冬の献立 駆け込み一挙蔵出し

 
本当は『恐怖(◎-◎;)、金子の弁当』とゆうのを用意していたんだけど、考えてみれば冬の献立の画像を消すには今週くらいまでがタイムリミットでしょう。
スマホの容量をできるだけ増やしたいのだ。
 

【蕪の梅肉あえ、柚子風味】

 
ビニール袋にカブと梅肉を入れて揉み揉みして、暫くおいたもの。まあ一種の浅漬けみたいなもの。
柚子の皮を添えて出来上がり。
さっぱりしてて、且つ香りもよろしい。
簡単に作れるのでお奨め。勿論、大根で代用しても可ですよ。

お次は何ざましょ。
つくった本人も忘れているものだらけなので、記憶を反芻すれども、よくワカランものもあるぞなもし。

鍋だと思うけど…、コレ何の鍋だっけ❓

 
 

 
具は豚バラ、鶏肉、鶏団子、椎茸、菊菜、水菜、ニラだね。
もつ鍋?

次の画像で解った。

 
【豆乳鍋】

 
すっかり忘れてたけど、こんなもん作ってたんだね。
たぶん、人生初の豆乳鍋だったと思う。
意外と旨いもんなんだなと思った記憶がある。
翌日は唐辛子を入れて味変。パンチを少し効かせた豆乳汁にした。

 

 
ヘルシー\(^o^)/

    
【寒ちぢみ法蓮草のおひたし】

 
法蓮草の中では、圧倒的にこれが旨いと思う。
甘み、特に軸のとこや根っこの部分の甘みが強いのだ。だから、根っこは切り落としてはダメ。
汚れていれば、削ぎ落とせば綺麗なピンクになります。但し、このピンクは数時間後には茶色になりますので、お気をつけあそばせ。

法蓮草の茹で時間はお好みだが、自分は40秒ほど。
くたくたよか、シャキシャキが好きなのだ。
基本は鰹節に醤油だが、胡麻和えにしても旨い。
 
売ってる時は、だいたいこんな感じ。

 

 
寒さと風を避ける為に、上にではなく横に成長するみたい。葉も縮れたようになる。
袋が邪魔だね。破りましょう。
中身はこんなん。

 

 
まだギリで売ってるので、見つけた人は迷わず購入すべし。

 
【寒ちぢみ法蓮草と豚肉の炒めもの】

 
こんな画像も出てきた。
味付けは覚えてないけど、たぶん塩と仕上げに薄口醤油とかと謂ったシンプルなものだろう。
そこそこ旨かったような記憶かある。

 
【煎り牡蠣】

 
煎り牡蠣だったと思うんだけど、もしかしたら間違ってるかも…。
まあいい。だとして書き進める。
洗った牡蠣をそのまま弱火にかける。そのうち牡蠣の身から水分が出てくる。で、じっくりと火を通すのだ。味付けは少量の塩のみ。殻付きの牡蠣ならば必要無し。本体に塩味がついているからだ。

生七味を添えて出来上がり。

【本鷹生七味】

牡蠣の味が濃縮されて、美味しです(^_^)v

 
【牡蠣ポン酢】

 
定番ですな。
ポン酢は『手造り ひろたのポン酢』。

 

 
「本鷹生七味」ではなく、この日は普通に七味をかけた。牡蠣の甘みをより感じたい時は、七味の方が良いような気がする。

 
【鱈の酒蒸し】

 
蒸しといっても、ラップしてレンジでチンのお手軽方式である。
片栗粉をつけ、酒をぶっかけたのだが、ちゃんと全体的にかかっていなかったみたいで、変にもちもちになってしまった。酒と塩のみの方が良かったかもしれない。

 
【聖護院大根の煮物】

 
煮物といっても、おでんみたいなものだ。
聖護院大根はカブのような形だが、大根である。京野菜としての聖護院大根の方が通りがいいが、本当は丸大根とするのが正しいらしい。
因みに大根とカブの違いは、簡単にいうと分類学的に属が違う。両者は同じアブラナ科だが、大根はダイコン属で、カブはカブ属に含まれるのだ。
だから、葉っぱの形が違う。大根はギザギザというか、茎から葉が横に出ているが、カブは楯に細長い葉だ。また、カブは真っ白だが、大根は根元が緑がかっている。
栄養素は、ほぼ同じのようだ。
あとはカブにはぬめりがあるが、大根には無い。
だが、両者の決定的な違いは大根には辛み成分があるが、カブにはないという事だろう。だから、カブの方が甘いのだ。

