断酒して一週間になる。
といっても酒をやめたわけではない。
明日は浴びるほど飲む予定だ。
所属する昆虫同好会の50周年なのだ。
発端は一週間、兄貴分に『おまえ、ちゃんとした格好してこいよな。』と釘を刺されたのがキッカケだった。
まさか、そんな事は考えもしなかった。いつものラフな服装で行こうと思っていたのである。
で、超久し振りにスーツを出してきて下を履いたら、ゲゲゲのゲー(◎-◎;)❗❗お腹が邪魔して全く入らない。他のスーツもダメ。全滅じゃけん(*ToT)
恐る恐る体重計に乗った。
ガビーンΣ( ̄ロ ̄lll)
最近、体重計に乗ってなかったけど、驚愕の数字だ。
人生でまだ一度も60㎏を越えたことがないのだ。それがあと100gにまで迫っている。そりゃ、スーツも入らんわい。
つまり、何で一週間も酒をやめたのかと云うと、無茶苦茶太ったからなのである。
ここで人生初のダイエットを敢行する事にした。
とは言いつつも、プチダイエットは過去に一度だけした事がある。
蝶採りを始めた当初は結構痩せた。当時は店をやっていたので(ショットバー)、夜は仕事、昼間は毎日のように生駒山系に蝶採りに通っていた。
生駒といえば急峻で有名である。奈良に抜ける国道は日本一斜度がキツいと言われているくらいなのだ。当然、運動量は多くなる。
で、当時の彼女に『俺、体重が今50㎏やねんでー。』と言ったら、『んなワケないやん。』と一蹴された。
そんな事を言われて引き下がるワケにはいかない。じゃあ、賭けようかと云う事になった。
2日後、彼女が部屋に来る事になっていたから、そこで決着をつける事に決まった。
実を言うと、その時の体重は51.5㎏だった。
けど、んなもん楽勝である。2日間食事を制限して、スポーツクラブで走ったら何とでもなると思った。
そして、彼女の前で体重計に乗り、見事50㎏ジャストの数字を出してやったのである。
彼女の信じられないという顔が、今でも忘れられないよ。ざまー見さらせである。基本、賭けたら圧倒的に強い男なのだ。
しかし、目算だと今回は一週間で5㎏は落とさなくてはならない。でないと、スーツが入らない事は過去の経験で知っているのだ。
かといって走るのはイヤだ。基本的にしんどいのは嫌いなのだ。山登りするのは、そこまで行かないと蝶が採れないからするのであって、決して好きなワケではない。ましてや走るだなんて、2日間くらいは耐えれても、一週間なんてどだい無理だ。大の寒がり屋が、このクソ寒いのに走れるワケがないのだ。
というワケで、酒を断ち、食事制限をしようと思ったのである。走ってカロリーを消費したところで、ドカ食いしたら元も子もない。ならば、食わなきゃ確実に体重は減るじゃねえかと思ったのだ。
というワケで、ひたすらコンニャクを食うと云う作戦にでた。
しかし、コンニャクばっか食うのって辛い。
だから、時々は野菜も食った。
当然、ドレッシングなんて御法度だ。塩のみで食う。
申しわけ程度だが、つい挽き肉を入れてしまう。
しっかし、この白菜、甘くて旨かったなあ( ´∀`)
旨いが量はこれだけのみ。そして、ひたすら噛む。30回は噛む。たくさん噛めば、少量でも満腹感を得られると聞いた事があるからだ。
【京都苑 ふわふわおぼろ豆腐】
レンジでチンするだけだとさ。
しかし、これをおぼろ豆腐と呼んでいいのか❓
自分のおぼろ豆腐の概念は、もっとゆるゆるのものなんだよなあ…。
取り敢えず添付のタレをかけ、ネギを乗っけて食う。
腹減ってるせいか、何だか旨い。
しかし、この作戦、浅はかな考えだった。
オジサンは代謝率が低いのである。体重が三日間で1㎏しか減らなかった。
というワケで、歩く事にした。
2日間連続で難波から梅田まで歩いて往復した。
でも、ろくに食ってないから💫ふらふらである。
木曜辺りまで来ると、足に力が入らなくなった。
しかも寝床に入ると、お腹がグーグーなる。そして、腹が減り過ぎて眠れないのである。
考えてみれば、腹が鳴ったのって久し振りだ。体が飯食わせー、食いもんよこせーと激しく訴えかけておるのだ。
そして、土曜日。リミットまであと一日と迫った。
朝飯、昼飯と抜いて、最後に食ったのはこのラインナップ。
【自家製白菜とキュウリの漬物】
【春ワカメの酢の物】
そして、やっぱりコレだ。
頭が朦朧としいるのか、芥子を添えたものの、七味唐辛子をかけてもうた。
というワケで、次は芥子で食う。
そして、計量。
根性で4㎏減らしたものの、あと1㎏足りない。
ズボンも入らない(*ToT)
明日の朝、もし1㎏減ってなかったら、チャラい格好で行こう。アニキになじられても仕方ないと覚悟しよう。
どうせ元々、皆にチャラい思われているのだ。やはりコイツはアホだなと、白い眼で見られるのに耐えればいいだけの話だ。
あー、それにしても腹減ったなあー。
おしまい
追伸
これを書き出したのが夜の11時半。
日を跨いじゃいましたね。