下げずにおいておこう。話がややこしくなりそうだし、下手に触れたら論が進められなくなりそうだ。
えーいι(`ロ´)ノ、

『男子は皆、カツカレーが好き!』

そういうことにしておこう。

それはそうと、女子はどうなのかなあ?
カツカレー、好きなのかなあ?
そういえば、女子サイドから「カツカレーが好き。」っていう発言をあまり聞いた事がないなあ…。いや、下手したら一度も聞いた事がないかもしれない。
待てよ、そもそもカツカレーを外で食ってる女なんて見たことないぞっ!
いやいや、そんなワケはなかろう。絶対どこかで見ている筈だ。でも記憶を反芻しても、まるで映像が浮かんでこない。
むぅ( ̄▽ ̄;)……。
何でだ?もしかして女子はカツカレーが嫌いなのか?
あんな旨いもん、そんなわきゃなかろう。
じゃ、女子界ではカツカレーはNGワード、まさかのタブーなる存在なのか?

まあ、たしかに若い女子に好きな食べ物を訊いて、『カツカレーが一番好きです。』と答える女はおらんだろう。
ハッキリ言って全然可愛くない。そう答えられたら、正直どんな可愛い娘でも、ワシΣ( ̄ロ ̄lll)ヒクわい。
だいたい見た目のヴィジュアルが悪過ぎだろ?色が地味の極み、ほぼほぼ全面茶色一色なのである。下手したら、ウ○コだって連想しかねない。💩💩💩💩💩💩
カレーの上に豚カツと云うのも、女子的にはマズイでしょう。カレーの上に豚カツどぉーんは、どう考えてもゴツい。完全にガテン系だ。謂わば、カツカレーとは可愛さの対局にある食いもんなのだ。
それに、食べたあとの皿がどう見ても美しくないという致命的欠点がある。あの汚さは、白い皿への冒涜と言っても過言ではなかろう。そこにご飯粒なんか残ってたりしたら、サイテーのガサツ女というレッテルを貼られてもオカシクない(えー、因みに大らかなワシはそんな女性でも優しく優しく包み込みますよん♥)。

たぶん以上のような理由で、女子は外ではカツカレーを食うのを避けているのじゃろう。
でも、本当は女子もカツカレーは好きなのに違いない。独り暮らしの女性は家でこっそり食べている筈だし、家族のある女性は、家庭内と云う恥もへったくれもない私生活オープンな関係、環境でのみ食っていると推測する。

結論。

『女子は、外ではカツカレーを食わない!』

(-“”-;)しまった…。
またしても脱線暴走機関車じゃよ。
そもそもが、時々ワシが無性にカツカレーを食いたくなるというだけの話なのじゃよ。で、急にどうしてもカツカレーが食いたくなったってだけの事なのだ。
なのに、何で男子がどーの、女子がどーだのと云うカツカレーを巡る妄想になるのかねぇ?
我ながら頭オカシイんじゃないかと思う。

オジサン、とにかく無性にカツカレーが食いたい。
さて、となると外で食うか、買ってくるか、もしくは自分でつくるかの選択肢は3つである。

先ずは外で食う事を考えてみる。
でもなあ…、コレといった旨いカツカレーの店ってのが浮かばないんだよなあ。
すぐ近くにカツカレー発祥の店とも言われる『元祖とんかつカレー カツヤ』って云う有名店があるにはある。けどさ、ここのカツカレー、ハッキリ言って好きじゃないんだよなあ。周囲は旨い旨いって言うんだけど、オラ2回も行ったども全然旨いと思わなかっただすよ。だから、却下。
『CoCo壱』も近くにあるけど、ここのカツカレーもあまり良い印象がない。カツの厚みが今イチ足らなくて、どうもシックリこなかった。
そうなのだ。薄い豚カツはオラが理想とするカツカレーにはそぐわないのだ。昔、新宿のグリーンビルにあるレストランでバイトしてたんだけど(まだあんのかなあ…)、そこのカツカレーがワシの理想なのだ。
ほど好い分厚さのあのカツカレー、あれマジで美味かったにゃあ~(´ω`)

取り敢えず旨そうなカレー屋を探して、カツカレーの有無を確認してから入るか?
でもなあ…、予想を下回る薄さだったりしたら、ガッカリだ。まさかいきなり『お宅のカツカレーの厚みを教えて下さい。』とは訊けんもんなあ。
だからといって、「ホカ弁」や「Hot motto」に期待するのも何だかなあ…。

もういい。ワカッタ。自分でつくるよ。
それなら満足いくカツの厚さもどうとでもなろう。

スーパーに行って、豚カツ用の特に厚みのある豚肉を買ってきた。パン粉も買ったし、これで準備万端だ。
さあ、美味いカツカレーにありつけるか否かは、ここからは泣いても笑ってもオノレの腕次第だ。気合いを入れていきませう。

①先ずは脂身に包丁で切れ目を入れて筋を切る。
これは肉が縮まないようにする為だ。これをやっとくと、食感も味も良くなる。特に厚みのある肉には効果有りなので、世のオネエサン達やオカーサン達も面倒くさがらずにやりましょうネ。

②ビニール袋に小麦粉をブチ込む。そこに豚肉を入れてシャカシャカやる。こうすれば万遍なく小麦粉がつくし、手も汚れないのさ、(~▽~@)♪せにょーる。

③卵1個を割り、シッカリと混ぜたら豚肉をくぐらせる。
ぬるぬるして気持ち悪う~( ̄~ ̄;)
ワシ、この作業キライ。豚肉が不憫でならない。変態プレーみたく全身卵液でぬるぬるにされるだなんて、豚肉の立場に立ったらあまりに不憫だ。同情申しあげるよ。
あっ、ワシがやられるところを想像してもうた。
ワタクシ、身の毛、よだちました(|| ゜Д゜)
しかも、そのあと高熱の油で揚げられちゃうんだぜ。もう間違いなく拷問じゃよ。豚肉さん、ゴメンなさい。ポロポロ(;o;)

またアホな事を考えてもた。この際、豚肉の立場はどうでもよろし。豚肉に同情してたら食えないし、作業も前に進まん。

④ぬるぬるゲル化した豚肉をパン粉をつける。
今回は粗めの生パン粉を使用。目の細かいパン粉は何か高級感を伴うからパス。表面に凸凹があるゴツい感じであってこそのカツカレーのカツじゃ。カツカレーがカッコつけてどないすんじゃい(*`Д´)ノ!!

⑤レトルトのカレーを闇の貯蔵庫から探してくる。
うわっΣ(゜Д゜)、こんなにあるぞなもしー!