食ってみると、普通の大根よりも柔らかい。肉質もきめ細かいような気がする。そして、甘みがある。

他の具材は玉子と巾着餅だっけ?
いや、ただの薄揚げか…。でも、厳密的にはただの薄揚げではなくて、厚みのある京揚げというヤツだ。

冬はおでんが恋しくなるよね。
また来年ですなあ。

 
【大根のおでん】

 
その残り汁で、今度は大根を煮てみた。
たまたま大根もあったからなのだが、聖護院大根との比較をしてみたかったのである。

先ず、肉質が違う。そして香りも違う。そうなると、当然味も変わってくる。
前述した聖護院大根の反対になるワケだが、一応説明しておくと、肉質は聖護院大根よりもシッカリしている。香りは所謂(いわゆる)大根、大根している大根独特の匂いが強い。生で食うと違いか解るのだが、大根の方が辛みが強い。それが独特の香りと関係しているのもしれない。
甘みは聖護院大根の方が甘い。するってえと、聖護院大根は普通の大根とカブのエエとこ取りってワケだ。
とはいえ、聖護院大根だと味が頼りないような気もするんだよねぇ。普通の大根の方が好きかもなあ…。
普段は何も考えずに食ってるけど、大根って個性が強い野菜で、独特な存在なんだなと感じ入る。

 
【鯖の味噌煮】

 
寒鯖といって、冬の鯖は脂が乗ってて美味い。
サバは調理前に塩を振って40分くらいはおいて、しっかり臭みを抜く。
あっさりめの煮汁をつくり、生姜を入れて、低温でじっくりと火を通した。
濃いサバ味噌も悪くないが、薄味は薄味でサバ本来の味がよくわかって旨い。

 
【からす鰈の煮付け】

 
からすカレイは外国のカレイだと思うが、実をいうとコレが一番好きなカレイだ。脂が乗ってて、口の中でほろほろと崩れるのが良い。
今回も例によって、低温で調理した。低温でゆっくりと火を通した方が身が固くならないと思う。パサパサの魚よりもシットリの魚の方が旨いと思うんだよね。
火入れは生にならないギリちょんで仕上げるのがベストだと思う。
いやはや、地味に見えて旨いよね( ´∀`)

 
【カワハギのあっさり煮】

 
基本的な煮汁はカレイと同じで、出汁、酒、味醂、薄口醤油だが、味醂と醤油の量を少し減らした。
からすカレイは脂が乗っているが、カワハギはあっさりとした味わいなので、それを壊したくなかったからだ。
火入れはカレイよりも慎重にした。カレイよりもカワハギの方が誤魔化しが効かないのだ。

旨いけど、カワハギは刺身の方が好き。
もっと言うと、肝が断然に美味い魚だと思う。

 
【あん肝ポン酢】

 
カワハギならず、アンコウの肝である。
作り方はカワキモ(カワハギの肝)の回に書いたので、そちらを読んで下され。

あん肝は冬の楽しみの一つ。
良い鮟鱇があったら、迷わず買う。
酒を飲みながら、あん肝をちびちび食うのは至福のひと時だよねo(^o^)o

 
【煮あん肝】

鍋に入れるあん肝も好きだ。蒸したあん肝よりも柔らかく、口の中で溶ける感じが溜まりませぬ。
コレはそれを鍋の流れなしで、単独で再現したもの。
塩少々を入れた昆布の出汁でコトコト弱火で炊いた。
あん肝は火が入るのに時間がかかるのだ。どれくらい火を通したらいいかは、もう殆ど勘の世界。肝の大きさにもよるから、何分間とかは言えないのだ。

何か盛りつけが気に入らないので、菊の花を散らしてみた。

 

