小女子の季節

  
新子の季節がやって来た。

 
表題をよほど「新子の季節」にしようかとも思ったが、新子にしてしまうと関東では別な魚のことになるから諦めた。
関東で新子といえば、寿司ネタの小肌(こはだ)の更に小さい奴のことを言う。
因みにコハダはコノシロのことだ。出世魚の一つで、その大きさによって名前が変わる。

小女子は「こうなご」と読む。関東ではイカナゴの稚魚のことをそう呼んでいるようだ。
関西では、この稚魚のことをイカナゴとか新子と呼んでいる。神戸方面の人たちは、これを甘辛く煮たものを「イカナゴの釘煮」と呼んで、偏愛している。
成魚のことは、関西ではカマスゴやカナクギと呼ぶ。他の地方では、それぞれまた違う呼び方がされているみたいだから、まことにややこしい。
この魚介類の名前の乱立に関しては、時々ウンザリする。混乱を引き起こすだけなんだから、いっそのこと統一しろよなと思う。でも、実際に統一されてしまえば、何だか味気なくなるだろう。何でもかんでも整理してしまえばよいと云うものでもない。多様性のない世界は無味乾燥な世界でもあるのだ。
しょっちゅう、蝶の名前の乱立で文句を言ってるオイラだが、それとコレとは違う。アタクシ、魚介類の名前の乱立は容認します❗

前置きが長過ぎた。本題に入ろう。

五日ほど前に新子の走りを見つけた。
400円足らずと、ちと高い。けど、一点しか売ってなかったし、即飛びついた。
この季節の新子が、こんまくて一番美味いのである。

冒頭の写真を見てもらいたい。
こんなの、どんな網で獲ってるんだ?と思うくらいに、とにかく小さい。
コヤツには最初は何も手を加えず、そのまま食うことをお薦めする。はんなりした柔らかさで苦味が少なく、繊細な味で、誠に美味いんである。

 
第二投は、大根おろしあえ。

 

 
もちろん大根おろしは辛味大根か、普通の大根を皮ごと擦りおろす。辛くない大根は認めない。

半分は、そのまま食う。
そして、飽きてきたら醤油をかける。

 

 
醤油をかけたものは、炊きたて熱々の白い御飯に乗っけて食うのも、いと旨しである。

余談だが、しらすと大根おろしの食い合わせはヨロシクないらしい。しらすには体の成長に関係する必須アミノ酸のリジンが含まれてるんだけど、大根にはこのリジンの吸収を阻害する物質が含まれているらしい。
とはいえ、一方では大根にはしらす干しに含まれているカリウムやカルシウムの吸収を活発にするビタミンCも含まれているそうだ。
この矛盾を解消するためには、お酢をかければ解決するらしい。
(#`皿´)ッタラー❗❗
ゴメン、悪いけどシラスおろしにそんなことは一生涯しないと思う。

 
第三投は、オリーブオイルあえ。

 

 
エキストラ・ヴァージンオイルをチャラっとかけて、混ぜるだけ。
味見をして薄いと思ったら、塩をチョイ足されたし。

これは酒の肴のエントリーに相応しい。ビール、日本酒、焼酎、白ワイン、酒なら大概のものなら合う。

 
一昨日も別なスーパーで見つけたので、即買い。
今度は二点しか売ってなかった。このサイズのものは入荷が少ないのだ。後述するが、瀬戸内辺りではまだ漁獲が解禁されていないのでありんす。

 
今回も先ずは何も加えずに食う。

 

 
そして、第二投も何も加えずに食う。
今さらながら、それが一番美味いと思い出したのだ。
しかも出回る時期はごく短い。季節の刹那をシンプルに味わうとしよう。あれこれするのは、後に出てくるもっと大きなサイズの時にいくらでも出来る。

 

 
奥さん、もしこの小さい新子を見つけたら、迷わず買いですぞ(*`Д´)ノ!!!
身悶えしながら、春の刹那の味覚を堪能されたし。

とはいえ、解禁後に出回るであろう新子でさえも簡単には口に入らないかもしれない。
去年、一昨年と瀬戸内海での漁獲が激減しているんだそうである。他の地方でもそうみたい。
乱獲や生息環境の悪化および海砂の採集による生育適地の破壊などが原因らしい。乱獲に拍車が掛かっているのは、TVのせいで全国的にその旨さが認知されたのもあるだろう。
だから、伊勢湾や瀬戸内海では年ごとに生育度合いや推定資源量を調査し、その年の漁獲量を決定しているそうだ。
明石辺りでは数日前に既に調査が終了していて、去年、一昨年並みらしい。それで漁期を決めるらしい。
つまり、今年も不漁が予測される。

今年の神戸方面の新子の解禁は3月5日(火)だそう。
中々、今年は口に入りそうもないけど、このニュースが入ってくると、いよいよ春の訪れだなと思う。

 
                 おしまい

 

巨樹と仏像 ー奈良公園 冬ー

 
先日アップした「なら瑠璃絵」と富山県の郷土料理屋の回の前の話(2019年 2月14日)。

 
冬の奈良公園を訪れた。

近鉄奈良駅で降り、先ずは高札場の隣にあるムクノキの大木に挨拶へ行く。

 

 

 
高札場に猫がいた。
眠ってる猫は可愛い。この日は寒かったから、猫は丸くなるのである。

 

 
白黒写真みたいになった。
樹高25m。幹周り6.5m。推定樹齢は千年とも言われている。千年とは気が遠くなりそうな時間だ。
ムクノキはアサ科ムクノキ属に含まれ、成長が早くて大木になりやすいと言われるが、それでも千年はスゴい。

 

 
ムクノキ(椋の木)の語源は、カミキリムシ好きの東さんの話だと幹の皮が簡単に剥けるからだそうだ。ホントかね❓

調べてみると、諸説あるようだ。

①良く茂る木の意である「茂くの木」から来ているという説。

②新葉に細かく粗い毛(ムク毛)が密生しているから。

③葉には珪酸を含み、ザラザラしており、この葉を乾燥したものが木や竹・骨・角などの表面を磨きはがすのに使われた。この物を剥(は)いだり、剥(む)いたりする事から「剥(む)くの木」になったと云う説。

④古来、日本人は心身の穢れを忌み嫌い、穢れを落として無垢な心を持つことを願った。その心を木に託し、無垢(むく)の木と名付けた説。

⑤老木になると樹皮が剥げてきて、簡単に剥けるので、剥くの木と呼んだ説。

⑥ムクドリ(椋鳥)が好んで実を食べることから「ムクノキ」となったという説。

よくぞ、こんなにも語源とされる説があるもんだなあ。⑥番目なんかは、ちょっと怪しいけどさ。

普段はそのまま南円堂に向かうのだが、本日は三重塔のある裏道へ入った。

 

 

 
入ってすぐの所にお地蔵さんがいた。
お地蔵を見ると、何だか心がほっこりするね。

 

 
三重の塔。
北円堂と並び、興福寺で最も古い建物の一つだ。

 

 
三重の塔から南円堂を望む。

 

 
この角度から南円堂を見るの初めてかもしれない。

 
北円堂へと向かおう。

 

 
なだらかな坂の先に北円堂が見える。
一本道の向こうに建物があるってのは、ちょっとした高揚感があって好きだ。何かに向かってゆく気分ってのは悪くない。

北円堂も古い建物である。他の多くの伽藍は火事で何度も焼失し、また再建もされているようだ。

この道は裏道だから行き交う人も少なく、落ち着いた気持ちになれる。

南円堂の正面を通って興福寺国宝館へ。
ここを訪れるのは何十年か振りだ。

画像は撮ってないが、綺麗に建てかえられていたので、ちょっと驚く。
どうやら、去年(2018年)の元旦に新設されたようだ。

チケットは700円だった。高いのか安いのかよくわからない値段だ。

 

 
国宝館といえば、阿修羅像である。
東京で「阿修羅展」が開催された時は、阿修羅像を見るために物凄い数の人が押し寄せたらしい。それも若い女子ばっかだったという。「阿修羅萌え」なんて言葉もあるとか聞いたことがある。
若い女子たちが騒ぎ立てるのも解るような気がする。無垢な少年の顔と清楚な少女の顔が重なったようなその顔は、確かに誰が見ても美しい。

入って直ぐに山田寺仏頭が優しい顔で出迎えてくれた。

 
(出典『researchmap.jp』)

