初めての自家製焼売

 
又しても天然の芝海老が売っていたので買う。
今度も、お手軽に塩ゆでにするつもりだったが、はたと思いついた。『一芳亭(註1)』のシュウマイが作れんかなと考えたのだ。
『一芳亭』のシュウマイといえば、全国の焼売フリークも絶賛の、日本一旨いとも言われているシュウマイだ。『崎陽軒』何するものぞ、なのだ。そこのシュウマイは海老ミンチも入っているのを思い出したのである。

しかし、すぐさま諦める。
一芳亭の焼売の皮は薄焼き玉子なのである。あんなもん、面倒くさくて作る気になれん。だいち焼売なんて、自分で作ったことは一度たりともないのである。
と云うワケで、シュウマイの皮を買ってきた。どうせ根性なしなのさ。笑うてくれ。

シュウマイ初心者の身としては、先ずは取り敢えずネットでレシピの検索じゃ。
テキトーに読んで、頭の中で幾つかをミックスさせる。

〈材料〉
シュウマイの皮 20枚くらい
豚ひき肉 200g
芝海老 150g
干し椎茸(戻したもの) 1枚
玉ねぎ 1/2個
片栗粉 大さじ1.5

〈調味料〉
醤油 小さじ2
砂糖 小さじ2
塩 小さじ2/3
こしょう 少々
ごま油 小さじ1弱

作り方
①芝海老は背ワタを取って、スプーンで潰してから包丁で叩く。干し椎茸はぬるま湯に入れて戻しておく。玉ねぎは荒みじん切りにする。

②戻した干し椎茸を微塵切りにして、ボウルに入れる。玉葱もブッ込み、片栗粉を入れてシッカリと混ぜ合わせる。こうしておけば、玉葱の水分が後から出て来るのを防げると同時に、蒸している時に肉が堅くならない。
豚ひき肉と芝海老も投入。調味料全部を加えて、手で粘り気が出るまで混ぜ合わす。ここでシッカリと手首の上、手のへりで潰すように練り込むことが大事。こうしておけば、タネがバラバラにならないし、旨みも増すそうだ。テレビで餃子つくりの匠が言ってた。
ありゃ❓、それって餃子だわさ。まあ、似たようなもんだろ。

③タネをシュウマイの皮で包む。
最初はネット情報で見た方法でやってみる。どうするのかと云うと、お猪口の上にシュウマイの皮を被せ、そこに焼売のタネをスプーンで乗っけて軽く押し込む。お猪口にスポッとハマったら、傾けて取り出して形を整える。
でも段々面倒くさくなってきて、普通の方法に変える。片手で輪っかを作り、その上にシュウマイの皮、タネの順に乗せて、くるんで形を整えてゆく。こっちの方が早いぜよ。

全部を包み終えたところで、蒸し器が無いことに気づく。今さら気づくとはド阿呆である。急遽、ネットで蒸し器が無くとも焼売が蒸せる方法を探す。

④大皿にレタスのザク細切りを敷くとあったが、無いので、キャベツで代用する。こうすると、皿に引っ付かないんだってさ。焼売をテキトーに並べ、上から更にキャベツを被せる。小皿に入れた水を回しかけ、ラップをする。ラップをしたら、テキトーな道具でテキトーに穴をあける。あとはレンジで15分くらいチンする。で、蒸し上がったら、キャベツを取り除いて出来上がり。

 

 
お好みで、辛子醤油や酢醤油を付けて食べませう。

まあまあ旨い。
というか、タネは旨いんだけど、シュウマイの皮がやや乾いてしまって、一部がパリパリになっちった。
もう1回、水かけてレンチンする。

だいぶマシになった。旨いかも(о´∀`о)
一安心して、🍺ビールをグビグビいく。
(´∇`)結構しあわせ。

それはそうと、やっぱ蒸し器がないとヨロシクないなあ…。誰か、買ってくれないかなあ…。

                    おしまい

 
(註1)『一芳亭』の焼売

 
プリプリで美味いんだよなあ。

  

サーモンの酢締め

 
前回の塩締めしたサーモンの残り半分をどうしたのかと云うと、酢締めにした。
醤油洗い、塩締めときて、最後は酢締め。サクの刺身三部作のサク2段活用である。
あっ、マグロの醤油洗いはサクじゃなかったけか。
まあいい。それでは作り方もサクサクいきまひょ。

