冷蔵庫のジャガイモから芽が出てきよった。
ヤバい。早速に調理すべし。
ジャガイモの品種は男爵でもないし、メークィンでもない。左の白いのが「ゆきつぶら」、右が「黄爵」と云う品種だ。雪つぶら姫とイエロー男爵だね。ゆきつぶらがメークィン系で、黄爵が男爵系なのかな❓
でも、両方とも男爵系の丸い形だ。
一応、ググってみっか。
(゜ロ゜)あらま、両方とも「とうや」と云う種類の系統らしい。近縁の親戚関係だったのね。
まあ、どっちでもいいや。蝶ほどに種について突き詰めるモチベーションは無い。
メンドクセーので、ラップしてレンジでチン。
出来上がりは、上から指で押してみて軟らかくなってたらOKですぞ。ジャガイモから水分が出るので、忘れずに捨てましょうネ。そのままマヨネーズをブッ込んで混ぜたら、ぐちょぐちょとびっちゃびっちゃになりますぞ。
取り敢えず本来の味を知りたいので、そのまま塩と胡椒を振って味見してみる。
なるほど、両方ともほっこり系というかしっとり系だ。味は黄爵の方がやや濃いかな?
感覚的には共に粘り気があってメークィンっぽい。何れ劣らず食味は良いと思う。これならポテサラにも適しておるでせう。
納得したところで、マヨネーズ投与。
ケケケケΨ( ̄∇ ̄)Ψ、今からおまえらを蝋人形にしてやるわ、もといポテサラ化してやるわい。
マヨネーズは、いつものリアルマヨネーズね。
ぼおーっとTVを見ながら、潰して混ぜる。
因みに、ジャガイモを完全に潰したポテサラが好きな人と潰さないである程度食感を残したポテサラを好む人がいるようだけど、自分はどっちでもいい派かな。
ベーコンと玉ねぎも加える。人参と胡瓜が無いので、今回はパス。彩りと食感には欠けるものの、拘らなければ味的にはそう大差はなかろう。
ところが、ゲゲッΣ(゜Д゜)❗、やってもーたの大失敗。マヨネーズが分離してしまって、油ギドギトになっちまったでよー。
(*ToT)あー、(T_T)うー、その場に崩れ落ちる。
スンマセン。ショックで画像無しです。
ポテサラ作りの鉄則は、冷ましてからのマヨネーズ投与である。それが分離させない為の絶対条件である。
にも拘わらずの、あろう事かの素人以下の大失態だ。
遠因は画像1にある。
普段はジャガイモを洗ったら、皮つきのままレンジでチンする。なのに、今回に限ってジャガイモの見た目の違いを見せたいが為に皮を剥いてしまった。コレが失敗の素となった。
いつもなら、熱いので温度がある程度下がってから皮を剥くのに、今回はその行程が無いゆえ無造作に熱いままのジャガイモにマヨネーズをブッ込んじまったのだ。
酔っ払いは、取り敢えず玉ねぎを増量してみる作戦にでる。水分が出て、再び乳化するのではないかと思ったのだ。
しかし、油が益々、底に溜まってくる始末(_)
ノータリンの浅はかであったよ。
(*`Д´)ノ!!!ガッデームと叫んで、就寝。
翌日確認するも、当然事態は変わらず。むしろ分離化が進んでいるような気さえする。どうすっべよー❓
いっそ、諦めて(-“”-;)捨てたろかいな。
ちゅどーん(ノ-_-)ノ~┻━┻。
いがちゃん、((( ̄へ ̄井)=3=3 逆噴射する。
キャシャーンがやらねば、誰がやる❗
何とかせねば、おのが沽券にかかわると云うものだ。
死ね死ね団を投入してでも、何とかせねばなるまい。
己(おの)が脳ミソに命令する。
🎵何とかせーやの、ククロビン
🎵ネットでググるぜ、カマイタチー
しっかし、m(。≧Д≦。)mノNo ━━━━━━ ❗
次々と不幸な情報がもたらされる。
ポテサラ分離は、どうやらとってもヨロシクない事態のようなのだ。誰もが気をつけなはれーと注意を促しておるだけで、解決策の提示がまるでござらん。
そして、あのAJINOMOTO(味の素)でさえも、一度乳化がとけたマヨネーズは二度と元には戻りませんと断言しておるではないか。おいおい、大手有名マヨネーズメーカーなのに匙を投げんのかよ❗❓
だいぶ探して、ようやく解決策の端緒に辿り着いた。
生卵の黄身に、分離したマヨネーズを少しずつ足しては混ぜ、足しては混ぜしていけば良いという。
しかし、コレはあくまでもマヨネーズの話であって、ポテサラそのものではない。果たしてこの方法でポテサラも再乳化可能なのだろうか?