 
千手観音のお顔も穏やかで、心を和ませてくれる。
仏像の顔ってのは、案外癒されるものだと最近になって気づいた。あっ、でも若い時は秋篠寺の伎芸天に恋した事もあったっけ…。

 
(出典『DEEPだぜ!!奈良は。』)

 
天燈鬼と龍燈鬼。
生きてるみたいで、ちょっと恐い。
恐いけど、カッコイイ。

コイツら、だいたいは四天王などに踏みつけられてるから、こういう主役になってるものは珍しい。

 
【阿修羅像】
(出典『徒然cello日記』)

 
(出典『観仏日々帖』)

 
ウン十年か振りに見る阿修羅像は、変わらぬ優美さを湛えていた。
ただし、前の古い建物の中で見たときの方が背景としっくりと馴染んでいたような気がする。何だか美術館で見ているみたいな感じがして、少し違和感がある。

お顔は右手側からよりも、左側から見た方が美しいと思う。
阿修羅像をまだ見たことがない人は、死ぬまでには一度は見るべきだろう。それくらいの価値はある。

 
国宝館を出て、春日大社方面へと足を向ける。

 

 
イチイガシの大木だ。
一位樫と書き、ブナ科コナラ属に含まれる。語源は一位の樫の木と云う意味なんだそうだ。どこが一位なのかはよくワカンナイけどさ。

大木の魅力はその大きさもさることながら、その枝振りにもある。縦横無尽に曲がりくねった形は見てて飽きない。

 
飛火野へと出た。

 

 
こちらもイチイガシだ。

 

 

 
奈良公園にはイチイガシの巨樹が多い。
『春日大社境内のイチイガシ巨樹群』と名付けられ、市指定の天然記念物にもなっている。

すぐ近くには、クスノキの大木もある。
クスノキはクスノキ科ニッケイ属に含まれ、神社の御神木なんかにもなっているから、大木を見る機会は多い。

 

 

 
とてつもなく大きく見えるが、樹齢は百年くらいしかない。
実をいうと、この木は一本ではなく、三本の木が寄せ集まっているのだ。だから、矢鱈とデカく見える。
樹高は23.5mもあるという。

この木にだけは囲いがあって、中には入れない。
なぜかというと、陸軍の大演習の折りに、明治天皇が座ったところに記念として植樹されたからだ。

飛火野には、大木という程ではないけれど、そこそこ大きなナンバンハゼ(南蛮櫨)がある。秋になると、カエデに負けないくらいに紅く色づく。

  

 

 
飛火野を林縁に添って南へ歩くと、存在感のあるコレぞ巨樹といった木が在る。

 

 

 

 

 

 
これもクスノキである。
樹高は23m。幹周りは7.1m。樹齢は700年だそうだ。

幹が空洞になっているが、木自体は結構元気で、青々とした葉を繁らせている。
この空洞の部分には焼け焦げたような痕があるので、たぶん雷でも落ちたのだろう。
大木は他の木よりも高いので、きっと雷が落ちやすいんだろね。

 
春日大社まで移動した。

 

 

 

 

 

 
もちろん鹿さんもいる。
燈籠の間からコンニチワ。

 

 
春日大社の中にも巨木がある。

 

 

 
奥に見える杉の木だ。
『社頭の大杉』という名前がついている。
樹高25m。幹周り8.7m。樹齢800年~1000年という。

春日大社境内には、『砂ずりの藤』と呼ばれる樹齢800年の藤の大木もある。

 
(出典『よしひろ館』)

 
美しい。
花期はゴールデンウィークくらいだったろうか?
自分も見たことがあるが、ゴージャスな藤だ。
ただし、人も多い。見るなら朝の早い時間帯に行かれることをお薦めする。
とはいえ、周辺の少し離れたところには藤の大木がちょこちょこあるんだけどね。

 
春日山の原生林には杉の巨樹も何本かあり、二の鳥居付近にも「若宮大楠」という大木がある。

 
若宮神社の方へ進むと、クスノキの大木があった。

 

 

 
注連縄(しめなわ)が張ってあるので、御神木である。
一見するとそんなに大きくは見えないが、何と驚いたことに樹齢1700年だという。
写真は撮らなかったが、実をいうと表からそうは見えないが、裏から見ればその凄さが解る。デコボコのゴツゴツなのだ。因みに樹高は24m。幹周りは11.5mもある。

 
さらに金龍神社まで進むと、大きなイチイガシもある。

 

 

 

 
このイチイガシも大きい。
樹高18m。幹周り4.85m。樹齢は300年だと言われている。なあんだ300年ぽっちかよと一瞬思ったが、よくよく考えてみれば三百年も生きてるってスゴい事だ。動かぬ植物が生物の最強で、生命力が一番あるのかもしれない。

春日山のイチイガシといえば、そういえばルーミスシジミだなあ。
ルーミスシジミとは、日本屈指の珍蝶で人気も高い。
そのルーミスシジミの産地として、かつてはこの春日山一帯が有名だった。国の天然記念物にも指定されている。

 
【ルーミスシジミ Panchala ganesa】

 
日の光の下では、この水色が明るく輝き、とても美しい。

そういえば学名の小種名は ganesa(ガネーシャ)だったな。ガネーシャといえば、インドの神様だ。ルーミスシジミは神様なのである。

以下、何れも紀伊半島のルーミスだ。

 

 
たぶん、下のが♀かなあ…。

 

 
雌雄同体で、区別がそこそこ難しいのだ。

 

 
コレはちょっと変わった斑紋だね。

 
(裏面)

 
しかし、春日山原始林では既に絶滅して久しい。
伊勢湾台風の折りに多くの木が倒れたので、害虫の発生(?)を抑える為に農薬を空中散布したのが原因だとされている。

だとしたら、愚かな事だ。行政って動植物の事を何にも解ってないから馬鹿な政策ばかりしている。天然記念物の指定でもトンチンカンなものが結構ある。この春日山のルーミスだって、伊勢湾台風といえば1959年なワケだから、もう絶滅してから50年以上も経っているのに天然記念物の解除がなされていない。

それにしても、愚の骨頂とはいえ、そんなに簡単に絶滅するもんかね❓
他の昆虫で、ここ春日山で絶滅したとされるものは聞いたことがない(註1)。だいち、幼虫の食樹は山ほどまだ残っているのである。採集は禁止されているから、採集圧で絶滅したということも考えられない。にも拘わらずいないのである。
それに紀伊半島のルーミスを春日山に放した輩が絶対いるに違いない。それでも復活しないというのは、やはり他に問題があるのだろう。森の乾燥化が進んでいるとも言われるが、環境はたぶん50年前とそれほど大きくは変わってない筈なんだけどね。
きっと、人間があずかり知らぬ目に見えない環境の変化があったのだろう。

他に有名なイチイガシとしては、萬葉植物園内に『臥竜のイチイガシ』と云う木がある。これは名前のとおり枝が横に伸び、竜が如き佇まいだからだ。長い間、見てないけど結構見応えがある。

 
再び春日大社へと戻り、二月堂に抜ける道へと入ってゆく。
暫く歩くと、迫力のある木にブチ当たる。

 

 

 

 

 
水谷(みずや)神社のイブキ(ビャクシン)の木だ。
漢字は伊吹と書き、ヒノキ科ビャクシン属に含まれる。

幹の面妖さが凄い。
こういう老樹を見ると、精霊が宿っているのではないかと思ってしまう。
でも葉がほとんど無くて、瀕死の状態だ。
頑張れ!、おじいちゃん。

樹高は途中で折れてるから12.5mだが、幹周りは6.55mもある。樹齢は750年だそうだ。
中の空洞からは杉の木が生えていて「水谷神社の宿生木(やどりぎ)」と云う名もある。植物の逞しさには、驚くばかりだ。

 

 
ケヤキ(欅)の大木。
ケヤキは大木になりやすい木で、これくらいのものなら結構ある。

若草山の麓を通り、二月堂までやって来た。
お水取り(修二会)が近いせいか、もうそれ用の竹が用意されていた。

 

 
今年のお水取りは3月1日から3月14日に行われる。
お水取りが始まれば、いよいよ春の到来だと言われ、お水取りが終われば本格的な春が始まると言われている。

 

 
鮮やかな紅い花が咲いている。
モチノキ(モチノキ科モチノキ属)だろうか?
クロガネモチならば、もっと葉が小さい筈だから多分そうだろう。

 
東大寺の裏へと繋がる道をゆく。

 