 
ちよっと華やかな感じになって、よか感じになりました。
そのまま食ってもいいし、ポン酢をかけるなり、醤油をかけるなりしてもよろし。
( ´∀`)うみゃーい❗❗

 
【烏賊の鰍の卵あえ】

 
卵は明太子にしては大きいから、たぶんカジカの卵だろう。カジカといっても川に棲むちっちゃい奴ではなくて、北の海に棲むデッカイの。まるっきりの別種のカジカだね。
紅いのは。きっとキムチの汁を思いつきで混ぜたんだろね。チャレンジャーであり、テキトー男なのだ。

勿論、酒の肴に良し、ご飯に乗っけてもいい。

 

 
コレは何だろ❓

湯葉と芹らしいのはわかる。
でも、どんな料理になったんだ❓

 
【湯葉と芹の小鍋】

小鍋仕立てになったんだね。
渋い鍋、食ってるなあ(笑)

 
【南瓜と豚バラの煮物】

思いつきの組み合わせ。
たぶん冷蔵庫に残ったもので作ったのだろう。
作る前はミスマッチかと思ったが、出来上がったら、そうでもない。かといって、絶賛と云うものでもない。
味は旨いのだが、何となく組み合わせのヴィジュアル的違和感が拭えないのだ。
たぶん今後は余程の事がない限りは、フツーに挽き肉で作ると思う。

 
【何かの魚の蒸したの❓

きっと菊の花を散らした盛りつけが気にいったので、又したんだと思うけど、何の魚なのかわからない。
そんなワケだから、解説不可能なのだ。

気を取り直して、前へ進もう。

 

 
また、鍋だなあ…。
でもこの画像だけでは何の鍋なのかはわからない。
付近の画像を探したら、こんなのが出てきた。

 

  
穴子である。穴子鍋❓
穴子鍋なんて、そもそもあまり聞いたことがない。
次の画像を見て、一瞬アタマが混乱する。

 

 
野菜ばっかで、メインがおらん。
まさか精進鍋❓
んなワケなかろう(*`Д´)ノ!!!とツッコミを入れたところで、疑問氷解。
メインが無いのは、穴子しゃぶしゃぶにしたからなのだ。だったら、こんな画像いるかね❓写真を撮った意図が今一つワカランよ。

豆腐の写真もあったので、オマケで添付。

 
【さとの雪 濃厚とうふ】

 
最近は出来るだけ濃厚と書いてある豆腐を買うようにしている。水っぽい豆腐に我慢できない体質になっておるのだ。水っぽい豆腐って、豆の味がしないから、許せないのだ。味がない豆腐を食うのに意味が見い出せなくなっているのである。我ながらメンドクセー人だと思うよ。

そういえば昔、当時の彼女と家島諸島に旅行に行った事がある。たしか秋口だったと思う。離島感バリバリで、姫路沖なのに随分と遠くまでやって来た不思議な感覚だった。ノスタルジィー漂う楽しい思い出だ。
その時に泊まった宿で食った穴子のしゃぶしゃぶが、絶品だった。
え~と旅館名は『割烹旅館 志みず』だっけか。
それで思い出した。穴子じゃなくて渡り蟹だったけど、最近TVの「松本家の休日」で松ちゃんが料理を大絶賛してたなあ…。

出汁のはった鍋に、箸で摘まんだ生の穴子を入れて、数を数えながら8回、8秒間左右にふりふりするのである。
噛むと穴子の旨みと脂が弾け、メチャクチャ旨かった。
たぶん、コレはそれを思い出して作った鍋なのだろう。

しかし、Σ( ̄皿 ̄;;ガッデーム❗❗❗
食ったら、全然もって旨ない。家島の穴子の足元にさえ及ばない。やはり、穴子は超新鮮でなくては成立しないものなのだろう。だから、穴子のしゃぶしゃぶがポピュラーになる事は無いのだと得心したよ。

で、結局のとこ単なる野菜鍋になってしまったのだ。
そっか、あの画像の意味するところが解ったぞ。
ただの野菜鍋になったことに憎しみを込めての精進鍋画像だったのだ。

そんなワケで、残りの穴子は酒と味醂、薄口醤油で柔らかく煮た。

 

 
そして、翌日には穴子丼になった。

 

