オマール海老のビスク仕立て 欧風ライス

 
発掘調査の結果、ブラックボックス食料保管庫から次々と賞味期限切れのフードが発見された。

 

 
キューピーの「欧風ライスソース オマール海老のビスク仕立て」。
コヤツの賞味期限は2020年10月20日。既に大幅期限切れである。期限切れから既に3か月近くも経っているワケだが、これくらいなら、まだまだセーフの範疇だろう。だって賞味期限が2017年という化石クラスも発掘されておるのだ。

さておき、(・o・)あれれ❓、自分の記憶ではパスタソースだと思っていたが、御飯にかけるタイプだったのね。たぶん、この手のソースといえばパスタかスープ仕立てがお決まりだから、どうせコレもそうだと思い込んでいたのだろう。でもそれはそれで良しとしようではないか。御飯にアメリケーヌソース系のものを掛けて食った事はないから、好奇心がくすぐられるところがある。ここは怪我の功名と考えよう。前向き、前向き〜(✿^‿^)

①海老は大きめ。ブラックタイガーは大中小で表示されるが、間違いなく(大)の範疇に入るだろう。皿に盛った時に見栄えが良いから選んだと言いたいところだが、単に半額になってたから買ったまでだ。
海老くんの背わたを取り、殻を剥く。鍋に殻と水を入れて20分ほど煮出す。
エビは竹串を刺して、出来るだけ真っ直ぐにする。それを煮汁に入れて火を切り、余熱で火を通す。海老は火を入れ過ぎるとパッサパサになるから注意が必要。適当なところで出汁から取り出す。
今回は使わないが、出汁は捨てずに取っておこう。ラーメンの出汁とか何かと使えるからね。
尚、言い忘れたが、あらかじめ出来上がりを想定して、同時進行で1合分の御飯を土鍋で炊いておる。

②上の工程と並行して、レトルトを熱湯に5分以上入れて温めておく。

③土鍋で炊いた御飯の2/3程を皿に盛り、レトルトソースを半がけして、海老と貝割れを飾って完成。

 

 
(・o・)あらま、思ってた以上にソースの量が多くて、半がけしたのにソースびたしになってもうた。レトルトって普通は量的にギリギリなのに、こうゆう事もあるのね。レシピどおりに鍋なりフライパンなりに中身をあけて、海老と共に温めて水分を少し飛ばすべきだったのかもしれん…(-_-;)。
まあいい。嘆くほどの事ではない。御飯はまだ有るもんね。

(・o・;)あっ、予想以上にトマト味だ。後からアメリケーヌソースの海老味が立ち昇ってくる。やや海老の濃厚さが足りない気もするが、100円だったから充分合格だ。いや、この味なら安すぎるくらいだ。結構、旨いかも。

一応、値段をネットで確認してみる。
あっ、¥298になってる。そっか…コレってワゴンセールで激安になってたんだった。
このクオリティーなら、たとえ¥298だとしても安いんじゃないかな。味は値段のわりに複雑だしね。何か色々と入っていそう。

裏の成分表示を見てみる。

 

 
植物油脂、クリーム、チーズ、発酵乳、脱脂粉乳、バターオイル、乳たん白、トマト、トマトピューレ、トマトペースト、海老エキス、砂糖、でんぷん、ソテーオニオンペースト、動物油脂、アメリケーヌソース、ソテーガーリックペースト、食塩、酵母エキスパウダー、小麦粉、ワイン、アンチョビソース、アミノ酸、増粘剤、カロチナイド色素、香料等と、色々入っているなあ。アンチョビソースとか全然分からなかったよ。
それにしても、酵母エキスパウダーだとかカロチナイド色素、増粘剤とかって何❓怪しい化学物質っぽいぞ。
こうゆうのを見ると、何だか不安になってくるよね。
成分表示って、あんまし見ない方がいいよなあ…。何も食えんくなるぞ。

                        おしまい

 
追伸
言葉通りに無視しようかと思ったが、一応調べてみた。

「酵母エキス」
酵母エキスとは、ビール工場から出る使用済みの酵母に酸や酵母を加え、酵母の有用な成分を自己消化や酵素、熱水などの処理を行うことにより抽出されたエキスで、醤油や昆布エキスなどと同様に食品に分類されています。酵母エキスは、精製したものではないので食品添加物に分類されていませんが、人為的にたんぱく質をアミノ酸に変えて調味料のように使える身体に悪影響を及ぼす食品です。

「酵母エキス」の製造工程で出る不純物は、イースト症候群(イーストコネクション、または慢性カンジダ過敏症)というアレルギー症状を起こす原因物質になっています。イースト症候群になると、腸内細菌が減少し、ビタミンB群も減少するので皮膚や粘膜が荒れたりかゆみが出たりします。また、慢性の下痢が続く、イライラする、怒りっぽくなる、記憶力・集中力の低下なども招き、疲れやすく、慢性的なだるさが続くといわれています。