 

 

 
この道はとても風情があって好きだ。
タイムスリップしたような不思議な気分になる。

坂道が終わると、右手に紅梅が咲いていた。

 

 

 

 
右の柑橘系の木との取り合わせが良いね。

 

 

 
ひっそりと蝋梅(ろうばい)も咲いていた。
名前に梅とついているが、梅の仲間ではなく、ロウバイ科 ロウバイ属に属する。蝋細工の梅みたいに見えることから、ついた名前だろう。
目立たない花だが香りが素晴らしい。
甘い香りがするのだ。その香りは香木の伽羅(きゃら)の匂いだとか、ジャスミンや水仙の花の香り、石鹸の匂いなどにも例えられる。

 
東大寺の裏手を歩く。
いつ見ても巨大で、毎度ながら要塞みたいだなと思う。

 

 
戒壇院まで来た。
残念ながら風情のある入口の山門は改修工事中で見られなかった。
本来はこんな感じ。

 
(出典『kiis.or.jp』)

 
この階(きざはし)の低い階段がいい。
でも正面からの姿もいいが、右斜め横から見る角度の方が好きだ。

仕方がないので戒壇堂の写真を撮る。

 
【戒壇堂】

 
パンフの表紙は広目天さんだ。

 
(以下、多聞天まで出典は戒壇院のパンフレットから。)

 
キリリと引き締まった顔が凛々しい。
シルエットもカッコイイねぇ~。
仏像の良さは顔だけやない。そのシルエットも大事だ。

パンフの表紙が仏像なのは、この寺には奈良(天平)時代の有名な四天王像があるからだ。
四天王とは、仏教における守護神である。
その配置は決まっていて、持国天➡増長天➡広目天➡多聞天の順に眺めるそうだ。

 

 
寺の人の話によれば、四天王は関西弁で『地蔵、買(こ)うた』と覚えればいいそうだ。「地・増・広・多」ってワケだね。

 
【持国天(じこくてん)】

 
東方の守護神であり、武神である。
左手に刀、右手に宝珠を持つものが多いが、戒壇院のものは右手に刀を持っている。国家安泰を表し、その刀で魔物を払うという。
足下に邪鬼を踏みつけている。これは他の四天王も同じだが、それぞれ踏んでいる邪鬼の種類が違うので、それを見比べるのも面白い。

 
【増長天(ぞうじょうてん)】

 
ぞうちょうてんとも読む。
南方の守護神。槍に似た戟(げき=古代中国の武器)を持ち、五穀豊穣を司る。

ドヤ顔である。
それでハタと思った。調子にのり過ぎることを増長(ぞうちょう)するというが、もしかしたらその語源はこの増長天から来ているのかもしれない。
それを確かめる為に寺の人に尋ねてみたが、「わっからへんなあ~。」と言われた。

 
【広目天(こうもくてん)】

 
西方の守護神。サンスクリット語(梵語)で「様々な眼を持つ者」を意味する。その千里眼のような眼でこの世の中のあらゆる事を見抜き、仏の教えと信者を護るといわれる。
右手に筆、左手に巻物を持っているのは、知の象徴でもあるのだろう。

この顔はいつ見ても荘厳だ。でも、ちょっと新撰組局長の近藤勇の顔に似ているなと思うのは自分だけだろうか?何れにせよ、相当頑固そうな顔だ。

この戒壇院の四天王だが、各自の身長が違う。持国天が160.5㎝。増長天が162.2㎝。多聞天が164.5㎝。そして広目天が169.9㎝と一番高い。広目天がスラッとしていて一番カッコ良く見えるのは、そのせいもあるのかもしれない。

 
【多聞天(たもんてん)】

 
宝塔を捧げ持つ北方の守護神。
物事をあまねく聞く者とされ、四天王最強と言われる。四天王としてはこの名だが、ソロ活動もしており、二つ名がある。その場合は「毘沙門天(びしゃもんてん)」と呼ばれ、財福の神や無病息災の神となる。また七福神の一尊としても数えられ、誠に忙しいお人である。

 
ちょっと疲れたので、お茶する。

 

 
抹茶ラテ。
普段は甘いものはあまり口にしないが、ちょっと疲れてきているので丁度いい。

 
日が暮れたので、東大寺南大門へ。
『なら瑠璃絵』を見る前に、あの仏像を拝んでおこうと思ったのだ。

門の左右には、天才仏師と謳われる運慶の手による金剛力士像(仁王像)が安置されている。

 
【阿形(あぎょう)像】

 
デカイ。下に人が写ってるから、そのバカでかさ加減がよく解るだろう。
身長は8.4m、体重は6.67トンもある。

木像だから相当デカイ大木が使われているに違いないよね。解体修理の時に分かったそうだが、木は檜(ひのき)が使われているようだ。

 

 
口を開けているのが阿形。
そして、口を閉じているコチラ↙が吽形(うんぎょう)像である。

 
【吽形像】

 
二つ合わせて阿吽。
「阿吽の呼吸」という言葉は、ここから来ている。

仁王像がこうして左右向かい合って立っているのは珍しいそうだ。
また門の右に吽形があり、左に阿形があるのも珍しい。普通は右に阿形、左に吽形が安置されていて、逆なのだ。

 

 
それにしても、隆々とした凄い筋肉だ。
筋骨隆々とは、この事だろう。
金剛力士も仏教における守護神だから、強くなくては話にならない。だから当然なんだけどね。

 

 
生きていて、今にも動き出しそうな迫力だ。こんなのが動き出したら、マジやばいよね。
それにしても人間が造ったものとは、とても思えない。そんなのを超越したものを感じる。
もしかして、運慶さんは宇宙人じゃねえの❓
名人が作ったものには魂が入るというが、ホントだと思えるくらいに凄いワ。
しかも、この仁王像の製作期間が仰天ものだ。
二体同時進行で、たったの69日間で造られたそうだ。やっぱ運慶さんは宇宙人だよ。

二体同時進行❓
ここで漸く思い出した。これは運慶さん一人で彫り上げたもんではないや。
運慶作と伝えられるもので大きなものは、だいたいが運慶さん率いる仏師集団が造ったものだと云うことを忘れてたよ。運慶が親方とか棟梁で、その指揮のもとに製作されたようだ。つまり運慶作とは、運慶個人の名前でもあるが、工房の名前でもあったワケだ。これは、ガラス工芸で有名なガレと同じようなものだと考えればいいだろう。

因みに伝だが、阿形が運慶と快慶の親子の作で、吽形が定覚と湛慶のコンビ作だと言われている。おそらくその下には多くの仏師がいたのだろう。
それでも約70日間と云うのは超人的バカっ早さだ。
これは寄せ木造りという工法が編み出されたからだが、それでもそれを齟齬なく組み立てるのは至難の技だったろう。

二体の仁王像は、宇宙人の始まりと終わりを表しているという。
阿形が始まりで、吽形が終わりだ。
仏像や曼陀羅には、仏教の壮大な思想が詰まっているのだ。

                 おしまい

 
追伸
そして、このデイトリップは前に書いた『なら瑠璃絵』へと繋がるのである。

 

よかったら、そっちも読んでね。

 
(註1)絶滅したとされるものは聞いたことがない
そういえば、若草山のオオウラギンヒョウモンも絶滅している事を忘れてた。
この蝶も今や日本有数の稀種であるが、局所的に分布するルーミスシジミとは少し事情が違い、昔は広く分布していたようだ。草原性の蝶で、生息に適した草原が人間の生活の変遷と共に激減したのが原因だと言われている。

 

冬の終わりの夕日

 

昨日の夕日は綺麗だった。

地下から地上に出ると、空が不穏な感じだったのでセンサーが反応した。

 

 
辺りは既に日没直後のような暗さだ。
しかし、奥の方がまだ明るい。
慌てて空が広く見える場所へと移動を始める。

 

 
綺麗な夕日を見るためには、勘が必要だ。
もちろん夕日そのもののクオリティーは必須条件だが、解る人間は早い時間帯から空の感じを見て、今日の夕日がどれくらい綺麗になるかは予測できるのだ。

空が開けた場所へと足早に急ぐ。

 

 
ビルの谷間をようやく抜けた。

 

空はまだ、意外と明るい。

 

 
本当は写真の明るい所はもっと空が綺麗な水色なんだけど、携帯のカメラではちゃんと写ってない。

 

 
さらに奥へと追いかける。

 

