冬の献立 総ざらえ

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続・冬の献立 一挙蔵出し

 
冬の献立大放出の第2弾である。

 
【鱈の白子ポン酢】

 

 
白子ポン酢は冬ならではのものだね。
好きだから、ちょくちょく作る。
白子ポン酢の出来の良し悪しは、白子選びでほぼ決まる。目利きが重要なのだ。
生で白っぽいものは避ける。透明感がないとあきまへん。身が崩れているのは言語道断。仄かなピンク色で艶々していて、弾力があり、ぷにゅぷにゅなのがよろしい。謂わば官能的、エロい白子を選ぶべし。

ゆで方は気分で2つの方法を使い分けている。
熱湯に入れたら火を切り、暫くおくか、または水から煮て、沸騰前に取り出すかだ。何れにせよ、ゆっくり火を通す。とにかく、煮すぎるのはよろしくない。
パッサパッサになりまっせ、パッサパッサに。
とはいえ、新鮮なものならば表面にサッと火を通すくらいの心持ちで作ればいい。新鮮ならば、半生でも問題ない程度に思えばいいのだ。実際、モノが良ければ、半生が一番旨かったりする。

ポン酢をかけて、かんずりを添えた。
勿論、ポン酢は毎度お馴染みの「手造り ひろたのポン酢」である。

 

  
【ローストビーフ】

 
えー、作り方は意外と簡単。
ブロックの肩肉を室温に戻し、塩、胡椒をしてフライパンで焼く。
全面に焼き色がついたら、ラップで2、3重に巻いて、ジップロックに入れて熱湯にブチ込む。
で、3分経ったら火を止めて15分ほど放置。
浮いてくるようなら、皿でも何でも乗っけて溺死させる。
完全に黄泉の国へ行きよったら、冷蔵庫に安置。
あとは数時間後に切り分ければよろし。

グレイビーソースをかけて、ホースラディシュ(西洋ワサビ)を添えれば出来上がり。

 
【ローストビーフ丼】

 
翌日、残ったローストビーフを丼にした。
普通の白飯ではなく、わさわさ酢めしにしてやった。
温泉玉子とワサビを乗っけて完成。

旨いd=(^o^)=b❗❗
ローストビーフと酢めしは合うと思う。

 
【おでん】

 
おでんをアートに盛りつけてみた。
遊びである。メシをつくるのが労働になってはならない。何でも遊びがないと苦痛なだけだ。想像力と創造力を駆使するゲームだと思えば料理は面白い。といっても、そんな意識でつくってないけどさ(笑)
コレはあくまでも料理が苦手の人向けに言ったまでです。
構成員の面々は大根、ジャガイモ、ちくわ、牛蒡天、コンニャク、玉子、鶏の手羽先、京揚げ。

( ´∀`)おでん、暖まりまする。

 
【刻み穴子入りスクランブルエッグ】

 
焼いた穴子を刻んで、煎り卵にした。
玉子と鰻の組み合わせは定番だから、穴子だって玉子との相性は悪くはない。まあ、鰻には負けるけどね。

 
【雪花菜(きらず)】

 
雅びな呼び方だが、ようはおからである。
具はコンニャク、人参、牛蒡、干し椎茸、三つ葉。
昔はどうでもいい食いもんだったけど、オジサンになると、こういう渋い食いもんが好きになる。
作り過ぎて4日に渡って食い続けたが、飽きなかった。
おからが好きになるようになれば、立派なオジサン、オバサンです。

 
【鶏の肝の時雨煮】

 
生姜で煮た料理を時雨煮と呼ぶ。
これまた雅びな呼び名だが、ようはお総菜だ。
でも、お総菜は旨い。肝の苦味と生姜の辛みと香りが相俟って溜まりません。

 
【あん肝ポン酢】

 
前回にも登場したが、新たな画像が出てきたので添付。
あん肝は、寿司屋でもツマミによく頼む。
でも、結構当たり外れがある。固いのは好きじゃない。やわらかくて、口の中でほどけて溶けてゆくようなのがよろし。

 
【鰰の一夜干し】

 
ハタハタ好きである。
中でも一夜干しが一番旨い。
熱燗が飲みたくなるなあ…。

 
【豚カルビの煮物】

 
塩ゆでして、和芥子を添えただけ。
シンプル・イズ・ザ・ベスト。
男の子でも女の子でも、手に持って豪快にガブリと囓じりつこう。
それが一番旨い。

 
【鶏せせりと法蓮草】

 
せせりとは鶏の首の肉のことですなあ。
弾力があって、鶏の部位の中では3本の指に入るマイ・フェバリットちゃんだ。

白醤油と煎り酒を垂らして和える。
法蓮草と和えたのには、特に意味はない。単に冷蔵庫にあったからです。

 
【金目鯛の刺身】

 
ノドグロやキンキには負けるけど、金目鯛も旨いよね。この手の魚は脂があるんだけど、抜けがいい。
最近はトロみたいにいつまでも脂が舌に残るものより、こういうメリハリのある上品な脂の方が好き。

 
【間八の刺身?】

もしかしたら、シマアジかもしれない。
魚体を見ればカンパチとシマアジの区別は簡単に出来るが、刺身になると、その区別は困難。
これにヒラマサなんぞまでが加わると、さらに判別の難易度は高まる。

似た者軍団のブリ、カンパチ、シマアジ、ヒラマサの中では、シマアジが一番旨いと思う。

 
【天然鰤の刺身】

 
最近は養殖のブリやハマチが苦手になってきた。
何か臭みが気になるのだ。
その理由が今一つよくワカラナイ。単に過敏になっているのか?養殖の餌が昔と変わったのか?それとも体質的に受けつけなくなったのかなあ?

 
【鰤の腹身ネギとろ】

 
勿論、コレも天然ものである。
ブリの腹身をネギトロみたくしてみた。
コレ、旨いんだよなあ。ネギトロといっても、包丁で細かくは切るが、グチャグチャには叩かない。天然のブリの腹身はコリコリしているので、その食感は生かさない手はない。

やっぱ美味いだすよー( ´∀`)

半分ほど食って、醤油を上からかけてグチャグチャにかき混ぜて暫く放置。

 
なめろう化ですな。
コレはコレで味が馴れて旨い。酒のツマミだけでなく、ご飯のおかずにもなります。

 
【鮭ネギとろ】

こっちは包丁でペースト状にした。
身が柔らかだったので、食感もへったくれもないと思ったのである。
今回は入れなかったが、脂が足りない場合はオリーブ油とか胡麻油を加えてもいいよ。

 
【蛸ぶつ】

 
蛸をブツ切りにして、擦った山葵を添える。
蛸ワサのブツ切り版だね。
蛸は薄切りよか、このブツ切りの方が歯応えがあっていい。

 
【真魚鰹の塩焼き】

 
マナガツオは好き。
でも高級魚だから、滅多に口に入らない。
白身でしっとりとしていて上品なのだが、奥に脂と旨みがある。
買うときは、出きるだけ鱗が剥がれていないのを選びましょう。

 
【キンキの清蒸】

  
キンキを酒蒸しにして、白髪葱を乗っける。
そこに醤油をかけ、煙が出るほどチンチンに高温にした胡麻油をえいや(ノ`△´)ノとかける。
ジュワッ❗と音が鳴るんだけど、コレが堪らん。
料理は音も大切だよね。

 

 
❤激うまでした。

 
【豚の生姜焼き】

 

生姜焼きって、旨いよね。 
でも、実をいうと大人になるまで生姜焼きを食った事が無かった。
何でかっつーと、オヤジが生姜嫌いだったからである。だから、食卓に並ぶことが一度たりともなかったのである。損したよねー。少なくとも二百回分くらいは生姜焼きを食い逃してる計算になる。
親の食いもんの好き嫌いは、子供に確実に影響を与えるよね。好き嫌いの多い親だと大損だよ。

 
【謎の魚の塩焼き】

 
何の魚か全然思い出せない。
かなりデカイ魚で、骨がブッとい。
赤身の魚ではないことだけは確かだけど何じゃろ❓
ブリとかカンパチとかシマアジなのかなあ…。
まさか、クエとかじゃないよね。もしそうならば、流石に憶えてる筈だ。
シマアジのような気がしてきたなあ…。

 
【皮つきジャガイモの変わり肉じゃが】

 
皮つきでジャガイモって、結構好き。
フライドポテトも皮つきの櫛形のヤツの方が好みだ。

しっかりと皮を焼いてから煮るのが上手く仕上げるコツ。

 