①塩締めしたサーモンをバットに置き、底面が浸る程度の酢を張る。その上からキッチンペーパーをピッタリと被せる。こうすれば、紙が酢を吸い取って上部にも酢がまわるのである。金持ちの人は、そんな面倒な事はせず、ジャブジャブの酢につけましょう。
で、そのまま5分ほど放置。

②ペーパーを取って、表面がうっすら白くなっていれば出来上がり。あとは切って盛り付けるだけ。

ホンマにサクッと終わりましたな。
あまりにも素っ気ないので、あしらいや薬味なんぞも書いておくか…。

その1
生姜を細切りにして、針ショウガをつくる。
それをサーモンの酢締めの横に添える。
あとは醤油をつけて食うだけ。

その2
サーモンの上に水にさらした玉葱の薄切りを乗せ、上に糸唐辛子を飾る。無ければ、サクッと一味唐辛子をひと振りでもええで。

色々カッコつけて書いたが、実をいうと本当は酢締めの上にチャラっと醤油を垂らして食うのが一番旨かったりもする。

あっ、そうだ。書き忘れてた。え~と、残った酢は勿体ないので、捨てずに活用しましょうね。酢の物や酢めしなんかに転用しまひょ。
と思ったところで、急転直下で発作的にちらし寿司が作りたくなった。常に予定は未定であって、しばしば変更なのである。
何か、ちらし寿司って春っぽくなくなくねっ❓と思ったのさ。寒いのが超苦手なオイラだから、春を待つ心、強しなのだ。

余った酢に、やや多めに砂糖を入れる。塩は少しだけ。顆粒の昆布だしも入れる。慣れない人は少し入れて混ぜ、味見をしながら調整しましょうね。
あとは白御飯を炊き、熱いうちにそれを入れて手早くかき混ぜるのだが、御飯が炊きあがる前に他の具を用意しよう。

冷蔵庫に海老があったので、それも使うことにした。
海老は背ワタを取っておく。海老を熱湯に放り込んだら、すかさず火を切る。余熱で火を通す方式である。こうすると、だいたいプリプリになる。
これは海老の大きさにもよるので、不安な人は冷ましている途中で1つ取り出して包丁で真っ二つに切りなはれ。断面を見れば火の通り具合が一目瞭然でわかりまっせ。OKなら取り出して冷ます。まだダメなら、もう一度戻せばいい。

錦糸玉子をつくる。
といっても、繊細な薄焼き玉子を作るのが面倒くさかったので、玉子焼きを作って細切りにした。
海老は半分にスライス、サーモンは削ぎ切りにする。
酢飯の上に何ちゃって錦糸玉子を敷き、海老と酢締めサーモンを適度に配置する。
絹さやなんかが有れば、更にちらし寿司らしくなるのだが、冷蔵庫に無かった。なので、彩りは貝割れ大根でお茶を濁すことにした。

 

 
出来上がり。
想像してたのよりも、ピンキーな見た目になってまっただよ。調子乗って海老とサーモンだらけにしてしまい、下の錦糸玉子が見えなくなってもうた。けど、雛祭っぽいかも。

御飯も盛り過ぎた。でも、盛りなおすのは面倒だから、そのまま食うぜよ。けんどさあ、こんな量、一人で食えんのかね❓

酢締めサーモンに醤油をチョロっとつけて、酢飯と一緒にパクリ。

(о´∀о)えへへへへ。
パクつく。
(о´∀
о)えへへへへ。
ニヤつきながら、食べ続ける。
(о´∀`о)えへへへへ。
で、楽勝で食いきったっちゃ(^o^)v
ラムちゃん、だっちゃ❤

春、早く来ないかなあ。

                   おしまい 

 
追伸
アンタの頭の中は、もう春やんけ。
そうツッコミを入れられても、断固否定しますよ。

 

サーモンの塩締め

 
前回はマグロの醤油洗いと鉄火丼を紹介したが、今回はサーモンの塩締め。
サーモンはアトランティックサーモンを使ったけど、トラウトサーモンでもさして変わらないと思われる。