食品添加物ではない食品『蛋白加水分解物』と同類な存在で、『蛋白加水分解物』に代わる「うま味成分」として使われている。

酵母を原料として抽出・エキス化したもので、日本では主に、ビール製造の過程で出る酵母の残りカスを用いて作られているそうです。カスです。無用ものです。ただ、やはり副産物として得た酵母では「うま味成分」が足りないので、現在は「酵母エキス目的の酵母」が遺伝子組み換え操作によって製造され、グルタミン酸ナトリウムや肉汁などの培養液によって培養されているらしいのです。
(出典『Hello sunshine project』)

 
「カロチナイド色素」
カロチノイド色素とは着色料の一つで食品添加物に指定されています。その色は赤や黄色、橙色です。色素原料であるカロチノイドは動植物や微生物などに含まれている色素の総称を指します。
例えばトマトに含まれるリコピン、緑黄色野菜やみかんに含まれるβカロチン、唐辛子に含まれるカプサンチン、エビやカニに含まれるアスタキサンチンなど750種類を超えるといわれています。
食品への表示はアナトー色素、アナトー、カロチノイド、カロチノイド色素、カロテノイド、カロテノイド色素などと表記されます。
高温の油脂や溶剤(プロピレンクリコールやヘキサン、アセトン)、水、アルカリ性の水溶液によって抽出され、黄色や赤色の食品用、化粧品用の色素として用いられています

カロチノイド色素の多くは、ハムやベーコンなど私たちが日常的に購入し、口にする食品や加工された食品などあらるものに幅広く使用されています。
食品添加物の一つであり安全性に問題はないとされているものの、いくつかの危険性も示唆されています。
例えばアナトー色素は天然抽出物の一つですが発がん性があるのではないかと疑問視されています。天然抽出物は大量生産に不向きであり不純物も多いため合成化合物が添加される恐れがあります。
しかし化学処理をされたものかそうでないものか表示されないため見分けがつきません。そのため知らず知らずのうちに摂取している恐れがあります。
(出典『ヘルスケアPocket』)

 
「増粘剤」
「増粘安定剤」とは、水に溶解または分散して、食品に粘性や接着性をもたせる食品添加物である。使用目的により、増粘剤、安定剤、ゲル化剤と3つの呼び方で区別をしている。
食品に粘りやとろみをつけるための目的で使われる場合は「増粘剤」と呼び、少量で高い粘性がある。固体や液体である食品成分を均一に安定させ、形が崩れないようにする目的では「安定剤」、液体をゼリー状に固めるために用いる目的では「ゲル化剤」と呼ぶ。いずれも、食品の食感やのどごしをよくする役割がある。

食品によく使われている増粘安定剤3つを紹介する。

(ペクチン)
リンゴの皮や柑橘類、オクラやキャベツなどの野菜、海藻類に多く含まれており、これらのものから水で抽出して得られるもの。主成分は、メチル化ポリガラクチュロン酸という多糖類。口あたりをよくするため、増粘剤としてジュースに使われ、安定剤としてアイスクリームのシャリ感をなくすなど。また、ゲル化剤の用途では、ジャムやゼリーを固めるために使用する。添加物としてのペクチンは、おもに果物の皮から抽出しているが、皮に残留している農薬が懸念されている。
使用食品:ジャム、飲料、ゼリー、アイスクリームなど

(キサンタンガム)
土壌に生息するグラム陰性桿菌であるキサントモナスから作られる。成分は、グルコール、マンノース、グルクロン酸などからなる多糖類。増粘剤として食品に粘りを出し、安定剤として分離しないようにする。毒性は少ないとされ、摂取量を守れば安全性は高い。ただし、トウモロコシのでんぷんを使って微生物を工業的に培養している場合があり、そのトウモロコシが遺伝子組み換えの可能性があるため問題視されている。
使用食品:ドレッシング、ケチャップ、たれ類、練りわさび、練りからし漬物、つくだ煮、冷凍食品、レトルト食品など。

(カラギーナン)
海藻からとれるぬるぬるした成分を水で抽出したもの。主成分は、ガラクトースとアンヒドロガラクトースなどからなる多糖類。粘りをつける増粘剤、液体分離を防ぐ安定剤、液体を固めるゲル化剤の三役を担う。タンパク質やミネラルが多い食品に添加するとゼリー状に固まる力が強まる、暖かい場所でも溶けない、冷凍しても効果があるなどの特徴がある。
使用食品:ゼリー、ジャム、プリン、アイスクリーム、調整豆乳、ソース、ドレッシングなど。

増粘安定剤は、天然由来のものが多いが、天然だからといって必ずしも安全とは言い切れない。食品添加物には必ずADI(1日摂取許容量)が決められているので、その範囲は守りたい。たとえばアラビアガムという増粘安定剤がコーラには使われている。大量にコーラを飲む人は、増粘安定剤や人工甘味料の摂りすぎになってしまうことを念頭に置いておきたい
(出典『Color+da』)

(;)アチャー、やっぱヤバいじゃんか。