ダリアとシンジュキノカワガ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで、イチモンジセセリさんと一緒に休憩。
普段は無視だけど、この日は和ませてもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
何と、これぜ~んぶダリアです。
色んなダリアがあるんだね。でも黒いダリアから後はダリアとは思えないようなダリアだな。

ダリアはキク科(Asteroidear) ダリア属(Dahalia)に分類され、原産地はメキシコだそうである。メキシコの国花でもある。
1789年にメキシコからスペインに移入され、そこで多種多様の品種改良がなされたそうだ。

花言葉は「華麗」「優雅」「威厳」「移り気」「不安定」「感謝」「栄華」。
花言葉って、いつも思うんだけど、そんなにぎょーさんあってどないよ(# ̄З ̄)❓ワッケわかんねーよ。意味あんのかね。

因みに、日本では当初テンジクボタン(天竺牡丹)という名で呼ばれたていたらしい。確かに大輪の花は、まるで牡丹みたいだなと思った。
ついでに言っとくと、食用のダリアもあるらしい。塊根を食べるようだけど、レンコンに近い食感なんだとさ。他に花や葉がサラダなんかにも利用されてるみたいだね。

写真は2018年 10月8日に奈良県河合町の馬見丘陵公園で撮ったものだ。
何で、こんなに沢山ダリアの花の写真を撮ったのかというと、ヒマつぶしなんである。
この日の目的は他にあった。ものスゴく珍しい蛾、シンジュキノカワガを探しに来たのである。

【シンジュキノカワガ Eligma narcissus】
(出典『青森の蝶たち』以下2点とも)

 
ゾクゾクくるエキゾチックさだ。

 

 
羽を閉じると渋い魅力になる。
外側の太い縁どり線は妖しい緑色なのもいい。

 

 
裏側もスタイリッシュだ。鮮やかな黄色とデニムの青のとのコントラストが素晴らしい。

この蛾は南方系の蛾で、基本的には日本には棲んでない。たま~に外国のどっかから飛んで来るようだ。
蛾のパイセンが、コイツを2年前に此所で採ったと言う。しかも、2頭も。トイレの灯りに飛んできたらしい。それで、のこのこと出てきたワケだ。昼間から来ていたのは幼虫の食樹であるシンジュ(ニワウルシ)もあると聞いたからだ。この蛾は食樹のそばで見つかる事も多いみたいだから、何とかなんでねーのと思ったのさ。
でも、エエかげんな性格のパイセン、公園中を探しても食樹なんて1本もありゃしない。公園事務所の植物担当の爺さんに訊ねても、「知らんなあ。そんな木、たぶんないで。」と言われたよ。

結局、夜の公園を夢遊病者の如く徘徊したけど、会えなくて惨敗。
どころか、新月なのに他の蛾さえも殆んど何も飛んで来なかった。
暗い夜道をとぼとぼと駅に向かって歩いている間、ずっとダリアの花々が脳裏で浮かんでは消えていった。

                 おしまい

 
追伸
残念だが、この日はまだ皇帝ダリア(キダチダリア)は咲いていなかった。

 

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(出典『樹木好き!I❤Trees』)

皇帝ダリアが咲くのは11月。カイザーは満を持して最後に現れるのだ。