今更ながらである。
でも、今更だからこそ見えてくることもあるだろう。
例年なら『(@@)べろ酔い甲子園』と題して泥酔へべれけ観戦レポートを書いているんだけど、今年は色々あってついぞ書きえなかった。
色々って、何だったっけ(・∀・*)❓
あっ、そっか。この時期は麗しきカラスアゲハについて書き始めてて、アタマがΣ(××;)わいていたのだった。
そもそもがこの蝶、色んな人が色んな見解で分類しててシッチャカメッチャに錯綜している。それにも拘わらず、足を踏み入れちゃって立ち往生の脳内大混乱。いたずらに文章が止めどなく長くなってゆくと云う無間地獄に陥っていたのであった…(註1)。
アカン、のっけからの脱線だ。話を本筋に戻そう。
たしか1回戦とかは全然観に行けてなくて、いきなり準々決勝から3日連続通ったんだよね。
日付を見ると、観戦日は4月1日となっている。
あっ、エイプリルフールだったのね\(^_^)/
別にエイプリルフールだからって、何がどうと云う事はないんだけど、おいちゃん、ついプチ喜んじゃったよ。大概の人間は、こういうどうでもいい様な小んまい事に一喜一憂したりして日々過ごしているものなのだ。人生には多くの小さなアクセントとか句読点が必要なのである。でないと、誰しもがやっとれんだろう。
( ̄∇ ̄*)ゞあちゃー、全然記憶にないや。
取り敢えず残っている画像を見れば、ボチボチ試合内容を思い出してもこよう。相変わらずの無軌道無計画男だが、このまま書き進めることにする。
こうして対戦カードを見ると、感慨深い。
たとえ選抜でベスト8に残る実力があったとして、夏には来れなかったチームもあるんだなと気づく。この8つの中では日本航空石川、東海大相模、三重の3校が戻って来れなかった。たぶん序盤に破れ去ったチームならば、半分以上は戻って来れてない筈だ(註2)。
改めて甲子園への道は険しいんだなと実感するよ。
へぇ~、この日はバックネット(中央特別内野自由席)のチケットがまだあったんだね。しかも二千円だもんな。めちゃんこ安いわ。高校野球の魅力の一つは、このチケット代の安さにある。最大4試合まで観れて、この値段はコスパ最高のスポーツイヴェントでしょう。
それがさあ、この先の夏の大会になるとチケットは値上がりするわ、基本的に前売り制になるわで最悪。ふらっと来て『あっ、バックネット席あるやんかー、(^-^)vラッキー!』ってな事は、思えばこの選抜が最後になってしまった。
しかも夏には全席指定制になったんだよね。それって、席がガラ空きになっても移動できないって事じゃないか。世の中、適度なゆるさが失われて、どんどん息苦しくなってゆくばかりよ。嘆かわしい事やね。
値上がりはまだしも、チケットの販売方法を変えたのは完全に改悪だろ。むしろ入場できない甲子園難民を増やす結果になったと思う。オイラのような地元の者なら簡単に諦めもつくが、地方からやって来た人にはあまりにも酷な仕打ちじゃないか。高野連さんよ、その辺の事をちゃんと考えての制度変更なのかね?どうせ高野連なんて、自分たちの都合と金儲けの事しか考えてないんでしょうよ。
通路から観客席に入ると、突然目の前の視界がワッと開けた。この瞬間が堪らなく好きだ。
すり鉢状のスタンドとざわめく観客。バックネットの向こうに広がるグラウンドと駆け回る選手たち。後ろには巨大なスコアボードが聳え立っている。その上には、少し霞んだ眠たげな春の青空が天蓋の如く在る。そして、僅かな時間差を置いて耳に音の塊が飛び込んでくる。応援団の声援とブラスバンドの演奏だ。