 
こっちは所謂ところの王道の肉じゃが。
勿論、関西人なので、肉は豚肉ではなくて牛肉です。
東京で肉じゃがを頼んで豚肉の肉じゃがが出てきた時は、知らなかったから嫌がらせかと思った。
そのうち豚肉の肉じゃがにも慣れて、何も思わなくなったけど、やっぱり牛肉の肉じゃがの方が好きだな。
幼少の頃に馴染んだ文化は、骨の髄まで刷り込まれているんだなと思う。

 
【鰆の塩焼き】

 
寒鰆である。
作るのが面倒だから塩焼きにしたけど、本当は西京焼きが好き。甘い食べ物や味付けは好きじゃないけど、西京焼きは別格です。
コレまた幼少の頃に馴染んだ文化の影響だね。

 
【イクラ丼】

 
今年度は鮭があまり獲れなくて、高値安定だったようだ。
実際、季節になれば三度くらいは筋子を買ってきて、自分でバラしてイクラの醤油漬けを仕込むのだが、今年度は高いし、出物も少なくて一回しか作れなかった。

筋子は人肌くらいのぬるま湯の中で地道にバラすのだが、これが結構大変です。でも、コヤツらをごっそりとご飯の上にてんこ盛りするのを想像して作業すると、何とか頑張れる。

あー、死ぬほどイクラ丼が食いたくなってきたよ。

 
【鮭の親子丼】

 
下は鮭トロだから、鮭の親子丼なのだ。
美味いけど、シンプルなイクラ丼の方がどっちかというと好きだなあ。

 
書くのに厭きてきたので、本日はこの辺でおしまい。
まだまだ画像は有るので、気が変わらないかぎり、第3弾も予定しております。
ほいじゃ、バイなら~(^o^)/~~
  

冬の献立 駆け込み一挙蔵出し

 
本当は『恐怖(◎-◎;)、金子の弁当』とゆうのを用意していたんだけど、考えてみれば冬の献立の画像を消すには今週くらいまでがタイムリミットでしょう。
スマホの容量をできるだけ増やしたいのだ。
 

【蕪の梅肉あえ、柚子風味】

 
ビニール袋にカブと梅肉を入れて揉み揉みして、暫くおいたもの。まあ一種の浅漬けみたいなもの。
柚子の皮を添えて出来上がり。
さっぱりしてて、且つ香りもよろしい。
簡単に作れるのでお奨め。勿論、大根で代用しても可ですよ。

お次は何ざましょ。
つくった本人も忘れているものだらけなので、記憶を反芻すれども、よくワカランものもあるぞなもし。

鍋だと思うけど…、コレ何の鍋だっけ❓

 
 

 
具は豚バラ、鶏肉、鶏団子、椎茸、菊菜、水菜、ニラだね。
もつ鍋?

次の画像で解った。

 
【豆乳鍋】

 
すっかり忘れてたけど、こんなもん作ってたんだね。
たぶん、人生初の豆乳鍋だったと思う。
意外と旨いもんなんだなと思った記憶がある。
翌日は唐辛子を入れて味変。パンチを少し効かせた豆乳汁にした。

 

 
ヘルシー\(^o^)/

    
【寒ちぢみ法蓮草のおひたし】

 
法蓮草の中では、圧倒的にこれが旨いと思う。
甘み、特に軸のとこや根っこの部分の甘みが強いのだ。だから、根っこは切り落としてはダメ。
汚れていれば、削ぎ落とせば綺麗なピンクになります。但し、このピンクは数時間後には茶色になりますので、お気をつけあそばせ。

法蓮草の茹で時間はお好みだが、自分は40秒ほど。
くたくたよか、シャキシャキが好きなのだ。
基本は鰹節に醤油だが、胡麻和えにしても旨い。
 
売ってる時は、だいたいこんな感じ。

 

 
寒さと風を避ける為に、上にではなく横に成長するみたい。葉も縮れたようになる。
袋が邪魔だね。破りましょう。
中身はこんなん。

 

 
まだギリで売ってるので、見つけた人は迷わず購入すべし。

 
【寒ちぢみ法蓮草と豚肉の炒めもの】

 
こんな画像も出てきた。
味付けは覚えてないけど、たぶん塩と仕上げに薄口醤油とかと謂ったシンプルなものだろう。
そこそこ旨かったような記憶かある。

 
【煎り牡蠣】

 
煎り牡蠣だったと思うんだけど、もしかしたら間違ってるかも…。
まあいい。だとして書き進める。
洗った牡蠣をそのまま弱火にかける。そのうち牡蠣の身から水分が出てくる。で、じっくりと火を通すのだ。味付けは少量の塩のみ。殻付きの牡蠣ならば必要無し。本体に塩味がついているからだ。

生七味を添えて出来上がり。

【本鷹生七味】

牡蠣の味が濃縮されて、美味しです(^_^)v

 
【牡蠣ポン酢】

 
定番ですな。
ポン酢は『手造り ひろたのポン酢』。

 

 
「本鷹生七味」ではなく、この日は普通に七味をかけた。牡蠣の甘みをより感じたい時は、七味の方が良いような気がする。

 
【鱈の酒蒸し】

 
蒸しといっても、ラップしてレンジでチンのお手軽方式である。
片栗粉をつけ、酒をぶっかけたのだが、ちゃんと全体的にかかっていなかったみたいで、変にもちもちになってしまった。酒と塩のみの方が良かったかもしれない。

 
【聖護院大根の煮物】

 
煮物といっても、おでんみたいなものだ。
聖護院大根はカブのような形だが、大根である。京野菜としての聖護院大根の方が通りがいいが、本当は丸大根とするのが正しいらしい。
因みに大根とカブの違いは、簡単にいうと分類学的に属が違う。両者は同じアブラナ科だが、大根はダイコン属で、カブはカブ属に含まれるのだ。
だから、葉っぱの形が違う。大根はギザギザというか、茎から葉が横に出ているが、カブは楯に細長い葉だ。また、カブは真っ白だが、大根は根元が緑がかっている。
栄養素は、ほぼ同じのようだ。
あとはカブにはぬめりがあるが、大根には無い。
だが、両者の決定的な違いは大根には辛み成分があるが、カブにはないという事だろう。だから、カブの方が甘いのだ。

食ってみると、普通の大根よりも柔らかい。肉質もきめ細かいような気がする。そして、甘みがある。

他の具材は玉子と巾着餅だっけ?
いや、ただの薄揚げか…。でも、厳密的にはただの薄揚げではなくて、厚みのある京揚げというヤツだ。

冬はおでんが恋しくなるよね。
また来年ですなあ。

 
【大根のおでん】

 
その残り汁で、今度は大根を煮てみた。
たまたま大根もあったからなのだが、聖護院大根との比較をしてみたかったのである。

先ず、肉質が違う。そして香りも違う。そうなると、当然味も変わってくる。
前述した聖護院大根の反対になるワケだが、一応説明しておくと、肉質は聖護院大根よりもシッカリしている。香りは所謂(いわゆる)大根、大根している大根独特の匂いが強い。生で食うと違いか解るのだが、大根の方が辛みが強い。それが独特の香りと関係しているのもしれない。
甘みは聖護院大根の方が甘い。するってえと、聖護院大根は普通の大根とカブのエエとこ取りってワケだ。
とはいえ、聖護院大根だと味が頼りないような気もするんだよねぇ。普通の大根の方が好きかもなあ…。
普段は何も考えずに食ってるけど、大根って個性が強い野菜で、独特な存在なんだなと感じ入る。

 
【鯖の味噌煮】

 
寒鯖といって、冬の鯖は脂が乗ってて美味い。
サバは調理前に塩を振って40分くらいはおいて、しっかり臭みを抜く。
あっさりめの煮汁をつくり、生姜を入れて、低温でじっくりと火を通した。
濃いサバ味噌も悪くないが、薄味は薄味でサバ本来の味がよくわかって旨い。

 
【からす鰈の煮付け】

 
からすカレイは外国のカレイだと思うが、実をいうとコレが一番好きなカレイだ。脂が乗ってて、口の中でほろほろと崩れるのが良い。
今回も例によって、低温で調理した。低温でゆっくりと火を通した方が身が固くならないと思う。パサパサの魚よりもシットリの魚の方が旨いと思うんだよね。
火入れは生にならないギリちょんで仕上げるのがベストだと思う。
いやはや、地味に見えて旨いよね( ´∀`)