考えてみれば、強迫観念ゆえか冷蔵庫には常に食材があるので、カレーは好きだけど出番があまり無いのだ。

中村屋のカレーをチョイスしたいところだが、ちょっと高級感がある。ここは庶民派で押し通そう。

コレなんかどうだ。

ふかうまと言うんだから、そこそこコクもあるだろうし、カツのパンチにも負けないだろう。

裏を見る。

ワオッΣ( ̄ロ ̄lll)!!、賞味期限2017・5・27。
半年以上も期限が過ぎとるやないけー。
むぅぅぅぅ……(ー_ー;)
でも棄てるのも忍びない。
食っても死なへん、死なへ~ん(* ̄∇ ̄*)
毒を喰らわば皿まで。脳ミソ停止して、熱湯にブチ込む。

⑥気を取り直してカツを揚げるっぺよ。
油は普通のサラダ油。温度はテキトーの中高温。
カツをするりと鍋に滑り込ます。
\(◎o◎)/きゃあ~、女殺油地獄。by 近松門左衛門。

⑦テキトーにええ色がついたら引き上げて、ペーパータオルの上に移して余分な油を吸わせる。
で、熱いうちに包丁で大胆にザックザックと切り分けてゆく。このサクッザク音が堪らんよね(^o^)v。
自ずと心の中の期待値も急激上昇曲線⤴じゃよ。

⑧書き忘れたが、当然ごはんは時間を見越して炊いてある。いくらワシがすっとこどっこいのド阿呆でも、そこまで愚か者ではないのだ。
ごはんを丁寧に皿によそい、カツを形よく乗っける。そして、カレーをかければ出来上がり。

あっ!、茶色一色のヒドいカラーリングだ。
慌てて三つ葉を乗っける。

完成~( ^-^)ノ∠※。.:*:・’°☆

我ながら旨そうな出来上がりじゃよ(⌒‐⌒)
嬉しいので、ウルトラマンのハヤタ隊員ばりにスプーンをすっくと挙げての仁王立ちポーズで決めてみる。

そのスプーンをカツカレー山脈にグワシッと突っ込み
、ワッシとすくい上げる。そして、あんぐり開けた口にウリャと放り込む。

もぐもぐ。もぐもぐ。
d=(^o^)=bうみゃーい❗❗
この程好いカツの厚み、理想的だな。
土曜の昼下がり、オジサンは至極満足な笑顔を湛えつつ、更にカツカレー山脈に一心不乱に挑んでいったのであった。

                 おしまい

 
追伸
久し振りの飯ネタでしたが、相変わらずのノータリン文章になっちゃいましたね。
今後はもっと真面目で格調高き重厚な文章を書くべきかもなあ…。これじゃ、世に自分のアホバカぶりを喧伝してるようなもんじゃないか。そう思うんだよね。

本文中では、結局カツカレーが日本人に愛される理由については何ら言及しなかった。
それでは画竜点睛を欠くといふもの。カツカレーが日本人に愛される理由を私なりに紐解いていこう。

カレーはインドからイギリス経由で伝来したものだが、日本内で独自進化してカリーからカレーへと変貌したものだ。
一方、豚カツも欧州のコトレッタ(コートレット)という肉に小麦粉をつけて油で揚焼きにした料理が起源とされ、それが薄くパン粉をつけたカツレツとして日本に入ってきて(諸説あり)、やはり日本で独自進化を遂げたものである。
つまり、両者とも日本的にアレンジされて人気を得て広まったものであり、もはや「洋食」という名の和食と言っても差し支えない位置づけにあるだろう。
そんな今や国民的人気の食べ物として認知されたカレーと豚カツが合体したものが「カツカレー」なのである。
That makes it double sure.
「為虎添翼」。つまり「虎に翼で」あり、「獅子に鰭」、「竜に翼を得たるが如し」、平たく言えば「鬼に金棒」の最強同士のハイブリッドなのだ。其れが日本国民の支持を得ないという理由がどこにあろう。
これが私の導き出した結論である。

ワハハハ((o(^∇^)o))、どうだどうだの真面目かつ格調高き重厚な文章でござんしょ?オラだって書こうと思えばコレくらいは書けるのだ。

えーい(ノ-_-)ノ~┻━┻クソッ、ストレス溜まるわ。
ごちゃごちゃ小難しいことを並べて、さも偉そうに書いたが、ようするにスタン・ハンセンとプルーザ・ブロディの最強タッグみたいなもんだ。
あっ、それじゃプロレスファンにしか解らんか?
じゃあ、全盛期の猪木とジャイアント馬場の夢の最強タッグと言えば一般人にも解りやすいだろう。ん~、でも古いから若い子にはワカランな。
ならば、セナとプロストでどうだ?あー、コレも🏁F1ファン、しかも古いファンにしかワカランか…。
(#`皿´)しゃらクセー。この際、思いつく限りを並べてみてやるわい!
武豊とディープインパクト(競馬)、シャーとアムロ、藤子不二雄、バツ&テリー(以上マンガ)、ロナウドとリバウド、シャビとイニエスタ、メッツとクリスチャーノ・ロナウド(以上サッカー)、江夏と田淵の黄金バッテリー、荒木&井端の二遊間コンビ(野球)、やす&きよ、ダウンタウン(以上漫才)、ゴージャス美女に高級毛皮、猫に炬燵(コレは違うか?)、ならばコタツに🍊ミカンでどうだ?何かコレも違うな。
むぅー、やっぱ解りやすいのは食いもんじゃけー。
ビールに餃子、明太子スパゲティー、牛タンに塩レモン、ツナとマヨネーズ、🍓イチゴ大福に抹茶アイス、とどめは白飯と味噌汁でどうじゃい❗

ハーハー(~O~;)、ゼェーゼェー(>_<“)
実現不可能と思われる組み合わせもあるが、ようするに強い者と強い者の融合による更なる相乗効果って事が言いたいワケ。1+1=2ではなく、それは何倍にもなる可能性を秘めてるって事なのよ。その具現化されたものが、カツカレーってワケなのだ。
こんな簡単な事を言うのに、オイラいったい何をやってんでしょね…。(ToT)ぽてちーん。

台湾のカナブン

 
どうも気になるので、去年と今年に台湾で採ったカナブンを一同に集めてみた。

むう~(;゜∀゜)、もしかしてコレって全部別種とちゃうのん?

