常夏の島フォルモサは招く

 
いやはや、遂に買っちゃいましたよー( ̄∇ ̄*)ゞ

『常夏の島フォルモサは招く』。
この本は、台湾の蝶の生態解明に多大なる功績を残された内田春男さんの「台湾の蝶と自然と人と」シリーズ全3巻の第2巻(1991)にあたる。
因みに、他の巻のタイトルは以下のようなもの。

 
第1巻『ランタナの花咲く中を行く』(1988)

 
第3巻『麗しき胡蝶の島よ永えに』(1995)
(出典『ヤフオク』)

この他に1999年に発行された『フォルモサの森を舞う妖精―台湾産ゼフィルス25種―』があり、これを入れて4部作ともされている。

第1巻と第3巻は図書館等で見たことはあるが、2巻は見たことが無かった。でも実をいうと一番見たかったのは、この第2巻である。何といっても2巻の主役はイナズマチョウとマレッパイチモンジなのである。ゆえに、現在台湾の蝶を紹介する連載を抱えている身としては、どうしても避けては通れない文献なのだ。
既に連載第8話のイナズマチョウの回は3、4日前に完成しているのだが、この本に目を通しておかないと発表する気にはなれなかった。で、必死に探したってワケ。

しかし、こういう本は発行部数が少ないだけに高い。
本が出版されたのは1991年と古いが、定価は18000円もする。正直、高価過ぎて手が出ない。
だから古書を探すわけなのだが、かといって、この手の本は古書だって安くはない。ネットで値段を調べたら、上は定価より高い2万円❗下は6千円だった。何れも税別である。6千円だって税を上乗せすると、6480円にもなるんである。本としては、かなり高い。

取り敢えずミナミ周辺で在庫のある古本屋に行ってみる。ここはネットでは7500(税別)円で売っていた店だ。だが、何と六千円の値がついていた。ネットだと少し高めに値付けしているのかな?
慌てて買いそうになったが、一旦撤退する。
冷静に考えてみれば、こんなニーズが限られた本がすぐ売れるもんではない。もう一軒見てからでも遅くはないだろう。南田辺の古書店に行く。

そこはネットの販売価格と同じ金額の七千円だった。
試しに値引きできないかを訊いてみたが、ダメだった。撤退である。

帰路の間も随分買うかどうか悩みましたなあ…。
だって、その金があったら、そこそこ旨いもんが食えるのである。3月の展示即売会で、結構ええ蝶が買える金額でもある。

で、悩んだあげく翌日に最初の古書店で意を決して買っちまった。
たぶん必要なくなったとしても、それなりの価格で買い取って貰えるんじゃないかと思ったのが、決断を後押しする形になった。

早速、ページを開く。

中は生態写真、紀行文、写真解説の三部構成になっており、イナズマチョウとマレッパイチモンジに関しては、かなりの紙数が費やされている。

読んでみると、新知見が結構あった。
まあ、買って正解って事だね。
そういうワケで、それなりに書き直さなければならない破目になりそうだ。
でも一度完成した文章を書き直すとなると、これが案外と時間が掛かるんだよねぇ…。
間に新たな文章をただ入れるだけというワケにはいかないのだ。入れれば入れたで問題も出てくる。全体の構成が崩れるのだ。だから、結局全体的に筆を入れざるおえなくなってくる。
まっ、しゃあないか…。

それにしても、このタイトルってヤバいよなあ…。
今年は行く予定が今のところ全然もって無いのにさあー、オイラを台湾に、へ(^^へ)おいでへ(^^へ)おいでとしきりと誘(いざな)いよる。

                 おしまい