 
【カワハギのあっさり煮】

 
基本的な煮汁はカレイと同じで、出汁、酒、味醂、薄口醤油だが、味醂と醤油の量を少し減らした。
からすカレイは脂が乗っているが、カワハギはあっさりとした味わいなので、それを壊したくなかったからだ。
火入れはカレイよりも慎重にした。カレイよりもカワハギの方が誤魔化しが効かないのだ。

旨いけど、カワハギは刺身の方が好き。
もっと言うと、肝が断然に美味い魚だと思う。

 
【あん肝ポン酢】

 
カワハギならず、アンコウの肝である。
作り方はカワキモ(カワハギの肝)の回に書いたので、そちらを読んで下され。

あん肝は冬の楽しみの一つ。
良い鮟鱇があったら、迷わず買う。
酒を飲みながら、あん肝をちびちび食うのは至福のひと時だよねo(^o^)o

 
【煮あん肝】

鍋に入れるあん肝も好きだ。蒸したあん肝よりも柔らかく、口の中で溶ける感じが溜まりませぬ。
コレはそれを鍋の流れなしで、単独で再現したもの。
塩少々を入れた昆布の出汁でコトコト弱火で炊いた。
あん肝は火が入るのに時間がかかるのだ。どれくらい火を通したらいいかは、もう殆ど勘の世界。肝の大きさにもよるから、何分間とかは言えないのだ。

何か盛りつけが気に入らないので、菊の花を散らしてみた。

 

 
ちよっと華やかな感じになって、よか感じになりました。
そのまま食ってもいいし、ポン酢をかけるなり、醤油をかけるなりしてもよろし。
( ´∀`)うみゃーい❗❗

 
【烏賊の鰍の卵あえ】

 
卵は明太子にしては大きいから、たぶんカジカの卵だろう。カジカといっても川に棲むちっちゃい奴ではなくて、北の海に棲むデッカイの。まるっきりの別種のカジカだね。
紅いのは。きっとキムチの汁を思いつきで混ぜたんだろね。チャレンジャーであり、テキトー男なのだ。

勿論、酒の肴に良し、ご飯に乗っけてもいい。

 

 
コレは何だろ❓

湯葉と芹らしいのはわかる。
でも、どんな料理になったんだ❓

 
【湯葉と芹の小鍋】

小鍋仕立てになったんだね。
渋い鍋、食ってるなあ(笑)

 
【南瓜と豚バラの煮物】

思いつきの組み合わせ。
たぶん冷蔵庫に残ったもので作ったのだろう。
作る前はミスマッチかと思ったが、出来上がったら、そうでもない。かといって、絶賛と云うものでもない。
味は旨いのだが、何となく組み合わせのヴィジュアル的違和感が拭えないのだ。
たぶん今後は余程の事がない限りは、フツーに挽き肉で作ると思う。

 
【何かの魚の蒸したの❓】

きっと菊の花を散らした盛りつけが気にいったので、又したんだと思うけど、何の魚なのかわからない。
そんなワケだから、解説不可能なのだ。

気を取り直して、前へ進もう。

 

 
また、鍋だなあ…。
でもこの画像だけでは何の鍋なのかはわからない。
付近の画像を探したら、こんなのが出てきた。

 

  
穴子である。穴子鍋❓
穴子鍋なんて、そもそもあまり聞いたことがない。
次の画像を見て、一瞬アタマが混乱する。

 

 
野菜ばっかで、メインがおらん。
まさか精進鍋❓
んなワケなかろう(*`Д´)ノ!!!とツッコミを入れたところで、疑問氷解。
メインが無いのは、穴子しゃぶしゃぶにしたからなのだ。だったら、こんな画像いるかね❓写真を撮った意図が今一つワカランよ。

豆腐の写真もあったので、オマケで添付。

 
【さとの雪 濃厚とうふ】

 
最近は出来るだけ濃厚と書いてある豆腐を買うようにしている。水っぽい豆腐に我慢できない体質になっておるのだ。水っぽい豆腐って、豆の味がしないから、許せないのだ。味がない豆腐を食うのに意味が見い出せなくなっているのである。我ながらメンドクセー人だと思うよ。

そういえば昔、当時の彼女と家島諸島に旅行に行った事がある。たしか秋口だったと思う。離島感バリバリで、姫路沖なのに随分と遠くまでやって来た不思議な感覚だった。ノスタルジィー漂う楽しい思い出だ。
その時に泊まった宿で食った穴子のしゃぶしゃぶが、絶品だった。
え~と旅館名は『割烹旅館 志みず』だっけか。
それで思い出した。穴子じゃなくて渡り蟹だったけど、最近TVの「松本家の休日」で松ちゃんが料理を大絶賛してたなあ…。

出汁のはった鍋に、箸で摘まんだ生の穴子を入れて、数を数えながら8回、8秒間左右にふりふりするのである。
噛むと穴子の旨みと脂が弾け、メチャクチャ旨かった。
たぶん、コレはそれを思い出して作った鍋なのだろう。

しかし、Σ( ̄皿 ̄;;ガッデーム❗❗❗
食ったら、全然もって旨ない。家島の穴子の足元にさえ及ばない。やはり、穴子は超新鮮でなくては成立しないものなのだろう。だから、穴子のしゃぶしゃぶがポピュラーになる事は無いのだと得心したよ。

で、結局のとこ単なる野菜鍋になってしまったのだ。
そっか、あの画像の意味するところが解ったぞ。
ただの野菜鍋になったことに憎しみを込めての精進鍋画像だったのだ。

そんなワケで、残りの穴子は酒と味醂、薄口醤油で柔らかく煮た。

 

 
そして、翌日には穴子丼になった。

 

 
タダではコケんのだ。
実山椒の醤油漬けをフュチャーして面目躍如の仕上がりになった。

嗚呼、また家島に行きたいなあ…。

                  つづく

 
追伸
次回、後半につづく。

こんなもん書いたら、寒の戻りでクソ寒いやんけー。
やだねー(T△T)
 

テンションだだ下がり蟹物語

 
今日はあったかかったねぇ。
20℃は優に越えてんじゃないかと思う。
そんな日に蟹の話をするのは恐縮だが、どうしても言っておかなければならない事がある。奴らには恨み辛みが山ほどあるのだ。

昼頃、スーパーに買い物に行ったら、カニが1杯980円で売っていた。紅ズワイガニだが、虫の息とはいえまだ生きている。それで980円なら安い。買いだろう。
でも手を伸ばしかけてやめた。ここ数年、何度もこのスーパーで売っているカニに何度も煮え湯を飲まされてきたのだ。
スーパーで売ってるカニ、特にズワイガニや紅ズワイガニで旨いカニに当たったことなど一度たりともない。毛蟹とかタラバガニはそうでもないんだけど、この二種類がまっこと酷い。冷凍物でも生でも、丸のままであろうがカットされたものであろうが、はたまた死んでいようが生きていようが、差こそあれ、ことごとく我が期待を裏切ってきたのである。

最近では、2月の初めにやはり同じスーパーで、同じ形体でズワイガニが売られていた。しかも同じ値段で、同じように虫の息ではあったが生きていた。

夕方に冷蔵庫から取り出したら、グッタリとなっておった。御臨終したっぽい。でも何時間か前には確実に生きていたのだ。刺身で食えないワケはなかろうと考えた。

で、殻を剥き、冷水に晒した。
旅館とかで出てくるように花を咲かせてやろうと思ったのだ。本来は氷水に晒すのだが、この日は極寒。水道水も手が切れるようなチビたさである。氷水が無くとも出来ると判断した。

しかし、中途半端なものになってしまった。

 
【蟹の刺身】

部分的には身が毛羽立ったが、全体的にはとても花が咲いたようにはなってくれなかった。
蟹が生きていないと、そうならないと聞いてはいたが、たとえ虫の息や御臨終直後であっとしてもダメという事か…。バリバリ元気なヤツでないと、ダメってことなんだろね。(-_-;)ガッカリちゃんだ。

気を取り直して、食うことにする。
見てくれはどうあれ、味の方は大丈夫だろう。
芸能人がよくやるように、カニを顔の上より高く掲げ、下からあんぐりとやる。

(-_-;)んぅ~…。
マズかないが、期待していたほどには旨くない。何だか水っぽいのだ。
早くも先に進む道には暗雲が垂れ込めているじょー。

取り敢えず、蒸してみることにした。
水っぽいなら、味を凝縮させてやればいいのではないかと考えたのだ。

 
【蒸し蟹】

食べてみる。
これも不味くはないが、特別旨いもんでもない。
せっかく苦労して捌き、せせこましく身をほじって食ってるのに何ら幸福が与えられないとは何たることよ。カニはメンドクセー食いもんだけど、美味いからそのメンドクセー作業に耐えられるのであって、そうでなければ拷問と同じだ。