直感的と云うか、本能的に違うと感じたのだ。
まあ、採った時にも違和感は感じてたんだけど、すっかり忘れてた。今回一同に並べてみて、改めてそう感じたってワケ。

コレは説明し難(にく)いのだが、自分には僅かな差異を敏感に感じとる能力が生まれついてあるらしい。

昔、晩飯をつくる為に女の子と魚屋に行った事がある。忘れもしない。家呑みで鯛しゃぶでもつくろうということになったのだった。
その店には二種類の鯛の刺身が並んでいたのだが、一方は新鮮で、一方はややヘタっている感じだった。
当然、彼女は新鮮な方を選ぶと思っていたのだが、なんと無造作さにヘタっている方を選んだ。
『えっ( ゜o゜)?えっ( ; ゜Д゜)?、何でそっちなん?』と慌てて言った憶えがある。
彼女曰く、『どっちも一緒やん!』だった。
一応、差違を説明したけど、どうやら理解してなさそうだった。多分、彼女には違いが見えていなかったのだろう。そこで初めて、人によって目利きの有る無しというものがあるのだと知った。
芸能人に、「この2つのイチゴ、どっちが美味しいイチゴだと思いますか?」などと問う番組をたまに見かけるが、アレがまさにそう。
あんなのパッと見、映像を通してでも右側が艶々してるし一発でワカルと思うのだが、どうもワカンナイ人にはその艶々が全く見えていないようなのだ。つまり、見えない人には見えない世界というのが厳然とあるのだ。だから、あの時の彼女に罪はないと思う。

ものの本で読んだけど、そういう鋭敏な能力は幼少期に形成されるらしい。豊かな環境とそれを感じ取る本人の感性があってこそ、そういう能力は育まれるようだ。そして、それは大人になってから鍛えようとしても育たないとも書いてあった。きっと、大人になっちゃうと、そういうシナプスが繋がらないんだろね。
そういえば自分のガキの頃はもっぱら外で遊んでて、セミやカブトムシ、カエルだのザリガニだの生き物全般を必死になって追いかけ回していた。それとその鋭敏な能力とやらは無関係ではあるまい。
知らず知らずのうちに、美は生き物の細部に宿ることを学んでいたし、今思えば、その時の風や太陽、草木の匂いが五感を育むのに役立ったのに違いない。

う~ん(_)、のっけからお得意の脱線だ。
久し振りに新しく長文を書くとなると、やっぱり脱線癖がモロに出るね。何を言わんかやが、どんどん逸れてゆく気(け)が自分にはあるようだ。どうやら会話でもその傾向があるらしい。これじゃ、女性同士のオチのない会話と変わらんなあ…。
でもまあ女性とは違って、ちゃんと路線修正してブーメランみたく元の話には戻ってはくるんだけどね。

とにかく、オイラは蝶屋(蝶専門)なので甲虫の事はよくワカンナイ。でも、気になるものは調べたくなる。性格上、昔から何者なのかを特定できないのはイヤなのだ。きっと物事に意味付けを必要とする人種なのだろう(めんどクセー性格だ(笑))。

だが調べようとも、当然ながら台湾の甲虫図鑑なんて持ってない。世の中にそんなものが存在するのかさえもワカンナイ。よしんば有ったとしても、それを閲覧できる手法が全然ワカンナイ。また、たとえ閲覧できたとしても、表記される言語が外国語ならばお手上げだ。

と云うワケで、取り敢えずネットで検索してみた。
だが、そもそもカナブンの中国語名がワカラン。学名もワカンナイからゼロからの手探りだ。ネットでマイナーなものを探す場合、検索するのにもワードセンスが必要だと痛感したよ。

あれこれ試した末に、ようやく『虎甲蟲金龜子圖鑑』というサイトにヒットした。

先ずはコイツから調べてみよう。

なぜ一番手にもってきたかというと、この赤いカナブンが一番異質だと思ったからだ。
しかし、この赤色が種を分ける決め手ではない。種によっては、同種なのに様々なカラー・ヴァリエーションを持つものがいるからである。日本のカナブンでも色の幅はそれなりにあるようだから、色の重要度はそれほど高くはないだろう。
他と違う種類だと感じたのは、やや大きめというのもあるが、最も気になったところは背中だ。何となく他のカナブンと比べて平べったくなくて、盛り上がった感じに見えたのだ。それに何だか毛深い。

赤いカナブンは他にもいたが、見た目でわりかし簡単に種類を特定できた。

種名は、Torynorrhina pilifera。
台湾名は「毛翅騷金龜」となっている。
字面(じづら)からいって、毛が特徴的な種類なのだろう。たしかに尻の辺りに毛がモゾモゾ生えているから間違いなかろう。ザッと見たところ近似種もいなさそうだ。
因みに、(少)と書いてあったから、普通種ではないと思われる。実際、コレ1頭しか見てないしね。

後から解ったことだが、和名は、まんまのケバネカナブン。亜属名が他のカナブンとは違うし、台湾ではこの亜属はコイツのみの1種しかいない。カナブンの中ではかなり異端児なのではないかと思う。一番異質だと感じたのも頷けるかな。

お次のターゲットはコレ。

黒いカナブンだ。
このカナブンが一番小さい。
そういえば展足してくれた東さんが、『こんなカナブン、台湾にいたかなあ?まるでアフリカ辺りにいるカナブンみたいだね』と言ってたなあ…。もしかして、まさかまさかの新種だったりして(о´∀`о)

黒いカナブンは何種類かあったが、コレも決め手は背中だった。
コチラは逆に背中がどれよりも平べったい。その特徴で種名が特定できた(なあ~んや、新種とちゃうやんけー(# ̄З ̄)、ボケ~)。

種名はたぶん、Thaumastopeus shangaicus。
台湾名は「暗藍扁騷金龜」となっている。
これも、その字面で確信できた。「扁」と云う字は扁平を意味するから、それがこの種の特徴を表しているのは容易に想像できる。
それに、一見して真っ黒だが、角度によれば極濃の藍色にも見えるというのも名前どおりだ。
図鑑には体長も書いてあって、24~25㎜と台湾のカナブン類の中では一番小さいゆえ、間違いないとみた。
和名はワカンナイので、アンコクセイウン(暗黒星雲)ヒラタカナブンと勝手につけちゃおっと(笑)。
いや、コクダン(黒檀)ヒラタカナブンの方がカッコいいか?(笑)。

コレも(少)となっているので、少ない種類なのだろう。1頭しか見かけなかった。

ここで、ふと思った。『虎甲蟲金龜子圖鑑』のみだけでは、その記述が本当に正しいかどうかはわからない。ネットの情報は、その道のプロが書いたとは限らないのだ。間違った情報が流れされている可能性だってある。だから他のサイトも探してみる事にしたっぺよ。

