2018′ カトカラ元年 其の十

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 vol.10 アミメキシタバ

   『網目男爵』

 

採集過程は前々回のクロシオキシタバの回で既に詳しく書いているので、おさらいでサラッと書きます。
あっ、忘れてた。その前に八尾のことを書いておこう。

7月中旬には記録のある大阪府八尾市に行く予定だった。しかし、去年にマルタンヤンマを探しに行った折り、物凄い数の目まといに襲われてエラい目にあった。奴ら、目の中に入ってくるので死ぬほど鬱陶しい。ワシ、サバンナのライオンちゃうぞ、(#`皿´)ボケッ❗

オイちゃん、網を振りまくって彼奴(きゃつ)らを拿捕し、網の上から纏めてグシャグシャに握り潰しまくってやった。殺戮ジェノサイドである。殺意はとどまることを知らず、爆殺💥カーニバル。少なくとも五百匹は殺してやったと思う。
普段は「生き物は大切にしましょう。」なんて言ってるクセにコレである。酷い男なのだ。
世間には、こういう言葉を正義感ぶって吐く者が多いが、ハッキリ言って欺瞞である。アンタら、家にゴキブリが湧いたら殺さへんのかーい❗蚊にたかられたら、叩き潰さんのかーい❗❓
まあいい。そんな事はどうでもよろし。
兎に角そう云うワケで、もうマルタンヤンマどころではなくなって、殺戮に明け暮れてヘトヘトになってしまったのであった。それを思い出して、行くのを躊躇しているうちに、いつしか7月下旬になってしまった。

 
2018年 7月26日。

この日は明石城跡に出掛けた。
ここにアミメキシタバとクロシオキシタバの両方の記録があったからだ。一挙に2つ合わせて採ってやろうと云う算段だった。
しかし、両者とも姿さえ見ず。惨敗を喫する。

 
2018年 8月1日。

取り敢えず先にクロシオキシタバを落とそうと思い、六甲へと向かう。
調べて、ここに幼虫の食樹であるウバメガシが多いと突き止めたからだ。
山中に入り、すぐクロシオを仕留める。その後、予想外のアミメまで採れた。

 
【アミメキシタバ】

 
個体数は多く、殆んどは樹液に飛来したものだった。
尚、途中でクロシオがド普通種のパタラ(C.patala)に見えてきて、アミメがクロシオに見えてきた。で、クロシオを無視してアミメばっか一所懸命に採るという大失態をしでかしてしまった。情けないけど、カトカラ1年生は下翅の黄色いキシタバ類の区別がロクにつかんのだよ、もしぃ~(´∇`)
でも、これからカトカラを集めようと思ってる人は笑ってらんないよー。アンタらもゼッテーにワケわかんなくなっからね。

と云うワケで、ここにはクロシオを採り直しに8月4日にも再訪した。勿論クロシオをシバき倒して、アミメもシバき倒してやった。

以上である。
Σ( ̄O ̄)ワオッ、要約すると、こんなにも短くできるのね。ワシ、どんだけ枝葉の話ばっか書いとんねん。

あまりにも短いので、当時Facebookにあげた記事を一部訂正して再録する。

『アミメキシタバ❗❓ 採った瞬間、直感的にそう思った。
しかし、ウバメガシの森なのにコレばかり飛来するから、次第にコヤツがクロシオキシタバでは?と思い始めてワケわかんなくなってきたなりよ。で、とりあえずコレ中心に採ってた。
でも普通のキシタバ(C.patala)じゃろうと無視してたデカめなのが、今思えばたぶんクロシオに違いない。そんなデカイだなんてネットの記事や図鑑にはどこにも書いてなかったどー(-_-#)
(# ̄З ̄)むぅー、クロシオは夕方に道中で最初に採ったもの(コレも直感的にはクロシオだと思った)と、他にもう1頭しかないから、明日また行くつもり~。

