高島屋で高菜(たかな)が売ってたので買った。
値段は198円だったっけかな。
普段なら間違いなく浅漬けにするのだが、この日は何を思ったか半分をお浸しにすることにした。
普通のお浸しみたく鰹節を乗っけ、醤油をかけて食う。
(°o°)レレレ❓辛くない。タカナといえば芥子菜の変種だから当然辛いかと思いきや、普通のアブラナ系野菜のお浸しと変わらんぞなもし。(・o・)何で❓
そういや茹でた時に汁の色が変わって、\(◎o◎)/おったまげーでメタクソ驚いたんだよねー。
何と青色じゃよ、青色。悪魔の毒々モンスターかよ(@_@)
漬物にすると赤紫色の汁が出るとは知ってたけど、まさか茹でると青になるとはね。およそ考えもしない事だったので、高菜がグレて何某(なにがし)かの叛乱を起こして、体から毒液を排出して悶絶死したのやもしれぬと思って(゜o゜;ビビったよ。
でも、もしかしてこの青いのが辛味成分なのかもしんない。
いや、高菜といってもコレは紫高菜といい、葉の表側が濃い紫色だから、その色素が溶け出したのに違いあんめぇ。辛味成分じゃなかろう。
仕方なく辛子を混ぜて、別な器に盛りなおしましたよ。
うーん、コレコレ(≧▽≦)。味はコレで良し。鼻からツンとした辛味が抜けてく感じが良ろしおますわ。
でも辛い成分をわざわざ抜いといて、再び辛い成分を入れるってのは、どーよ。どう仕様もなくヌケ作の人みたいな気がして何かガックシだよ。
ふと、あの青い茹で汁で米を炊いたら、どうなるかと思った。
いかん、いかん。また変なことを考えだしてるぞ。そうゆうロクでもない考えが人生をダメにしとるのだ。
思い立ったが吉日。やってみた。
(≧▽≦)アホは懲りないねぇー。学習能力が圧倒的に低いアーパーに付ける薬はなどないのだ。
((o(´∀`)o))ワクワク。どうなるか、ちょっと怖いねぇ。
真っ青な飯が炊き上がるんではないかとビビっていたが、淡い藤色になった。ε-(´∀`*)ホッとしたような、(´・ω・`)ガッカリのような複雑な気分。
味は塩が入ってるから微妙に白飯とは違うが、概ね平和な味だ。これまた、残念なような安堵なような複雑な気分。
それをコリアンタウンの御幸通り商店街で買ったチャンジャと韓国海苔で巻いて食った。
普通に旨い。
っていうか、飯とチャンジャと韓国海苔の組み合わせは最高じゃよ。タラの胃袋なんぞをキムチにしようとした人は、どう考えても変態だな。
高菜の残り半分は通常通りの漬物、浅漬けにする事にした。
高菜を野沢菜みたくザクに切って、ビニール袋に入れ、塩、鷹の爪、顆粒の昆布だしの素を入れてモミモミして、冷蔵庫に入れて一晩おいて完成。
これで2週間以上はもつ。更に時間をかけて発酵させたら、いわゆる皆が知ってる黄色っぽい高菜漬けになるのかな❓
(・∀・)うむ。これじゃよ、コレ。いい感じにピリリと辛い。
そのまま酒のツマミにもなるが、やはり一番合うのは白飯。なんぼでも米が食える代物だ。
とはいえ、ずっと漬物を食ってるワケにもいかぬ。
1/3量ほど食って、そこに捨てる筈だった大根の皮とかヘタとかを入れてみた。
したら、こないな風になった。
大根が紫色に染まりよったー。
(. ❛ ᴗ ❛.)何だか楽しい。あー、誰かに黙って出したい。そして反応を見たい。『コレ、何やと思うー❓』とかもしたり顔で言いたい。でもって、感想も聞きたいよー。
残った汁に又しても大根の捨てる部分をブチ込んで、最後まで食いきってやった。
大根に少し辛味が入って、クセになる味だよなあ。してからにパリポリ太郎だな、この歯応えがいいね。酒のアテにもなる。
「この歯応えがいいね。」とキミが言ったから
一月六日はパリポリ記念日
(´ε` )あ〜あ、ついパリポリ気分に浮かれてしまい、俵万智の『サラダ記念日』をモジって詠じてしまったなりよ。
ダサいし、何よりネタが古過ぎるわ。
誤魔化そう。兎にも角にも、高菜を見つけたら買いでっせ、奥さん。
一応、例の如く「高菜」について解説しておこう。
(出典『やさい❋くだもの図鑑』)
タカナ(高菜)はアブラナ科アブラナ属の一年草で、カラシナ(辛子菜、芥子菜)の変種。主に西日本ではタカナ、関東ではカラシナと呼ばれることが多く、異称に江戸菜(えどな)がある。因みに近縁の野菜は、コマツナとカツオナなんだそうな。
中央アジアが原産と言われ、日本には中国を経由して九州から入ってきたとされる。その後、各地に広まり、平安時代には既に栽培されていたとされるほど古くから日本に定着していた野菜である。
かつては九州から近畿あたりまで広く栽培されてた時期もあったようだが、現在では主に九州各地で作られている。特に熊本県阿蘇地方(阿蘇高菜)や福岡県筑後地方(三池高菜)での栽培が盛んである。
からし菜よりも葉が大きく厚いのが特徴で、前述したが塩漬けにして乳酸発酵させた「高菜漬」が有名。
尚、外側の大きな葉はやや固いが、内側の葉や茎は柔らかくて辛味があり、生のまま食べることも出来る。たぶん「わさび菜」として売られているものは、高菜もしくは芥子菜の変種であろう。
品種や栽培方法によって変化するが、この辛みの成分はマスタードと同じイソチオシアン酸アリルで、種類によっては種子が和がらしの原料にもなっている。
カラシナ類には多くの種類があり、緑色のものは「青高菜」、赤紫色のものは「紫高菜」と呼ばれる。この赤紫の成分はアントシアニンである。他に長崎県雲仙市吾妻町で栽培される「雲仙こぶ高菜」などがある。
いずれも主に漬け物にされることが多く、野沢菜や広島菜と並んで日本の三大漬物の一つとされている。
旬は12月から3月の冬から春にかけて。だから、今の時期が旬でやんす。
今度は発酵した高菜漬けを作ってみよっかなあ…。
おしまい
追伸
高菜は関西ではあまり見かけない野菜だけど、大阪高島屋には季節になると必ず売ってる。安定的に入荷しているようだから、確実に購入したい人は行きなはれ。但し、絶対に売っているとは保障できないから、売ってなくても知らんからね。責任持ちません。どうしてもという人は電話して取り置きしてもらってから出掛けましょうね。