ホイホーイ(*^ー^)ノ♪、ありましたよ~ん。
『台灣産金龜子總科索引(随意窩日誌)』というサイトが見つかりましたよ~。
こっちの方が、より詳細に台灣のコカネムシ科の事が書かれているぞなもし。

おっ(;・ω・)!、コイツ、外来種じゃんか。
2002年に最初に見つかって、どうやらそのまま土着したらしい。
なあーるへそ、だから東さんが「こんなカナブン、台湾にいたかなあ?」と言ったワケだ。
ふ~ん、調べてみないとわからない事ってあるよね。こういったような意外な発見があるのが、調べものをするところの面白さだね。

続いては、青いカナブンの登場ですよー。

青いカナブンなんて全くアタマに無かったので、去年初めて採った時は結構感動したなあ…(この時の採集記は、アメブロに連載していた『発作的台湾蝶紀行』の中にあると思う。たぶん、43話?『白水さん大活躍、ワシ虐待おとこ』の回じゃなかったかな?間違ってたらゴメンなさい)。
日本には青色のカナブンは基本的にはいない。唯一、長崎県は五島列島の福江島で稀に見られるくらいだ。だから、青いカナブンには密かに憧れていた。
そもそもワシ、青色に対しての感受性がまっこと強い男だかんねー。青くて綺麗なものには無条件に惹かれる体質なのら。ゆえにスッゴく嬉しかっんだと思うなー。

台湾には、青いカナブンが2種類いるようだ。
と云うか、青色のタイプが出現する種が2種類あると言った方がよいだろう。どうやら種として青色のみのカナブンはおらへんみたい。たぶん青色系のヤツは、劣性遺伝って事になるんだろなあ。

コレは割かし簡単に同定できた。一つはツノカナブン Trigonophorus rothschildi(台灣扇角金龜)という角のある種類だから、自(おの)ずと種名が判明したってワケ。

学名は、Anomalocera olivacea。
台灣名は「細脚騷金龜」。和名にすると、ホソアシカナブンってところか。
どうやらこの「騷金龜」ってのが、台灣ではカナブン類の事を指すみたいだね。
『台灣産金龜子總科索引』で、名前に騷金龜とつく種類を数えてみたら、全部で10種いた。ツノカナブン類も入れると12種類だ。日本にはカナブンの仲間は5、6種類くらいしかいない筈だから、蝶とかと一緒でやっぱり台湾の方が種類数が圧倒的に多いんだね。

(特)と書かれてあるのは、特別珍しいからなのかな?
それとも台湾の特産種って事なのかなあ?
でも、他に(少)とか(普)という記述しかないから、これは個体数の事を表しているというのが妥当な線でしょう。(特)はメッチャ珍しいヤツだということにしておこう。その方が楽しいしね。

問題は、その隣の緑色のヤツ(小さい方の緑)だ。

『虎甲蟲金龜子圖鑑』によれば、コレもホソアシカナブンだと思われるが、何だか青いヤツとは形が違う。青いのはズングリ体形だが、緑のはシュッとしてて、よりホッソリした形なのだ。それに青いヤツの尾端は尖っているけど、緑のはトンガリが無いように見える。

『台灣産金龜子總科索引』の方も見てみる。
でも、形は緑色の方がホソアシカナブンの特徴をよく表しているような気がする。
( ̄ー ̄)ん~、じゃあ青いヤツは何なのだ?メスか?
でも、尾端が尖るのがホソアシの特徴のようだぞ。
となるなと、はあ(゜〇゜;)❓じゃあトンガリが無い緑のヤツは、何者なのだ?

さらに調べていくと、かなり似たような緑色のカナブンがいる事が解ってきた。
Rhomborrhina formosana 台灣緑騷金龜という種類だ。『虎甲蟲金龜子圖鑑』には載ってなかったし、ニャン(ФωФ)だか珍品の匂いがするなあ。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
(出展 『台灣産金龜子總科索引』)

あらま( ゜o゜)、けど見た目ほぼ一緒やん!
何じゃそりゃ(?▽?;)顔で読み進めていくと、区別の仕方らしき画像が見つかった。
むう~、どうやら頭の一番先が横一線ではなく、内側にやや湾曲しているのが本種らしい。
早速、見比べてみよう。
( ´△`)アッカーン、真っ直ぐやからホソアシカナブンやあ。

因みに、このホソアシカナブンは『台灣産金龜子總科索引』によると、「本種色系多變 由緑色系最為常見。」と書かれてあるから、たぶん多型色(緑、青、黒など)を呈し、中でも緑色のものが一番多く見られるという事なのだろう。でも、緑色のモノでも2度程しか見ていないから、そう簡単には会えない種類だと思われる。
また「活體具一種特殊的體味」とも書かれていた。
これは、おそらく体から特殊な匂いを放っているという意味だろう。でも、特別何かの匂いがしたという記憶はない。特殊な匂いって、どんなんだろ?美とか好とか云う字は入ってないから、たぶん臭い系だな。

最後は一番デカイ奴である。

この画像だと茶色がかって見えるが、実際は緑色の光沢が強いので、別な画像も添付しておこう。

ついでに、もういっちょイッとこう。

何れも同じ個体だが、光の当たり具合で微妙に色が変わるのだ。

ここまでくると、もう消去法で種名は決まってくる。
たぶん、Rhomborrhina splendida 金艷騷金龜。 キンカナブンという事になろう。
キンカナブンは、日本のカナブン(Rhomborrhina japonica)に一番近い種類で、台湾におけるカナブン類の最普通種だ。実際、何処にでもおる。フルーツトラップにアホみたいに群がってきやがるので、マジでクソ邪魔な奴らだ。蝶と一緒に網に入ってしまうと、翅が損傷する元凶になるから忌々(いまいま)しい存在でもある。
そういえば思い出したよ。
キイーッΣ( ̄皿 ̄;;、オドレ、貴重なスミナガシの♀が台無しやないけー。おまんら全員ジェノサイドじゃあ!
オジサン、怒りに任せて鬼神の如く千切っては投げ、千切っては投げしてやったものよ。
ハーハー( ̄▽ ̄)=3、ゼェーゼェー(´△`|||)、この最下層民甲虫どもめがぁー。

そんな糞カナブンどもが群がる中に、今年は一風変わった奴がいた。
それが上記した個体だ。他のキンカナブンに比べて明らかにデカくて、色もキンカナブンのような中途半端な茶色っぽい緑ではなく、光沢の強い緑だったのだ。だから、別種の可能性もあると思ってワザワザ持って帰ってきたのだった。

でも今回調べたところ、キンカナブンに極めて近くて、より大型のカナブンはどうやら台湾にはおらんようなのだ。ってことは、キンカナブンって事にせざるおえない。
(  ̄З ̄)むう~、でも『虎甲蟲金龜子圖鑑』には体長30~32㎜とあるけど、この個体は何と37㎜もあるんだじょー。デカ過ぎじゃろう。
こいつ、ホントにキンカナブンなの?
その大きさを解ってもらう為に、普通サイズのキンカナブンと一緒に並べたいところだが、あちゃー、全部進呈してもうたがなあー。
くちょー(´д`|||)、1つくらい普通のもキープしておくべきだったよ。

コレもさあー、
あの黒いカナブンみたいにさあー、
もしかしてさあー、外来種とちゃうのん(-“”-;)?
 