 
タダではコケんのだ。
実山椒の醤油漬けをフュチャーして面目躍如の仕上がりになった。

嗚呼、また家島に行きたいなあ…。

                  つづく

 
追伸
次回、後半につづく。

こんなもん書いたら、寒の戻りでクソ寒いやんけー。
やだねー(T△T)
 

俺のマグロ大全集

 
去年、今年と食ったマグロの画像を集めてみた。

 
【インドマグロの刺身】

普通に切ると身がバラバラになりそうなので、ぶつ切りにしてみた。
ヘヘヘ(^ー^)、山葵は生の本山葵である。香りと辛みの抜けが良い。
刺身に付いてるワサビやチューブのワサビは極力使わないようにしている。雑味があるからだ。それが最近は何だか気になって、その手のワサビが苦手になってしまったのである。

南太平洋産と表示されていたから、たぶんインドマグロ(ミナミマグロ)だろう。
そういえば、最近はあまりスーパーでインドマグロを見ないような気がする。何でたろ?気のせい?

それにしても、(о´∀`о)旨いなあ…。
こういう切り方も有りだなと思う。

  
【霜降りヅケ鮪】

サクのマグロに熱湯をかけ、すぐに冷水にとる。
あとは水気を拭いて、醤油、酒、味醂でつくった調味液に一晩漬け込んだら出来上がり。
霜降りにすると、漬かり過ぎずに丁度よい仕上がりになるのだ。

この時は山葵ではなく、辛子で食べてみた。
これが結構合うんである。山葵が無い時は試されたし。人によってはこっちの方がいいという人もいるだろう。
因みに、マグロ漁船では辛子で食うのは定番らしいよ。山葵ばっかだと飽きるんだろね。だからマヨネーズ醤油なんかでもよく食べるみたい。赤身なんかはマヨネーズの脂でコクがプラスされて、いいかもしんないね。

  
【筋マグロ】

マグロの腹身の筋がある部位。
口に筋が残るが、肉質は良いところだ。値段も安いし、お買い得ではある。暇な人は、毛抜きで1枚1枚身を剥がして、筋を取り除くと云う方法もありますよん。

 
【マグロ山かけ】

筋マグロを一口食って、これは山かけにした方が良いのではないかと思った次第。
まあ、正解でしょう。

 
【本マグロにぎり】

多分、半額になってたものだ。

トロにはガンガンに山葵を乗せるべし❗
脂であまり辛みを感じないから、これくらいで丁度いいくらいなのだ。嘘だと言うなら、試してみなはれ。絶対、いっぱい山葵をつけた方が美味いぜ。

 
【メバチマグロの腹身】

マグロの脂の乗り具合は本マグロ、インドマグロ、メバチマグロ、キバタマグロの順である。トロといえば本マグロかインドマグロなのだ。
確かキバタマグロはトロと呼ぶに相応しい部位が無いんじゃなかったかな?
メバチマグロにも少ないながら腹側に脂が乗った部分がある。
このマグロはその脂の乗った部位。
かなり旨かった。脂がしつこくない分、変に口にベタベタした旨味が残り過ぎないのがよい。

  
【本マグロ中とろ】

これはよく憶えている。
元旦だから奮発したのだ。肉質がきめ細かく、脂の乗りも極上だった。仄かな酸味もよろしい。
本マグロの旨さのファクターは色々あるけど、酸味もその要素の一つだ。これがあってこその本マグロなのだ。

しっかし、旨いよなあ~(о´∀`о)
最近はトロより中トロの方が断然好きだ。

 
【アボカドまぐろ】

アボカドは中身をくり抜き、テキトーな大きさに切ってレモン汁をかけておく。これはアボカドの色が悪くなるのを防ぐためだ。アボカドの外側の皮は後で使うので捨てずにとっておこう。
次にマヨネーズに山葵と白醤油(無ければ薄口醤油)を入れて混ぜる。こういう時はチューブとかの山葵で充分。香りもへったくれもないので、本山葵を使うのは勿体ないですぞ。
そこにアボカドとブツ切りにしたマグロを入れてサクッと混ぜて、アボカドの外皮の器に盛り付けて出来上がり。
(^o^)v旨いねぇ~。白ワインのツマミには最高だ。
アボカドと鮪と山葵醤油の組み合わせは抜群なのである。安物の赤身鮪が、見事に旨いマグロへと変身するのだ。

