初めての自家製焼売

 
又しても天然の芝海老が売っていたので買う。
今度も、お手軽に塩ゆでにするつもりだったが、はたと思いついた。『一芳亭(註1)』のシュウマイが作れんかなと考えたのだ。
『一芳亭』のシュウマイといえば、全国の焼売フリークも絶賛の、日本一旨いとも言われているシュウマイだ。『崎陽軒』何するものぞ、なのだ。そこのシュウマイは海老ミンチも入っているのを思い出したのである。

しかし、すぐさま諦める。
一芳亭の焼売の皮は薄焼き玉子なのである。あんなもん、面倒くさくて作る気になれん。だいち焼売なんて、自分で作ったことは一度たりともないのである。
と云うワケで、シュウマイの皮を買ってきた。どうせ根性なしなのさ。笑うてくれ。

シュウマイ初心者の身としては、先ずは取り敢えずネットでレシピの検索じゃ。
テキトーに読んで、頭の中で幾つかをミックスさせる。

〈材料〉
シュウマイの皮 20枚くらい
豚ひき肉 200g
芝海老 150g
干し椎茸(戻したもの) 1枚
玉ねぎ 1/2個
片栗粉 大さじ1.5

〈調味料〉
醤油 小さじ2
砂糖 小さじ2
塩 小さじ2/3
こしょう 少々
ごま油 小さじ1弱

作り方
①芝海老は背ワタを取って、スプーンで潰してから包丁で叩く。干し椎茸はぬるま湯に入れて戻しておく。玉ねぎは荒みじん切りにする。

②戻した干し椎茸を微塵切りにして、ボウルに入れる。玉葱もブッ込み、片栗粉を入れてシッカリと混ぜ合わせる。こうしておけば、玉葱の水分が後から出て来るのを防げると同時に、蒸している時に肉が堅くならない。
豚ひき肉と芝海老も投入。調味料全部を加えて、手で粘り気が出るまで混ぜ合わす。ここでシッカリと手首の上、手のへりで潰すように練り込むことが大事。こうしておけば、タネがバラバラにならないし、旨みも増すそうだ。テレビで餃子つくりの匠が言ってた。
ありゃ❓、それって餃子だわさ。まあ、似たようなもんだろ。

③タネをシュウマイの皮で包む。
最初はネット情報で見た方法でやってみる。どうするのかと云うと、お猪口の上にシュウマイの皮を被せ、そこに焼売のタネをスプーンで乗っけて軽く押し込む。お猪口にスポッとハマったら、傾けて取り出して形を整える。
でも段々面倒くさくなってきて、普通の方法に変える。片手で輪っかを作り、その上にシュウマイの皮、タネの順に乗せて、くるんで形を整えてゆく。こっちの方が早いぜよ。

全部を包み終えたところで、蒸し器が無いことに気づく。今さら気づくとはド阿呆である。急遽、ネットで蒸し器が無くとも焼売が蒸せる方法を探す。

④大皿にレタスのザク細切りを敷くとあったが、無いので、キャベツで代用する。こうすると、皿に引っ付かないんだってさ。焼売をテキトーに並べ、上から更にキャベツを被せる。小皿に入れた水を回しかけ、ラップをする。ラップをしたら、テキトーな道具でテキトーに穴をあける。あとはレンジで15分くらいチンする。で、蒸し上がったら、キャベツを取り除いて出来上がり。

 

 
お好みで、辛子醤油や酢醤油を付けて食べませう。

まあまあ旨い。
というか、タネは旨いんだけど、シュウマイの皮がやや乾いてしまって、一部がパリパリになっちった。
もう1回、水かけてレンチンする。

だいぶマシになった。旨いかも(о´∀`о)
一安心して、🍺ビールをグビグビいく。
(´∇`)結構しあわせ。

それはそうと、やっぱ蒸し器がないとヨロシクないなあ…。誰か、買ってくれないかなあ…。

                    おしまい

 
(註1)『一芳亭』の焼売

 
プリプリで美味いんだよなあ。