 
落陽は思いの外(ほか)、落ちるのが早い。
その刹那、刹那が美しい。

 

 
陽が落ちると、急激に雲の量が少なくなった。
そして、黄昏ブルーがやってくる。
この時間帯が、とても好きだ。
でも、思ったようには綺麗に写らない。
携帯のカメラでは限界がある。肉眼には勝てないのだ。スポーツでも何でもそうだけど、大概のものは肉眼に優るもの無しなのだ。
だから本当は写真なんか撮らずに、ゆったりとした気持ちで、静かに夕日は眺めるべきものだと思う。
特に冬の終わりの夕日は。

                  おしまい

 

冬の献立 総ざらえ

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続・冬の献立 一挙蔵出し

 
冬の献立大放出の第2弾である。

 
【鱈の白子ポン酢】

 

 
白子ポン酢は冬ならではのものだね。
好きだから、ちょくちょく作る。
白子ポン酢の出来の良し悪しは、白子選びでほぼ決まる。目利きが重要なのだ。
生で白っぽいものは避ける。透明感がないとあきまへん。身が崩れているのは言語道断。仄かなピンク色で艶々していて、弾力があり、ぷにゅぷにゅなのがよろしい。謂わば官能的、エロい白子を選ぶべし。

ゆで方は気分で2つの方法を使い分けている。
熱湯に入れたら火を切り、暫くおくか、または水から煮て、沸騰前に取り出すかだ。何れにせよ、ゆっくり火を通す。とにかく、煮すぎるのはよろしくない。
パッサパッサになりまっせ、パッサパッサに。
とはいえ、新鮮なものならば表面にサッと火を通すくらいの心持ちで作ればいい。新鮮ならば、半生でも問題ない程度に思えばいいのだ。実際、モノが良ければ、半生が一番旨かったりする。

ポン酢をかけて、かんずりを添えた。
勿論、ポン酢は毎度お馴染みの「手造り ひろたのポン酢」である。

 

  
【ローストビーフ】

 
えー、作り方は意外と簡単。
ブロックの肩肉を室温に戻し、塩、胡椒をしてフライパンで焼く。
全面に焼き色がついたら、ラップで2、3重に巻いて、ジップロックに入れて熱湯にブチ込む。
で、3分経ったら火を止めて15分ほど放置。
浮いてくるようなら、皿でも何でも乗っけて溺死させる。
完全に黄泉の国へ行きよったら、冷蔵庫に安置。
あとは数時間後に切り分ければよろし。

グレイビーソースをかけて、ホースラディシュ(西洋ワサビ)を添えれば出来上がり。

 
【ローストビーフ丼】

 
翌日、残ったローストビーフを丼にした。
普通の白飯ではなく、わさわさ酢めしにしてやった。
温泉玉子とワサビを乗っけて完成。

旨いd=(^o^)=b❗❗
ローストビーフと酢めしは合うと思う。

 
【おでん】

 
おでんをアートに盛りつけてみた。
遊びである。メシをつくるのが労働になってはならない。何でも遊びがないと苦痛なだけだ。想像力と創造力を駆使するゲームだと思えば料理は面白い。といっても、そんな意識でつくってないけどさ(笑)
コレはあくまでも料理が苦手の人向けに言ったまでです。
構成員の面々は大根、ジャガイモ、ちくわ、牛蒡天、コンニャク、玉子、鶏の手羽先、京揚げ。

( ´∀`)おでん、暖まりまする。

 
【刻み穴子入りスクランブルエッグ】

 
焼いた穴子を刻んで、煎り卵にした。
玉子と鰻の組み合わせは定番だから、穴子だって玉子との相性は悪くはない。まあ、鰻には負けるけどね。

 
【雪花菜(きらず)】

 
雅びな呼び方だが、ようはおからである。
具はコンニャク、人参、牛蒡、干し椎茸、三つ葉。
昔はどうでもいい食いもんだったけど、オジサンになると、こういう渋い食いもんが好きになる。
作り過ぎて4日に渡って食い続けたが、飽きなかった。
おからが好きになるようになれば、立派なオジサン、オバサンです。

 
【鶏の肝の時雨煮】

 
生姜で煮た料理を時雨煮と呼ぶ。
これまた雅びな呼び名だが、ようはお総菜だ。
でも、お総菜は旨い。肝の苦味と生姜の辛みと香りが相俟って溜まりません。

 
【あん肝ポン酢】

 
前回にも登場したが、新たな画像が出てきたので添付。
あん肝は、寿司屋でもツマミによく頼む。
でも、結構当たり外れがある。固いのは好きじゃない。やわらかくて、口の中でほどけて溶けてゆくようなのがよろし。

 
【鰰の一夜干し】

 
ハタハタ好きである。
中でも一夜干しが一番旨い。
熱燗が飲みたくなるなあ…。

 
【豚カルビの煮物】

 
塩ゆでして、和芥子を添えただけ。
シンプル・イズ・ザ・ベスト。
男の子でも女の子でも、手に持って豪快にガブリと囓じりつこう。
それが一番旨い。

 
【鶏せせりと法蓮草】

 
せせりとは鶏の首の肉のことですなあ。
弾力があって、鶏の部位の中では3本の指に入るマイ・フェバリットちゃんだ。

白醤油と煎り酒を垂らして和える。
法蓮草と和えたのには、特に意味はない。単に冷蔵庫にあったからです。

 
【金目鯛の刺身】

 
ノドグロやキンキには負けるけど、金目鯛も旨いよね。この手の魚は脂があるんだけど、抜けがいい。
最近はトロみたいにいつまでも脂が舌に残るものより、こういうメリハリのある上品な脂の方が好き。

 
【間八の刺身?】

もしかしたら、シマアジかもしれない。
魚体を見ればカンパチとシマアジの区別は簡単に出来るが、刺身になると、その区別は困難。
これにヒラマサなんぞまでが加わると、さらに判別の難易度は高まる。

似た者軍団のブリ、カンパチ、シマアジ、ヒラマサの中では、シマアジが一番旨いと思う。

 
【天然鰤の刺身】

 
最近は養殖のブリやハマチが苦手になってきた。
何か臭みが気になるのだ。
その理由が今一つよくワカラナイ。単に過敏になっているのか?養殖の餌が昔と変わったのか?それとも体質的に受けつけなくなったのかなあ?

 
【鰤の腹身ネギとろ】

 
勿論、コレも天然ものである。
ブリの腹身をネギトロみたくしてみた。
コレ、旨いんだよなあ。ネギトロといっても、包丁で細かくは切るが、グチャグチャには叩かない。天然のブリの腹身はコリコリしているので、その食感は生かさない手はない。

やっぱ美味いだすよー( ´∀`)

半分ほど食って、醤油を上からかけてグチャグチャにかき混ぜて暫く放置。

 
なめろう化ですな。
コレはコレで味が馴れて旨い。酒のツマミだけでなく、ご飯のおかずにもなります。

 
【鮭ネギとろ】

こっちは包丁でペースト状にした。
身が柔らかだったので、食感もへったくれもないと思ったのである。
今回は入れなかったが、脂が足りない場合はオリーブ油とか胡麻油を加えてもいいよ。

 
【蛸ぶつ】

 
蛸をブツ切りにして、擦った山葵を添える。
蛸ワサのブツ切り版だね。
蛸は薄切りよか、このブツ切りの方が歯応えがあっていい。

 
【真魚鰹の塩焼き】

 
マナガツオは好き。
でも高級魚だから、滅多に口に入らない。
白身でしっとりとしていて上品なのだが、奥に脂と旨みがある。
買うときは、出きるだけ鱗が剥がれていないのを選びましょう。

 
【キンキの清蒸】

  
キンキを酒蒸しにして、白髪葱を乗っける。
そこに醤油をかけ、煙が出るほどチンチンに高温にした胡麻油をえいや(ノ`△´)ノとかける。
ジュワッ❗と音が鳴るんだけど、コレが堪らん。
料理は音も大切だよね。

 

 
❤激うまでした。

 
【豚の生姜焼き】

 

生姜焼きって、旨いよね。 
でも、実をいうと大人になるまで生姜焼きを食った事が無かった。
何でかっつーと、オヤジが生姜嫌いだったからである。だから、食卓に並ぶことが一度たりともなかったのである。損したよねー。少なくとも二百回分くらいは生姜焼きを食い逃してる計算になる。
親の食いもんの好き嫌いは、子供に確実に影響を与えるよね。好き嫌いの多い親だと大損だよ。