作り方は簡単で、こんな感じ。↙

①サーモンのサクをさっと水洗いして、キッチンペーパーで水気をとる。

②上から満遍なく塩を振り、サーモンに塩を纏わせる。注意することは、けっして塩を擦り込まないこと。優しくしてネ💖

③でもって、10~30分ほど放置する。塩の結晶が溶け始めて表面が汗をかいたようエロティックにジュクジュクしてきたら、流水で洗い落とす。水気を丁寧に拭きとってペーパータオルに包む。でもって、冷蔵庫に安置。置くほどに塩味が浸透するのだが、今回は30分足らず放置プレーにした。昔みたいに、酷い男ではないのである。

④サクを半分に切る。食べきれないから、もう半分は薄めに塩を振って、もう少し熟成させることにした。
適当に、削ぎ切りして皿に盛る。
薬味は、あえて使わない。今回は貝割れ大根を添えたが、少し太めに切った大根の千切りを添えてもよい。

 

 
勿論、醤油はつけない。そのまま食う。

塩が適度にまわって、旨味が増して美味。
すかさず芋焼酎をロックでグビリとやると、もう何も言うことはない。思わず漏れたように低く唸るだけだ。

簡単なんで、一度お試しあれ。

 

マグロの醤油洗い

留意して戴きたいのは、けっして鮪のヅケではなくて、鮪の醤油洗いと云うことだ。

先ずは鮪の切り落としをニタニタ笑いながら醤油で洗う。
ニタニタ笑いは別にせんでもええが、ニタニタ笑ってると「妖怪 醤油洗い」がやって来て、美味しくしてくれるのだ。
じゃぶじゃぶ洗って、振り向いてニヤリだ。
「醤油洗い」に倣(なら)って、自分でもやってみる。
 

じゃぶじゃぶ洗って、ニヤリ(ФωФ)
 

Σ( ̄ロ ̄lll)ハッ❗
そんな妖怪いたっけ❓それって「小豆洗い」とちゃうのん❓一人でツッコンでケタケタ笑う。
深夜に酒呑みながら料理を作っていると、たまに時空のエアポケットに落ちる。時々、何かが憑依するのだ。

酔っ払って買い物してるので正確性に欠くが、たぶん鮪は半額で¥150くらいだったかな。
でもって醤油洗いしたのを笊にあげる。本当は笊にあげるのが面倒くさくて、パックに直接に醤油をかけて混ぜ、トレイを斜めにして醤油を切った。セコい男はトレイに溜まったそれを再利用しようと考えたワケである。

これで仕事は、あらかた終了である。あとはテキトーに器に盛るだけだ。つまりだ、煮きった酒や味醂などを入れてない。だからヅケではないのであ~る。

 

 
卵黄は、この際その問題とは関係ない。そこも留意して戴きたい。

 

 
薬味は葱と本山葵。貝割れ大根と和芥子でも合う。
いや、寧ろそっちの方が合う。そっちもちょい試したのだ。

それをグシャグシャに混ぜて食う。
(^o^)vニコリ~ぃ。
普通にメチャメチャ旨い酒の肴じゃよ。

でも、ホントは酒の肴として作ったワケではない。
御飯を炊いてあるのだ。そう〆の鉄火丼なのである。
ここで、はたと思いつく。炊き上がった白飯を急遽、酢めしにすることにした。そっちの方が絶対旨いもんね。

 

 
ここで、またハタと思いつく。トレイに溜めておいた醤油が活躍してもらおうではないか。
酒の肴の味つけとしては申し分ないんだけれど、酢めしと一緒に食うには弱い。と云うワケで、既に飯の上に乗っけてはいるが、食べる時にはもう1回その醤油につけて食わねばならぬ。
面倒くさいけど、バリ旨~((o(^∇^)o))

 

2020″ 立春の献立

 
書き忘れたが、節分の翌日の2月4日は立春だった。
立春の料理で特にポピュラーなものはないようだが、春を意識して献立を考えてみた。

 

 
まだ芥子醤油はかけてないが、菜の花の芥子醤油あえ。
菜の花の料理といえば、真っ先にコレが頭に浮かぶくらい好き。芥子の辛みと菜の花のホロ苦さが相俟って旨いんだよね(^o^)

 

