サーモンの酢締め

 
前回の塩締めしたサーモンの残り半分をどうしたのかと云うと、酢締めにした。
醤油洗い、塩締めときて、最後は酢締め。サクの刺身三部作のサク2段活用である。
あっ、マグロの醤油洗いはサクじゃなかったけか。
まあいい。それでは作り方もサクサクいきまひょ。

①塩締めしたサーモンをバットに置き、底面が浸る程度の酢を張る。その上からキッチンペーパーをピッタリと被せる。こうすれば、紙が酢を吸い取って上部にも酢がまわるのである。金持ちの人は、そんな面倒な事はせず、ジャブジャブの酢につけましょう。
で、そのまま5分ほど放置。

②ペーパーを取って、表面がうっすら白くなっていれば出来上がり。あとは切って盛り付けるだけ。

ホンマにサクッと終わりましたな。
あまりにも素っ気ないので、あしらいや薬味なんぞも書いておくか…。

その1
生姜を細切りにして、針ショウガをつくる。
それをサーモンの酢締めの横に添える。
あとは醤油をつけて食うだけ。

その2
サーモンの上に水にさらした玉葱の薄切りを乗せ、上に糸唐辛子を飾る。無ければ、サクッと一味唐辛子をひと振りでもええで。

色々カッコつけて書いたが、実をいうと本当は酢締めの上にチャラっと醤油を垂らして食うのが一番旨かったりもする。

あっ、そうだ。書き忘れてた。え~と、残った酢は勿体ないので、捨てずに活用しましょうね。酢の物や酢めしなんかに転用しまひょ。
と思ったところで、急転直下で発作的にちらし寿司が作りたくなった。常に予定は未定であって、しばしば変更なのである。
何か、ちらし寿司って春っぽくなくなくねっ❓と思ったのさ。寒いのが超苦手なオイラだから、春を待つ心、強しなのだ。

余った酢に、やや多めに砂糖を入れる。塩は少しだけ。顆粒の昆布だしも入れる。慣れない人は少し入れて混ぜ、味見をしながら調整しましょうね。
あとは白御飯を炊き、熱いうちにそれを入れて手早くかき混ぜるのだが、御飯が炊きあがる前に他の具を用意しよう。

冷蔵庫に海老があったので、それも使うことにした。
海老は背ワタを取っておく。海老を熱湯に放り込んだら、すかさず火を切る。余熱で火を通す方式である。こうすると、だいたいプリプリになる。
これは海老の大きさにもよるので、不安な人は冷ましている途中で1つ取り出して包丁で真っ二つに切りなはれ。断面を見れば火の通り具合が一目瞭然でわかりまっせ。OKなら取り出して冷ます。まだダメなら、もう一度戻せばいい。

錦糸玉子をつくる。
といっても、繊細な薄焼き玉子を作るのが面倒くさかったので、玉子焼きを作って細切りにした。
海老は半分にスライス、サーモンは削ぎ切りにする。
酢飯の上に何ちゃって錦糸玉子を敷き、海老と酢締めサーモンを適度に配置する。
絹さやなんかが有れば、更にちらし寿司らしくなるのだが、冷蔵庫に無かった。なので、彩りは貝割れ大根でお茶を濁すことにした。

 

 
出来上がり。
想像してたのよりも、ピンキーな見た目になってまっただよ。調子乗って海老とサーモンだらけにしてしまい、下の錦糸玉子が見えなくなってもうた。けど、雛祭っぽいかも。

御飯も盛り過ぎた。でも、盛りなおすのは面倒だから、そのまま食うぜよ。けんどさあ、こんな量、一人で食えんのかね❓

酢締めサーモンに醤油をチョロっとつけて、酢飯と一緒にパクリ。

(о´∀о)えへへへへ。
パクつく。
(о´∀
о)えへへへへ。
ニヤつきながら、食べ続ける。
(о´∀`о)えへへへへ。
で、楽勝で食いきったっちゃ(^o^)v
ラムちゃん、だっちゃ❤

春、早く来ないかなあ。

                   おしまい 

 
追伸
アンタの頭の中は、もう春やんけ。
そうツッコミを入れられても、断固否定しますよ。