NISSIN 中華そば ますたに

 
 
日清の、一度は食べてみたかった日本の名店シリーズの『京都 北白川 中華そば ますたに』である。

 

 
昔からある有名な店だから、オイラでも名前くらいは知っていた。しかし、一度も食べたことはない。京都にまで出てきて、わざわざラーメンを食いたいとは思わないからだ。
京都には有名なラーメン店が沢山あるのは事実だ。しかし、他に旨いもんが何ぼでもあるのもまた事実なのである。だいたいが京都に行くといえば、若い頃からお姉ちゃんと一緒なのだ。だから京都に行ってラーメンを食う機会は少ない。毎回デートでラーメンばっか食ってたら、ボロカス言われるに決まっている。言われないまでも、デキない男と云う烙印は確実に押されるだろう。女の子からしたら、京都に来てラーメンはないでしょう?って事ね。不粋なのだ。せめて『おめん』とかの京うどん、もしくは『松葉』のにしん蕎麦あたりで手を打つのが御機嫌を損ねない防御策だ。
世の若い男の子たちに告げる。京都へデートに行ってラーメンばっか食ってたら、そのうち嫌われおすえ。

毎度ながらの長い前置きはこれくらいにしておいて、本題に入ろう。

パッケージの裏を見たら、店の紹介文があった。

「創業60余年、京都で愛され続ける老舗ラーメン店。鶏ガラのコクと背脂の旨味が自慢の醤油味は京都ラーメンの代表格といっても過言ではありません。まさに一度は食べてみたい日本の名店です。」

やはり老舗である。ふーん、鶏ガラ醤油で、所謂(いわゆる)背脂チャッチャッ系なんだね。
そういえば、この日清のライセンスものの『ますたに』って食べた記憶があるなあ…。最近、大概のことはすぐ忘れる。特にこの手の記憶は無くとも何ら困らないからイレースされるのも早い。

探してみたら、思った通り画像が残っていた。

 

 
具は卵と三つ葉、ネギだなあ。
変といえば変な組み合わせだ。
味の方は全然覚えてない。
1パックに2食分入っているから、もう1つある筈だ。

 

 
おましたなあ。たぶん、これどすえ。
具は椎茸と豆腐、ニンジン、ニラ、ネギ。ラーメンの具としてはアヴァンギャルドだなあ(笑)。
特に椎茸と豆腐は攻めてるねー(^-^)vと言いたいところだが、どうせ冷蔵庫の残り物をテキトーにブチ込んだのだろう。にしても、フザけた組み合わせだ。我ながら何考えてんだ?と思う。
こんなにインパクトがあるのにも拘わらず、もちろんコチラも味の方は全然覚えてない。所詮はテーゲー(適当)な性格なのである。

取り敢えず、作ろう。
麺を2分ほど茹で、液体のスープの素をお湯で伸ばしたものと合体させるだけだ。楽ちんである。

 

 
シンプルに、具は自家製の煮豚と細ネギだけである。
ラーメンはシンプルであるべきだとか何だとか、別に何か大層な意図があるワケではない。パッケージ写真に倣おうとしたのだが、メンマが無いことに気づいただけだ。

スープは濃厚で旨い。京都は懐石料理に代表されるように薄味文化だと思われているが、ラーメンはこってり系の店が多くて、全般的に味が濃い。また、京都はお米文化だとも思われがちだが、意外にもパンの消費量も全国有数である。この辺が京都という土地の謎なところで、京都人という人種をさらに解らなくしている。京都は本音と建て前の社会と言われる。一方、大阪は人の心に土足で入ってゆくと云う、どストレートの本音社会だ。同じ関西でも気質は随分と違うのである。まっ、どっちもどっちだね。面倒くさい人種には変わりはない。
あっ、どうでもいい話に逸れた。本題に戻ろう。

麺は細麺だ。太麺が好きだけど、細麺が嫌いってワケではない。ようは旨ければ文句はないのだ。

食べてみる。
ん~、何だか麺が粉っぽい。スープが好みなだけに残念だ。

因みに2食目も、トッピングは全く同じ具。

 

 
当たり前だが、味も全く同じだ。

スープを残しておいて、好みの太麺を買ってきて新たに自分流のラーメンをつくってみた。

 

 
一食目。
具は煮玉子にモヤシ、ネギ、チャシュー。王道だ。
見た目はかなりイケてる。けど、( ̄▽ ̄;)マッズ。
麺が致命的に不味い。たまたま安売りしてたので、いつもと違うメーカーを買ってしまったのだが、痛恨の極みだ。ラーメンの構成要素として、麺が如何に大事かということを今更ながらに痛感する。

 

 
2食目。
煮玉子は臭うので、バキバキに煮まくってやった。
モヤシもクタクタに煮てやった。鶏肉は、いつのんやねん❓と云うくらい長年冷凍庫に眠っていたものを使った。もう旨いもんを作ろうという気概が全然ない。
どうせ麺は二袋入りなんだから、昨日と一緒なのだ。どうあがこうと、よくなる要素はどこにもない。
で、食うとやっぱり(--;)マズイ。昨日よか数段マズイ❗
(ノ-
-)ノ~┻━┻ ダアーッ❗
食べ物を粗末にしてしまった。

心が狭い男は、『ますたに』には生涯行くまいと決心する。い~や、京都でラーメンなんぞ一生食ってやるものか、(=`ェ´=)=3=3プンプン。

                   おしまい

 
追伸
ホント、つまんない文章を書いちゃったよ。
なあ~んかスランプの予感。