しかし、ここで挫けてはならぬ。
再び気を取り直して焼き蟹に挑む。

 
【焼き蟹】

こっちは、ほっかほっかの湯気も出てる写真。

そこそこ身もぷっくりだし、期待を持たせるビジュアルだ。

(-“”-;)む、(-“”-;)む、(-“”-;)むう~…。
蒸しよかマシだが、何だか甘さが足りないんだよねぇ。

最後は三田村邦彦大好きのコレで勝負だ。

 
【甲羅酒】

コヤツで、帳消しにしてくれぞうよ。
さっきまで生きていた蟹なのだ。コレでコケたら、死のロード地獄の四連敗。優勝戦線から確実に脱落じゃよ。

その為にわざわざ酒も用意した。

黄桜まるの辛口だ。
網に蟹の甲羅を乗っけ、酒を入れてじっくり焼く。

頃合いをみて、スプーンで一口。

(ノ-_-)ノ~┻━┻ だりゃあー。
苦い❗不味い❗
サイテーだ。

一応、残った酒を飲んでみたが、何ら問題のない辛口の酒だった。という事は、間違いなくカニ味噌に問題ありと云う事だ。テンションだだ下がりである。

因みにA級戦犯の姿はコイツ。

 
【ズワイ蟹表裏】

蟹って、マジマジと見ると宇宙人みたいだね。
前に虫は太古の昔に隕石に乗ってきたインベーダーだと言った事があるが、コイツらもそうに違いない。
いや、陸上に踏みとどまったのが昆虫や蜘蛛で、海老とかカニとかは水中にニッチ(生態的地位、環境の棲み分け)を求めて、進化適応したのかもしれぬ。

ここまで書いて、クロージングに入る予定だったが、まだ他にもカニ関連の画像があった筈だ。
この際まとめて紹介して画像を消してやろう。

 
【香箱】

香箱とは金沢辺りの呼び名で、カニのメスの甲羅に身や卵、カニ味噌を詰めたものである。
たしか予め茹でたものを買ってきた記憶がある。
そういえば、生のメス蟹って売っているのを見た記憶が殆んどない。何か理由があるのかな?すぐ死んでまうとか、小さいからないがしろにされてるとかさ。
とにかくそれをバラして、チマチマ解体して甲羅に詰めてゆくのである。まっこと辛気くさい作業だ。
でも、この時は報われた記憶がある。
正直、ヘタなオス蟹を買うなら、安くて内子(卵)が美味いメスの方が余程お値打ちじゃないかと思う。

ここから先はカニ本体の画像が探しても見つからなかった。たぶん、期待外れにムカついて画像を消したと思われる。

 
【蟹めし】

ようするに、そのまま食って不味い蟹は、手を入れて食えるものにするしかないというワケなのさ。

たぶん蟹の殻は捨てずに、それで出汁をとった筈。
そこに昆布の出汁、酒、味醂、醤油なんぞを加えて炊きこんだのだろう。
不味い記憶はないから、そこそこの仕上がりにはなったのではないだろうか。

 
【蟹チャーハン】

コレは他の具材がだいぶ加わるので、かなり誤魔化しがきく。とはいえ、玉子はカニと相性が良いので必須ですぞ。レタスがあれば、尚良し。

 
【カニ玉チャーハン?】

蟹チャーハンの進化系である。
でも、ただのカニ玉かもしんない(笑)

  
【蟹酢あえ】

これが一番お手軽な誤魔化し術かな。
まあ、カニ酢次第だけど…。

「うちぼり 蟹酢」。
この時のカニ酢は、これを使ったのではないかと思う。

 
結論。
スーパーで安い蟹を買うのはリスク有りと肝に命じるべし。
本当に美味い蟹を食いたかったら、それなりの金を出して、ちゃんとした店で食うか、現地に行って旅館とかで食うべきと肚を据えるべし。

次の冬は、日本海の荒波をBGMにして、色っぽい女と炬燵で差し向かいで旨い日本酒でさしつさされつつ、極上の蟹を食いたいね。あ~、ホントそうしたい。

                 おしまい

 

2018′ 冬の名残りの献立

 
冬もいよいよ終わりだ。
と云うワケで冬の名残りの献立です。
ついでに去年から今年にかけての冬の献立も2回か3回かに渡って一挙公開の予定っす。
なんせ、またまたスマホの容量が満杯になってて、メールも見れんのだ。

 
【蒸し牡蠣】

殻付きの牡蠣が安くなっていたので買う。
2個で100円だった。
殻付きの牡蠣といえば、調理が面倒くさそうだけど、意外と簡単。蒸し牡蠣なんか超楽勝だ。なぜかというと、殻ごとレンジでチンしてしまえばいいのである。
コレはダイビングをやってた頃に覚えた。
昔は毎年のように皆で海に行って、潜って牡蠣を取り、その場で生で食ったり、焼いたりしたものだ。堤防にビッシリ、百万個以上の牡蠣が付いていたのである。
そういうワケで、つい取りすぎて大量に持って帰るはめになる。でも、牡蠣の殻を開けるのってコツがいるから、慣れないと時間がかかるのだ。
で、編み出したのがレンジでチン作戦なのである。実験を何度か繰り返し、たぶん1分40秒くらいの加熱がベストだった筈だ。
あれっ( ゜o゜)、パッケージにも500Wで2分加熱と書いてあるぞ。まあ、考えることは皆同じなのである。レンジでチンを知ってる人は、世の中にはそれなりにいるのかもしれない。

レンジのタイマーをオートに設定し、別こにキッチンタイマーを用意して2分に設定した。それを同時にスタートさせる。何でそんな事をしたのかと云うと、書いていた2分という数字に疑念を持っていたからである。

他の料理の下拵えをしてたら、💥バァーン❗
!!(゜ロ゜ノ)ノあぎゃ、突然のかなりの大きさの爆発音がしてドびっくりー。
なんと、1分45秒くらいで1個の牡蠣が木っ端微塵になりよった。殻はパッカリ開いてひっくり返っとる。
でも、身が消えていた。( ; ゜Д゜)神隠しですか❓
オジサン、おろおろする。
しかし、探したら台皿の奥の隙間で瀕死の状態で倒れておった。
(゜m゜;)大丈夫かキミ!、(゜m゜;)大丈夫かキミ!
慌てて救出して水で洗う。そして軽くキッチンペーパーで拭いてやる。どうやら、そう大事には至っていないようだ。殻に戻し、台皿に溢れたエキス汁をかけてやる(写真上が爆裂牡蠣っす)。

一安心したところで食う。
何もつけない。エキス汁に塩味がついているのだ。
美味い(^-^)v

やはり1分40秒が正解だったか。まあ、レンジにもよるんだろうけどさ。
皆さん、爆発に注意して是非試して下され。
牡蠣殻の口が少し開いたら、食べ頃の目安です。

 
【牡蠣ポン酢】

いやはや、頭から文章が長くなってしまった。
飛ばしてゆこう。

生で食える牡蠣だが、熱湯にくぐらせて霜降りにする。なにゆえかと云うと、牡蠣の生臭みを消して甘みを引き立たせる為である。

もちろんポン酢は「ひろたの手造りぽんず」。
そして、「かんずり」である。

冬を惜しみつつ、食う。
冬は嫌いだけど、食いもんは冬が一番おいしいもんが多いと思う。

 
【南瓜と鶏挽き肉のほっこり煮】

北海道産のかぼちゃと鶏の挽き肉をめんつゆで炊いただけ。
シンプルに旨い。かぼちゃは北海道産が旨いと思うんだよね。かぼちゃは、皮がキレイなものより傷だらけのような汚ないものを選ぶのが正解。キレイなヤツは熟成してないから、甘みが少ないそうだよ。

 
【湯豆腐】

豆腐は神戸の八雲豆腐のもの。
商品名は「こく濃鍋とうふ」。
誤って顆粒の昆布だしをどっちゃり入れてもうたら、メッチャ旨なった。怪我の功名というヤツも、たまには人生にあるんだね。
味は充分ついているので、先ずは何もつけずに食う。
その方が豆腐の味がちゃんとするもんね。最初からポン酢にザブンとつける人は勿体ないですぜ。そこそこええ豆腐なら、先ずはその淡麗な豆の味を楽しむべきでしょう。飽きたらポン酢をかければいいのだ。

