たまたまは玉々ではない。偶々の方だ。
何となく酢豚を食べたくなって、骨付きの豚肉の塊を買ってきた。
それを肉塊のまんまで衣を纏わせる。こんなもんを油で揚げるつもりか❓ いくら切るのが面倒くさかったとはいえ、我ながらやってる事が根本的に間違ってんじゃないかと思う。豪快といえば聞こえがいいが、アホっぽい。
肉塊をオリャッと油に流し込む。入れた途端に盛大な音と泡が沸き上がる。
!!(゜ロ゜ノ)ノ恐わっ、慌てて火を弱める。
しかしなあ、デカくてどれくらい揚げたらいいのかワカンナイぞ。後先なあ~んにも考えていないのだ。
されども、よくよく考えてみれば最終的に作るのは酢豚である。どうせもう一回火を入れるんだからと、早めに油から取り出す。で、冷めるまで放置しておいた。
暫く経ってから、なあ~んも考えずに何気に切ってみて、\(◎o◎)/ワオッ❗
何と何と、余熱で抜群の火入れになっとるやないけー。ロゼ色のピンクが美しい。まるで完璧なローストビーフみたいな色じゃないか。棚からボタ餅の、たまたまローストポークじゃよ。
これに、もう一回火を入れて酢豚を作るだなんて、どう考えても愚かだ。
ι(`ロ´)ノ酢豚なんぞパスじゃ、ボケッ❗
切り分けて、皿に盛る。
( ☆∀☆)おーっ、ゴージャスにしてボリューミー。んでもってエロチック。もう官能的ですらある。
とりあえず、シンプルに塩、胡椒を振って食べてみる。
((o( ̄ー ̄)o))ポヨ、ポヨポヨポヨ。
旨すぎて、両手をバダバタさせちまっただよ。
とはいえ、多くて食べきれない。
翌日はローストビーフよろしくグレイビーソースをかけてみた。
薬味は、ちゃんとホースラディッシュを用意した。
でも付け合わせがクレソンじゃなくて、三つ葉なのは御愛敬。
( ̄∇ ̄)う~ん、コレはコレで旨い❗
おしまい