 
【クロシオキシタバ】

 
けど六甲は坂がキツイから憂鬱なんだよなあ…。明日もクソ暑いそうだから熱中症になりかねんわい。
それに、明日は淀川の花火大会だ。まともな脳ミソの持ち主ならば、どう考えてもソチラに行く方が賢明だと判断するじゃろう。せやけど、人が多いのもイヤだしなあ…。(# ̄З ̄)ブツブツ。』

書いたことはすぐ忘れる性質(たち)なので、自分が書いた文章だとは思えなくて、ちょっと面白かった。
書いたばかりの自分の文章を読むのは嫌いだが、時間が経ってから読む自分の文章は割合好きだ。だって、本人が何を書いたのかをあまり憶えてないから、他人が書いた文章のように読めるのである。時々、自分で書いといて、吹き出してしまう事だってある。コイツ、アホちゃうかと思って笑ってしまうのである。でも、よくよく考えてみれば、自分の書いた文章で爆笑とかって滑稽だ。で、何だか変テコな気分になる。

また、前々回のクロシオの文章や今回の要約文とはタッチが微妙に違うのにも驚いた。オイラって、その日の気分で文章を書いてる人なんだろなあ…。プロットとか、あんましないのだ。全体を考えてから文章を書き始めるタイプではなくて、書いてるうちに何となく文章が出来上がってゆく、謂わば行きあたりバッタリの人なのだ。緻密さなんて、全然ないのさ、ぷっぷっぷー。
何か納得したところで、話を前へと進める。

その時に採ったものの一部を並べておく。

 
【アミメキシタバキシタバ♂】

 
展翅、へったクソやなあ。
カトカラ1年生は展翅バランスが分からなくって、上翅を上げ過ぎてるのさ。蝶の展翅とはバランスが違うのに中々気づかなかったのである。前縁と頭部の周辺に空間が開くのが蛾では当たり前だと知らなかったんだもん。秋田さんに言われて、漸く気づいた。言われた時は、ちょっと気色ばんだけど、今では感謝してる。

もう1つ♂っぽい画像が出てきた。↙
けど、これってホンマに♂かいな❓
腹の形が♂っぽいけど、上翅の感じが♂らしくない。

 

 
アミメの♂の上翅はベタな茶色なのだが、この個体は白斑がやや出ていて、コントラストもある。♀には上翅に白斑が入るものが多いが、♂にもそのタイプって、いたっけ❓
単に腹が伸びちゃっただけ❓
それに♂の特徴である尻先の毛束も少ないような気がする。
(;゜∇゜)アカン…、上から三番目も♀に見えてきた。カトカラは基本的には雌雄同型なので、しばしばオスとメスがわかんなくなる。カトカラも雌雄異型なら、更に人気が出るのになあ…。蛾って、フユシャクとかは別にして、あんまし雌雄異型というイメージがない。雌雄が異型のものは進化した種で、同型のものは旧いタイプの種とかっていう見解は無いのかね❓聞いたことないけど。

 
【アミメキシタバ♀】

 
上翅が上がり過ぎだけでなく、触角も酷いことになってるな(笑)
たぶん、カトカラの触角は細くて長いから、すぐ切れるので頑張らなかったんだと思う。蛾の展翅写真って、下手なのが多いし、こんなもんでいっかと思いがちなのだ。べつに上手いと思われなくてもいいやと思ってたフシがある。蝶は好きでも蛾は嫌いという感情が、まだ色濃く残ってたところもあるんだろね。ようするに、対象物に対しての愛が少なかったのである。

多くの♀が上翅に白斑が出て、白いポッチ(腎状紋)がある。それで、雌雄の区別はある程度できる。
♂よりも♀の方がコントラストがあるから、見た目はまだマシかな。あっ、コレってアミメに愛があんまし無いって言い草だな。
認めよう。小さいし、茶色だし、帯が太いから黄色いところが少ないので、あまり魅力を感じない。採れた当初は嬉しかったが、今となってはアミメなんてどうでもいい存在なのだ。

 
【裏面】

 
他のキシタバと比べて、黒い領域が多い。中でも特に上翅の内側が黒いという印象がある。個体によるだろうけど、大体そこで他種とは見分けがつく。

展翅が酷いので、一応今年のものも並べておこう。
展翅によって種のイメージも変わりかねないからね。

 