 
バカ貝の芥子酢味噌あえ。
バカ貝というのは別称で、ホントは青柳という。
オレンジの下みたいな部分を貝からダラッと出しているから、バカみたいに見えるのでバカ貝なのだ。

ダブル芥子攻撃❗
市販の芥子酢味噌に芥子をふんだんに入れてやった。甘過ぎる芥子酢味噌は酒の肴として許せないからだ。
(*´∀`)うむ、普通にメッチャ旨い。

 

 
蕗の薹味噌。
フキノトウは、いつもなら蝶採りのついでに野外で採ってくる。だから買うことは無い。だが流石にまだ早い。でも、LIFEでお務め品が150円で売ってたから買った。

フキノトウといえば、真っ先に浮かぶのが天ぷらだが、天ぷらは支度も後片付けも面倒だ。量も少ないから、苦労のしがいもない。と云うことで、ふきのとう味噌にすることにした。

①フキノトウを軽く洗って、かたいので外側の紫の部分を取り除く。
フライパンに植物性の油をしき、弱火にかけておく。
(゜〇゜;)あらま、菜種油が残り少なかったので、仕方ないのでオリーブオイルを足してやった。

②味噌を大さじ2くらい。味醂を大さじ1くらい入れて混ぜておく。こう書いたが、普段は目分量です。
あんまり甘くなるのは嫌なので、砂糖は入れなかった。

③フキノトウを刻んでゆく。
食感を活かしたいのなら縦に、柔らかさを重視するならば横に切る。今回は斜めに切った。
フキノトウは切ったそばから黒ずんでゆくが、気にせず素早くどんどん切ってフライパンに放り込んでゆく。気にせずと書いたが、あんまり黒くなるのも嫌なので、フライパンを予め火にかけて、切ったそばから入れてったのじゃ。

④フキノトウを全部入れたら、火を強めて炒める。
火が通ったら、②の調味料を加えて火を弱め、キレイに混ざるまで炒めて出来上がり。
あっ、そうだ。途中で味見してボヤけた味だったので、少しだけ砂糖を足した。

酒の肴にもいいが、これはやっぱり白めし。
ほかほか御飯に乗せて食うと、御飯の甘みと蕗の薹の大人の苦みが口の中で渾然一体となってニャー(ФωФ)❗
笑みが思わずこぼれてしまうくらい旨い。

今年は暖冬というけれど、寒いことには変わりない。
早く、もっとあったかくなってほしいなあ。

 
                    おしまい
 

手巻き寿司、その後

手巻き寿司を食ったあと、酒が足りなくなったので午前0時過ぎに再びスーパーを訪れた。

で、行ったら恵方巻きが半額になり始めた。
恵方巻きをクサしといて、どうかとは思ったが買ってしまう。心の弱い人間なのである。

 

 
だって、太巻きだよー。この量で500円は安いし、消費期限は午後3時なんだもーん。お昼に食べればいいと思ったのよ。

お腹いっぱいだけど、やっぱり今食べたい。
これも酔っぱらいの為せるワザである。
で、一切れだけ食うことにした。

 

 
勿論、もう節分ではないので、西南西に向いて黙って食ったりはしない。だいたい酔っぱらいなのだ。そんな意識は、とうにフッ飛んどるわい。

(^o^)あっ、旨いかも。数の子の歯応えがアクセントになっていい。
チラシを見ると、具は海老、マグロ、サーモン、玉子焼、カンパチ、胡瓜、穴子、数の子、イカ、大葉だそうである。手巻き寿司よか、豪華な具じゃん。

 

 
翌日、また食う。
デカイから、細めに切った。
一口で纏めて具材を全部味わうのが得策だろうと考えたのさ。

でも、器の選択をシクった。古伊万里なんだけど、数を盛り過ぎた。盛り付けは器に対して少なめがセオリーなのだ。
けど、旨いからいいのだ。

                    おしまい

 

節分の手巻き寿司

 
昨日の夕方、スーパーに買い物に行ったら惣菜売場が物凄い人だかりになってた。
一瞬、何事かと思った。しかし直ぐに理由が解った。
恵方巻きに群がる人たちである。そういえば今日は節分だったな。家庭では今や節分といえば豆まきではなく、恵方巻きなのだ。