甲子園には、いつ来てもゾクゾクする。特にバックネット裏からの光景は最高だ。球場に漂う独特の空気に一瞬にして包まれ、何だかジワッと全身を這い登ってくるものがあるのだ。これだけでも甲子園球場に来る価値は充分にあると思う。
第一試合は既に4回裏の東海大相模の攻撃に入っていた。スコアは1ー1。思った以上に日本航空石川が善戦している。
先ずは🍺ビールをグビッといく。
(≧∀≦)きゃひーん、朝から飲むビールは最高だね。性格が悪いので、働いている人、( ̄∇ ̄)ザマーミロと思ってしまうのだ。
画像を見ると、どうやらこの日の酒のツマミは紀文の「プリプリいか天」と「にせタラバ」だったようだな。
そうだ、ダイエー(イオン)が閉店していたから、仕方なく駅前のコンビニで買い物をしたのだった。
おっといけねー。にせタラバはオラが勝手につけた名前で、正式名称は「したらば」であったぞよ。
どちらもビールのツマミにはベリーgoodだ。プリいかは、中に刻んだイカが入っており、その食感のアクセントがごっつええねん。にせタラバは紀文の最高傑作だろう。プリでブリの食感と本物と見紛うばかりの蟹味。その完成度には驚きを禁じえない。たぶんタラバガニを食った事の無い奴にタラバガニだと言って食わせれば、『タラバって、メチャ旨いやん❗』と言う奴だっているに違いない。
ゆえに、まだ食べた事の無い人には先ずは基本のプレーンタイプをお薦めする。その驚愕のクオリティの高さを存分に味わうがよい。間違っても、ゆめゆめマヨネーズを中に仕込んだヤツなんぞを選ばぬよう。百歩譲って、それも旨い事は認める。しかし、邪道だ。何事においても入口と基本は大事。初めっからSMとか浣腸とか、ほにゃらら等の変態プレーに決して走ってはならない。そんな奴はロクな大人にならんぞι(`ロ´)ノ
思えば、岩清水八幡宮の帰りに京都ローカルのコンビニ『アンスリー』八幡市駅店で、この二つに出会ってから私の人生は大きく変わったのだった…。
ι(`ロ´)ノいかーん、また脱線暴走半島一人旅、ワケわかんねーモノローグが始まっちまうとこじゃったよ。
(  ̄ー ̄)軌道修正。
結果は、東海大相模がその後に追加点を入れて3ー1と勝利。
日本航空石川も頑張ったが、まあ順当な結果だろう。
第2試合は創成館vs智弁和歌山。
創成館は確か秋の神宮大会の準優勝チームだ。一方の智弁和歌山は甲子園常連の強豪校。好試合が期待される。
智弁の応援が始まり、人文字が揺れる。
智弁のブラバン演奏は好き。オリジナル曲も多いし、聴いていて楽しい。特にチャンスの時に流れる魔曲『ジョックロック』は、めっさ球場全体が盛り上がり、相手が浮き足だって逆転劇が起こる事が多い。魔曲たる所以じゃよ。
参考までに動画を貼り付けておきます。
聴けば、あっコレねと思う人も多いだろう。
そう云えば、過去に奈良の智弁と智弁和歌山が対戦した事があったっけなあ…。アレはとっても変な気分だった。グラウンドにいる全員が同じユニフォームで駆け回り、何が何だか分からなっちゃうし、微妙に違うとはいえ、両方とも白地に赤の人文字だし、どちらのスタンドからも『ジョックロック』が聴こえてくるんだから冗談みたくで笑ったよ。
試合は予想を越える激戦になった。
序盤は創成館がリードして、それを智弁が追いかけると云う展開だったが、中盤で引き離されて一時は5点差にまでなった。その後も智弁が点差を詰めれば、創成館が引き離すと云う目まぐるしい展開が続く。しかし終盤に智弁が盛り返し、最終回にとうとう同点に追いつく。延長戦に入って、創成館が1点を入れて勝利に近づくも、その裏に智弁が2点取って逆転サヨナラ勝ちと云う劇的な終わり方だった。