今一度叫ぶ。キャシャーンがやらねば、誰がやる❗
早速、『姫と男爵救出レインボー作戦』に取り掛かる。因みに作戦名のレインボーに特に意味は無い。単なる思いつきである。作戦名をつけた方が何とかなりそうな気がしただけなのさ、ベイベェー(^-^)v
先ずは卵だ。サイズがMs玉と小さいから2個用意。
だら~ん、鼻垂れ小僧の白身を黄身から引っ剥がす。で、黄身を潰して混ぜ混ぜする。
さあ、ここからが本番だ。黄身に少しずつ少しずつポテサラを入れてはオラオラでかき混ぜる。
( ゜o゜)おー、何だか良い感じになってきたぞ。
でも、辛うじてなんとか乳化していると云う感じだ。
分離さえしていないものの、油が滲み出ている。
このままでは救出作戦成功とは言えまい。
次なる手に打って出る❗
何か奥の手があるかのような力強い宣言だが、実を言うとそんな魔法の一手なんぞは無い。
じゃあ、どーしたのかと云うとだ。単にジャガイモを2個ほど足すことにしただけだ。極めてオーソドックスな正攻法である。もはや作戦と呼ぶも恥ずかしい。
今度はジャガイモを皮つきでレンジでチン。
もう二度と失敗は許されない。何があっても冷ましてから使用する事を固く心に誓う。
冷ましてる間に、鼻垂れ白身小僧をレンジでチン。
勿体ないからポテサラに投与じゃ!でも、熱々を細かく切って投げ込むすんでで止まる。コレも冷まして投与せねぱ努力が水に泡じゃよ。危ういところであったわい。グッと我慢なり。
冷ましたジャガイモに、べっとりポテサラを少しだけ入れて混ぜてみる。
何となく良い感じだ。
ポテサラを少し入れては混ぜ、少し入れては混ぜしてゆく。
おー、少なくともベトベト感は無くなったぞ。
でも、ジャガイモを加えた分だけマヨネーズが足らない。
むー(-“”-;)、思案のしどころじゃよ。
マヨネーズを足すことによって、またしてもシーサンプーターラバラバーで再び分離しないとも限らない。
しかし、ここは勝負だ。果敢にマヨネーズを足しやろうじゃねえか(#`皿´)
今度もざっくり混ぜるのではなく、端っこにマヨネーズを投与。少しずつ本体と混ぜてゆく。
おー、ええ感じじゃね?
完全に本来あるべき姿に戻ったような気がするぞ。
どうやら分離したものでも、乳化したものに少しずつ混ぜれば追従して自ら乳化してゆくものらしい。
器に盛って貝割れ大根を飾り、ゆかりをかけて出来上がり。
うむ、ちゃんとポテサラになっておる。
しかも、旨い。
人間、簡単に諦めちゃダメだよね。
おしまい
追伸
久々のおバカ文章である。我慢して最後までお付き合い下さった方々、ありがとうごぜえますだ。
マヨネーズの分離化は冷凍庫に入れたり、クソ暑いところに放置しても起こるらしい。
皆さん、お気をつけあそばせ。