続・2018 正月の献立(赤ワイン編)

 
正月もとうに過ぎましたが、『2018 正月の献立』の続編、赤ワイン・ヴァージョンです。
また、『モナーク蝶とb.ioオーガニックワイン』の続編でもありまする。

高級スーパー「ビッグビーンズ」で、2本3000円くらいで買ったワインだ。

モナーク蝶(オオカバマダラ)など、昆虫がデザインに使われているのが気にいって買ってしまった。
オマケにエコバックみたいなのも付いてたしね。

モナーク蝶は旅をする蝶で、北米大陸を縦断する事で有名な蝶です。メキシコの越冬地には、ものスゴい数のモナーク蝶が集まる事から世界遺産にも登録されちょります。

ワイン本体の写真を撮るのを忘れたので、画像をネットからパクろう。

(出典『楽天市場』)

今回は赤の方、b.io Nero d’Avola Cabernet(ビブントイオ ネーロ・ダーヴォラ・カベルネ)。
イタリアはシチリア島のオーガニックワインだ。
ブドウの品種は、ネロ・ダーヴォラ種55%、カベルネソーヴィニョン45%を使用しているという。

今回もグラスはリーデルを用意です。

グラスに注ぐ。
色はかなり濃い。深みのあるルビー色だ。
一瞬、それに驚く。まあ、普段はクソ安いワインを飲んでいるから当たり前か…。

香りを嗅ぐ。
華やかなフルーティーさの中に、ベリー系の渋みと豊潤さが合わさったような香りだ。微かにキノコっぽい香りも感ぜられる。

口にしてみる。
やや重め。ミディアムボディとフルボディの中間といったところか。フルボディ好きとしては○だ。
タンニン(渋み)は、それほど強くない。
ブドウの甘みも強過ぎず、バランス良し。

さあ、あとはコレに合うツマミである。
前回の白ワイン編でも書いたが、ワインを飲むならツマミ選びが重要になってくる。上手くチョイスすれば、劇的にワインもツマミも旨くなるのである。特に赤はそう。

トップバッターは、コレにした。

青森県 バルバリー種 鴨のプロシュート。
鴨の生ハムは珍しいし、半額になってたから買った。
定価は500円くらいとお高めだし、量も少ないから、半額でないと買えないよね。
裏を見ると、(株)ジャパンフォアグラという会社名があった。ネットで確認したら、「シェフ桑原 鴨とフォアグラの専門店」なんだってさ。

器に盛る。
色、濃いなあ。殆んどワインと同じような色だよ。

口に入れてみて、少なからず驚く。
柔らかいのだ。頭の中ではサラミとかパンチエッタとか、もっと硬い系のものを想像していたからビックリ。

味は、かなり美味い。
旨みとしっとり感が舌の上で心地好い。
勿論、ワインとの相性も抜群だ。

半分食ったところで、黒胡椒を挽く。

スパイシーさが加わって、更にワインの味を引き立てる。
q(^-^q)よし、よし。順調なスタートだぞ。

次なるツマミを投入しよう。



一番上が、イタリア・fumagalii(フマガリ)社の「サラミ スピアナーク クロマーナ」。

ミラノサラミらしい。
サラミといえば、ミラノだよね(^-^)v

かためで水分が少なく、味は濃い。
噛みしめるうちに脂と旨みが湧き上がってくる。
当然、赤ワインには合う。これまた順調だ。
縁起でもないから、正月から大外しするワケにはいかないのだ、せにょ~る(* ̄∇ ̄)ノ

真ん中は同じくフマガリ社のプロシュート。
フマガリ社は、自社で「フマガリ豚」というパルミジャーノ・レッジャーノのホエ(乳精)を餌にした豚を飼育しているんだとさ。とーってもデッカくなる豚なんだってよ。

旨いとは思う。
でも、ちよっと味に深みが足んないかなあ…。
個人的には、ラスピニ社の「プロシュート クールドスライス」の方が旨みが強くて好き。値段も安いしね。

(出典『楽天市場』)