 
【湯豆腐と榎茸】

翌日はエノキ茸を入れてみた。
エノキから出汁が出て、また違った味わいになり、これはこれで旨い。

そういえば、この間でTVを見てたら、関西で鍋に入れんといて欲しいもんの街頭アンケートをとっていたんだけど、笑てもうた。
エントリー食材は人参、菊菜(春菊)、葛きり、海老、そしてエノキ茸だった。
そこでエノキが嫌いなオバハンが、のたもうた。

『あんなもん、火星人みたいやんかー。ワッサワッサになってて、あれアカンやろー』

アンタ、なんぼなんでも火星人って…(^_^;)
考えた事も無かったから、吹き出してもうたわ。

因みに結果は人参が1位で、予想外にも海老がそれに肉薄していた。インタビューを聞いてると、皆さん中々に説得力のある御意見だった。
人参はホンマいらんと思う。どうでもええもんの代表でしょう。彩りとかで入れるんだろうけど、他に代わりのヤツっていないのかね?
外ならまだしも、家庭内で鍋の彩りはいりません。

海老って、剥くのが面倒くさいよね。手が熱いし、イラッとする。その割には旨くない。大概忘れられてて、カスカスになっとる。それに出る出汁の個性が強すぎて、鍋の汁を蹂躙しがちだ。
海老は美味しい雑炊の敵だね。

たぶん、牡蠣とか椎茸とかも反対派が多いだろう。
エキスの個性が強いヤツが敬遠されるんだろね。

 
【くちどけおぼろ豆腐】

おぼろ豆腐というのが、今イチそのカテゴライズがワカンない。おぼろは朧月のおぼろなんだろうけど、そこには特に風情さはない。

メンドくさいので、そのままレンジでチン。
そのまま食おうかと思ったが、益々風情が無くなるので器に移しかえる。

先ずはそのまま食う。で、次に塩を振って食う。
味はまあまあ。もっと味の濃い豆腐の方が好きなんだけど、ここ最近はあんまり出会ってないなあ…。

半分食ったところで、豆腐定番の葱、鰹節、生姜を乗っけ、醤油をかけて食う。

ぶっちゃけ、豆腐は好きでも嫌いでもないどーでもいいヤツだと思う。

今回、紹介した豆腐はこんなの。

 
【八雲豆腐】

メチャクチャ旨いワケではないが、普通よりかは旨い豆腐です。

 
【芋煮】

小芋や海老芋は、冬になると美味しいよね。
でも、結構あたりハズレがある。ダメなのは、いくら炊いてもゴリゴリでやわらかくならないのだ。
自分は圧力鍋で炊くようにしている。そうすると、短時間でやわらかく仕上がる。

これはたぶん海老芋だったと思う。
上手く炊けました。美味しゅうございました。

 
【鰊の煮物】

ニシンを出汁で上品に煮たんだけど、コレって元々はにしん蕎麦をどうしても食いたくなって、半干しのニシンを買ってきたんだよね。その余ったのでつくった。

画像を探したら、やっぱりあった。

 
【にしん蕎麦】

にしん蕎麦って、時々無性に食いたくなる。
そういえば長いこと京都の「松葉」のにしん蕎麦を食べてないよなあ…。
蕎麦はどってことないけど、鰊が旨いんだよね。
でも、結構な値段を取られるのだ。今は千円を軽く越えてんだろなあ。

 
【鰤しゃぶ】

最近、養殖のブリとかハマチの刺身が苦手になってきた。あの独特の生臭みが気になるのだ。
でも、しゃぶしゃぶなら気にならない。

具はブリの他に舞茸、平茸、椎茸、白菜、豆腐、菊菜、わさび菜が入っておる。
わさび菜はわさびの葉っぱではなくて、アブラナ科の変種でカラシ菜に近いものだ。
これを鍋に入れると、シャキシャキ感とほろ苦さと辛みがあって中々に旨いのだ。ブリと一緒に食っても旨い。

画像な無いけど、最後は雑炊に致しました。
今年は、そういえばあまり鍋をしなかったなあ…。
一人で鍋をしても楽しくないのだ。

飽きてきたので、今回はここまで。

                   つづく

雛祭りと鯛ちらし

 
桃の節句、雛祭りである。
と云うワケで、何となく雛祭りらしいものをと思って、鯛のちらし寿司をつくってみた。桃の節句といえばピンクなのだ。

器は久し振りに古伊万里を引っ張り出してきた。
そのせいか華やかになった。何とも春らしい。

 
一応、作り方を書いときましょう。

①柵の鯛の刺身、出来れば皮つきのヤツを用意する。
で、細かく切れ目を入れる。

これは皮が縮み過ぎないようにする為と食感を良くするため。

まな板に鯛を置き、布巾を被せて上から熱湯をかけて霜降りにする。皮めが縮んだら、すかさず氷水や冷水で冷やす。

そいでもって、キッチンペーパーか何かで水気を拭いて冷蔵庫へ。

 
②あれば、鯛のアラも買っときましょう。
で、そいつを焼いて、身をほぐしておく。鯛は骨が硬いので、丁寧に取り除きまひょ。
その間に米を炊いておきましょう。あとで寿司酢と合わせるので、かためで炊かんとアカンえ~。

 
③菜の花を熱湯でサッとゆがいて(30秒から1分)、団扇で死ぬほど煽る。冷水に晒さないのは、菜の花の香りが飛ばさないため。

 
④ご飯が炊き終わったら、すかさず寿司酢を投入し、しゃもじで切るようにして手早くまぜる。
そこに身をほぐしておいた焼いた鯛をブチ込み、これまた素早く混ぜる。
白ゴマも入れようかと思ったが、保留。
必要とあらば、あとで入れてもいいのだ。

 
⑤霜降りの鯛の刺身を削ぎ切りにする。
ここで金糸玉子を作る事を忘れていた事に気づく。
しかし、あいにく冷蔵庫に卵なし。買いに行くのも面倒くせーし、今回は割愛することにした。
娘でもいれば、オトーサンとしては何がなんでもつくるのだが、悲しい哉、残念ながらいないのだ。
昔の女が、どっかで密かにワシの子供を産んどらんかのうと時々思う。まあ、今更アナタの娘ですと言われても困るけど。
紅生姜も無いが、鯛の味わいを壊しかねないので無くともええやろ。酢蓮根や椎茸、絹さやなんぞも邪魔だと判断した。今回は鯛様が主役なのだ。

 
⑥酢飯を器に敷き、鯛の刺身と菜の花を並べてゆく。
この段になって、またしても気づく。木の芽(山椒の葉)があった方が良いんでねえの❓
今更である。それにこの時期の木の芽はあんまり売ってないし、それに高い。見た目はさておき、味と香りだけなら「やまつ辻田」の粉山椒で事足りる。
冷凍庫に入っているから、品質も問題ないだろう。
知らない人も多いと思うので言っとくと、山椒は常温保存は御法度。冷凍庫で保存しましょう。そうすれば香りが飛びましぇん。

醤油をチヤラッと垂らして食う。
我ながらよく出来ました。(^^)d美味い。
飽きてきたら、山椒を振り掛ける。これまた美味し。

最近は雛人形も飾る家が減ったというけど、世の娘さんたちはちゃんと雛祭りを祝って貰えてるのかな?
何はともあれ、女の子は女の子らしく育ってほしいよね。

                おしまい

 

春はもうそこまで

 
ここ数日、暖かい。
冬嫌いとしては誠に有り難い。
それにしても今年の冬は死ぬほど寒かったよね。
クソ寒かった原因は、どうやら地球温暖化のせいらしい。詳しくは書かないが、北極の氷が溶けて、それが寒波を日本へ押し下げたようだ。
地球温暖化に関しては言いたいことが山ほどあるのだが、今回は自粛。どうせ語りだしたら、激情興奮憤懣男と化すに決まっているのだ。そんなもんで、この春近しの気分を台無しにしたくはない。