このシーンは流石によく憶えてて、両チーム絶体絶命の極面のツーアウト1、2塁だったんだよね。
そこで2年生の黒川くんが逆転の2点適時二塁打を放つのだが、打球が左中間の上を越えてゆく映像が今でも頭の中にハッキリと残ってる。彼はその後の試合でもチームを救う安打を打って大活躍したんだよね。そういえば、この日もホームランを1本打った筈。たぶん来年のドラフトにもかかるであろう良い選手なので、ほぼ出場の決まっている次の選抜も楽しみだ。
最終的なスコアは11ー12だった。
こういう取って取られての乱打戦の試合が一番面白いと思う。昔は緊迫した投手戦の方が好きだったけど、オジサンになると点がバンバン入る試合の方が退屈しなくて良い。球場も盛り上がるしさ。
いつ見ても、阪神園芸さんのグラウンド整備は素晴らしいやねー。中でも、この水撒きなんかは芸術的ですらある。当時のFacebookの投稿には、興奮していたのか奇跡の試合のあとの奇跡の水撒きとか書いてあったな。
第3試合は大阪桐蔭vs花巻東。
優勝候補の大阪桐蔭に、花巻東がどこまで食い下がれるかと云うのが試合の見どころだった。
しかし、序盤から大阪桐蔭の打線が💥大爆発。で、打ちも打ったりの結果は19ー0。
やはり根尾、藤原、柿木、横川、山田、中川とドラフト候補が目白押しのチームはポテンシャルが高いわ。
根尾くんは去年は主に投手と外野の二刀流だったけど、今年からショートとピッチャーの二刀流になったんだね。そういえば去年もショートを守った試合があったような気がするなあ。センスと身体能力が高いんだろね。
藤原くんは足の故障明けだったかと思うけど、所々でその類い稀なる走塁センスを見せてくれたような記憶がある。本来ならばシングルヒットのところを、野手の動きを見て、一気に二塁まで陥れたんじゃないかな?間違ってたら、ゴメンだけど。
第4試合は三重vs星稜。
試合は14ー9で三重の勝利。ナイターになった試合は8回に星稜が9ー9に追いつくという熱戦。しかし、9回に三重が一挙5点を奪って突き放した。
でも実をいうと、試合は殆んど観てないんだよねー。
なぜかっつーと、試合が始まってすぐにお迎えが来たのじゃよ。
誰かと云うと、❤SMのお姉さん❗
とゆうのは真っ赤な嘘でー。蛾好きの後輩くんです。
その彼と武田尾に春の三大蛾狙いでライト・トラップしに行ったんだよねー。
大の大人二人が人影の無い山中の暗闇で、夜中まで煌々と灯りを焚いて、一喜一憂しておりました。
野球あほうに加えて虫あほうって、ものすごく阿呆な気がする。
つづく
(註1)
気になる方は、拙ブログの『さまよえるカラスアゲハ』の回を読んで下され。
いや待てよ。もしかしたらこの時期に追い立てられていたのはホラー仕立ての『2017’春の三大蛾祭り』シリーズの執筆だったかもしんない。
(註2)
気になるので、ご丁寧にも調べてみた。
ベスト8以前に破れた28チームのうちで、夏に戻って来れたのは聖光学院、中央学院、日大三、慶応、富山商、近江、下関国際の6校だけだった。確率にすると、たったの約21.4%だ。しかも、記念大会で出場枠が2枠に増えた千葉の中央学院と神奈川の慶応は例年ならば出られていたかどうかは微妙だ。
ついでに言っとくと、ベスト8を含めた確率で計算しても36分の11だから、たったの30.5%しかない。
そう考えれば、大阪桐蔭の春夏連覇は凄い確率だった事がよく解る。マスコミに煽られた金農旋風に霞んじゃったけど、もっと評価されて然るべき偉業だと思う。