 
【謎の魚の塩焼き】

 
何の魚か全然思い出せない。
かなりデカイ魚で、骨がブッとい。
赤身の魚ではないことだけは確かだけど何じゃろ❓
ブリとかカンパチとかシマアジなのかなあ…。
まさか、クエとかじゃないよね。もしそうならば、流石に憶えてる筈だ。
シマアジのような気がしてきたなあ…。

 
【皮つきジャガイモの変わり肉じゃが】

 
皮つきでジャガイモって、結構好き。
フライドポテトも皮つきの櫛形のヤツの方が好みだ。

しっかりと皮を焼いてから煮るのが上手く仕上げるコツ。

 

 
こっちは所謂ところの王道の肉じゃが。
勿論、関西人なので、肉は豚肉ではなくて牛肉です。
東京で肉じゃがを頼んで豚肉の肉じゃがが出てきた時は、知らなかったから嫌がらせかと思った。
そのうち豚肉の肉じゃがにも慣れて、何も思わなくなったけど、やっぱり牛肉の肉じゃがの方が好きだな。
幼少の頃に馴染んだ文化は、骨の髄まで刷り込まれているんだなと思う。

 
【鰆の塩焼き】

 
寒鰆である。
作るのが面倒だから塩焼きにしたけど、本当は西京焼きが好き。甘い食べ物や味付けは好きじゃないけど、西京焼きは別格です。
コレまた幼少の頃に馴染んだ文化の影響だね。

 
【イクラ丼】

 
今年度は鮭があまり獲れなくて、高値安定だったようだ。
実際、季節になれば三度くらいは筋子を買ってきて、自分でバラしてイクラの醤油漬けを仕込むのだが、今年度は高いし、出物も少なくて一回しか作れなかった。

筋子は人肌くらいのぬるま湯の中で地道にバラすのだが、これが結構大変です。でも、コヤツらをごっそりとご飯の上にてんこ盛りするのを想像して作業すると、何とか頑張れる。

あー、死ぬほどイクラ丼が食いたくなってきたよ。

 
【鮭の親子丼】

 
下は鮭トロだから、鮭の親子丼なのだ。
美味いけど、シンプルなイクラ丼の方がどっちかというと好きだなあ。

 
書くのに厭きてきたので、本日はこの辺でおしまい。
まだまだ画像は有るので、気が変わらないかぎり、第3弾も予定しております。
ほいじゃ、バイなら~(^o^)/~~
  

冬の献立 駆け込み一挙蔵出し

 
本当は『恐怖(◎-◎;)、金子の弁当』とゆうのを用意していたんだけど、考えてみれば冬の献立の画像を消すには今週くらいまでがタイムリミットでしょう。
スマホの容量をできるだけ増やしたいのだ。
 

【蕪の梅肉あえ、柚子風味】

 
ビニール袋にカブと梅肉を入れて揉み揉みして、暫くおいたもの。まあ一種の浅漬けみたいなもの。
柚子の皮を添えて出来上がり。
さっぱりしてて、且つ香りもよろしい。
簡単に作れるのでお奨め。勿論、大根で代用しても可ですよ。

お次は何ざましょ。
つくった本人も忘れているものだらけなので、記憶を反芻すれども、よくワカランものもあるぞなもし。

鍋だと思うけど…、コレ何の鍋だっけ❓

 
 

 
具は豚バラ、鶏肉、鶏団子、椎茸、菊菜、水菜、ニラだね。
もつ鍋?

次の画像で解った。

 
【豆乳鍋】

 
すっかり忘れてたけど、こんなもん作ってたんだね。
たぶん、人生初の豆乳鍋だったと思う。
意外と旨いもんなんだなと思った記憶がある。
翌日は唐辛子を入れて味変。パンチを少し効かせた豆乳汁にした。

 

 
ヘルシー\(^o^)/

    
【寒ちぢみ法蓮草のおひたし】

 
法蓮草の中では、圧倒的にこれが旨いと思う。
甘み、特に軸のとこや根っこの部分の甘みが強いのだ。だから、根っこは切り落としてはダメ。
汚れていれば、削ぎ落とせば綺麗なピンクになります。但し、このピンクは数時間後には茶色になりますので、お気をつけあそばせ。

法蓮草の茹で時間はお好みだが、自分は40秒ほど。
くたくたよか、シャキシャキが好きなのだ。
基本は鰹節に醤油だが、胡麻和えにしても旨い。
 
売ってる時は、だいたいこんな感じ。

 

 
寒さと風を避ける為に、上にではなく横に成長するみたい。葉も縮れたようになる。
袋が邪魔だね。破りましょう。
中身はこんなん。

 

 
まだギリで売ってるので、見つけた人は迷わず購入すべし。

 
【寒ちぢみ法蓮草と豚肉の炒めもの】

 
こんな画像も出てきた。
味付けは覚えてないけど、たぶん塩と仕上げに薄口醤油とかと謂ったシンプルなものだろう。
そこそこ旨かったような記憶かある。

 
【煎り牡蠣】

 
煎り牡蠣だったと思うんだけど、もしかしたら間違ってるかも…。
まあいい。だとして書き進める。
洗った牡蠣をそのまま弱火にかける。そのうち牡蠣の身から水分が出てくる。で、じっくりと火を通すのだ。味付けは少量の塩のみ。殻付きの牡蠣ならば必要無し。本体に塩味がついているからだ。

生七味を添えて出来上がり。

【本鷹生七味】

牡蠣の味が濃縮されて、美味しです(^_^)v

 
【牡蠣ポン酢】

 
定番ですな。
ポン酢は『手造り ひろたのポン酢』。

 

 
「本鷹生七味」ではなく、この日は普通に七味をかけた。牡蠣の甘みをより感じたい時は、七味の方が良いような気がする。

 
【鱈の酒蒸し】

 
蒸しといっても、ラップしてレンジでチンのお手軽方式である。
片栗粉をつけ、酒をぶっかけたのだが、ちゃんと全体的にかかっていなかったみたいで、変にもちもちになってしまった。酒と塩のみの方が良かったかもしれない。

 
【聖護院大根の煮物】

 
煮物といっても、おでんみたいなものだ。
聖護院大根はカブのような形だが、大根である。京野菜としての聖護院大根の方が通りがいいが、本当は丸大根とするのが正しいらしい。
因みに大根とカブの違いは、簡単にいうと分類学的に属が違う。両者は同じアブラナ科だが、大根はダイコン属で、カブはカブ属に含まれるのだ。
だから、葉っぱの形が違う。大根はギザギザというか、茎から葉が横に出ているが、カブは楯に細長い葉だ。また、カブは真っ白だが、大根は根元が緑がかっている。
栄養素は、ほぼ同じのようだ。
あとはカブにはぬめりがあるが、大根には無い。
だが、両者の決定的な違いは大根には辛み成分があるが、カブにはないという事だろう。だから、カブの方が甘いのだ。

食ってみると、普通の大根よりも柔らかい。肉質もきめ細かいような気がする。そして、甘みがある。

他の具材は玉子と巾着餅だっけ?
いや、ただの薄揚げか…。でも、厳密的にはただの薄揚げではなくて、厚みのある京揚げというヤツだ。

冬はおでんが恋しくなるよね。
また来年ですなあ。

 
【大根のおでん】

 
その残り汁で、今度は大根を煮てみた。
たまたま大根もあったからなのだが、聖護院大根との比較をしてみたかったのである。

先ず、肉質が違う。そして香りも違う。そうなると、当然味も変わってくる。
前述した聖護院大根の反対になるワケだが、一応説明しておくと、肉質は聖護院大根よりもシッカリしている。香りは所謂(いわゆる)大根、大根している大根独特の匂いが強い。生で食うと違いか解るのだが、大根の方が辛みが強い。それが独特の香りと関係しているのもしれない。
甘みは聖護院大根の方が甘い。するってえと、聖護院大根は普通の大根とカブのエエとこ取りってワケだ。
とはいえ、聖護院大根だと味が頼りないような気もするんだよねぇ。普通の大根の方が好きかもなあ…。
普段は何も考えずに食ってるけど、大根って個性が強い野菜で、独特な存在なんだなと感じ入る。

 
【鯖の味噌煮】

 
寒鯖といって、冬の鯖は脂が乗ってて美味い。
サバは調理前に塩を振って40分くらいはおいて、しっかり臭みを抜く。
あっさりめの煮汁をつくり、生姜を入れて、低温でじっくりと火を通した。
濃いサバ味噌も悪くないが、薄味は薄味でサバ本来の味がよくわかって旨い。

