漫画やな、大谷くん

 
朝も早よから大谷翔平が先発というので、MLBを見ていた。
開幕から初ヒット、勝利投手、3試合連続ホームランときて、今度はどんな大谷翔平を見せてくれるのかと気になったのである。

まあ、そろそろ大リーグの洗礼を受けるんじゃないかと思ったら、いきなり三者三振でスタート。
それでも2巡目あたりの4回には捕まるんじゃないかと思ってた。
しかし、5回にも三者三振で、ここまでパーフェクトピッチング。6回も3人目の打者を三振に切って取って毎回の11奪三振❗( ; ゜Д゜)おいおいである。

6回辺りから球場も騒然となってきた。
大谷くんが一球投げるたびに、歓声やら溜め息が漏れる。観客が息を呑んで観戦しているのが手に取るようにわかった。
これはもしかしたらパーフェクトゲームをやっちゃうんじゃないかと思って、7回から録画ボタンを押しちやったよ。

もしパーフェクトゲームなんかやったら、漫画というか、漫画でも有り得ん事だ。💓ドキドキしてきた。

 
(画像 NHK BS1。以下全て同じ)

 
先頭打者には『あっ、打たれた!』と思った。

 

 
センターに抜けるかと思いきや、ショート正面のハーフ・ライナー。
益々、球場は騒然となってきた。おいおい大谷くん、もう伝説つくっちゃうのー(゜ロ゜;❓

 

 
しかし、次打者に三遊間にクリーンヒットを打たれてしまった。
ボールパークに大きな溜め息が広がった。そして、一拍間をおいて拍手が起きた。ここまでよく投げたねと云う温かい拍手だ。MLBのこういう雰囲気って、いいよね。

痛かったのは、2球めの外角低めのスライダーがボールと判定されたこと。あれがストライクになってたら、結果も違ってたと思う。その次に投げるボールが変わってた可能性があるし、打者が球種を絞り込めなくなってたからね。

 

 
その次の打者にはストレートのフォアボール。
しかも球が抜けて、明らかなボール球が続いた。

 

 
この回から、しきりとボールに息を吹きかけるようになったんだよなあ…。大リーグのボールは乾燥してるから、ボールが抜けやすいんだろね。後半になって球数が増えてきて、おさえが効かなくなったのかもしんない。

次打者はピッチャーゴロ。
しかし、ボテボテでダブルプレーは無理。ファーストに投げて、ツーアウト、二、三塁になった。
エンジェルスが6ー0とリードしているから勝ち投手にはなるだろうが、次なる伝説へと繋いで欲しい。ここは是非とも0点に抑えてくれと手を合わせて祈る。

しかし、この回5人めの打者に対してもコントロールが定まらない。抜けたボールがシュート回転して、全部外角にスライドする。
で、ツーストライク・スリーボールになった。あっ、今は日本でもスリーボール・ツーストライクと言うんだよね。昔から野球を観てきたものにとっては、いまだにこれには慣れない。
敬遠のボールを4球投げなくてもいいとか、何でもアメリカに追従するなよなー、日本野球(# ̄З ̄)

 

 
最後はスプリットで三振❗❗
スリーアウト、チェンジ。

 

 
これで、毎回奪三振の12個め。
今日はこのボールが良かった。MLBでは、このスプリット系のボールを投げるピッチャーが少ないから有効なのだ。古くは佐々木、最近までの上原、マーくんといい、活躍できたのはこのボールがあってこそだもんね。

 

 
ヒットを打たれちゃったから、大谷はこの回で降板のようだ。完封を見たいような気もするが、長いこれからのシーズンを考えれば正しい采配だと思う。

7回を投げて、球数91。被安打1。奪三振12。与四死球1。失点0。たいしたもんです。

 

 
チームメートにお辞儀する大谷くん。
礼儀正しくて、何だか微笑ましいよね。

3試合連続ホームランに、7回途中までパーフェクトピッチングで早くも2勝め。これだけでも、充分過ぎる漫画みたいな活躍だよね。
むしろパーフェクトなんかやらなくて良かったよ。やってたら、漫画でも有り得ん世界だ。そんな伝説をいきなりやってもーたら、翌日、交通事故で死ぬんじゃないかと心配になるよ(それはそれで永遠の伝説だけどね)。
それに次にやること無くなるやんか。変な周りからの期待も増大して、その分プレッシャーもかかるだろう(彼には無いかもしんない(笑))。

これからも夢を見させてね、大谷くん。
パーフェクトゲームの楽しみは、シーズン後半にとっておくよ。

                 おしまい