 
上から♂、♀、裏面。
比較用にクロシオキシタバの裏面画像も貼っつけておこう。

 

 
全然、ちゃいまっしゃろ。
殆んどの図鑑には裏面が図示されていないし、違いについても言及されていない。それって、どうよ❓ダメじゃなくなくね❓
裏面が、種の同定をするにあたり重要な意味を持つ場合だってあると思うんだけど…。

 
【学名】Catocala hyperconnexa(Sugi,1965)

おそらく蛾の高名な研究者である杉 繁郎氏の記載であろう。
御本人に学名の由来をお訊きすれば、簡単で話も早いのだろうが、残念ながら既に他界されておられる。
取り敢えず、自分で調べてみっか…。岸田せんせや石塚さんに訊くのは、それからでも遅くはないだろう。

頼みの綱の平嶋義宏氏の『蝶の学名-その語源と解説-』には、残念ながら同じ学名の蝶はいなかった。近いものに、以下のようなものがあった。

[hyperantthus(ヒュペラントス)]
ミヤマジャノメの小種名。ヒュペラントスはアイギュプトスの50人の息子の一人。リンネの命名。

[hypereia(ヒュパレイア)]
トンボマダラ科の1種。

[hyperia(ヒュパリア・ヒュパレイア)]
ヘリアカタテハの小種名。
ヒュパレイアはテッサリアの町ペライの泉の名。ペライはアドメートス王の居所(ラテン語辞典)。なお、ヒュペレイア Hypereiaはギリシア語。一方のHyperiaはラテン語で、大洋神オーケアノスの娘、テッサリアのペライにある泉の精を意味する。

[hypermnestra(ヒュペルネーストラー)]
ルリモンジャノメの小種名。
ヒュペルネーストラーはダナオスの50人の娘の一人。

相変わらず、ギリシア神話って全然アタマに入ってこない。固有名詞がチンプンカンプンである。
それはそうと、読みはハイパーコネックスじゃないんだ。久し振りに学名のことを書くので、無意識に英語読みしてたよ。学名は基本的にラテン語読み、もしくはギリシア語読みなのを忘れてたわ。となると、ヒュパルコネクサ❓ヒュペルコネクサ❓まあ、そんなもんじゃろう。

他にも蝶の属名に Hypermnestra というのがあるようだ。また種名にも hypermnestra が使用されており、マダラチョウ科のIdea属、タテハチョウ科のMestra属にそれぞれいるみたい。

見た感じ、学名の小種名はおそらく何かと何かを組み合わせた造語だろう。たぶん、hyper と connexa という単語が合体したっぽい。和名のアミメと下翅の特徴から、下半分の connexa は、英語のコネクト(connect)を類推させられる。意味も「連結する、接続する、繋げる」といった意味の動詞だから、イメージとも合致する。つまり、アミメキシタバの最大の特徴は下翅下部の黒帯が2ヶ所で繋がるって事ね。ようは日本のキシタバ類の中では、一番繋がってるがゆえの命名なのだろう。

更に調べると、ラテン語に connnexio(コンネクシォ)という言葉があるみたいだ。意味は同じく「絆、共に繋ぐこと」だそうだ。因みにラテン語には、connecto(接続する)という言葉もある。これもまた2つの言葉が組み合わさったもののようだ。con-(一緒に)+necto(結び付ける)➡ gned-(縛る)が語源とされる。「結び合わせること」が、この単語のコアの意味との事。

前半部の「hyper」は、英語だとハイパーだよね。「上」「超越」「向こう側」を意味する英語の接頭語だ。これはギリシャ語のヒュペル ὑπερ (hyper) が語源。似た意味を持つ接頭語に、ラテン語に由来する「スーパー」「ウルトラ」「アルテマ」などがある。いくつかの分野では、やや厳密な意味を持ち、英語の「over」や「above」にあたるとあった。