 
【赤身と中とろ】

これも本マグロだったかと思う。
さっき中とろが一番好きだと言ったが、実をいうと好みが赤身にシフトにしつつある。今は赤身寄りの中トロが一番好きかもしんない。
そういう意味では、今回は幸せな感じです。

 
【霜降りヅケ鮪 その2】

この時は普通に本山葵で食った。
これってたぶん刺身が食い切れなくて、ヅケになったんだろうなあ…。
 

【ヅケまぐろ茗荷添え】

こっちは同じヅケでも、そのまま調味液に漬けたもの。こちらの方がねっとりとした食感になる。但し、漬かりも深くなるから、味が濃くなる。この辺は好みである。白ごはんのオカズにするなら、こっちの方がいいかもしんない。まあこれも好みだけど。

 
【ひっさげ鮪の刺身】

ひっさげ鮪とは本マグロの若いやつのことで、たぶん漁師言葉であろう。手に提げるのに丁度よい大きさから来ているようだ。
名前としては、ヨコワマグロの方が通りがいいかもしんない。でも、ひっさげマグロの方がカッコイイよね。何かを引っ提げてやって来る人は、カッコええ奴だと相場が決まっているのだ。
脂は成魚よりもアッサリしていて、抜けが良い。

 
【マグロすき身とサーモンの叩き丼】

所謂(いわゆる)ネギトロだね。
こういうのは大概はサラダ油が添加されている。裏に成分を書いたシールが貼ってあるから、見てみなはれ。
それ故あんまり買わないのだが、値引きされてクソ安かったので、つい買ってしまったよ。だって百円だぜ。
ちよっと油臭いが、百円と思ったら全然OKだったりする。所詮はプライド無しの男なのだ。

 
【サスの昆布〆】

サスとは富山辺りでカジキを指す言葉だ。
あっ、きせずしてダジャレになってるやん!
カジキはカジキマグロともいって、マグロの親戚なのである(同じサバ科だが厳密的にはマグロではない)。
脂が少ない魚で、味はアッサリめだ。だから旨みを加えて味をパワーアップしたれと思って、昆布〆にしてみた。

昆布に包んで、一晩おけば完成。
酒のアテには抜群のものになった。
因みに、富山県民はこの昆布〆が大好きだ。何でも昆布〆にしたがる傾向がござるな。

 
【オクラ・モロヘイヤ・鮪の山かけ】

変形の山かけである。
ねばヌルで旨いっちゃ❗

 
【黒皮カジキの刺身】

【芭蕉カジキの刺身】

カジキにも種類がある。メカジキ、マカジキ、クロカワカジキ、シロカワカジキ、バショウカジキなんて種類が市場に出回っているが、だいたいアッサリした味わいだ。でも、旬によっては脂が乗るという。
カジキの評価が低いのは、旬によって味の落差が大きいからだそうだ。そして、種類によって旬が夏だったり、冬だったりして誠にややこしい。関西では普通のスーパーでは滅多に見ないから、各種それぞれの旬なんて一々覚えているワケがないのだ。
因みにカジキの中では、マカジキが一番美味いといわれてます。

 
【鮪の昆布〆】

マグロが中心とはいえ、サーモンやブリの腹身とかも入っていて、全体的に脂が多い魚で構成されている。

この頃は、思うに昆布〆に嵌まっていたような気がする。刺身なら何でも昆布〆にしていた。にわか富山県人と化していたのてある。
そういえば富山でもあまりマグロの昆布〆は見かけなかった記憶がある。特に中トロは全然記憶に無い。
たぶん脂の多い魚は昆布〆には向かないとされているのではないかと思う。

でも、美味いぞっ。

 
【鮪の昆布〆 熟成版】

単につくったのを忘れてたんだよね。たぶん4日間くらいは放置されていたのではなかろうか。
開けてみた時は真っ黒ドドメ色で、およそ食欲を掻き立てない代物で(|| ゜Д゜)ビビったね。

恐る恐る食ってみたが、イケる。
旨味が物凄く濃い。今思えば、お茶漬けにすれば最高だったんじゃないかな?

