こないだの日曜日は、大阪昆虫同好会の総会&新年会だった。
で、標本をオークションに出した。
お金に困っているのだ。
結果はガッカリだった。
みんな酒飲んでるし、オークションに出てた標本数も多かったし(ホイホイ結審になる)、外国の蝶は価値が解らない人も多いから致し方ないんだけどさ。おまけにショバ代も引かれるから思ってた程にはならなかった。
【アルボプンクタータオオイナズマ】
アルボプンクタータは大好きな蝶だ。特に♀は佳蝶と言っても差し支えなかろう。
場所はラオスのLak Sao(ラクサオ)のものだ。
知る限りでは、記録は殆んど無い所だと思う。たかってくる小蝿に苦しめられながら採ったんだよね。
このアルボは長谷さんのもとへ。
これはOK。長谷さんの標本は何処かちゃんとした機関に寄贈される可能性が高いからいいのだ。後世に残るだろうから、ゴミにならなくて済む。
【ヤイロタテハ】
これまた佳蝶ですな。
画像のように裏が厳(いか)つくて美しい。
初めて海外採集に行ったマレーシアのキャメロンハイランドで採ったものだ。存在を全く知らなかったので、見た時はメチャメチャ何じゃこりゃ\(◎o◎)/❗❗と思ったものだ。
再展翅までして完璧に仕上げたのに、ガッカリの金額で落札された。
【アンビカコムラサキ♂】
個人的には世界で最も美しいコムラサキだと思う。
これも存在を全く知らなかったので、初めて見た時は何じゃこりゃだった。場所はラオスのバンビエン。
裏が白くて(裏も美しい)、最初はチビ系のフタオチョウかなと思って採ったら、網の中で青紫の幻光色が青い炎のようにビッカビカッに光った。ものすごーくビックリしたっけ。
外野から『♀ないんかーい!』と言葉が飛んだが、『採っとるわ、ボケー。』と思わず言ってもうた。酒の席じゃ、許せ。
確かに♀はかなりの珍品だ。でも、幻光色がないから全然綺麗ではない。それと言っとくけど、♂は珍品じゃないけれど、行けば確実に採れるというものでもない。イモと引きの弱い人は採れまへんえ。
【オオウラギンヒョウモン】
長崎の自衛隊演習場で採ったものだ。
今は採集禁止になっていると思われる。
♀もデカ♂も結構採った。その2つがいる微妙な環境が読めたので、その時に来ていた人の中ではダントツで採った筈。この頃が一番感性が研ぎ澄まされていたと思う。
福岡の高島さんと御一緒した思い出深い採集行だ。
それなのに激安で落札(T_T)
【コヒョウモンモドキ】
岐阜県の湿原でタコ採りした。
普段はある程度採るとすぐ飽きる人なので、あまり数は採らない。だから、昔はよく叱られていた。
なんだけど「そのうちおらんようになるから、今採っとかないとアカンでぇー。」と言われて頑張った。長靴を持ってなかったので、結構大変だったけど面白かった。
なんぼで売れたか知らんけど、安かったんじゃなかったかな。
【カトカラセット】
特に珍しいものは入ってないゆえ、800円で出した。
1つ百円➕箱代である。千円で落札されたかと思う。
これは、どうせ売れ残ると思ってからラッキー。
来年は屑チョウをアホほど並べて、セコく小銭を稼いだろかしら。
おしまい