小さい頃には既に恵方巻きはあったが、それは大阪とか関西だけの風習だったようで、全国的に広まったのは2000年代に入ってからなのだそうだ。
海苔業界と寿司業界から始まった陰謀をコンビニが更なる陰謀へと膨らませた結果である。それにまたスーパーが便乗して急速に広まったというワケである。

もう一軒スーパーに寄ったが、そっちもドえりゃあ~人、人、人、人だらけ。
うんざりである。正直、アホかと思た。完全に陰謀に踊らされておるやないの。
何か癪なので、恵方巻きなんか絶対買ってやるものかと思った。
で、手巻き寿司を作ることにした。手巻き寿司だったら、具を自由に組合せれるもんね。
(・。・)んぅ❓、これだって充分踊らされとるんちゃうんけ❓まっ、いっか…。

 

 
今回の具たちである。
真ん中がスモーク・サーモン、上が錦糸玉子、あとは時計回りに胡瓜、ツナマヨ、蟹味噌とカニ身の和えたやつ、三つ葉、ぶりトロ(腹身)の葱トロかな。

 
酢めし作って、海苔あぶって準備完了。

 

 
サーモンと錦糸玉子と貝割れ大根。
今年の向きは西南西だっけ?
あらあら、完全に踊らされとる。

恵方巻きを食べてる時は、誰かに話しかけられても喋ってはいけないそうだ。
でも大丈夫。ロンリーマンの一人ぼっちだから、誰にも話し掛けられる心配はない。話し掛けられたら、それこそ(|| ゜Д゜)ホラーじゃよ。

それにしても、誰がそんなルールを決めたんじゃ。恵方巻きなんて誕生してから大して経ってないだろう。せいぜい50年とか60年じゃなかったっけ❓百年は絶対経ってない。そう思うと、何か腹立つなあ。お寺とか神社とかの由緒ある風習の成り立ちとは全然違うだろう。そこには元々意味なんて無かった筈だ。誰かが、もっともらしく見せるために、そういう向きとか喋っちゃダメとかのルールを考え出したのに違いない。
まあ、お寺とか神社とかのルールも元はそんなもんだったのかもしれないけどね。

御託はコレくらいにして、かぶりつく。
っていうか、一口で頬張る。

旨い。サーモンと錦糸玉子の組合せが失敗なワケないんである。

 

 
葱ブリトロと貝割れ大根。
旨い❗鰤の脂と甘みが口に広がり、堪りまへん。
葱ブリトロというのは、鰤の腹身を包丁で細かく叩き、葱を混ぜたものである。ようするにマグロの葱トロのブリ版ってワケやね。

 

 
ツナマヨと貝割れ大根と胡瓜。
普段は手巻き寿司でツナマヨなんて有り得ない。そんな邪道で貧乏たらしいもんを出してくる時点で、我が家計の現況を如実に表しているというワケだ。
何か、さっきから「ワケ」を連発してるな。言いワケかますと、何も考えてなくてダラダラ書いてるだけなんである。

まあ、この組合せも普通に旨いわな。

 

 
蟹味噌と三つ葉。
缶詰の蟹と瓶詰めの蟹味噌を和えただけ。
こういうのは好き。蟹味噌の苦味と三つ葉の苦味がいい。大人の味だ。大人の恋のようにホロ苦いところがよろし。大人の恋してぇなあ…。

 

 
鰤ネギトロとサーモン、錦糸玉子。
つつましやかな手巻き寿司の中での贅沢組合せ。
裏切らない旨さだ。ビールから熱燗にスイッチ。

 

 
蟹味噌と胡瓜、錦糸玉子。
旨いよ。旨いけど、段々説明すんのが面倒になってきた。だって、この組合せの味を説明するのは無理があるんだもん。複雑な味としか言い様がない。

 

 
鰤ネギトロと錦糸玉子、貝割れ。
新たに錦糸玉子が加わったバージョン。
味は書かない。んなもん、旨いに決まっとるやないけー。

 

 
スモークサーモンとツナマヨと胡瓜&貝割れ。
如何にもジャンクな組合せだ。だが、ジャンクは旨い。

 

 
ツナマヨ、蟹味噌、胡瓜、三つ葉。
蟹味噌にツナマヨを合わせるのは、ちょっと冒険だった。一歩間違えば、蟹味噌が台無しになる。
でも、心配することなかった。マヨネーズが入れば、何だってそれなりに旨くなるもんね。