 
やっと春の新物の食材も出回りだした事だし、昨日は春先の献立にしてみた。

 
【菜の花の芥子醤油】

味もさることながら、この黄色がよろしい。
黄色は春の色だと思う。

菜の花は、ほろ苦さが旨いよね。

  
【蛍いか芥子酢味噌あえ】

蛍イカも季節ものだ。
丁寧に目玉と軟骨を取るべし。それだけで食感が遥かに良くなる。
旨いもんを食いたければ、手間を惜しんではならない。

 
【釜あげ新子】

新子は無条件に好き。
今回はワサビ菜を飾りにした。
我ながらキレイな盛り付けだと思う。

今年も新子は不漁という予測がある。多分、その通りになりそうだと感じてる。
瀬戸内海沿岸の兵庫県民は、今年も釘煮をつくるのが大変そうだ。

新子は出始めの小さいヤツの方が旨いと思う。
後半になると段々大きくなって、大味になると思うんだよね。

  
【新わかめと蛸の土佐酢あえ】

新若布もだいぶ見かけるようになった。
歯応えが良いので、メカブのついてるのを出来るだけ買うようにしている。
熱湯に入れて、色が鮮やかな緑に変わったら、取り出して団扇でおもくそ扇ぐ。

キュウリは軽く塩をして、水分を出しましょう。
蛸はブツ切り。

あとはジュレの土佐酢をかけて混ぜ合わせれば出来上がり。
\(^o^)/ヘルシー❗

 
【鰯のなめろう】

真鰯の旬は夏から秋だと記憶しているが、最近色んなスーパーでよく見かける。と云うことは旬なんだと判断した。
調べたら、鰯の旬は各地によって違うという。ようは、その土地の漁獲量が多い時が旬なんだとさ。

値段は4匹100円が何と半額の50円になっていた。
でも傷んだ様子が全然ない。目は透明だし、身もキラキラしててキレイだから寧ろ新鮮に見える。
だから、刺身で食えないかと思った。勇気あるチャレンジャーなんだなオイラ。
まあ捌いてみて、皮が手で剥けないようなら火を入れればよろし。

( ゜o゜)おっ、ちゃんと皮がキレイに剥けた。
しかし、脂はあまり乗ってない。やはりマイワシの一番の旬は脂の乗る秋だな。
と云うワケで、味を強化するためになめろうにする事にした。
擦った生姜、ネギ、白ゴマ、醤油、酒、味噌を入れたタレをつくる。それを鰯に混ぜて、暫くおいて味を馴染ませたら出来上がり。
酒が進みまんなあ…。

その後、腹も全然こわしてないし、チャレンジ成功でした。

 
【野菜サラダ】

特に春らしいものではないが、暖かくなるとサラダを食いたくなる。寒い時にサラダなんか食う気がしないのだ。

具材はサニーレタス(100円)、ブロッコリー(150円)、ミニトマト(128円)、アスパラガス(88円)。
まだまだ野菜は高いけど、スーパーを三軒くらい回れば、そこそこ安いものが集まる。
もうオジサンは主婦、もとい主夫の鑑(かがみ)だね。誰かお婿に貰ってくんないかな?
むうー(-_-;)、昔は引く手あまたであったのになあ…。チ○○の先っちょが乾くことなど無かったのだ。我ながら情けない言動だよ。

気を取り直してドレッシングをかける。
ドレッシングはピエトロの「焙煎香りごま」。

おっと、残り物のマヨ玉があったよな。
真ん中にデンと乗っける。
これは実を言うと、普通のマヨネーズ玉子ではない。他にニンニク、チーズが入っておる。

ピエトロのこのドレッシングはハッキリ言って、たいした事がない。ピエトロといえば、やっぱノーマルのドレッシングが一番だと思うよ。
しかし、マヨ玉と混ぜ合わせると、なぜだかバリ旨になりもうした。何か得した気分だ。

窓の外を目をやると、風が強い。
やっと春一番がやってきたのだ。

                  おしまい

 

かわ肝ポン酢

 
えー、記事に間が開いたのはオリンピックのせいです。
冬嫌い、寒いの大嫌いの身としては、今まで冬季オリンピックにはさしたる興味は無かったのだが、今回はなぜだか嵌まった。いやはや、感動して結構泣いちゃいましたよ。
で、現在、オリンピック・ロス中。
力、何だか入りません。

 
えーと、ここからが本題。
少し前の話です。

カワハギの肝が198円で売っていた。
鮮度も悪くないので、これでアン肝ポン酢ならずカワ肝ポン酢を作れないかと思った。
美味なる魚の肝といえば、この2つが二大勢力であろう。でもカワハギの肝ポン酢って、あまり聞いた事がない。どちらかといえば肝を醤油に溶き、それで刺身を食うとか、鍋に入れると云ったイメージの方が強い。
なぜにカワ肝ポン酢があまりモテはやされないのだろうか?
もしかして、アン肝ポン酢より味が劣るの?
いやいや、そんな事はなかろう。ダメな理由が思いつかないじゃないか。
ならば、自分で作るしかあるまいて。

と云うワケで2つ買った。
そっかあ…、カワハギの肝ってアンコウの肝に比べて小さい。だから、肝ポン酢を作るにしては量が足りないんじゃないか?ゆえにポピュラーじゃないのかもしれない。
我ながら名推理じゃねえの❓ひとり悦にはいるイガ蔵なのであった。

作り方はアン肝ポン酢と同じである。
ラップ、またはアルミホイルの上にカワ肝を置き、酒をブッかける。塩は振らない。振ってもよいのだろうが、どうせポン酢をかけるので自分は振らない。
で、それをシッカリと筒状に巻く。端はキャンディみたいにネジネジしましょう。で、あとは更にアルミホイルでぐるぐる巻きにして蒸すだけ。

とはいえ、オイラの家には蒸し器が無い。
だから大きめの鍋に皿を二段重ねにして置き、そこにブツを乗せる。あとはその下に湯をはって蓋をして20分程蒸す。
あら熱が取れたら、す巻きを使って形を整える。
で、冷蔵庫で一晩寝かせればよろし。
なぜに寝かすかというと、固まらないと庖丁で切れないからだすな。あったかいうちは、ぶにょぶにょなのだ。

翌日、テキトーな厚さに切って、ポン酢をかけて葱を散らせば出来上がり。
お好みで紅葉おろしなり、七味、一味をかけるなりすればよろし。

紅いのは「かんずり」。ワテは紅葉おろしでも七味、一味でもなく、断然このかんずり派なのだ。

柚子胡椒の紅いヤツだと思って戴ければいい。
しかし、そんなにとんがって無くて、もっとまろやか。旨みもこっちの方があるような気がして、ワタクシはもっぱらコチラの方を使ってます。

なんかテキトー過ぎる説明だなあ…。
一応、かんずりの事を真面目に解説しとくか。

かんずりは漢字で書くと「寒造里」と書くように、冬に作られます。新潟県妙高市産の唐辛子を雪にさらした後、糀、柚子、塩と混ぜ合わせ3年間熟成、発酵させた香辛料なのだ。
柚子胡椒との最大の違いは米こうじを使っている事と3年間も熟成させている事だね。ゆえにまろやかで深い味わいがあるのだよ。

自分は鍋で使用する頻度が高いが、焼肉や焼鳥につけても良いし、醤油に溶けば刺身にもあう。

 
ポン酢はコレ。

「手造り ひろたのぽんず」だ。
徳島産のスダチで作られておる。カボスもいいけど、スダチのポン酢が好きです。

ポン酢は酸味が強すぎるのはイヤだし、かといって甘みが強いのもイヤだから、ここ数年はこのバランスの良いポン酢に落ち着いている。
ポン酢選びは重要である。料理を生かすも殺すもポン酢次第というくらいに大事なのだ。てっさ(フグの刺身)なんぞは、ほとんどポン酢の味で旨い不味いが決まると言っても過言ではないだろう。

 
この日の為に冷酒を用意した。
美味なものを食うときは万全を期すタイプなのだ。

あっ(-_-)、写真を撮り忘れた。
因みにコレね。

(出展『Y!ショッピング』)

「土佐鶴」だね。
土佐鶴といえぱ辛口。昔からちょくちょく飲んでる酒で、冷やでも燗でも旨い。

さあ、ステージは整った。
満を持して口に運ぶ。

♪( ☆∀☆)うんめぇー。
アン肝よか旨いんじゃねえか❓
いや、確実に美味い。アン肝なんぞ目じゃない❗
いやはや、期待はしていたがそれ以上だ。
アン肝よか水分が多いのか、ねっとりとしている。
そして、きめが細かい。
あ~ん、クネクネ(///ω///)♪
身悶えしつつ、舌の上でゆっくりと溶けてゆく。
旨みが、旨みが……。どこまでも余韻として残る。
アタイを、もうどうにでもして♥
今だったら、屈強な男にケダモノのように犯されても受け容れるだろう。

