スナップえんどうとスナックえんどう

 
一人暮らしゆえに、料理を作れば自然と同じようなものを数日間食う破目になる。お正月もまた然りである。
と云うか、正月であれば色んな食材を購入する分、その色合いはより濃くなる。

言わずと知れた数の子である。
元旦から1週間、ずっと食い続けていた。
普通はウンザリだが、数の子偏愛主義者としては何ら問題はなく、寧(むし)ろ至福の日々でごさったよ。
一人暮らしの利点は、好きなものを一人占めに出来る事である。誰に奪われるワケでもないから、大事に長きに渡って食えるのだ。
まあ、その逆もまた然りだから欠点と背中合わせだけどね(笑)



がめ煮(筑前煮)である。
がめ煮とは九州での呼び方です。昔、仲の良かった女の子の影響で、いつの間にかそう呼ぶようになった。

これも3、4日は食い続けていた。
おじさん、野菜不足だし、がめ煮は好きなので不満は特にござらんかった。

そして、なれの果てはこうなった。

上は蒟蒻(こんにゃく)と玉子ヴァージョンで、下は里芋と玉子ヴァージョンなんだけど、ほぼほぼ、おでんみたいなものですなあ。

飾り用に買った絹さやは、マヨネーズを添えて消費。

そういえば、年末は絹さやが1パック350円とかアホみたいに高くって、安いのを探すのに苦労したんだよねー。
あっ、それで思い出した。コレ、絹さやとちゃう!
実を言うと、スナップえんどうの若ざやなんである。
まあ言ってしまえば出来損ないみたいなもんで、たった100円で購入できた。しかも、このスナップえんどう、出来損ないどころかムチャクチャ甘いんである。
茹でたての時なんかは、あまりに美味くてだいぶとツマミ食いした。

それはそうと、スナップえんどうって変な名前だなあ。
「えんどう」はエンドウ豆のエンドウとしても、スナップって何なのだ?あのスナップ効かしてブン殴るとかのスナップかね?スナックの間違いじゃないのか?
そういえば、何度注意してもこのスナップえんどうの事を「スナックえんどう」と言ってたバカな女がいたなあ…。
明るい娘だったけど、元気にしてるのかな。

(-_-;)いや待てよ、「スナックえんどう」という駄洒落スナック菓子ってなかったっけ?

気になるので、ここで一旦筆をおいてググる事にする。

スナップえんどうはアメリカ原産のエンドウ豆の1種で、英名は「snap bean」。
「パキッと折れて、音が鳴る」みたいな所から名付けられたようだ。つまり、スナップの意味自体はあってたのね。

驚いたのは、日本に入ってきた当初は「スナックえんどう」という名前でも結構売っていたらしい。
あのスナックえんどう女、もとい女の子はあながち間違ってなかったというワケだね。
しかし、混乱を招くことから、農林水産省に拠って「スナップえんどう」に統一されたという事だ。

お菓子の「スナップえんどう」もごじゃりました。

(出典『楽天市場』)

右上の「爽快ドラッグ」に目を疑う。
ゲゲッ!、スカッと爽快のドラッグなの❓ヤバくね❓
そんなの堂々と謳っていいの?と思ったが、何の事はない。単に販売している薬局店の名前のようだ。
麻薬のクスリもドラッグだし、普通の薬もドラッグだ。コレって、どうにかならんのかね?

えー、マヨネーズは例によっての「リアルマヨネーズ」です。

酸味がやわらかい分、コチラの方が素材が生きると思うんだよね。

思いの外、脱線して疲れたので、今回はここまで。

                 おしまい

 
追伸
最初、「2018′ お正月の残り物」というタイトルで書き始めたのだが、脱線したので最終的にこのタイトルに差し替えました。