隠していたワケではないが、ポテチ好きである。
熱愛主義者と言ってもいい。だから、新しい味のポテトチップスが発売されてるのを見ると、心がザワつく。
湖池屋のプライドポテトシリーズの『食塩不使用 芋まるごと』である。
裏を見ると、何か色々と蘊蓄(うんちく)が山盛り全面に書いてある。
左側には、こう書いてあった。
「創業当時の想いを込めて、まるで料理を作るように。」という前置きがあって、更に続く。
「新プライドポテト製法」で、また一歩、理想のおいしさに近づきました。老舗・湖池屋のプライドをかけた本当に美味しいポテトチップスです。」
まだ何か書いてあると思ったら、今度は新プライドポテト製法について書かれてあった。
1.日本産の中でも、旨みの濃いじゃがいもを選定。
2.温度を変えながら揚げることで、素材本来の旨みや甘みを閉じ込める。
3.揚げ温度を見極めて、旨みの衣をまとわせ、軽快な食感を生み出す。
4.二段階の味付けで奥深い味わいに。
「理想」「プライド」「素材本来」「旨みの衣をまとわせ」「まるで料理を作るかのように」etc…。
一見、何かスゴいこと言ってるみたいだけど、美辞麗句を並べてるだけで、具体性に欠ける。何か上っ面だけの言葉で、説得力が無いのだ。
どんだけ惹句で塗り塗りしたところで、所詮はポテトチップスだろ。この会社、どこか自分に酔ってるみたいで気持ち悪い。
右側にも何か書いてある。
「あえて食塩を使わず、北海道産昆布の旨みによって、じゃがいも本来のおいしさを最大限に引き出した、まさに”芋味”のポテトチップス。新プライドポテト製法だからこそ実現できる味わいです。」
湖池屋って、商売が上手だよね。
言葉巧みだし、宣伝の仕方も上手い。食塩不使用なんて、見事な逆転の発想だ。自分もスゴく気になって買っちゃたもん。
パッケージデザインも高級感があって、他のポテチとの差別化に成功している。
でもさ、ポテチなのにそこまでカッコつけてどうよ❓とは思う。金かけてカッコつけてる暇があったら、もっと旨いポテチ作りなはれと、やっぱり思うんだよね。
普段、わざわざそんな事はしないが、形状が分かりやすいようにと器に盛った。
湖池屋のプライドシリーズの特徴である厚みが、何となく解りやすかね、旦那。
えっ!?、この画像じゃ解らない。そりゃ、そっすよね。次から、また考えときまっさー。
食ってみた。
ほおーぅ、塩味がついてないのに、思ってた以上に味が濃い。確かにジャガイモの味がダイレクトに感じられて旨い。ような気がした。
しかし、3枚くらい食ったところで飽きた。
何か物足りないのだ。そう、塩味が足りないのである。確かに味として、コレはコレで成立しうるのかもしれないが、脳がポテトチップス=塩味と記憶しているのだ。足りない感が、モン凄くある。
塩かけたら、どうなるんだろ❓
って云うか、堪らずにソッコーで塩をかけたよ。
( ☆∀☆)うんめっ❗❗❗❗
数百倍、旨なっとるやないけー(#`皿´)
やっぱポテチには、塩が必要っすよ。絶対に。
おしまい