すかさず日本酒に手をのばす。
ヘ(≧▽≦ヘ)♪くぅー、堪らんね。
旨いもんと旨い酒の組み合わせは、美味さを倍増させる。酒なくしては、旨い食いもんは語れないよね。
カワ肝ポン酢、最高だよ。

それにしても、カワ肝ポン酢、カワ肝ポン酢と連呼しておるが、漢字なしの音だけならカワキモポンズだよなあ…。聞いてる人は何と思うんじゃろう。頭の中で漢字変換できる人は殆んどいないんじゃないかと思う。
若い子なら、可愛くてキモいポン酢を想像するに違いない。でも可愛くてキモいポン酢って、全然想像がつかない。強いて想像しても、せいぜいパッケージがキモカワの画だとか、瓶の形がキモいとかしか浮かばない。
あれっ!?、カワキモじゃなくて、キモカワだったっけ…。アンガールズの田中はそう呼ばれてるよね。
まあいい。キモカワもカワキモも意味は同じじゃろう。
いや、待てよ。似てるけど厳密的には同じではないな。キモくて可愛いのと、可愛いけどキモいのとでは全然違うぞ。キモいけど可愛いと云うのは、何だかんだいっても存在に肯定的な気がするけど、可愛いけどキモいと云うのは最終的には否定しているよね。ネガティブな印象を与える。
でも、可愛いけどキモいって例えば何だ?
見た目が良いのに気持ち悪がられるなんて、相当ヤバい奴だよね。
キモいけど可愛いなら、結構浮かぶ。
ウーパールーパー(アホロトール)なんかが、その代表でしょう。

(出展『ウーパールーパーの部屋』)

あっ、ウーパールーパー、メッチャ可愛いやん❗
他にもエリマキトカゲ(懐かしい!)とか、カメレオンとかアイアイなんかの動物にキモカワちゃんは結構いる。

一方、カワキモって何だろ?
浮かんだのは、美人だけど動きが変だとか、喋り方がキモいとかの、動物ではなくて人間だ。つまり、顔が可愛いのに残念な人たちだね。
キモカワは見た目で、カワキモは行動という事か。キモカワが静止画像とすれば、カワキモは動画と言えそうだ。

例えば誰だろう?
鈴木奈々。キモいと云うよりかウザいか?
misono。鈴木奈々と同じカテゴライズ。ウザい。
ダレノガレ明美。性格が悪過ぎるだけ?
神田うの。性格が悪くて喋り方が酷い。
坂下千里子。単に頭が悪いおしゃべり女。声もイラっとする。
重盛さと美。オツムが足りなさ過ぎる。

んー、全員キモいといえばキモいけど、カワキモとはちよっと違うような気がする。
あっ、可愛いけど虫好きの女なんてどうだ❓
「虫愛ずる姫」ってヤツだね。
自分としては大歓迎。断然好きだけど、一般人からすれば相当にキモいよね。世の人々の理解の範疇を遥かに越える存在でしょう。白○真○さん、ゴメンナサイ。

今回も脱線。いや大脱線。
アホなこと考えてる暇があったら、カワ肝ポン酢に集中して、堪能しよっと。

                  おしまい

 
追伸
一応、作ろうと思う人の為に追加アドバイス。
鮮度の悪いものは臭みを取るために、塩を振って30分以上放置して軽く洗いませう。
血管や血溜まりが有れば、これも臭みの原因になるので丁寧に取り除きましょう。あとで巻くので、形が少々グジュグジュになっても大丈夫です。

あまりに美味いので、3日間チビチビ食ってました。
完成品は冷蔵庫で3~4日はもちます。

 

冷やし中華と冷麺の違い

 
ダイエットその後を書く前に、溜まってる画像を放出しておきたい。
で、今回は取り敢えず冷麺。

冷蔵庫の奥から徳山物産の冷麺が出てきた。
たぶん夏に買ったものだ。賞味期限を確認してみると、11月末くらいになっていた。
でも、んなもんくらいなら大丈夫だろう。今までさんざんぱら賞味期限を越えている食いもんを食ってきたのである。モノにもよるが、それほど劣化は激しいものではないと結論した。
それにしても、真冬に冷麺かあ…。酔狂だなあ。

スープはついていなかったので、コンソメと和風だしを混ぜたものをつくる。
冷麺のスープって少し甘めだったような気もするが、甘いのはイヤなので、そのまま冷蔵庫で冷やす。
しかも途中から冷凍庫にブチ込み、キンキンにしてやった。

チビたいチビたいスープが出来たところで、説明書に従って麺を茹でる。そして、素早く冷水で締める。
この時期の水道水は超冷たいから、あっという間に麺が引き締まりよる。

具は半熟玉子、葱、胡瓜、キムチ。
もちろん甘いものはあまり取らない身としては、🍉スイカや梨などは入れるべくもない。
もっとも、入れたくとも真冬にスイカや梨は普通は売ってない。たとえ有ったとしても相当に高額だろう。冷麺の為に用意することなど有り得ないよね。
ところで、何で冷麺にスイカだの梨だのを入れる必要性があるのだ❓
全然もって意味が解らない。まだ酢豚のパイナップルの方が理解できるよ。
因みにパイナップルは肉を柔らかくする効果があるから入れているのだ。だから、アレには一応それなりに意味があるのである。
とは言いつつ、心情的には許しまじだけど。

冷蔵庫に入れて冷していたどんぶり鉢を出す。
もう徹底しているのだ。体の芯まで凍える真冬の冷麺をつくってやろうではないか。

スープに麺を入れ、具を飾って出来上がり。

いっそ窓を全開して食ってやろうかとも思った。
しかし、少しだけ開けてみて、すぐに閉めた。
外は身が切れるような激寒なのである。
この日は2月5日。まっことクソ寒い日であった。予想最高気温は4℃とか言ってたのだ。
なのに冷麺とは、我ながらアホかと思いつつ食う。

マジ、チビてぇー❗ヘ(≧▽≦ヘ)
背中がブルッときたよ。
スープに今一つパンチが無いが、そこそこ旨い。

食いながら、ふと思う。
そういえば冷麺と冷やし中華の違いを、あーたら、こーたら検証している番組があったなあ…。
どうも関西では、両者がゴッチャになっているらしい。と云うか、冷やし中華も冷麺と呼ぶ人が多いようなのだ。アンケートの6割強ほどがそうだったかと思う。

アナタ、冷麺と冷やし中華の違いを説明できますか❓

両者を区別している人でも、その概念はまちまちだった。
番組では、家で食うのが冷麺で、外で食うのが冷やし中華とか言ってるオバハンもいた。
そういう概念もあるのか…。ちょっと驚いた。
中華料理屋や食堂で出てくるのが、冷やし中華。焼肉屋で出てくるのが冷麺と云う意見が多かったが、まあ、理解できなくもない。
一方、ラーメン屋で出されるものは、冷やし中華もあれば、冷麺も有りーので意見がバラバラだった。表記の仕方が店によって違うので、よく行くラーメン屋のそれが各々の基本概念になっており、両者が混在しているのだろう。

ここでオラの冷やし中華と冷麺の違いを述べておこう。

【冷やし中華】
①麺が黄色い。いわゆる中華麺を使っている。
②タレが掛かっており、醤油ダレか胡麻ダレ。
③深皿で出される事が多い。
④具は錦糸玉子、キュウリ、ハムが基本。缶詰のサクランボが彩りとして乗っかってるイメージがある。
⑤関西での分布は、町の中華料理屋、食堂、ラーメン屋など。

 
【冷麺】
①麺が茶色い。これはそば粉にジャガイモなどのデンプンと小麦粉を混ぜたものだからだと思う。
また、麺が固くてゴムみたいと云うのも特徴だろう。
②タレがかかっているのではなく、スープの中に麺が入っているといったイメージ。スープのベースは牛骨や牛テールで、色は薄くて透明。
③どんぶり鉢系統で供される事が多い。本格的なのは金属の器かな。
④具はキムチ、キュウリ、ゆで玉子、チャーシューと果物(スイカ、梨、リンゴなど)。
⑤関西での分布は、焼肉屋、韓国料理屋、ラーメン屋など。

