冬の献立大放出の第2弾である。
【鱈の白子ポン酢】
白子ポン酢は冬ならではのものだね。
好きだから、ちょくちょく作る。
白子ポン酢の出来の良し悪しは、白子選びでほぼ決まる。目利きが重要なのだ。
生で白っぽいものは避ける。透明感がないとあきまへん。身が崩れているのは言語道断。仄かなピンク色で艶々していて、弾力があり、ぷにゅぷにゅなのがよろしい。謂わば官能的、エロい白子を選ぶべし。
ゆで方は気分で2つの方法を使い分けている。
熱湯に入れたら火を切り、暫くおくか、または水から煮て、沸騰前に取り出すかだ。何れにせよ、ゆっくり火を通す。とにかく、煮すぎるのはよろしくない。
パッサパッサになりまっせ、パッサパッサに。
とはいえ、新鮮なものならば表面にサッと火を通すくらいの心持ちで作ればいい。新鮮ならば、半生でも問題ない程度に思えばいいのだ。実際、モノが良ければ、半生が一番旨かったりする。
ポン酢をかけて、かんずりを添えた。
勿論、ポン酢は毎度お馴染みの「手造り ひろたのポン酢」である。
【ローストビーフ】
えー、作り方は意外と簡単。
ブロックの肩肉を室温に戻し、塩、胡椒をしてフライパンで焼く。
全面に焼き色がついたら、ラップで2、3重に巻いて、ジップロックに入れて熱湯にブチ込む。
で、3分経ったら火を止めて15分ほど放置。
浮いてくるようなら、皿でも何でも乗っけて溺死させる。
完全に黄泉の国へ行きよったら、冷蔵庫に安置。
あとは数時間後に切り分ければよろし。
グレイビーソースをかけて、ホースラディシュ(西洋ワサビ)を添えれば出来上がり。
【ローストビーフ丼】
翌日、残ったローストビーフを丼にした。
普通の白飯ではなく、わさわさ酢めしにしてやった。
温泉玉子とワサビを乗っけて完成。
旨いd=(^o^)=b
ローストビーフと酢めしは合うと思う。
【おでん】
おでんをアートに盛りつけてみた。
遊びである。メシをつくるのが労働になってはならない。何でも遊びがないと苦痛なだけだ。想像力と創造力を駆使するゲームだと思えば料理は面白い。といっても、そんな意識でつくってないけどさ(笑)
コレはあくまでも料理が苦手の人向けに言ったまでです。
構成員の面々は大根、ジャガイモ、ちくわ、牛蒡天、コンニャク、玉子、鶏の手羽先、京揚げ。
( ´∀`)おでん、暖まりまする。
【刻み穴子入りスクランブルエッグ】
焼いた穴子を刻んで、煎り卵にした。
玉子と鰻の組み合わせは定番だから、穴子だって玉子との相性は悪くはない。まあ、鰻には負けるけどね。
【雪花菜(きらず)】
雅びな呼び方だが、ようはおからである。
具はコンニャク、人参、牛蒡、干し椎茸、三つ葉。
昔はどうでもいい食いもんだったけど、オジサンになると、こういう渋い食いもんが好きになる。
作り過ぎて4日に渡って食い続けたが、飽きなかった。
おからが好きになるようになれば、立派なオジサン、オバサンです。
【鶏の肝の時雨煮】
生姜で煮た料理を時雨煮と呼ぶ。
これまた雅びな呼び名だが、ようはお総菜だ。
でも、お総菜は旨い。肝の苦味と生姜の辛みと香りが相俟って溜まりません。
【あん肝ポン酢】
前回にも登場したが、新たな画像が出てきたので添付。
あん肝は、寿司屋でもツマミによく頼む。
でも、結構当たり外れがある。固いのは好きじゃない。やわらかくて、口の中でほどけて溶けてゆくようなのがよろし。
【鰰の一夜干し】
ハタハタ好きである。
中でも一夜干しが一番旨い。
熱燗が飲みたくなるなあ…。
【豚カルビの煮物】
塩ゆでして、和芥子を添えただけ。
シンプル・イズ・ザ・ベスト。
男の子でも女の子でも、手に持って豪快にガブリと囓じりつこう。
それが一番旨い。
【鶏せせりと法蓮草】
せせりとは鶏の首の肉のことですなあ。
弾力があって、鶏の部位の中では3本の指に入るマイ・フェバリットちゃんだ。
白醤油と煎り酒を垂らして和える。
法蓮草と和えたのには、特に意味はない。単に冷蔵庫にあったからです。
【金目鯛の刺身】
ノドグロやキンキには負けるけど、金目鯛も旨いよね。この手の魚は脂があるんだけど、抜けがいい。
最近はトロみたいにいつまでも脂が舌に残るものより、こういうメリハリのある上品な脂の方が好き。
【間八の刺身?】
もしかしたら、シマアジかもしれない。
魚体を見ればカンパチとシマアジの区別は簡単に出来るが、刺身になると、その区別は困難。
これにヒラマサなんぞまでが加わると、さらに判別の難易度は高まる。
似た者軍団のブリ、カンパチ、シマアジ、ヒラマサの中では、シマアジが一番旨いと思う。
【天然鰤の刺身】
最近は養殖のブリやハマチが苦手になってきた。
何か臭みが気になるのだ。
その理由が今一つよくワカラナイ。単に過敏になっているのか?養殖の餌が昔と変わったのか?それとも体質的に受けつけなくなったのかなあ?
