新玉ねぎに刮目す

 
もうシーズンは終わっちゃたけど、例年になく今年は新玉葱を食った。
きっかけは、おかんが新玉にハマってて、如何に旨いかを力説していたからである。で、1個くれた。
おまけに、後日レシピまで送ってきた。

「玉ねぎとベーコン炒めは、玉ねぎは輪切り、オリーブオイルを少し垂らしてシオコシヨウで味を整えます。」

ここまでしてくれると、素直に作ろうと思った。
それにシンプルだし、簡単そうだ。

 

 
かあ様、おっしゃる通りでした。
新玉、マジで美味いわd=(^o^)=b
とにかく、玉葱の自然な甘さに驚いた。甘いものは苦手だけど、自然な甘さは抵抗感なく美味いと思う。
シャキシャキした歯応えもいい。

そんなワケで、新たに新玉葱を買って食い続けた。
画像は豆苗入りだが、基本的には新玉とベーコンだけ。シンプル・イズ・ザ・ベストを貫こうと思ったのである。

しかし、最後だけウィンナーを入れるヴァージョンになった。ウィンナーの賞味期限が迫っていた為でやんす。

 

 
これはこれで旨かった。
ウィンナーじたいも旨かったからかもしんない。

 

 
日本ハム 『アレーグリ マッサ』。
世界を旅するというアンティエシリーズの一つで、他に2種類があるようだ。

「赤パプリカの深いコクと旨み」惹句がある。ポルトガルとか無塩せきの文字もあるから、気になって調べてみた。

アレーグリ マッサの「マッサ」とは、赤パプリカの塩漬けペーストのことで、ポルトガルの万能調味料らしい。「アレーグリ」は陽気って意味みたいだね。
「無塩せき」とは、発色剤を使わずに仕上げる製法だそうである。逆に普通のウィンナーは発色剤を使ってるのか❗❓発色剤って、何だ(・。・;❓

日本ハムと大山ハムのサイトに発色剤についての説明があった。日本ハムの方が消費者の質問に答える形になっていて解りやすいので、そちらを抜粋しよう。

『発色剤には、大きく分けて次の3つの働きがあります。

1.原料肉の色素を固定し、ハム・ソーセージ特有の色調を与えます。
《着色料のように色を付けるのではなく、お肉の中のミオグロビンやヘモグロビンといったお肉自身がもっている赤い色素を固定し、加熱・酸化による褐色化を防ぎます。》

2.原料肉のもつ獣臭さを消し、ハム・ソーセージ特有のフレーバー(風味)を与えます。
《発色剤の使用されていない焼豚などと比較すると、その風味の違いがよく分かります。》

3.細菌の増殖を抑える働きがあります。特に恐ろしい食中毒菌としてよく知られているボツリヌス菌の増殖抑制効果があります。

発色剤を用いない無塩せき(むえんせき)の商品群は、加熱した肉そのものの褐色であり、一般にあまり日持ちがせず、また原料肉そのものの匂いを感じます。』

なるほどね。一応、納得の説明だ。
でも、この発色剤は発ガン性があるとも言われている。それに対しての回答も載せておこう。今度は大山ハムのサイトのものを抜粋しよう。

『「亜硝酸ナトリウム」に発ガン性物質生成の可能性があるといわれていますので、これを気にする人も多いでしょう。
しかし、食品に使うことのできる添加物の量は、食品安全委員会や国際的な機関が無害と確かめた量1/100の量を、毎日食べつづけても安全な量としています。さらに、この量よりずっと少なくなるように法律で使用基準がきめられています。
当社では、さらに低い使用基準を設け、安全性確保に努めています。
また、ビタミンC(酸化防止剤)と一緒に取ることで、発色反応を促進させ、亜硝酸残存量を減らします。そのため、「発色剤」と「酸化防止剤」はセットで添加されます。
発ガン性物質が生成しやすい条件はpHが3.6の時で、食肉製品の多くは、pHが6以上のため、現状ではほとんど生成されないことがわかっています。』

なるほどね。
更にネットサーフィンしていると、『シルフレイのふたり言』というサイトに、こんな発言もあった。

『「当社のハムは、安心・安全のために発色剤は使っていません!」という謳い文句を目にすることがあります。こういうメーカーは、よほどのアホか腹黒いかどちらかなのですが、嬉々として手にとってしまう消費者の方が多いでしょうね。」
中略。
ところで「発色剤不使用」のハムやソーセージは岩塩を使用していることが多いです。「天然の岩塩を使用!」と偉そうに書いてあったりしますが、本当の理由は、岩塩に硝酸塩が含まれているからです(笑)。そもそも岩塩で塩漬けするとキレイに発色される、ということに気づいた先人の知恵から、岩塩に含まれる硝酸塩による発色の仕組みが明らかになったのです。

残念ながら岩塩には金属や石膏などの不純物も含まれます。先人の知恵を利用しつつも、岩塩を使うかわりに、精製塩と硝酸塩を使うというは安全かつ効果的な優れた製法と言えます。「伝統製法」というのは得てしてこういうもので、そのまま使おうとしても、安全性や品質とは両立しないことが多いのです。

「天然にこだわって岩塩で作った安心・安全の発色剤不使用のハム!」などという商品が、いかにデタラメなものかお分かりいただけると思います。無論、作る側は、分かっていてやっていることですね。』

因みに、このサイトには大山ハムの広告が貼り付けてあった。付け加えると、大山ハムのサイトの発色剤使用の説明には、発色剤の必要性が強調した論調に感じた。興味のある方は、そちらも覗いてみるがよかろう。

自分的には、この問題についてはどっちだってよくなってきた。こちとら、発ガン性がメチャメチャ高い煙草を毎日パカパカ吸っているのだ。発色剤の発ガン性なんぞ、屁の突っ張りにもならんわ(=`ェ´=)

あ~、また脱線だ。
今回は短くしようと思ったのになあ…。
気を取り直して、話を新玉に戻して終わろう。

新玉葱を今まであまり食ってこなかったのは、何となくインパクトに欠ける水っぽいイメージがあったからだ。辛みが少なくてマイルドだから、オニオンスライスくらいにしか使えないと思い込んでいたのだ。
でも、( ☆∀☆)刮目したよ。新玉葱は美味いっ❗❗
そっかあ…、新玉葱は熱を加えてこそ美味いんだね。

  
                  おしまい