何だか小難しい表記だなあ。
孫引きばかりで、解りづらくてスマン。
ようは、杉さんはメチャンコ黒帯が繋がっているということを表現したかったのだろう。
多くの学者さん(杉さんの事ではない)は賢すぎて、難解な文章を書かはるから、アタマ悪りぃオイラには何を言わんとしているのかを理解するのは大変だ。
たとえ高尚な文章でも、難解ならば相手に意味が伝わらない。それって、本末転倒だ。アタマいいって、アタマ悪くないか❓

 
【和名】
和名は下翅の黒帯が網目模様のように殆んどが繋がることからの由来だろう。結局、皆そこへ行っちゃうのね。

特に優れた和名とは思わないが、他に適当な和名がないというのも事実だ。
ちなみに、別名にハイイロキシタバなんてのもあったようだが、全く使われていない死語になっている。
そもそも何処が灰色やねん?それに他によく似た名前のハイモンキシタバがいるから、混乱を招きかねない。消えて当然でしょ。

けど、あとで語源がわかった。どうやら腹部が灰黄褐色な事から名付けられたようだ。でも何度と採っているのにも拘わらず、そこには全く気づかなかった。たいたい翅の特徴ではないと云うのが承服しかねる。そもそも余程の色の違いがなければ、そんなもん気づくかボッケーッ(*`Д´)ノ❗❗である。消えて当然の和名ざましょ。

また、学名の小種名をそのまま使うという和名のつけ方があるが、これもアウトだな。ヒュパルコネクサキシタバなんてクソ長いし、舌を噛みそうだ。アミメキシタバで妥当だろう。今のところ、和名に意義なし。

余談だが、こうした後翅の中央黒帯と外縁黒帯が2ヶ所で繋がるパターンのキシタバ類が、近年になって中国やインドシナ半島北部から幾つも発見されているそうだ。何れの種も照葉樹林への依存度が高いと推察されている。
或いは日本にも従来アミメキシタバとされてきたものの中に、隠蔽種の別種が混じっているかもしれない。自分たちが発見した Catocala naganoi mahoroba マホロバキシタバなんかも、その一つの例だろう。黒帯は繋がらないけどさ。

 
【翅の開張】
ネットの『みんなで作る日本産蛾類図鑑』には、前翅長26~28㎜とあったが、これは間違い。3センチって、極小やないけ。それだとカトカラ1のチビッ子になってまうやんけ。
対して岸田先生の『日本産蛾類標準図鑑Ⅱ』には、開張53~59㎜とあった。コチラが正解だろう。
これからは岸田先生の図鑑を参考にしよう。『みんなで作る日本産蛾類図鑑』は参考にはなるけど、情報を鵜呑みにするとエライ目にあう。とにかくカトカラの仲間の中では小さい部類には入る。近似種のクロシオキシタバは比較的大きいので(58~68㎜)、それで一見して、大体の区別はできる。
付け加えておくと、前述のマホロバキシタバは両者の中間の大きさである。この三者の区別方法は、そのうち纏めて書きます。

 
【分布】
関東以西の本州、四国、九州、対馬。
佐渡島にも記録があるようだ。しかし、屋久島には記録がないという記述が散見される。但し、石塚さんの『世界のカトカラ』の分布図には、生息を示す色付けがなされている。どっちなんだ❓
一応、屋久島に産するとされる文献を探してみたが、見つけられなかった。単に鹿児島県という県単位で色付けされているだけなのかもしれない。だとしたら、ややこし過ぎ。

暖温帯系の種とされるが、地球温暖化に伴い北に分布を拡大しているとも言われている。しかし、これも詳細はわからなかった。

かつては日本の固有種だったが、その後インド北部から中国南部を経て日本にまで広く分布していることが分かったそうな。カトカラの分布って、日本も含めて結構いい加減だよなあ…。蛾の中ではポビュラーなグループだけど、それでも蝶に比べて研究はまだまだ進んでいないように思える。蛾って、それくらいマイナーな存在なのだと理解したよ。そう云う意味では面白い分野だとは思う。蝶みたいに、あらかたの事が調べられているものよりも未知な部分があって、調べ甲斐がある。っていうか、性格的には合ってるかも。