                   おしまい
 

追伸&補足
一瞬、中国からヒマラヤ辺りのカナブンを調べてみたろかと思たけど、やめた。考えてみれば、ワシそこまでカナブン好きとちゃうもん(・┳・)

補足その1
ケバネカナブンの仲間はチベットとか大陸方面にもいて、そいつらは多色系らしくて青や緑色のもいるらしい。やっぱ、色はアテにならんな。

補足その2
カナブンの英名は、ドローン・ビートルという。
英語で書くと、Dorone beetle。Doroneの綴りは、あの遠隔操作無人航空機のドローンと同じだ。しかし、命名された頃にドローンなんぞは当然まだ存在していない筈なので、別な意味あいから名付けられたかと思われる。
Doroneを辞書でひくと、
①雄の蜂。 ②居候(いそうろう)、のらくら者、ジゴロ(これは雄バチが巣にいても全く働かず、生殖の為のみ存在する事からの由来だろう)。③ブーンという蜂の羽音。
と書いてあった。
多分、③のブーンという蜂の羽音からの命名と推測される。まさかカナブンがジゴロでもなかろう(だったら笑うなあ。カナブンくんの事、断然リスペクトしちゃうよ)。
カナブンの飛翔力は甲虫の中ではかなり強い方だ。実際、飛んでいる時はブーンという羽音がハッキリ聞こえるくらいだから、コレは間違いないだろう。
あっ、ドローンの命名の由来もこの蜂の羽音からじゃないかな?ドローンも飛んでる時は、蜂の羽音みたいな音を出してるもんね。

ベロ酔い(@_@;)甲子園2017夏 準決勝(後編)

 
いやはや4ヶ月近くも間が開いての後編である。
この記事は途中まで書いてウンザリして挫折したものだ。何せ長いんである。長く辛い道のりを想像して、ついつい麓で一服してたらいつの間にか三年寝太郎化してましたあ( ̄∇ ̄*)ゞ。そんな気分だ。
今更だとは思うが、中途半端にしたままだと心のどこかに澱のようなものが溜まった感じで何だか気持ちが悪い。それに、コレを書かないと気分的に前へは進めないのだ。だから他の記事を書く気にもなれずに放擲して、ブログ的な記事は全部Facebookに載せていたというワケなのです。
クソ長くなりそうだけど、頑張って書くけんね。

🍺グビッ、🍺グビッ、🍺グビッ。
(≧∀≦)プハー。
やっば朝から飲むビールは最高じゃよ(^o^)v

取り敢えず枝豆からじゃい。
ん~、相変わらずビールとの相性はマストじゃよ。

気分が乗ってきたところで、第1試合の広陵VS天理の試合が始まる。
名門同士の対決はo(^o^)oワクワクするよねー。
歴史ある名門高校には思い入れみたいなもんがある。過去の試合とかがフィードバックしたりするのだ。プロレスとかF1とかと同じで、過去に因縁があるそういうヒストリー的要素のあるものが男子は好きなのだ。というか、何でもそういう図式にもっていきたがるのが男子と云う生き物の性なのだ。いつの世も男は過去、女は未来指向なのである。

斜め前のオッサン達の会話から、何と広陵は夏は10年振りの出場らしい。あれぇ~(゜ロ゜)、そんなに出てなかったっけー?
待てよ、って事はあの歴史的な試合、佐賀北との決勝戦以来って事じゃないか。確かあの時は広陵が圧倒的優勢に試合を進めていて、広陵の優勝はほぼ間違いないだろうと云う雰囲気が球場内に漂っていた。
でも佐賀北がミラクルを起こしたんだよね。8回裏に何と逆転満塁ホームランが出て、5ー4と試合をひっくり返してそのまま優勝したのだ。
打たれた広陵のエースピッチャーだった野村(現広島カープ)のひきつった表情が忘れられない。だって7回まではほぽ完璧に抑えていて、2安打とか3安打しか打たれていなかったのだ。
おー、そうだ。審判が明らかなストライクをボールと判定してからオカシクなったんだわさ。判定に対しての捕手の「えーっ(°Д°)!?」っていうリアクションも忘れられない。そういえばその時のキヤッチャーは、現巨人の正捕手小林だったんだよなあ。あれがもしストライクと判定されてたら三振だったワケだから、佐賀北の優勝は十中八九なかったと思う。甲子園ってホント恐いとこだよ。若者の心、ズタズタだわさ。

1回表 広陵から攻撃が始まる。
先頭打者がセカンドへの内野安打。二番打者が送りバンドで二塁にランナーを進める。
ここで早くも清原のホームラン記録に迫っている中村奨成が登場。いきなり盛り上がるやんかと思ったのも束の間、初球を中村が弾き返した。
嘘やん!、Σ( ̄ロ ̄lll)マジかよ❓
快音を残して打球が薄曇りの空に舞い上がった。ホームランになる角度としては理想的な角度だ。瞬間的に、お主やりおったなと思った。そのまま打球はグングン伸びていって、センターバックスクリーン左手に飛び込んだ。球場に一瞬どよめきが起こり、少し遅れて歓声が上がった。
このいきなりの結果を球場内で予想した者は殆んどいないだろう。34年間並ぶ者がいなかった1大会5本塁打という記録に、誰もがそう易々とは並べないだろうと思っていたからだ。オラだって、まさかだと思った。それを第一打席、しかもあろうことか初球をバックスクリーンに放り込むなんざ、誰が想像しよう。

