台湾の蝶22『目玉オヤジは森の王様』

 
 
  第22話『ワモンチョウ』

 
今回は、Stichophthalma howqua ワモンチョウ。
ジャノメチョウ&ヒカゲチョウ系統を取り上げるのも初めてだ。

Nymphalidae(タテハチョウ科)
Satyrianae(ジャノメチョウ亜科)
Amathusiini(ワモンチョウ族)
Stichophthalma(ワモンチョウ属)

に分類され、台湾産は亜種formosanaとされる。

 
【ワモンチョウ Stichophthalma howqua ♂】

(2017.6.20 南投県仁愛郷南豊村)

 
デカイ。開帳100㎜前後くらいある。
不意に木陰から飛び出してくると、その迫力に一瞬たじろぐ。で、ドタバタと森の奥に逃げてゆく。きっと羽が大きいわりに体が細いので、そんなに速くは飛べないのだろう。とはいえ、ナメてると意外に採れない。
そういえば思い出した。台湾に行く前は、何が何でもワモンチョウを採りたいとは思ってなかった。まあ、採れればいいやって感じ。何でかっていうと、渋カッコイイ揃いのStichophthalma属の中にあって、このワモンチョウが一番ダサいからだ。
でも実物を見たら、そうでもなかった。結構、カッコイイし、個体変異も大きいので、見つけたら真面目に採った。それに案外一筋縄にはいかない奴なので、意外と採ってて面白いのである。

 
【ワモンチョウ♀】
(2017.6.30 南投県仁愛郷眉渓)

 
♀は更に一回り大きい。
東南アジアで、既にルイザワモンを見ていたから、そんなに大きくはないだろうとタカをくくってたけど、実際に実物を見たら、やっぱりデカイと思った。

 
【裏面】

 
この輪っか紋が和名の由来だろう。
雌雄の違いは大きさの他に、♀は翅形が全体的に丸くなる事や裏面の斑紋の違いから判別できる。
解りやすいように、標本写真も貼付しておこう。

 
【ワモンチョウ ♂】

 
♂は後翅表面基部に性標があり、♀にはこれが無い。

 
【裏面】

 
ワモンチョウ系の展翅は嫌い。翅の下辺を上げようとすると頭が羽に埋まりがちになるし、触角が微妙に波打ってて真っ直ぐになりにくいのだ。

 
【ワモンチョウ ♀】

 
う~ん、上翅を上げすぎてるなあ。まっ、いっか…。

♀は♂と比べて翅形が丸く、裏面の白帯が発達する。しかし、珠に微妙な斑紋の個体もいるそうだから、総合的に判断した方が良いようだ。

より解りやすいように図鑑の画版も添付しておこう。

 
(出典『原色台湾蝶類大図鑑』)

 
上が♂で、下が♀である。
こうして並んでいると、一目瞭然だね。

 
【学名】Stichophthalma howqua

平嶋義宏氏の『蝶の学名-その語源と解説-』によると、Stichophthalma(スティコフタルマ)は、ギリシア語のstichos(列・線)+ophthalmos(眼)の合成語で、一列に並んだ眼状紋を表現しているそうだ。
それにしてもスティコフタルマって、言いにくいよね。スティコフタルマ、スティコフタルマ、スティコフタルマ……Σ( ̄皿 ̄;;キイーッ❗❗

小種名のhowqua(ホウクワ)は、中国・清朝時代の広州の特許商社「公行」の当主の世襲的な通称「浩官」=Howqua に因むという。
台湾亜種の「formosana」は、「台湾の」と云う意味で、これは多くの台湾の蝶の亜種名に使われている。

Synonyms(同物異名)に、下記のようなものがある。

Thaumantis howqua(Westwood,1851)

 
【台湾名】箭環蝶
「箭(せん)」は弓矢のことである。羽の表にある矢先みたいな紋と裏側の環(輪)紋からの命名だろう。
念のために調べたら、箭には竹の1種であるヤダケやシノダケと云う意味もあった。弓矢の柄の部分に使われる材料だから、弓矢の柄そのものを指す言葉でもある。
別名に環紋蝶、環蝶の名がある。何れも意味は同じようなもんだね。目玉模様を表している。
中国では環紋蝶の他に、和紋蝶、黄蛇目、大黄蝶などの別名がある。こっちの方がバリエーションがある。蛇に喩えているところなんかは面白い。
そういえば、和名を最初は和の伝統的な柄(和紋)に基づいたものだと勝手に勘違いしてた。すぐに間違いに気づいたけど、和名って命名には細心の注意が必要だ。漢字をカタカナにすると、意味の取り違えが起こる可能性がある事に気をつけてないといけないよね。学者で、そこまで考えてる人って少数なんだろなあ…。毎度、和名には文句言ってるけど、たぶん学者には論理的な思考はあっても、文学的とか情緒的思考に欠けている人が多いのではないだろうか❓その両方をそなえた人は稀有だから、ダサい名前が濫造されるのかもしれない。
その点、まだ英名の方がスマートでストレートだ。
とはいえ、和名には気恥ずかしくて使えない。フシギノモリノオナガシジミ(不思議の森の尾長シジミ(チョウ))に違和感があるのも、そのせいだろう。これを英語にしたら、ファンタジックで素敵だと言いかねない。
日本語って、何ものなんだ❓と思うよ。日本人の、この言葉に対する含羞の感覚は日本独特のものかもしれない。この感覚を言葉で説明するのが難しい。外国人が理解に苦しむのも、解るような気がする。