 
【鮪の漁師風】

ようするに「なめろう」である。
マグロを包丁で叩き、味噌、生姜、ネギ、茗荷、大葉、醤油、酒、みりん少々を混ぜ合わせたものである。そして、山葵ではなく辛子をチョイス。

別に不味くはないが、マグロでやる必要性は無いかと思う。
なめろうはやっぱり鯵が一番美味いですわ。

 
【叩き鮪の山かけ】

山かけのネギトロ版だね。
どうも見た目が寂しいので、貝割れ大根を飾って醤油をかけた。

マグロの食感がまるで無い。飲み物だ。
やはり、山かけはブツ切りマグロがよろしいようで。

 
【備長とろマグロ】

いわゆるピントロというヤツである。
昔はビントロといえば、脂が乗ってるイメージだったけど、最近はそういうトロみたいなビントロはあまり見かけなくなった。
あれって本当にビントロだったのかなあ…?
意外とブラジル辺りの深海魚だったりしてね(笑)
漁協は売らんがために、時々ワケのワカンナイ魚にいかにも旨そうな和名をつけてくるから油断ならないのだ。

  
【中とろの山かけ】

何か山かけばっかやないけー。
でも、それなりに工夫はしている。この時はとろろ芋の上に大葉を敷き、その上に刺身を乗っけた。こうすると、先ずは刺身で楽しみ、厭きたら混ぜて山かけにする事ができる。謂わば、合理的且つ画期的な山かけなのだ。

こうして並べてゆくと、如何にマグロの刺身には調理バリエーションが少ないかという事が解るよな。
でも、そんなことはマグロに限ったことではなくて、刺身なら何でもそうだ。むしろマグロはまだバリエーションが多いくらいだ。

 
【鮪の辛子あえ】

辛子醤油であえてみた。
浅めのヅケの変化球みたいなものだ。
酒のアテにはバッチシです。

  
【あっさりヅケ鮪のボウフウ添え】

今回は3分ほど調味液に漬けて、ハマボウフウを飾った。
ボウフウは茎を包丁で真っ二つに切って水に放てば、こういう風にくるくると巻く。刺身のあしらいとしては好きなツマだ。あんまし売ってないけど…。

  
【中とろ丼】

本マグロの中トロ丼だ。
この色といい、艶といい、何て色っぽい食いもんざましょ。
当然、文句なんてあろう筈もない味でした。
 
 
【ヅケの辛子添え】

またヅケだよ。書いてる方も厭きてきたくらいだから、読んでる方はもっと飽きてるだろうけど、もうちょっとでフィナーレです。あと少しだけつきあって下され。

息切れしてきた。
味は美味いとだけ言っておきましょう。

  
【鮪の刺身 生七味添え】

生七味に嵌まっていた時代だ。
何にでも生七味をつけて食ってたような記憶がある。

 
【鷹雅堂 本鷹生七味】

幻と言われる四国の本鷹唐辛子を使った生七味だ。
これがマグロとバリバリ合うんだよなあ…。
チューブのワサビで食うくらいなら、これで食った方が100倍美味い。

  
【メバチマグロ赤身】

ようやく赤身が出てきたなあ…。
これは別に赤身を食ってないというワケではなくて、大概の赤身が山かけと化したのであろう。
たぶんモノが良かったので、勿体ないから山かけにはしなかったんでしょうな。

そういえばキバタマグロが一度も出てきてないじゃないか。あっ、それも山かけに化けてたのかな?
んー、でも多分あんまりキバタマグロは買ってないんだよね。だって水っぽくて味が薄いんだもん。

市場に出回るいわゆるマグロと言われるものは、本マグロ(クロマグロ)、インド(ミナミ)マグロ、メバチマグロ、キバタマグロ、ビンチョウマグロの5種類がある。
価格はこの順番で安くなってゆく。味の評価もこの順番である。
まあ、そんなこと誰でも知ってるか(笑)

以上、この1年間家で食ってきたマグロさん達である。
結構、食ってるもんだなあ…。
他に居酒屋や寿司屋でもマグロを食ってる筈だから、それも含めれば結構な数になる。
あんまり意識したことないけど、オラって意外とマグロ好きなのかもね。

                  おしまい

 
追伸
これで溜まった画像がだいぶ消せる。
やっとメールが読めそうだ。