3回裏 天理の攻撃。
連続ヒットで1、2塁とし、4番神野のスリーベースが飛び出し2ー2の同点となる。
好ゲームの予感だ。

それにしても、天理の応援っていいよねぇ。
昔ながらの曲が演奏され、何処かノスタルジックなのだ。
最近の甲子園ではお馴染みの『狙いうち(山本リンダ)』、『サウスポー(ピンクレディー)』、『紅(XJAPAN)』、『宇宙戦艦ヤマト』、『ルパン三世』、『海のトリトン』『タッチ』、『アメリカンシンフォニー』、『エルクンバンチェロ』などは一切演奏されない。ましてや今流行りの『アゲアゲホイホイ』なんて有り得ない。とにかくチャラチャラしてないのだ。
昔から殆んど曲目は変わってなくて、演奏される曲は『オーラ・リー(エルビス・プレスリーの「ラブ・ミー・テンダー」の原曲)』、『オブラディ・オブラダ(ビートルズ)』、『Our boys will shine tonight(高校野球の定番曲。立教大学の応援曲「セントポール」とは異名同曲)』の基本3曲だけ。
そこにヒットが出た時や得点が入った時に演奏される『天理ファンファーレ』と『ワッショイ(柳沢慎吾がネタでやる🎵ターッタ タッタラッタタッ(ワッショイ!)ってヤツだね)』が加わる。この2曲はあまりに有名だが、何と両方とも天理のオリジナル曲なのだ。それを色んな高校が真似したってワケ。

そもそもヒット曲やアニソン(アニメソング)が甲子園で流れるのはあまり好きじゃない。ヒット曲にはどこか違和感があるし、ルパン三世とか宇宙戦艦ヤマトが高校野球と何の関係があんねん?とか思ってしまうのだ。

とにかく天理高校の応援は智弁和歌山、早稲田実業の応援と並んで好き。全国大会常連のブラスバンドだから演奏も上手いしね。それにスタンドが紫色に染まるってのも良い。あの高貴な紫色、好きっす。
もしあんな色のパンティーをはいてるオネエチャンが目の前にいたら、オジサン、(◎-◎;)🎵メロメロメロ~です(by ボア・ハンコック)。

4回表。
広陵がショートのエラーで出たランナーを送りバントで進め、ツーベースで3ー2と勝ち越し。

4回裏。
天理は連続ヒットで1、2塁とし、スリーベースで3ー4と逆転。前評判はたいした事ないけど、やるじゃないか天理。益々面白くなってきた。

5回が終わってグランド整備が入ったので、朝にぎったワシ特製の🍙おにぎりを食うことにする。
今回は刻みスグキ(京都の伝統的な漬物)を混ぜこんだものだ。すぐきは発酵しててクセがあるから好き嫌いが分かれる代物だが、ワシは偏愛しとる。

旨いねぇ~d=(^o^)=b、この酸味が堪らんのだよ。
お子チャマにはワカランだろう大人のおにぎりでおま。何だかキリッと冷えた日本酒が無性に飲みたくなってくるよなあ…。
でも、こんなところでそれは無理というものだ。だいちこの場の雰囲気にはそぐわんだろう。ここはおとなしくビールで我慢じゃよ。

でもって、自分で焼いた玉子焼きも一緒にパクつく。鱧(はも)出汁を少しだけ入れて低温で焼き上げたものだ。勿論、ワシが真面目につくったものだから当然ながら旨いだすよ(^o^)v

5回表。
広陵の先頭打者は中村奨成。
球場内に記録更新の気運が高まる。しかし、そう易々とは打てんじゃろう。天知茂の、世の中そんなに甘くはないのだよ。多分、清原と並んでオシマイじゃて。
と思ってたら、打球はまたしても快音を残してセンター方向に飛んだ。前よりも高く舞い上がった打球はグングン延びてゆく。
これも打った瞬間に『行ったあー!』と思えるような打球だった。(゜〇゜;)マジかよ?
打球はレフト寄りバックスクリーン横、スタンド中段近くに吸い込まれていった。
一瞬、間が空いてから大歓声が上がった。そして、どよめきがさざ波のように球場内に広がっていった。
\(◎o◎)/あんびりーばぼー。嘘じゃろう?
(;゜∀゜)信じられん…。まさかそんな簡単に記録が破られるとは…。しかも2打席連続。しかもしかものこれでライトに2本、レフトに2本、センターに2本とホームランを広角に打ち分けとるやないけー。
(|| ゜Д゜)恐るべし、中村奨成!
いやはや甲子園の歴史の1ページに立ちあえた事に、万感の想いだわさ。オッチャン、心打ち震えたよ。TVとは違うワシだけアングルからの打球の残像が、瞼の奥にしかと刻まれる。
これで4ー4と試合はまた振り出しに戻った。面白過ぎるぞ、この試合(☆∀☆)!

スタンドを見ていると、打球の落ちた辺りがまだザワついている(スコアボードの選手名左端の下辺り)。
何だろと思って注視していると、なぜか警備員の周りを取り囲んだ人々がバシャバシャ写真を撮っておる。
あっ、そっかあ(* ̄∇ ̄)ノ、皆さん記念のホームランボールの写真を撮ってるのね。
そんな写真撮ってどないすんねん?サインもない見た目はただのボールだぞと思うが、ワシだって側にいたら舞い上がって写メを撮りかねんな(笑)。で、誰かに自慢しかねんな(笑)。所詮、ワシも根はミーハーなのだ。

6回表。
広陵、連続ヒット。そして、レフトがファンブルする間にランナーを2、3塁に進める。ここで再び中村に打席が回ってくる。
またホームランを打ったら、(◎o◎)ドえりゃあこっちゃになるぞと思う。もうレジェンドを超えたレジェンドだ。
しかし、残念ながら敬遠気味のフォアボール。
天理側としては、まあ満塁策は妥当だろうね。一観客としては(=`ェ´=)オイオイだが、これは批判には値しない作戦だろう。
その後、後続打者のセンターへのヒットがでて、広陵が6ー4と勝ち越す。

7回表。
広陵は再び満塁のチャンスを得て、中村が打席に立った。満塁だから今度ばかりは敬遠でけんじゃろうて。
そして、中村が走者一掃のツーベースを打ちよった。ホームラン2本に2塁打って、アンタどんだけ打つねん(|| ゜Д゜)?
これで9ー4と差が開いてもうた。
頑張れ天理!、諦めずに反撃してけろ。そして、もっと試合を面白くしてくれ。

7回裏。
天理、安原のレフトへのツーランホームランで9ー6とする。
そうじゃ、打ったれ!、打ったれ!
乱打戦は観てる方としてはいっちゃんオモロイんじゃ。そして、酒もすすむのじゃ(*`Д´)ノ

9回表。広陵の攻撃。
丸山、ライトへダメ押しのソロホームラン。10ー6。
さらに中村が2塁にランナーをおいてセンターへタイムリーヒット。\(@_@;)/どんだけぇ~。
その後もタイムリーヒットが出て、12ー6となる。
終わったな…、天理。

