4品200円の酒の肴

 
買い物に行くと、マグロの筋が1パック100円で売ってた。激安である。スーパー玉出は怪しいものも多いが、こういう他では有り得ないもんも激安で手に入る。もっともそれなりの目利きも必要だけどね。
幸いこの日は長芋が特売になっていたので、それも買う。値段は98円だった。

マグロの筋肉って何ぞやと思う人もいるだろうから、写真を添付しておきま…と書きかけて写真を撮っていないことに気づく。
しゃあおまへん。ネットから引っ張ってこよう。

 
(出展『ワッタカッタ!さんのBLOG』)

 
2000円❓それって高過ぎやしやせんか❓
と思ったら、よく見るとハングル文字がある。韓国で売ってたものかな❓ところで、2000ウォンって日本円にするとなんぼやねん❓
気になるから調べたよ。
今日のレートで188.64円だとさ。量的にも同じくらいだからワシの勝ちね。これからワシのことを買い物上手大王様と呼びなさい。

普通なら甘辛く炊いたりするのだが、鮮度が良いとみたので刺身でいくことにした。だから長芋も買ったのだ。

 
(出展『東京在住アラサー女子の口下手ブログ』)

 
また画像をお借りした。
写真のように手で押さえてスプーンで身をこそぎ取る。白い筋は生だとガムみたいにクチャクチャと口に残るので、取り除くのである。因みに筋は普通は捨てるのだが、買い物上手大王様は勿体ないからそんな事はしない。取っておく。勿論、ガムがわりにするのではない。そこまでアホとちゃいまんがな。

先ずはすき身を刺身で食う。

 
【鮪すき身の刺身】

 
大胆に塩で食うたろかと思っていたが、ボオーッとしてたらオートマチックで山葵醤油で食ってた。3歩進むと直ぐに忘れる鶏脳なのである。
味は普通に美味い。鮮度的にも普通に刺身でイケる。一応、言っとくけど鮮度は目利きだから、目利きに失敗してお腹を壊しても自己責任だかんね。文句は受け付けません。

もう半分は山掛けにした。

 
【鮪すき身の山掛け】

 
コレに正月に作った数の子の漬け汁の残りと醤油をブッかける。ほんでもってグチャグチャに掻き回す。

 

 
で、ズルズルと下品にすする。
(^o^)vメチャンコ旨いやんけー。

 
白い筋はラップしてレンチンする。
チンしたら、バラバラだった筋がグニョぶにょに結着しよる。謂わば、お姉さん大好きのコラーゲンの塊じゃね。それをガムのようにクチャクチャと噛む…と云うのはウソでぇー。スライスする。

 
【鮪の筋の煮こごり】

 
これを芥子醤油につけて食べてみる。
クチャクチャ、クチャクチャ…( ̄▽ ̄;)
ガムというかグミ食ってるみたいだ。思った以上にグニョぶにょだったので、スライスしたものを更に半分に切った。それで問題解決。結構、旨い。まあ珍味って感じだから評価は分かれるかもね。えーい、女子はコラーゲンと思って食いなさーい(#`皿´)❗

 
残った半分の長芋は短冊切りにした。

 
【長芋短冊】

 
コレに白ゴマと醤油をかけて食べる。
針海苔をかけようかと思ったが、切るのが面倒で無し。

まあ、普通に旨い。味はわざわざ言及することもあるまい。

とにかく4品作って、たったの400円じゃ。割ると一品50円やんけ。
買い物上手大王様の実力、でや❓

 
                     おしまい

 

酒肴 黒マグロの切り落とし

 
黒マグロ(本マグロ)の切り落としといっても、刺身の端っこの見栄えが悪い部分を切り落とした寄せ集めではない。厳密的に言えば、血あいに近い筋の多い部分だ。そのまま食うと口の中に筋が残り不快だから、あまり出回らない。本来は棄てるものだろう。
そう云うワケだから、てんこ盛りで¥198だった。

そいつをスプーンで身を小削いで、筋を取り除く。
地道な作業で、コレがウザい。気が短いオイラは次第にイライラしてくる(=`ェ´=)
でも旨いもんを安くで食いたいんだから、我慢するしかない。

残った白い筋は捨てない。
そのままでは噛み切れないが、火を入れると魔法みたく食べられるようになるのである。弾力があって、普通の身に火を入れたものより寧ろ旨い。

それを小削いだ部分と混ぜあわせ、包丁でテキトーにたたく。出来ればネギトロ的部分(ミンチ状)とブツ切りの部分が半々くらいが良い。食感もあった方が旨いからだ。

そこに煮きった酒と味醂、醤油をテキトーに入れて混ぜ合わせる。比率はお好みです。自分は甘いのがイヤなので、味醂は少なめにした。
最後に太白胡麻油を混ぜて、味が馴染むまで小一時間ほど冷蔵庫で寝かせる。これも時間はお好みである。15分後くらいから食べ頃になるかな。

因みに太白胡麻油は透明な胡麻油で、普通の胡麻油よりもマイルド且つ上品である。旨味も強い気がする。少しお高い胡麻油だが、こちらを強くお薦めする。
何故なら、普通の胡麻油だと個性が強すぎて味を壊すからだ。無い場合は、普通の胡麻油を控えめに入れるか、オリーブオイルやサラダ油で代用するという方法もある。全然、別物にはなるけど…。

 

 
大葉の上に天盛りにし、白胡麻を指で潰しながら振りかければ出来上がり。
葱や玉葱を入れてもいいが、今回は邪魔なので加えなかった。こういうものには、世間では必ずネギが入るが、はたしてそんなに合うものかね❓何にでもネギを入れる風潮って、ハッキリ言って疑問。如何なものかと思うよ。

 

 
まっこと、((o(^∇^)o))美味いじゃきにぃー❗
高知の辛口の冷酒が止まんないぜよ。

 
追伸
勿論、普通の切り落としでもでけます(^o^)