 

 
サーモン、葱ブリトロ、胡瓜、ツナマヨ、錦糸玉子、三つ葉、貝割れ。
画像では隠れているが、サーモンの下に葱ブリトロもいる。そう、オールスターなのだ。

\(^o^)/うみゃーい❗何か知らんけど美味い。
噛んでるうちに色んな味が沸き上がってきて、楽しいや。口の中、ちらし寿司だな。

これで邪気も払えた事であろう。
今年も無病息災でいきまひょ。

 
                    おしまい

 

失態(T.T)本格だし巻き玉子

 
久し振りに出汁巻き玉子を作ろうと思った。

先ずは卵を冷蔵庫から取り出し、常温で置いておく。
コレ、大事なのでメモね。

出汁はいつもなら干し椎茸、鰹節、煮干し、昆布を一晩水に浸けておくのだが、思いつきで作ろうと思ったから用意してない。ならばと、市販の昆布だしを使用することにした。

 

  
ヤマサの『昆布つゆ白だし』である。
一応、使用方法みたいなのを見る。卵3個に対して本品10~15㎜lと水30㎜lを入れよと書いてあった。コレがいけなかった。普段なら卵4つと出汁100ccの比率で混ぜるのだが、何にも考えてないからそのまま鵜呑みにしてしまう。

キッチンペーパーで壁面まで油を多めにひく。ポイントはサイドまでキッチリ油を塗りつけることだ。ここも大事なのでメモね。
強火にして、よくかき混ぜた卵液を二回に分けて一気に焼く。形はこの際、気にしない。あとで誤魔化す秘策があるからだ。
仕上げに入る時に違和感を覚えた。何か、いつもより量が少ない。ここで卵が4個ではなく、3個で作っていることに漸く気づく。しかし、今さらコタローである。仕方なくテキトーに巻いて取り出す。

ここから秘策である。す巻きにラップを敷き、形を整える。す巻きを使えば、形は何とでもなるのだ。

( ̄□ ̄;)あっ❗、やっぱり卵が足りなかった。
何だか細くなってまっただよー。

取り敢えず包丁で切って、器に盛る。
器は有田焼をチョイス。

 

 
ここでまた、失態に気づく。
大根が無いから、大根おろしを用意できない。
まっ、いっか…。

まあまあ天才でも、たまには失敗することもある。
正直、見てくれは30点以下だ。
しかし、口に入れると出汁がジュワッと溢れ、卵と出汁の香りが鼻から抜けてゆく。マジ美味い(´ω`)
細かいところに目を瞑れば、本格スペシャル出汁と遜色ない。絶妙のバランスだ。やっぱ出汁巻きは卵液と出汁とのバランス加減だよね。出汁の量が少な過ぎてもダメだし、多過ぎても上手くいかない。

良かったら、試してみてネ(^o^)

 

悶絶、ほぼゼロ円銀杏(ぎんなん)

 
秋に人生で初めて銀杏(ぎんなん)を拾った。
大阪のド真ん中に住んでいるから、イチョウ並木で有名な御堂筋はすぐ近くだし、隣の隣のなにわ筋でも実をつける雌木が結構あることは知っていた。
しかし、拾うことには抵抗感があった。何か貧乏くさいし、恥ずかしい。だいち臭い。だから、採りたい気持ちはあったが、ずっと出来なかった。

だが、シルビアシジミの様子を見に行った折りに、中津付近でたくさん銀杏が落ちている所を見つけた。

 
【シルビアシジミ】

 
採集の帰りだから、ビニール袋の一つや二つは持っている。幸い人通りも少ない場所だったし、どうせ今やボンビー人だ。遂に意を決して拾うことにした。

(σ≧▽≦)σくっせー。
でも一つでも拾えば、死なばもろともだ。むしろヤケクソ魂に火が点いた。たぶん、7、80個は拾った。
何か厭世感スパイスの混じる、やり遂げた感ありぃ~のカタルシスがあったよ。遠くへきたなあ…。