 
【からす鰈の煮付け】

 
からすカレイは外国のカレイだと思うが、実をいうとコレが一番好きなカレイだ。脂が乗ってて、口の中でほろほろと崩れるのが良い。
今回も例によって、低温で調理した。低温でゆっくりと火を通した方が身が固くならないと思う。パサパサの魚よりもシットリの魚の方が旨いと思うんだよね。
火入れは生にならないギリちょんで仕上げるのがベストだと思う。
いやはや、地味に見えて旨いよね( ´∀`)

 
【カワハギのあっさり煮】

 
基本的な煮汁はカレイと同じで、出汁、酒、味醂、薄口醤油だが、味醂と醤油の量を少し減らした。
からすカレイは脂が乗っているが、カワハギはあっさりとした味わいなので、それを壊したくなかったからだ。
火入れはカレイよりも慎重にした。カレイよりもカワハギの方が誤魔化しが効かないのだ。

旨いけど、カワハギは刺身の方が好き。
もっと言うと、肝が断然に美味い魚だと思う。

 
【あん肝ポン酢】

 
カワハギならず、アンコウの肝である。
作り方はカワキモ(カワハギの肝)の回に書いたので、そちらを読んで下され。

あん肝は冬の楽しみの一つ。
良い鮟鱇があったら、迷わず買う。
酒を飲みながら、あん肝をちびちび食うのは至福のひと時だよねo(^o^)o

 
【煮あん肝】

鍋に入れるあん肝も好きだ。蒸したあん肝よりも柔らかく、口の中で溶ける感じが溜まりませぬ。
コレはそれを鍋の流れなしで、単独で再現したもの。
塩少々を入れた昆布の出汁でコトコト弱火で炊いた。
あん肝は火が入るのに時間がかかるのだ。どれくらい火を通したらいいかは、もう殆ど勘の世界。肝の大きさにもよるから、何分間とかは言えないのだ。

何か盛りつけが気に入らないので、菊の花を散らしてみた。

 

 
ちよっと華やかな感じになって、よか感じになりました。
そのまま食ってもいいし、ポン酢をかけるなり、醤油をかけるなりしてもよろし。
( ´∀`)うみゃーい❗❗

 
【烏賊の鰍の卵あえ】

 
卵は明太子にしては大きいから、たぶんカジカの卵だろう。カジカといっても川に棲むちっちゃい奴ではなくて、北の海に棲むデッカイの。まるっきりの別種のカジカだね。
紅いのは。きっとキムチの汁を思いつきで混ぜたんだろね。チャレンジャーであり、テキトー男なのだ。

勿論、酒の肴に良し、ご飯に乗っけてもいい。

 

 
コレは何だろ❓

湯葉と芹らしいのはわかる。
でも、どんな料理になったんだ❓

 
【湯葉と芹の小鍋】

小鍋仕立てになったんだね。
渋い鍋、食ってるなあ(笑)

 
【南瓜と豚バラの煮物】

思いつきの組み合わせ。
たぶん冷蔵庫に残ったもので作ったのだろう。
作る前はミスマッチかと思ったが、出来上がったら、そうでもない。かといって、絶賛と云うものでもない。
味は旨いのだが、何となく組み合わせのヴィジュアル的違和感が拭えないのだ。
たぶん今後は余程の事がない限りは、フツーに挽き肉で作ると思う。

 
【何かの魚の蒸したの❓】

きっと菊の花を散らした盛りつけが気にいったので、又したんだと思うけど、何の魚なのかわからない。
そんなワケだから、解説不可能なのだ。

気を取り直して、前へ進もう。

 

 
また、鍋だなあ…。
でもこの画像だけでは何の鍋なのかはわからない。
付近の画像を探したら、こんなのが出てきた。

 

  
穴子である。穴子鍋❓
穴子鍋なんて、そもそもあまり聞いたことがない。
次の画像を見て、一瞬アタマが混乱する。

 

 
野菜ばっかで、メインがおらん。
まさか精進鍋❓
んなワケなかろう(*`Д´)ノ!!!とツッコミを入れたところで、疑問氷解。
メインが無いのは、穴子しゃぶしゃぶにしたからなのだ。だったら、こんな画像いるかね❓写真を撮った意図が今一つワカランよ。

豆腐の写真もあったので、オマケで添付。

 
【さとの雪 濃厚とうふ】

 
最近は出来るだけ濃厚と書いてある豆腐を買うようにしている。水っぽい豆腐に我慢できない体質になっておるのだ。水っぽい豆腐って、豆の味がしないから、許せないのだ。味がない豆腐を食うのに意味が見い出せなくなっているのである。我ながらメンドクセー人だと思うよ。

そういえば昔、当時の彼女と家島諸島に旅行に行った事がある。たしか秋口だったと思う。離島感バリバリで、姫路沖なのに随分と遠くまでやって来た不思議な感覚だった。ノスタルジィー漂う楽しい思い出だ。
その時に泊まった宿で食った穴子のしゃぶしゃぶが、絶品だった。
え~と旅館名は『割烹旅館 志みず』だっけか。
それで思い出した。穴子じゃなくて渡り蟹だったけど、最近TVの「松本家の休日」で松ちゃんが料理を大絶賛してたなあ…。

出汁のはった鍋に、箸で摘まんだ生の穴子を入れて、数を数えながら8回、8秒間左右にふりふりするのである。
噛むと穴子の旨みと脂が弾け、メチャクチャ旨かった。
たぶん、コレはそれを思い出して作った鍋なのだろう。

しかし、Σ( ̄皿 ̄;;ガッデーム❗❗❗
食ったら、全然もって旨ない。家島の穴子の足元にさえ及ばない。やはり、穴子は超新鮮でなくては成立しないものなのだろう。だから、穴子のしゃぶしゃぶがポピュラーになる事は無いのだと得心したよ。

で、結局のとこ単なる野菜鍋になってしまったのだ。
そっか、あの画像の意味するところが解ったぞ。
ただの野菜鍋になったことに憎しみを込めての精進鍋画像だったのだ。

そんなワケで、残りの穴子は酒と味醂、薄口醤油で柔らかく煮た。

 

 
そして、翌日には穴子丼になった。

 

 
タダではコケんのだ。
実山椒の醤油漬けをフュチャーして面目躍如の仕上がりになった。

嗚呼、また家島に行きたいなあ…。

                  つづく

 
追伸
次回、後半につづく。

こんなもん書いたら、寒の戻りでクソ寒いやんけー。
やだねー(T△T)
 

テンションだだ下がり蟹物語

 
今日はあったかかったねぇ。
20℃は優に越えてんじゃないかと思う。
そんな日に蟹の話をするのは恐縮だが、どうしても言っておかなければならない事がある。奴らには恨み辛みが山ほどあるのだ。

昼頃、スーパーに買い物に行ったら、カニが1杯980円で売っていた。紅ズワイガニだが、虫の息とはいえまだ生きている。それで980円なら安い。買いだろう。
でも手を伸ばしかけてやめた。ここ数年、何度もこのスーパーで売っているカニに何度も煮え湯を飲まされてきたのだ。
スーパーで売ってるカニ、特にズワイガニや紅ズワイガニで旨いカニに当たったことなど一度たりともない。毛蟹とかタラバガニはそうでもないんだけど、この二種類がまっこと酷い。冷凍物でも生でも、丸のままであろうがカットされたものであろうが、はたまた死んでいようが生きていようが、差こそあれ、ことごとく我が期待を裏切ってきたのである。

最近では、2月の初めにやはり同じスーパーで、同じ形体でズワイガニが売られていた。しかも同じ値段で、同じように虫の息ではあったが生きていた。

夕方に冷蔵庫から取り出したら、グッタリとなっておった。御臨終したっぽい。でも何時間か前には確実に生きていたのだ。刺身で食えないワケはなかろうと考えた。

で、殻を剥き、冷水に晒した。
旅館とかで出てくるように花を咲かせてやろうと思ったのだ。本来は氷水に晒すのだが、この日は極寒。水道水も手が切れるようなチビたさである。氷水が無くとも出来ると判断した。