9回裏。天理の最後の攻撃。
ノーアウト満塁から連続タイムリーで12ー8と点差を縮める。天理側の応援が俄然盛り上がってくる。
(*`Д´)イったれやあー、天理!
ワシャ、どっちも応援しとるけど、どっちも応援しとらん。試合が盛り上がって面白くなったら、それでエエんじゃあ~。

ここでピッチャー交替。
しかし、押し出しのフォアボールで12ー9となる。不穏な空気がグラウンドに立ち昇る。
魔物やで~Ψ( ̄∇ ̄)Ψ、甲子園の魔物がヒタヒタと忍び寄ってきとるでぇ~。最終回、ちよっとしたキッカケで甲子園の魔物に呑み込まれてゆくチームは多い。プロ野球ではありえん展開が起こるのが高校野球なのだ。ドラマチックの嵐。それが高校野球における一番の醍醐味じゃろう。
これで3点差。しかも尚もノーアウト満塁である。ここでもし一発でも出れば、逆転満塁さよならホームランじゃわい。中村の記録も含めて、それこそ二重に歴史に残る伝説の試合になる。ゾクゾクくるじゃねえか。想像したらブルッときた。
わりゃ、死ぬ気で打ったれやあー(*`Д´)ノ!!!

だが、後続が続かずツーアウトになってまう。
( ̄▽ ̄;)あちゃー、で、最後はスライダーにあえなく空振りの三振でゲームセット。大どんでん返しは起きなかった。
とはいえ、見応えある試合で楽しませてもらったよ。
名門・天理、また来年も来いよな。
あっ、そういえば来年は第100回の記念大会だな。群雄割拠の梁山泊、出来れば甲子園常連の強豪校と名門復活の古豪が集結して欲しいよなあ。そこに突如勃興してきた新進強豪チームとか無名ノーマークのミラクルチームなんかが絡んでくると最高だよね。

ブキーッ(≧∀≦)
好い試合だったので、ついつい酒がすすんでしまったぞなもしー。第1試合が終わったところで、既にビールのロング缶2本と酎ハイロング缶1本を飲んじまっただよー。ベロ酔い(@_@)クソ男、エンジン全開!

準決勝の第2試合は、花咲徳栄(埼玉)VS東海大菅生(西東京)の関東同士の対決だ。
確か徳栄は菅生に練習試合でボコボコにされたんだよね。でも、練習試合の結果ってあんまりアテにならんからなあ。

いつの間にか観客が結構減っている。お目当ての中村奨成と地元関西の天理の試合が終わったからだろう。
正直言って関東の高校は関西ではあまり人気がない。例えば今年だったら、早実の清宮とか余程の話題性があるような選手がいないと客は入らないのだ。多分、関西人には無意識に東京を中心とした関東に対しての反感がどこかにあるのかもしれない。
しかし、ベテラン(笑)の高校野球ファンとしては、最近はそこんとこはあまり気にしてない。何よりも好い試合が観たいのだ。正直、基本的にはどっちが勝ってもよろしというスタンスだ。もう片方に入れあげるほど若くはないのだ。
とはいえ、一応最初はどっちかには肩入れしておこうとは思う。でないと、単なる傍観者になってしまう。当然、どちらかに片寄って応援する楽しみもあるのだ。但し、最近は観戦中に応援するチームがコロコロと換わるケースも多い。オジサンは無節操。寝返るのは当たり前の卑怯者なのである。
さてさて、今回は取り敢えずどっちを応援すっぺか。

このカードも好試合が期待される。花咲徳栄も東海大菅生も良いピッチャーが二枚ずついるし、両校とも打線は強力だ。練習試合の結果はともあれ、自力は互角とみてエエじゃろう。
う~ん、強いて応援するなら東海大菅生かなあ…。
水色の地にストライプの東海大のユニフォームの方がカッコイイからだ。特に応援するチームがない場合はユニフォームがカッコいいチームを選ぶ。もしくは校名がカッチョよかったり変わってたりする方を選ぶ。あと、都道府県でも選ぶかな…。
茨城と沖縄だったら、当然沖縄のチームを応援する。沖縄の海と風土が好きだからだ。茨城と北海道だったら、当然北海道のチームを応援する。北海道の風景と食いもんが好きだからだ。茨城と鹿児島だったら、当然鹿児島のチームを選ぶ。食いもんが旨いし、美人が多いからだ。
茨城の人、m(__)mごめんなさい。『ひよっこ』は好きだったし、鮟鱇(あんこう)鍋が旨いことは食べて知ってるけど、これはあくまでも個人的な見解であり、比較の結果なのであって許されたし。魅力のない都道府県最下位の常連とか、納豆が大嫌いだとか、ろくな蝶がいないとかは関係ないとです。重ねて言う。これはあくまでも個人的な見解であり、比較の末の結果なのであって、茨城県民よ、広い心で許されたし。

だいぶと外野席にも空席が目立ってきた。
レフト側からライト側センター寄りへと移動する。

外野席は上に行けば行くほど風が通るのだ。
さあ、本日4本目となるロング缶のレモン酎ハイに突入しようではないか。
ふぃ~(@_@)、だいぶ出来上がってきたなりよ。

1回裏、東海大菅生の攻撃。
2死2、3塁でワイルドピッチで1点先取。さらに2ゴロエラーで1点追加。0ー2。

2回表、花咲徳栄は1死2、3塁で2ゴロの間にランナー生還。1ー2とする。

2回裏、菅生は1死3塁からセンター前ヒットで1ー3と再び2点差となる。

3回表、花咲、2死満塁で3塁強襲2点適時打で3ー3の同点。

その裏、菅生は2死1、2塁とし、右翼線へ適時2塁打が出て3ー4と再びリードを奪う。
花咲もすかさず4回表2死2塁から左翼線適時2塁打が出て4ー4に追いつく。

いやはや2試合目も好ゲームで面白い。やはり準決勝ともなると、淘汰されて実力の拮抗した強いチームが残るだけに好試合になりやすいね。高校野球ファンの間では、この準決勝が一番面白いと言われるのも納得だよね。

5回が終わったところでまたしても移動。さらに上の段で陣取ることにした。
浜風が心地いい。心地がいいので、本日最後のビールに手をかける。
5本目である。阿呆だ。ベロ酔い(@_@)甲子園、最高潮じゃよ。( ☆∀☆)赤眼ギトギト酔眼光線ビーム発射!