【鰤の腹身ネギとろ】
勿論、コレも天然ものである。
ブリの腹身をネギトロみたくしてみた。
コレ、旨いんだよなあ。ネギトロといっても、包丁で細かくは切るが、グチャグチャには叩かない。天然のブリの腹身はコリコリしているので、その食感は生かさない手はない。
やっぱ美味いだすよー( ´∀`)
半分ほど食って、醤油を上からかけてグチャグチャにかき混ぜて暫く放置。
なめろう化ですな。
コレはコレで味が馴れて旨い。酒のツマミだけでなく、ご飯のおかずにもなります。
【鮭ネギとろ】
こっちは包丁でペースト状にした。
身が柔らかだったので、食感もへったくれもないと思ったのである。
今回は入れなかったが、脂が足りない場合はオリーブ油とか胡麻油を加えてもいいよ。
【蛸ぶつ】
蛸をブツ切りにして、擦った山葵を添える。
蛸ワサのブツ切り版だね。
蛸は薄切りよか、このブツ切りの方が歯応えがあっていい。
【真魚鰹の塩焼き】
マナガツオは好き。
でも高級魚だから、滅多に口に入らない。
白身でしっとりとしていて上品なのだが、奥に脂と旨みがある。
買うときは、出きるだけ鱗が剥がれていないのを選びましょう。
【キンキの清蒸】
キンキを酒蒸しにして、白髪葱を乗っける。
そこに醤油をかけ、煙が出るほどチンチンに高温にした胡麻油をえいや(ノ`△´)ノとかける。
ジュワッと音が鳴るんだけど、コレが堪らん。
料理は音も大切だよね。
激うまでした。
【豚の生姜焼き】
生姜焼きって、旨いよね。
でも、実をいうと大人になるまで生姜焼きを食った事が無かった。
何でかっつーと、オヤジが生姜嫌いだったからである。だから、食卓に並ぶことが一度たりともなかったのである。損したよねー。少なくとも二百回分くらいは生姜焼きを食い逃してる計算になる。
親の食いもんの好き嫌いは、子供に確実に影響を与えるよね。好き嫌いの多い親だと大損だよ。
【謎の魚の塩焼き】
何の魚か全然思い出せない。
かなりデカイ魚で、骨がブッとい。
赤身の魚ではないことだけは確かだけど何じゃろ
ブリとかカンパチとかシマアジなのかなあ…。
まさか、クエとかじゃないよね。もしそうならば、流石に憶えてる筈だ。
シマアジのような気がしてきたなあ…。
【皮つきジャガイモの変わり肉じゃが】
皮つきでジャガイモって、結構好き。
フライドポテトも皮つきの櫛形のヤツの方が好みだ。
しっかりと皮を焼いてから煮るのが上手く仕上げるコツ。
こっちは所謂ところの王道の肉じゃが。
勿論、関西人なので、肉は豚肉ではなくて牛肉です。
東京で肉じゃがを頼んで豚肉の肉じゃがが出てきた時は、知らなかったから嫌がらせかと思った。
そのうち豚肉の肉じゃがにも慣れて、何も思わなくなったけど、やっぱり牛肉の肉じゃがの方が好きだな。
幼少の頃に馴染んだ文化は、骨の髄まで刷り込まれているんだなと思う。
【鰆の塩焼き】
寒鰆である。
作るのが面倒だから塩焼きにしたけど、本当は西京焼きが好き。甘い食べ物や味付けは好きじゃないけど、西京焼きは別格です。
コレまた幼少の頃に馴染んだ文化の影響だね。
【イクラ丼】
今年度は鮭があまり獲れなくて、高値安定だったようだ。
実際、季節になれば三度くらいは筋子を買ってきて、自分でバラしてイクラの醤油漬けを仕込むのだが、今年度は高いし、出物も少なくて一回しか作れなかった。
筋子は人肌くらいのぬるま湯の中で地道にバラすのだが、これが結構大変です。でも、コヤツらをごっそりとご飯の上にてんこ盛りするのを想像して作業すると、何とか頑張れる。
あー、死ぬほどイクラ丼が食いたくなってきたよ。
【鮭の親子丼】
下は鮭トロだから、鮭の親子丼なのだ。
美味いけど、シンプルなイクラ丼の方がどっちかというと好きだなあ。
書くのに厭きてきたので、本日はこの辺でおしまい。
まだまだ画像は有るので、気が変わらないかぎり、第3弾も予定しております。
ほいじゃ、バイなら~(^o^)/~~