しかし、中途半端なものになってしまった。

 
【蟹の刺身】

部分的には身が毛羽立ったが、全体的にはとても花が咲いたようにはなってくれなかった。
蟹が生きていないと、そうならないと聞いてはいたが、たとえ虫の息や御臨終直後であっとしてもダメという事か…。バリバリ元気なヤツでないと、ダメってことなんだろね。(-_-;)ガッカリちゃんだ。

気を取り直して、食うことにする。
見てくれはどうあれ、味の方は大丈夫だろう。
芸能人がよくやるように、カニを顔の上より高く掲げ、下からあんぐりとやる。

(-_-;)んぅ~…。
マズかないが、期待していたほどには旨くない。何だか水っぽいのだ。
早くも先に進む道には暗雲が垂れ込めているじょー。

取り敢えず、蒸してみることにした。
水っぽいなら、味を凝縮させてやればいいのではないかと考えたのだ。

 
【蒸し蟹】

食べてみる。
これも不味くはないが、特別旨いもんでもない。
せっかく苦労して捌き、せせこましく身をほじって食ってるのに何ら幸福が与えられないとは何たることよ。カニはメンドクセー食いもんだけど、美味いからそのメンドクセー作業に耐えられるのであって、そうでなければ拷問と同じだ。

しかし、ここで挫けてはならぬ。
再び気を取り直して焼き蟹に挑む。

 
【焼き蟹】

こっちは、ほっかほっかの湯気も出てる写真。

そこそこ身もぷっくりだし、期待を持たせるビジュアルだ。

(-“”-;)む、(-“”-;)む、(-“”-;)むう~…。
蒸しよかマシだが、何だか甘さが足りないんだよねぇ。

最後は三田村邦彦大好きのコレで勝負だ。

 
【甲羅酒】

コヤツで、帳消しにしてくれぞうよ。
さっきまで生きていた蟹なのだ。コレでコケたら、死のロード地獄の四連敗。優勝戦線から確実に脱落じゃよ。

その為にわざわざ酒も用意した。

黄桜まるの辛口だ。
網に蟹の甲羅を乗っけ、酒を入れてじっくり焼く。

頃合いをみて、スプーンで一口。

(ノ-_-)ノ~┻━┻ だりゃあー。
苦い❗不味い❗
サイテーだ。

一応、残った酒を飲んでみたが、何ら問題のない辛口の酒だった。という事は、間違いなくカニ味噌に問題ありと云う事だ。テンションだだ下がりである。

因みにA級戦犯の姿はコイツ。

 
【ズワイ蟹表裏】

蟹って、マジマジと見ると宇宙人みたいだね。
前に虫は太古の昔に隕石に乗ってきたインベーダーだと言った事があるが、コイツらもそうに違いない。
いや、陸上に踏みとどまったのが昆虫や蜘蛛で、海老とかカニとかは水中にニッチ(生態的地位、環境の棲み分け)を求めて、進化適応したのかもしれぬ。

ここまで書いて、クロージングに入る予定だったが、まだ他にもカニ関連の画像があった筈だ。
この際まとめて紹介して画像を消してやろう。

 
【香箱】

香箱とは金沢辺りの呼び名で、カニのメスの甲羅に身や卵、カニ味噌を詰めたものである。
たしか予め茹でたものを買ってきた記憶がある。
そういえば、生のメス蟹って売っているのを見た記憶が殆んどない。何か理由があるのかな?すぐ死んでまうとか、小さいからないがしろにされてるとかさ。
とにかくそれをバラして、チマチマ解体して甲羅に詰めてゆくのである。まっこと辛気くさい作業だ。
でも、この時は報われた記憶がある。
正直、ヘタなオス蟹を買うなら、安くて内子(卵)が美味いメスの方が余程お値打ちじゃないかと思う。

ここから先はカニ本体の画像が探しても見つからなかった。たぶん、期待外れにムカついて画像を消したと思われる。

 
【蟹めし】

ようするに、そのまま食って不味い蟹は、手を入れて食えるものにするしかないというワケなのさ。

たぶん蟹の殻は捨てずに、それで出汁をとった筈。
そこに昆布の出汁、酒、味醂、醤油なんぞを加えて炊きこんだのだろう。
不味い記憶はないから、そこそこの仕上がりにはなったのではないだろうか。

 
【蟹チャーハン】

コレは他の具材がだいぶ加わるので、かなり誤魔化しがきく。とはいえ、玉子はカニと相性が良いので必須ですぞ。レタスがあれば、尚良し。

 
【カニ玉チャーハン?】

蟹チャーハンの進化系である。
でも、ただのカニ玉かもしんない(笑)

  
【蟹酢あえ】

これが一番お手軽な誤魔化し術かな。
まあ、カニ酢次第だけど…。

「うちぼり 蟹酢」。
この時のカニ酢は、これを使ったのではないかと思う。

 
結論。
スーパーで安い蟹を買うのはリスク有りと肝に命じるべし。
本当に美味い蟹を食いたかったら、それなりの金を出して、ちゃんとした店で食うか、現地に行って旅館とかで食うべきと肚を据えるべし。

次の冬は、日本海の荒波をBGMにして、色っぽい女と炬燵で差し向かいで旨い日本酒でさしつさされつつ、極上の蟹を食いたいね。あ~、ホントそうしたい。

                 おしまい

 

2018′ 冬の名残りの献立

 
冬もいよいよ終わりだ。
と云うワケで冬の名残りの献立です。
ついでに去年から今年にかけての冬の献立も2回か3回かに渡って一挙公開の予定っす。
なんせ、またまたスマホの容量が満杯になってて、メールも見れんのだ。

 
【蒸し牡蠣】

殻付きの牡蠣が安くなっていたので買う。
2個で100円だった。
殻付きの牡蠣といえば、調理が面倒くさそうだけど、意外と簡単。蒸し牡蠣なんか超楽勝だ。なぜかというと、殻ごとレンジでチンしてしまえばいいのである。
コレはダイビングをやってた頃に覚えた。
昔は毎年のように皆で海に行って、潜って牡蠣を取り、その場で生で食ったり、焼いたりしたものだ。堤防にビッシリ、百万個以上の牡蠣が付いていたのである。
そういうワケで、つい取りすぎて大量に持って帰るはめになる。でも、牡蠣の殻を開けるのってコツがいるから、慣れないと時間がかかるのだ。
で、編み出したのがレンジでチン作戦なのである。実験を何度か繰り返し、たぶん1分40秒くらいの加熱がベストだった筈だ。
あれっ( ゜o゜)、パッケージにも500Wで2分加熱と書いてあるぞ。まあ、考えることは皆同じなのである。レンジでチンを知ってる人は、世の中にはそれなりにいるのかもしれない。

レンジのタイマーをオートに設定し、別こにキッチンタイマーを用意して2分に設定した。それを同時にスタートさせる。何でそんな事をしたのかと云うと、書いていた2分という数字に疑念を持っていたからである。

他の料理の下拵えをしてたら、💥バァーン❗
!!(゜ロ゜ノ)ノあぎゃ、突然のかなりの大きさの爆発音がしてドびっくりー。
なんと、1分45秒くらいで1個の牡蠣が木っ端微塵になりよった。殻はパッカリ開いてひっくり返っとる。
でも、身が消えていた。( ; ゜Д゜)神隠しですか❓
オジサン、おろおろする。
しかし、探したら台皿の奥の隙間で瀕死の状態で倒れておった。
(゜m゜;)大丈夫かキミ!、(゜m゜;)大丈夫かキミ!
慌てて救出して水で洗う。そして軽くキッチンペーパーで拭いてやる。どうやら、そう大事には至っていないようだ。殻に戻し、台皿に溢れたエキス汁をかけてやる(写真上が爆裂牡蠣っす)。

一安心したところで食う。
何もつけない。エキス汁に塩味がついているのだ。
美味い(^-^)v

やはり1分40秒が正解だったか。まあ、レンジにもよるんだろうけどさ。
皆さん、爆発に注意して是非試して下され。
牡蠣殻の口が少し開いたら、食べ頃の目安です。

 
【牡蠣ポン酢】

いやはや、頭から文章が長くなってしまった。
飛ばしてゆこう。

生で食える牡蠣だが、熱湯にくぐらせて霜降りにする。なにゆえかと云うと、牡蠣の生臭みを消して甘みを引き立たせる為である。

もちろんポン酢は「ひろたの手造りぽんず」。
そして、「かんずり」である。

冬を惜しみつつ、食う。
冬は嫌いだけど、食いもんは冬が一番おいしいもんが多いと思う。

 
【南瓜と鶏挽き肉のほっこり煮】

北海道産のかぼちゃと鶏の挽き肉をめんつゆで炊いただけ。
シンプルに旨い。かぼちゃは北海道産が旨いと思うんだよね。かぼちゃは、皮がキレイなものより傷だらけのような汚ないものを選ぶのが正解。キレイなヤツは熟成してないから、甘みが少ないそうだよ。