お家に帰って、ジップロックに放り込み、キッチリとファスナーを閉めて冷蔵庫に安置した。

一週間後、冷蔵庫から取り出す。冷蔵庫に入れておいたのは、臭さを少しでも軽減させる為である。
もう一度、シッカリとファスナーが閉まっていることを確認して、果肉をむにゅむにゅと手で潰す。
気持ち良さげな感覚と気持ち悪い感覚とが混淆する変態世界だ。何か微かに💩ウンコのような匂いがしてきて、背中がゾワゾワする。もう変態スカトロワールドだ。意識が朦朧とする。
でも、乗り掛かった船だ。今さら後には引けない。半ベソ気味で作業を続ける。

そして、ある程度、種と果肉に分離したところで、ジップロックの端を少し開け、そこから種を搾り出し、貯めておいたシンクに設置したプラたらいに一つ一つドロップしていく。
そう、ジップロックを使ったのは、少しでも臭さが拡散するのを防ぐためだ。水に落としてるのも、同じ理由だ。できるだけ、空気に触れさせてはイケん。

全部を分離させたところで、ジップロックのファスナーを閉めて、ゴミ箱にドォ━━━ン❗ダンクをカマす。これなら、手も汚れない。臭い匂いは、元から断たなきゃダメッ❗
水を出しっぱなしにして、プラたらいの中で果肉を洗い落とす。それでも臭い。(@_@)悶絶しそうじゃよ。
我慢して、丁寧に洗い落とす。臭い匂いは、元から断たなきゃダメッι(`ロ´)ノ❗

何とか処理を終えて、ザルに移し、\(゜o゜;)/キャアーってな感じでダッシュ💨でベランダに運ぶ。

 

 
こんな感じで、一週間ほど乾燥させれば出来上がり。
しかし、そこは天下無双のエエ加減男。結局3ヶ月近くも、そのまま放置する事となる。

銀杏は包丁の背でブッ叩くと割れる。
いつもなら、それをフライパンで煎り、拾ってきた松葉なんぞをあしらってカッコつけるのだが、メンドクセーので茶封筒に放り込み、テキトーに封をしてレンチン。
パン、パン、パァーン💥爆発したところで、レンジから取り出す。この間、たぶん1、2分。そう、超簡単ギンナン乱暴調理法なのだ。
よければ試してけれ、マジ簡単だから。但し、ギンナンは爆発するので、見てくれに目を瞑らねばならぬ事は覚悟されよ。
あとは、塩を振って出来上がり。

 

 
ちゃんとジックリ煎った方が旨いけど、まあ全然問題ない範囲だ。それなりに旨い。

余ったので、翌日は本しめじ、京揚げを加えて、昆布だしで優しく炊いた。仕上げに三つ葉を散らす。

 

 
はんなり、しみじみと旨い。
冬にして、秋をじんわりと楽しむ。
そういえば、今年はろくに🍁紅葉も愛でてないなあ…。

 
                    おしまい

 

アボカドの生ハム巻き

 
何日か前に生ハムが半額(250円くらい)になっていたので買い、毎日ちびちび食っていた。
あと残り少なくなったところで、冷蔵庫の野菜室に放置されていたアボカドを発掘。たしか98円だった。
そこで💡ひらめいた。二つを合わせれば、旨いんでねぇの❓生ハムは日本のだから、はたして合うのかと思ったが、試してみたらコレが予想外に旨い。
というワケで、残り全部の生ハムをアボカドに巻いてやった。

塩味を少し足した方がいいと思ったので、パラッとかけて、黒胡椒も挽いた。

 

 
最初にアボカドとクリーミィーな感じがきて、噛むうちに生ハムの旨みと塩味がクグッと立ち上がってくる。
バリうみゃーい❗d=(^o^)=b
ここは当然白ワインかシャンパンでしょーよ。

 

 
Moment d’Or Brut モマンドール ブリュット。
何となく白ワインではなく、シャンパンにした。コレもひらめき。

アボカド生ハム巻きを食って、シャンパンを飲む。
正解❗❗
( ☆∀☆)ぱひょ━━━━━━ん❗メッチャクチャ旨いやんけ━━━━。

少しアボカドが余ったので、山葵醤油で食べることにした。

 

 
山葵はビシッと本ワサビを擦らして戴いた。
これまた半額以下になってて、250円也。

コチラは何度も作っているので味の想像はつく。
うむ、マグロのトロに似た味で旨いねぇ~(^o^)v
しあわせだよ~ん( ^∀^)