 
【英名】The Junglequeen

ジャングルクィーン。「森の女王」って意味だね。
素直にとれば森を守る女王様ってとこなのだろうが、頭の中で何かアマゾネスみたいなのが雄叫びをあげて走り回っている。おで、アタマ、オカシイよね。
とにかく自分にはこの蝶に女性的と云うイメージがあまりない。どちらかと云うと男性的なイメージの方が強い。しかも、オッサン。色も地味だし、どこか鈍くさいからだ。色も親戚のオッチャンの駱駝(ラクダ)色のパッチを思い出す。何だかオジンくさいのだ。
因みに、他のワモンチョウ属の英名にも、たいがいこの「junglequeen」がついている。例えばルイザワモンならば「Siamese junglequeen 」と云う英名がつけられている。Siameseはシャム(タイの旧名)の事だね。
そういえばルイザワモンには女性的なものを感じたなあ…。森の中を、ゆったりとふわりふわりと飛ぶ様は優美で、あれはまさに女王様だった。

 
【ルイザワモンチョウ Stichophthalma louisa 】
(2016.5.2 Laos oudoxay)

 
んっ❗❓、これって、たぶんラオス産のノーマルタイプではないね。

 

 
やっぱそうだ。地色が焦げ茶色のベトナムとかにいる別亜種みたいな奴だったわさ。
ごめん、この地域のノーマルタイプはこんな感じです。

 
(2016.4.19 Laos oudoxay)

 
(2016.4.28 Laos oudoxay)

 
【裏面】

 
一応、展翅したものも並べておこう。

 

 
一番下のは丸みがあってデカいので、♀かなあ…。

こうして見ると、翅形が違うのがよく解る。
♀はさておき、♂はワモンチョウと比べて、ルイザワモンの上翅の先は尖って見える。ボックス型と言った方がいいかもしれない。
とにかく、このStichophthalma属の中では、ワモンチョウが最も翅が丸いのだ。

裏面は、こんなん。

 

 
やはり、ルイザワモンの方がカッコイイ。
初めて見た時は、あまりにデカくて半笑いになったのを思い出したよ。

 
【分布と亜種】
(出典『原色台湾蝶類大図鑑』)

 
ワモンチョウ属では最も分布の広い種で、北インドからタイ北東部、ベトナム北部(トンキン) を経て中国西・中部~台湾にまで至る。
地方変異が多く、地色および黒紋が著しく変化し、大陸産には肛角部領域の黒化にクラインが見られる。多くの亜種が記載されているが、その中間型もあり,亜種間の同定は簡単ではないようだ。
『www.jpmoth.org』に拠れば、以下のような亜種が記載されている。一応、解説文の一部も抜粋しておきます。

 
◆ssp.howqua howqua(Westwood,1851)
中国北部~中部

(出典『AUREUS butterflies&insect』)

(出典『kknews c.c』)

 
原名亜種(名義タイプ亜種)。
表面の地色は黄橙色。台湾亜種のformosanaに似るが、亜外縁の前翅の菱形紋、後翅の魚状紋(矢型紋)はやや崩れる。6月下旬〜8月下旬に出現する。

 
◆ssp.iapetus(Brooks,1949)
タイ北部~南ベトナム

♀はベトナム北部産のtonkinianaの♂に似るが、表面はかなり淡色。外縁の菱形紋、魚状紋は他の亜種よりも細い。表面の地色は橙黄色で、前翅の中央領域でわずかに淡色になる。前後翅の亜外縁に1列の明瞭な三日月形紋が連続する。内部の端はダイヤモンド状の中央後部の1列の点と結合する。前翅頂は黒く、広がって5室で中央の点に達する。一方,近縁種のルイザワモンチョウ(S.louisa)は、6室で中央の点に達する。
裏面は表面と同じ色彩である。斑紋はルイザワモンに似る。暗色の中央の帯は強く小円鋸歯状であるが、ルイザワモンの場合のように真っ直ぐにはならない。

考えてみれば、タイやラオスでワモンチョウを見たことが無い。個体数が少ないのかなあ…。それとも単に発生期に訪れてないだけなのかな❓

  
◆ssp.tonkiniana(Fruhstorfer,1901)
北ベトナム・中国南部

(出典『ぷてろんワールド』)