ここで盛岡冷麺という存在を思い出した。
しかし、関西ではポピュラーてはなく、殆んど見ないのでここでは除外しておきます。

これでほぼあっているような気がするけど、一応ネットで確かめておこう。

調べたら、そもそも両者は根本の成り立ちからして違うらしい。
冷やし中華は、なんと日本で誕生したそうな。
へぇー( ゜o゜)である。中国由来じゃないのね。
冷やし中華は昭和12年、仙台で生まれたようだ。
中国料理店の組合が夏場の売上が落ちるのを解消する為に考案したのが最初らしい。当初の名前は「涼拌麺(リャンバンメン)」。
一方、冷麺の出自は韓国。だから韓国式冷麺、韓国冷麺というのが正式なお名前だ。
両者の一番の違いは、その麺にあるようだ。前述したように冷やし中華は小麦粉とカン水で作られた中華麺、冷麺は蕎麦粉にデンプン、小麦粉を加えたものである。原材料が違うのだから、謂わば両者は全くの別物と考えた方が良さそうだ。

因みに盛岡冷麺というのは、そば粉を抜いた麺なんだとさ。冷麺のゴムみたい麺を日本人向けにアレンジしたというワケだね。スープもアレンジされており、牛骨だけでなく、鶏ガラや野菜も入れて煮込んているみたい。

それから、余談だが北海道での呼び名は冷麺でも冷やし中華でもなく、「冷しラーメン」と呼んでいるとのこと。独自路線と云うワケだね。

それでは何ゆえに関西では冷麺と冷やし中華がゴッチャになっていて、どちらも冷麺と呼ぶ人が多いのかというと、2つの説が囁かれているようだ。

①省略説
関西は長い語彙を縮めるという文化がある。
例えばマクドナルドは「マクド」、冷たいコーヒーは「冷コー」などが代表だ。
たぶんこの冷コーというのが、大きく関係しているのではないかと思われる。冷たいコーヒーだから冷コー、冷たい麺だから冷麺と云うワケである。
これでオバハンが家では冷麺、外では冷やし中華と呼んでいるというワケも何となくわかってきた。つまりオバハンとしては家では冷麺という略称を使うが、外では略称せずに上品に冷やし中華と呼びたいのだ。

 
②韓国語由来説
元々、関西には韓国人が多い。
だから、自然と韓国式の呼び名が浸透していったと云う説。

まあ、どちらかが正しいというワケではなく、複合的なものでどちらも正しいのだろう。

他地方から関西にやって来る人は、冷麺が食べたくば、韓国冷麺とハッキリ言いましょう。
さもなくば、冷やし中華が出てきまっせ。

                 おしまい

 
追伸
とは言いつつ、最近は関西でも冷やし中華と冷麺を区別している人が年々増えていってるようだ。
これはコンビニ、大手の即席麺が冷やし中華は「冷やし中華」と表示しているからだろう。コンビニの地方文化の均一化、恐るべしである。
因みに最近は若い子を中心に、冷コーはアイスコーヒー、マクドはマックと呼ぶ人が増えているという。
嘆かわしい事だ。関西(大阪)のコテコテ感が失われてゆくのは、何だかなあ…と思う。

あっ、それから今回の記事の元々の題名は『冬に冷麺』でありんした。書いてるうちに内容が変わっていき、この題名なりもうした。

 

断酒してます

 
断酒して一週間になる。
といっても酒をやめたわけではない。
明日は浴びるほど飲む予定だ。
所属する昆虫同好会の50周年なのだ。

発端は一週間、兄貴分に『おまえ、ちゃんとした格好してこいよな。』と釘を刺されたのがキッカケだった。
まさか、そんな事は考えもしなかった。いつものラフな服装で行こうと思っていたのである。
で、超久し振りにスーツを出してきて下を履いたら、ゲゲゲのゲー(◎-◎;)❗❗お腹が邪魔して全く入らない。他のスーツもダメ。全滅じゃけん(*ToT)

恐る恐る体重計に乗った。

ガビーンΣ( ̄ロ ̄lll)
最近、体重計に乗ってなかったけど、驚愕の数字だ。
人生でまだ一度も60㎏を越えたことがないのだ。それがあと100gにまで迫っている。そりゃ、スーツも入らんわい。

つまり、何で一週間も酒をやめたのかと云うと、無茶苦茶太ったからなのである。

ここで人生初のダイエットを敢行する事にした。
とは言いつつも、プチダイエットは過去に一度だけした事がある。
蝶採りを始めた当初は結構痩せた。当時は店をやっていたので(ショットバー)、夜は仕事、昼間は毎日のように生駒山系に蝶採りに通っていた。
生駒といえば急峻で有名である。奈良に抜ける国道は日本一斜度がキツいと言われているくらいなのだ。当然、運動量は多くなる。
で、当時の彼女に『俺、体重が今50㎏やねんでー。』と言ったら、『んなワケないやん。』と一蹴された。
そんな事を言われて引き下がるワケにはいかない。じゃあ、賭けようかと云う事になった。
2日後、彼女が部屋に来る事になっていたから、そこで決着をつける事に決まった。

実を言うと、その時の体重は51.5㎏だった。
けど、んなもん楽勝である。2日間食事を制限して、スポーツクラブで走ったら何とでもなると思った。
そして、彼女の前で体重計に乗り、見事50㎏ジャストの数字を出してやったのである。
彼女の信じられないという顔が、今でも忘れられないよ。ざまー見さらせである。基本、賭けたら圧倒的に強い男なのだ。

しかし、目算だと今回は一週間で5㎏は落とさなくてはならない。でないと、スーツが入らない事は過去の経験で知っているのだ。
かといって走るのはイヤだ。基本的にしんどいのは嫌いなのだ。山登りするのは、そこまで行かないと蝶が採れないからするのであって、決して好きなワケではない。ましてや走るだなんて、2日間くらいは耐えれても、一週間なんてどだい無理だ。大の寒がり屋が、このクソ寒いのに走れるワケがないのだ。

というワケで、酒を断ち、食事制限をしようと思ったのである。走ってカロリーを消費したところで、ドカ食いしたら元も子もない。ならば、食わなきゃ確実に体重は減るじゃねえかと思ったのだ。

というワケで、ひたすらコンニャクを食うと云う作戦にでた。

しかし、コンニャクばっか食うのって辛い。
だから、時々は野菜も食った。

当然、ドレッシングなんて御法度だ。塩のみで食う。

申しわけ程度だが、つい挽き肉を入れてしまう。
しっかし、この白菜、甘くて旨かったなあ( ´∀`)
旨いが量はこれだけのみ。そして、ひたすら噛む。30回は噛む。たくさん噛めば、少量でも満腹感を得られると聞いた事があるからだ。

 
【京都苑 ふわふわおぼろ豆腐】

レンジでチンするだけだとさ。

しかし、これをおぼろ豆腐と呼んでいいのか❓
自分のおぼろ豆腐の概念は、もっとゆるゆるのものなんだよなあ…。

取り敢えず添付のタレをかけ、ネギを乗っけて食う。
腹減ってるせいか、何だか旨い。

しかし、この作戦、浅はかな考えだった。
オジサンは代謝率が低いのである。体重が三日間で1㎏しか減らなかった。
というワケで、歩く事にした。
2日間連続で難波から梅田まで歩いて往復した。
でも、ろくに食ってないから💫ふらふらである。
木曜辺りまで来ると、足に力が入らなくなった。
しかも寝床に入ると、お腹がグーグーなる。そして、腹が減り過ぎて眠れないのである。
考えてみれば、腹が鳴ったのって久し振りだ。体が飯食わせー、食いもんよこせーと激しく訴えかけておるのだ。

そして、土曜日。リミットまであと一日と迫った。
朝飯、昼飯と抜いて、最後に食ったのはこのラインナップ。

【自家製白菜とキュウリの漬物】

【春ワカメの酢の物】

そして、やっぱりコレだ。

頭が朦朧としいるのか、芥子を添えたものの、七味唐辛子をかけてもうた。

というワケで、次は芥子で食う。

そして、計量。

根性で4㎏減らしたものの、あと1㎏足りない。
ズボンも入らない(*ToT)
明日の朝、もし1㎏減ってなかったら、チャラい格好で行こう。アニキになじられても仕方ないと覚悟しよう。
どうせ元々、皆にチャラい思われているのだ。やはりコイツはアホだなと、白い眼で見られるのに耐えればいいだけの話だ。

あー、それにしても腹減ったなあー。

                  おしまい

 
追伸
これを書き出したのが夜の11時半。
日を跨いじゃいましたね。