そして、左下はフリーデンの「生ハム切り落とし」。

コチラは日本の会社です。
ここも「やまと豚」という豚を自社で飼育しているようだ。
ワインを飲む場合、通常は日本の生ハムをチョイスはしない。濃厚な旨みが足りないからだ。
だが、コレはスーパー(ビッグビーンズ)で試食販売していたから、味見できた。それでワインにも合うのではないかと思って買ったのだ。

合うね(゜∇^d)!!
あっさりが特徴の日本の生ハム系のつくりではあるが、分厚く切ってある分、より旨みを感じる。ねっとり感もよろしい。濃厚、濃厚と続いてきているので、このあっさりがかえってアクセントとなって、より旨く感じるのかもね。

右下は、白ワイン編でも登場したキャステロ ダニッシュ・ブルー。

ハンガリー産の青カビ系のチーズだ。
クセや塩気が青カビ系としてはそれほど強くなく、青カビ系初心者にもお奨めです。

(≧∀≦)うみゃーい❗
白ワインの時よか美味く感じる。よりチーズの味もワインの味も強調されるのだ。
やっぱ青カビ系と赤ワインの相性は最高だよ(´ω`)
あとの楽しみに半分ほど取っておくことにする。

さて、中盤戦に臨もうか。

骨付き豚肉のオイスターソース炒め。
コレは実を言うと、何日か前に作ったもの。
画像もその時に撮したものだ。
それが余ったので、冷凍しておいた。で、レンジでチンしたのさ、ベイベェ~d=(^o^)=b

うろ憶えだが、一応作り方を紹介しておこう。

①先ずはニンニクと生姜を低温のオリーブオイルに入れ、じっくりと香りを油に移す。
香りが移ったら、ニンニクと生姜を一旦取り出す。
これは焦げるのを防ぐためですな。苦くなったら、台無しなんじゃよ。

②その油で、塩、胡椒をした豚肉を低温で焼く。
じんわりと焼くことにより、肉をやわらかく仕上げる狙いなのさ。

③ここからは一気呵成だ。
強火にして酒(赤ワインがあれば尚良し)をブッかけて🔥ファイヤー❗、アルコール分を飛ばす。
すかさず鶏ガラスープをチョチョイと入れて、ニンニクと生姜も戻して強火でガアーッと炒める(お好みで黒酢を入れてもよろしかろう)。
汁気が無くなってとろみがある程度ついたら、器に移して青ネギを散らして出来上がり。

当然だけど、旨いよ。
赤ワインにも合う。
でも、ハッキリ言って骨付きにしたのは失敗。
結局、手に持って齧じるしかないワケで、指先がベットベトになってしまう。一々、手を拭いてワインを飲むのは面倒クセーのだ。

お次は一転してこんなんをもってきた。

飛騨名物の赤カブの漬物だ。
急転直下のアグレッシブなチョイスである。ほとんど賭け、ここに来てのハッピー台無しも有り得るギャンブルの敢行なのだ。
おいちゃん、酸味がワインと合うと思うんだよねぇ~。
あっ、赤カブには甘酢タイプもあるから、買う場合は気をつけてね。

取り敢えず食ってみる。
わちゃΣ(゜Д゜)!、(。>д<)酢っぺぇ~。
元々、酸っぱいものではあるが、思ってた以上に酢っぺぇ。おまけに何か変な後味もする。ニッキ(肉桂)っぽいというのが近い味かな…。
こんな赤カブ、初めてだぞ。失敗だ。やっぱコーヨー(イオン)なんぞで買うべきではなかったよ。安いから、つい手を出してしまったんだよなあ…。

続いてワインを飲んでみる。
(-_-;)ビミョー…。
決して合うとは言いきれないが、合わないとも言えない。
自分は有りだとは思うが、意見の分かれるところではあるかもしれない。それもこれも、このダメダメな赤カブのせいなのは充分に考えられる。
今度は高嶋屋に行って、ちゃんとした赤カブを買ってきて試してみよっと。

最後に、残しておいた青カビ系チーズに回帰する。
やっぱバリ旨のマリアージュだな。残しておいて正解。

終わり良ければ、全て良しなのであ~る。

                おしまい