(出典『kknews c.c』)

 
地色は濃い橙色。裏面の前後翅に各5個ずつ計10個の眼状紋があり、ほぼ同大の楕円形で連結するように配置され、著しく明瞭である。前翅の菱形紋は明瞭であるが、後翅の魚状紋は前部が丸くなり、1a室と1b室では崩れて繋がっている。
5~8月に現れ、産地は局地的である。

この縁が黒いタイプはカッコイイと思う。

 
◆ssp.formosana(Fruhstorfer,1908)
台湾

(出典『kknews c.c』)

 
種としてのワモンチョウのみならず、ワモンチョウ族全体の北限種でもあるようだ。ようするにワモンチョウの仲間は基本的に南方系の蝶なのである。
表面は濃い橙色でやや黄色を帯びる。外縁から亜外縁にかけての各室に金魚形の黒紋が並ぶ。その数は前翅に直列に5個、後翅に弓形に6個を数える。裏面はより暗色で、前、後翅ともに中央部と基部近くに2条の黒条が走り、この外側の2〜6室に5個、同じく後翅にも5個の眼状紋をそなえる。眼状紋の周辺は灰白色をおびる。前後翅の眼状紋は大小不同である。

 
◆ssp.miyana(Fruhstorfer,1913)
広東省

中国南部産の斑紋黒化型のようだ。
ググってもヒットしないので、次のssp.suffusaに吸収されたのかもしれない。

 
◆ssp.suffusa(Leech,1892)
四川省・福建省

(出典『Wikipedia』)

(出典『kknews c.c』)

 
名義タイプ亜種よりも淡色であるが,後翅縁の暗化が進む。後翅下部の魚紋はtonkinianaほどではないが、殆んどが黒色でおおわれる。裏面の赤褐色の眼状紋は前後翅に各5個ずつ計10個ある。肛角部に黒点1個をもち、中央部を縦に走る白帯が明瞭である。

 
◆ssp.bowringi(Chun,1929)
海南島(中国)

(出典『kknews c.c』)

 
離島の特産亜種だけあって、かなり特化が進んでいるなあ。

表面は橙黄色。前後翅の縁にやや小さく細い魚状紋が並ぶ。肛角部の魚状紋は消えかかって不明瞭。裏面の地色はやや淡い。前後翅の基部と中央に各1条の黒褐色の波状紋が縦に走る。裏面10個の眼状紋は、他の亜種より発達が悪い。また、裏面の外縁に2条の波状帯があるが、外側のものは明瞭ではない。前後翅中央のやや外側に各5個の眼状紋が並ぶ。♀の地色は、やや赤味を帯びる。

 
亜種ssp.iapetusとssp.miyanaの画像は、探しても結局見つけられなかった。まあ、とはいえ海南島産みたく特異なものではないだろう。せいぜい隣接する亜種に似たようなものだと思う。

 
【生態】
台湾全土に見られ、発生は早いものは4月、遅いもので9〜10月の記録があるが、これらは少数の例外である。台湾亜種はワモンチョウ類の中で最も北寄りに分布するために発生は主に夏季で、年1化。6〜8月が発生のピークとされる。埔里周辺では6月が採集・撮影の適期のようで、7月に入ると♂はボロい個体が目立つようになった。但し、これは標高にもよるだろう。
垂直分布は50m~2000mと広いが、主に1000m前後から500~600mの間に多く見られる。しかし棲息は局所的で、何処にでもいるというものではない。かといって特別珍しいというものでもない。主に竹林付近で見られるので、局所的なのはそのせいだろう。棲息地での個体数は多いと思う。竹の切り株に溜まった水を吸うために、時に集団が菊花状に並ぶという。
飛翔はゆるやかで、地上1m前後を上下に大きく揺れるようにしてフワフワと飛ぶ。驚くと急加速して竹林に逃げ込む。これがウザい。飛翔は緩慢なクセに巧みに茂みや樹間を潜り抜けて飛ぶので、容易に網が振れないのだ。
一度、正面から真っ直ぐに飛んできた奴が、驚いて目の前で直角に曲がって竹薮に逃げていった事があった。意外と敏感だし、林内に逃げ込まれると藪深くに潜り込まれるので見失いやすい。で、見た目ほどには採れないのである。結構ムカつく蝶なのだ。とはいえ、暫く待っているとまた出てくる事が多かった。
早朝と日没以前に最も活発に行動すると言われるが、自分はそんな時間には寝てるかビールを飲んでいるので知らない。まあジャノメ&ヒカゲチョウ系なので、生態的には間違いなかろう。しかし、その時間帯は飛ぶのが速い可能性があるので、簡単に採れるかどうかはわからない。まあ、昼間でもちょくちょく出会うから、わざわざ早朝や夕暮れどきに行かなくてもいいとは思うけどさ。
成虫は樹液や腐熟果に集まり、バナナやパイナップルなどを使ったトラップにもよく集まる。
意外と敏感で、ぞんざいに近づいたら4~5頭がシーサンプーター、一挙に逃げていった事があった。