上に行けば行くほど当然グラウンドから遠くなるが、より俯瞰的に見られるから、これはこれで見ていて楽しかったりする。

6、7回と試合は動かない。
空席が目立ち始めたので、より風が通る所を求めてさらに移動。甲子園漂流の民は、安住の地を求めてやまないのだ。

フェンス際、カップルの後ろに陣取る。
ワシもイチャイチャしたいのぉー(≧∀≦)
若いオネーチャンを連れてきて、✖✖✖✖したり、✖✖✖✖✖なんかもしたりなんかして、Ψ( ̄∇ ̄)Ψゲヘヘへー…。
アッカ~ヽ( ̄▽ ̄)ノ~ン、脳内想像がエライ事になっとる。酒毒の回りすぎじゃ。

8回表、ようやく試合が動く。
花咲徳栄は2死満塁のチャンスから岩瀬が左翼線2塁打を放ち、6ー4と勝ち越した。

9回裏、東海大菅生の最後の攻撃。
1死1、2塁と1打同点のチャンスが巡ってくる。
おー、最後に盛り上がってきたよーd=(^o^)=b
イケイケドンドン、イテこましたれやー(#`皿´)!

ショートにやや強い打球が飛んだ。しかし、飛んだコースは真っ正面。一瞬、打球が速いだけに6ー4ー3のダブルプレーでゲームセットだと思った。
( ̄□||||!!アチャー、けどショートが弾いてコンコロリーン。Σ(´□`;)ありゃりゃりゃー、どこまで行くのー?打球は転々とセンターまで転がってゆく。
蹴ったん?蹴ったんちゃうん?でないと、あっこまで中々いかへんぞ。
当然その間に一人はホームに還ってくるだろうが。二人目もホームを狙うのか?
わおっ!、ホームに向かって走っとるやないけー。
💓ドキドキする。クロスプレー必至じゃよ。
ランナーがホームに滑り込む。微妙なタイミングだが、この遠さからではアウトなのかセーフなのか断定できない。ジャジに息を呑む。
審判が激しくセーフのゼスチャーをした瞬間に怒濤の喚声が上がった。ランナー、二者還って同点!!
球場、o(^o^)oバリ盛り上がってまんなあ。

いやはや、それにしてもやっちゃいましたなあ、ショートくん…。タイムリーエラーじゃけぇ。あれほど派手に弾いたら、そりゃ1塁ランナーまで還って来るよ。
あー、コレでもし花咲徳栄が負けたら、完全にA級戦犯だな。高校生には酷だよ。若者の心、ズタズタだね。その後の人生に大きな翳りを投げかけ、「オラなんて、どうせいつだって大事な時にやらかすダメな奴なんだ…」と、一生トラウマになるやもしれぬ。
でも、スコアボードを見やると、あらま( ・∇・)、Hのランプが灯っとるやないけ。そっかあ…、公式記録員も気を使ってんだね。前途ある高校生が傷つかないようにという配慮なんだろな。強襲ヒットとしておけば、少なくとも本人に言いワケできる余地があるもんね。
しかし、オッチャン言わしてもらうでぇ。悪いがアレは明らかにエラーじゃよ。その辺の事は本人が一番よお~く知ってるとは思うけんどさ。まあ、ショートの岩瀬くんはさっき勝ち越しのタイムリー2点打を打ってるんだから、これでチャラといえばチャラだから問題ないか…。いや、無理だろソレ。
高校生よ、前を向いて歩いていこう。

10回裏、東海大菅生は2ツーアウト2塁のチャンスを迎える。ここで点が入ればサヨナラ勝ちである。
岩瀬くん、『オラのせいだべー』と泣きじゃくるかもなあとぼんやりと思ってたら、ゲッ(|| ゜Д゜)!、三遊間にヒット性の打球が飛んだ。コレを捕れなかったら、間違いなくA級戦犯確定じゃけぇ。
思わず声に出して叫んだ。『岩瀬、捕れーっ!』
彼は、横っ飛びに打球に喰らいついた。天国か地獄か、ここがキミの人生の大きな分岐点じゃよ。死ぬ気で捕ったれやあ!
大歓声の中、彼は倒れ込みながらギリギリで打球を掴み、素早く立ち上がってファーストに遠投する。その球の行方を誰もが息を呑んで見やった。
1塁塁審の手が挙がる。アウーット!
(ToT)よかったのぉー、岩瀬くん。コレでエラー帳消しじゃね。ようやった。

もう、どっちか片方を応援するとか云う気持ちはとっくに失せている。正直どちらにも勝たせてやりたい。
こうして手に汗握るような試合を、今この瞬間に観戦できている幸せにじんわりと包まれる。

11回表。
ピンチを脱した花咲徳栄は、2死1、2塁のチャンスにライトオーバーの2点2塁打で勝ち越し。さらに振り逃げで1点を加えて9ー6と勝利をグッと手元に引き寄せた。
そして、11回裏東海大菅生の攻撃はあっさり終わり、ゲームセット。

薄曇りの空に目をやり、腰を上げた。
💫ふらふらのベロ酔い(@_@)じゃよ。
いつ来ても甲子園は素晴らしい。
そう思いながら、酔いに委せて急な階段を足早に駆け降りた。

                 おしまい

 
追伸
ブログが4ヶ月近くもあいたのは、ひとえにこの長さにある。書いても書いても終わんないし、そのうち決勝戦が終わって何日も過ぎてしまい挫折。U18ベースボールワールドカップに中村奨成が選ばれたので、また書き始めるも、その中村奨成が絶不調で再び書く気が失せて挫折。まあ、そんなワケで今に至るのである。つまり、この文章は元々中村の事を書きたくて書き始めたと云うワケなのである。だから書くのを第1試合だけにとどめておけば、こんな風に頓挫はしなかった可能性大でありんすよ。

因みに中村奨成の甲子園での成績は、28打数19安打。打率6割7分9厘。打点17と合計43塁打は大会新記録。この大会で放った19安打と2塁打6本は、大会タイ記録。凄いね。
でも、U18では木のバットのせいなのかサッパリワヤの成績だったから、本当の実力はよくワカンナイ。金属バットでの成績はアテにならんところがあるし、今大会は飛び抜けてホームラン数が多かったから、飛ぶボールを使用していた疑いもあるしね。
まあ足も速いし、守備(特に肩)は一級品だから、真面目にやればプロ(広島カープにドラフト1位指名)でも早めに活躍の場を与えられるかもしれない。でもカープには有望な若手キヤッチャーが結構いるからなあ…。
とにかく頑張って活躍してもらいたいものだ。甲子園で活躍した選手がプロでも活躍している姿は観ていて喜ばしいもんね。