 
【レッドデータブック】
宮城県:絶滅危惧I類(CR+En)、滋賀県:絶滅危機増大種、兵庫県:Cランク(少ない種・特殊環境の種)
 
兵庫県も含まれているとは意外だった。レッドデータって、案外とアテにならないと思う。但し、分布は局所的な感じはするので、いるとこには沢山いて、いないとこには全然いないと云うのはある。レッドデータも担当者次第では見方も変わるということか…。
因みに、個人的見解としては照葉樹林のカトカラだと思う。豊かな照葉樹林が残る地域では、稀ではないだろう。

 
【成虫の出現期】
早い年には6月下旬から見られるが、平年は7月上旬から現れ、10月上旬まで見られる。寿命は比較的長いようだ。但し、8月を過ぎると新鮮な個体は殆んど見られなくなる。
余談だが、奈良市ではマホロバとは発生が1週間遅れ、7月中旬の後半から現れ始めた。

 
【成虫の生態】
主に暖帯の照葉樹林帯とクヌギ、アベマキ、コナラを主体としたの落葉広葉樹林帯に見られる。しかし、本州中部以北の落葉広葉樹には殆んど見られない。
稀にブナ帯など高標高地や冷温帯でも採集される。これは飛翔能力が高く、酷暑の時期には移動するのかもしれないという見解がある。
前述したが、基本的には照葉樹林のカトカラだと思う。

樹液に好んで集まり、糖蜜にもよく反応する。飛来時刻は日没直後にワッと集まってきて、その後二度ほどの小ピークはあるが、だらだらと飛んで来る印象がある。但し、これは生息地にもよるだろう。あっしの言葉を鵜呑みにされないが宜しかろう。

灯火採集はしたことはないが、よく集まるという。
昼間は頭を下にして静止している。驚いて飛び立つと、上向きに止まり、暫くしてから下向きになる。

 
【幼虫の食餌植物】
ブナ科コナラ属のアラカシ、クヌギ、アベマキが記録されている。ウバメガシは記録されていないようだが、学術上は近い関係なので、利用している可能性はあると思う。いや、その可能性は極めて高いと思われる。実際、蝶のウラナミアカシジミは基本的にはクヌギ、アベマキを食樹としているが、亜種のキナンウラナミアカシジミはウバメガシを利用しているという例もある。
また、クロシオキシタバのいる海岸林には必ずアミメもいるという意見もあるので、ウバメガシとは密接な関係にあるのではないかと推測している。まだカトカラ2年生の言なので、コレまた鵜呑みにされないが宜し。

西尾規孝氏の『日本のCatocala』には、観察例は少ないものの、幼虫は樹齢15~40年くらいの木を好むそうだ。

                    おしまい

 
追伸
「網目男爵」というフザけた小タイトルは、半分は思いつきのノリでやんす。顔が網目のダンディーな男爵を想像した人はゴメンね。
これは何となくそう感じたというか、そういう単語が浮かんたので、心の中でアミメのことをそう呼んでいたのだ。
だが、人前で口に出して言ったことはない。また、アタマがオカシな人だと思われるのもねぇ…。

とは云うものの、「網目男爵」とタイトルを付けたので、網目男爵物語の捏造を目論みはした。けど、流石に無理がある。アミメキシタバと網目男爵を繋げて、物語として成立させるだなんて云うハイパーコネクトな芸当は不可能に近い。ゆえに早々と断念した。アホな事を考えてるヒマがあるなら、本日の飯の仕込みでもしてた方が良いもんね。

 
《参考文献》
・『世界のカトカラ』石塚勝己 月刊むし
・『日本のCatocala』西尾規孝 自費出版
・『日本産蛾類標準図鑑Ⅱ』岸田泰則 学研
・『蝶の学名-その語源と解説-』平嶋義宏 九州大学出版会
・『みんなで作る日本産蛾類図鑑』インターネット

 

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投稿者:

cho-baka

元役者でダイビングインストラクターであり、バーテンダー。 蝶と美食をこよなく愛する男。

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