 
【食餌植物】
イネ科(Gramineae)のSpodiopogon conuifer、Miscanthus sinensis ススキ。他に各種のタケ類から卵、幼虫が発見されている。また、Palmae(ヤシ科)のDaemonoropas margaritae トウの記録もある。つまり本種はススキ、タケ、ヤシの類を広く利用しているようだ。
参考までに、インドシナ半島では以下のようなものが記録されている。
Spodiopogon cotulifer,Trachycarpus fortunei,イネ科ハチク(Phyllostachys puberula)、Poaceae(イネ科)。
中国ではタケ,シュロなどの記録がある。

 
【幼生期】
産卵は午後から夕刻にかけて行われ、食草の葉裏に1箇所にまとめて50~80個ほど規則正しく産付される。

 
《卵》
(出典『アジア産蝶類生活史図鑑』)

 
孵化した幼虫は強い群居性を示し、30頭ほどが一塊になって互いに頭と頭とを突き合わせて食草の葉裏に静止し、摂食などの行動は一斉に行われる。2、3齢になっても群居性は保たれ、通常3齢で越冬する。春季に越冬から目覚めて摂食を開始し、4齢になると群居を解いて各々単独で生活するようになる。
成熟幼虫には緑色に濃淡の縦縞がある。また頭頂には赤い斑紋があり、突起をもたずに1対の黒い剛毛の束が生えている。

 
《幼虫》
(出典『圖錄檢索』)

(出典『アジア産蝶類生活史図鑑』)

 
蛾の幼虫っぽいよね(笑)

主に4月下旬から5月下旬にかけて蛹化するが、幼虫の成長度はバラバラで差違が大きい。成虫の発生期が長いのは、おそらくこれに起因するものと思われる。
蛹は磁器のような光沢をもち、背面は膨れ、褐色の縁取りをもつ赤色の腰帯がある。また、頭部の突起と尾突起は短い。蛹の期間は13~18日。初夏に羽化する。

 
《蛹》
(出典『圖錄檢索』)

(出典『アジア産蝶類生活史図鑑』)

 
蛹を見て、意外な形だったので少し驚いた。
少し面長だが、イナズマチョウ属(Euthalia)の蛹に似ていると思った。まさかとは思うが、案外、類縁関係はそう遠くないのかもしれない。

ワモンチョウで思い出したけど、まだゴッドフレイワモン Stichophthalma godfleyiを採った事がないんだよなあ…。
タイ南部で、らしきとてつもなく巨大な奴が上空を飛んでゆくのを見たんだけど、ゴッドフレイかルイザかは確定出来ないんだよねぇ。その時はゴッドフレイは元より、ルイザワモンさえ見たことがなく、その存在さえも知らなかったのだ。一歩も動けず、ただ、ただ呆然とその姿を見送ったのだった。それにしても、ワモンのクセに何であんな高い所を飛んでいたのだろう。4、5mはあった。普通、ワモンチョウの類は地上1mくらいを飛ぶ。だから、ゴッドフレイかルイザかを特定出来なかったのだ。上からの目線だと、両者の色は全く違うので、どちらかわかった筈だ。
まさかゴッドフレイは高く飛ぶものなの❓いやいや、そんなの聞いたことないぞ。( ̄▽ ̄;)謎だ。
嗚呼、ゴッドフレイに会いたいなあ…。

 
                 おしまい

  
追伸
えー、最初のタイトルは『森の王様』でした。
英名を少し捻ったのだが、どこか違和感を感じながら本文を書き進めていた。何か中途半端にカッコつけててヤだったのだ。それに、たかがワモンチョウを森の王様とまで言ってしまうのにも抵抗感があった。スマンが、そこまでの格はない。その呼称を使ってもいいのはゴッドフレイクラスでなければならぬ。
途中、スティコフタルマ……Σ( ̄皿 ̄;;キイーッ!と云う辺りで、ハジけた。で、ふざけたタイトルになったのである。もちろん、鬼太郎の目玉おやじで釣ろうと云うセコい算段もあった。目玉おやじを想像した人、ゴメンナサイ。でも、けっして嘘をついているワケではないからね。目玉おやじを勝手に想像したのアナタです(笑)

今回、実を言うと本当はオジロクロヒカゲを取り上げる予定でいた。しかし考えてみれば、♀の展翅もしていなければ、表展翅だってさえしていない事に気づいた。で、タイトルを決めて、本文を5行書いたところで中止。
相変わらず、ええ加減で思いつきだけで生きている男なのである。