 
【湯豆腐】

豆腐は神戸の八雲豆腐のもの。
商品名は「こく濃鍋とうふ」。
誤って顆粒の昆布だしをどっちゃり入れてもうたら、メッチャ旨なった。怪我の功名というヤツも、たまには人生にあるんだね。
味は充分ついているので、先ずは何もつけずに食う。
その方が豆腐の味がちゃんとするもんね。最初からポン酢にザブンとつける人は勿体ないですぜ。そこそこええ豆腐なら、先ずはその淡麗な豆の味を楽しむべきでしょう。飽きたらポン酢をかければいいのだ。

 
【湯豆腐と榎茸】

翌日はエノキ茸を入れてみた。
エノキから出汁が出て、また違った味わいになり、これはこれで旨い。

そういえば、この間でTVを見てたら、関西で鍋に入れんといて欲しいもんの街頭アンケートをとっていたんだけど、笑てもうた。
エントリー食材は人参、菊菜(春菊)、葛きり、海老、そしてエノキ茸だった。
そこでエノキが嫌いなオバハンが、のたもうた。

『あんなもん、火星人みたいやんかー。ワッサワッサになってて、あれアカンやろー』

アンタ、なんぼなんでも火星人って…(^_^;)
考えた事も無かったから、吹き出してもうたわ。

因みに結果は人参が1位で、予想外にも海老がそれに肉薄していた。インタビューを聞いてると、皆さん中々に説得力のある御意見だった。
人参はホンマいらんと思う。どうでもええもんの代表でしょう。彩りとかで入れるんだろうけど、他に代わりのヤツっていないのかね?
外ならまだしも、家庭内で鍋の彩りはいりません。

海老って、剥くのが面倒くさいよね。手が熱いし、イラッとする。その割には旨くない。大概忘れられてて、カスカスになっとる。それに出る出汁の個性が強すぎて、鍋の汁を蹂躙しがちだ。
海老は美味しい雑炊の敵だね。

たぶん、牡蠣とか椎茸とかも反対派が多いだろう。
エキスの個性が強いヤツが敬遠されるんだろね。

 
【くちどけおぼろ豆腐】

おぼろ豆腐というのが、今イチそのカテゴライズがワカンない。おぼろは朧月のおぼろなんだろうけど、そこには特に風情さはない。

メンドくさいので、そのままレンジでチン。
そのまま食おうかと思ったが、益々風情が無くなるので器に移しかえる。

先ずはそのまま食う。で、次に塩を振って食う。
味はまあまあ。もっと味の濃い豆腐の方が好きなんだけど、ここ最近はあんまり出会ってないなあ…。

半分食ったところで、豆腐定番の葱、鰹節、生姜を乗っけ、醤油をかけて食う。

ぶっちゃけ、豆腐は好きでも嫌いでもないどーでもいいヤツだと思う。

今回、紹介した豆腐はこんなの。

 
【八雲豆腐】

メチャクチャ旨いワケではないが、普通よりかは旨い豆腐です。

 
【芋煮】

小芋や海老芋は、冬になると美味しいよね。
でも、結構あたりハズレがある。ダメなのは、いくら炊いてもゴリゴリでやわらかくならないのだ。
自分は圧力鍋で炊くようにしている。そうすると、短時間でやわらかく仕上がる。

これはたぶん海老芋だったと思う。
上手く炊けました。美味しゅうございました。

 
【鰊の煮物】

ニシンを出汁で上品に煮たんだけど、コレって元々はにしん蕎麦をどうしても食いたくなって、半干しのニシンを買ってきたんだよね。その余ったのでつくった。

画像を探したら、やっぱりあった。

 
【にしん蕎麦】

にしん蕎麦って、時々無性に食いたくなる。
そういえば長いこと京都の「松葉」のにしん蕎麦を食べてないよなあ…。
蕎麦はどってことないけど、鰊が旨いんだよね。
でも、結構な値段を取られるのだ。今は千円を軽く越えてんだろなあ。

 
【鰤しゃぶ】

最近、養殖のブリとかハマチの刺身が苦手になってきた。あの独特の生臭みが気になるのだ。
でも、しゃぶしゃぶなら気にならない。

具はブリの他に舞茸、平茸、椎茸、白菜、豆腐、菊菜、わさび菜が入っておる。
わさび菜はわさびの葉っぱではなくて、アブラナ科の変種でカラシ菜に近いものだ。
これを鍋に入れると、シャキシャキ感とほろ苦さと辛みがあって中々に旨いのだ。ブリと一緒に食っても旨い。

画像な無いけど、最後は雑炊に致しました。
今年は、そういえばあまり鍋をしなかったなあ…。
一人で鍋をしても楽しくないのだ。

飽きてきたので、今回はここまで。

                   つづく

雛祭りと鯛ちらし

 
桃の節句、雛祭りである。
と云うワケで、何となく雛祭りらしいものをと思って、鯛のちらし寿司をつくってみた。桃の節句といえばピンクなのだ。

器は久し振りに古伊万里を引っ張り出してきた。
そのせいか華やかになった。何とも春らしい。

 
一応、作り方を書いときましょう。

①柵の鯛の刺身、出来れば皮つきのヤツを用意する。
で、細かく切れ目を入れる。

これは皮が縮み過ぎないようにする為と食感を良くするため。

まな板に鯛を置き、布巾を被せて上から熱湯をかけて霜降りにする。皮めが縮んだら、すかさず氷水や冷水で冷やす。

そいでもって、キッチンペーパーか何かで水気を拭いて冷蔵庫へ。

 
②あれば、鯛のアラも買っときましょう。
で、そいつを焼いて、身をほぐしておく。鯛は骨が硬いので、丁寧に取り除きまひょ。
その間に米を炊いておきましょう。あとで寿司酢と合わせるので、かためで炊かんとアカンえ~。

 
③菜の花を熱湯でサッとゆがいて(30秒から1分)、団扇で死ぬほど煽る。冷水に晒さないのは、菜の花の香りが飛ばさないため。

 
④ご飯が炊き終わったら、すかさず寿司酢を投入し、しゃもじで切るようにして手早くまぜる。
そこに身をほぐしておいた焼いた鯛をブチ込み、これまた素早く混ぜる。
白ゴマも入れようかと思ったが、保留。
必要とあらば、あとで入れてもいいのだ。

 
⑤霜降りの鯛の刺身を削ぎ切りにする。
ここで金糸玉子を作る事を忘れていた事に気づく。
しかし、あいにく冷蔵庫に卵なし。買いに行くのも面倒くせーし、今回は割愛することにした。
娘でもいれば、オトーサンとしては何がなんでもつくるのだが、悲しい哉、残念ながらいないのだ。
昔の女が、どっかで密かにワシの子供を産んどらんかのうと時々思う。まあ、今更アナタの娘ですと言われても困るけど。
紅生姜も無いが、鯛の味わいを壊しかねないので無くともええやろ。酢蓮根や椎茸、絹さやなんぞも邪魔だと判断した。今回は鯛様が主役なのだ。

 
⑥酢飯を器に敷き、鯛の刺身と菜の花を並べてゆく。
この段になって、またしても気づく。木の芽(山椒の葉)があった方が良いんでねえの❓
今更である。それにこの時期の木の芽はあんまり売ってないし、それに高い。見た目はさておき、味と香りだけなら「やまつ辻田」の粉山椒で事足りる。
冷凍庫に入っているから、品質も問題ないだろう。
知らない人も多いと思うので言っとくと、山椒は常温保存は御法度。冷凍庫で保存しましょう。そうすれば香りが飛びましぇん。

醤油をチヤラッと垂らして食う。
我ながらよく出来ました。(^^)d美味い。
飽きてきたら、山椒を振り掛ける。これまた美味し。

最近は雛人形も飾る家が減ったというけど、世の娘さんたちはちゃんと雛祭りを祝って貰えてるのかな?
何はともあれ、女の子は女の子らしく育ってほしいよね。

                おしまい

 

師走の夕暮れ

 
ガチさびぃ~。
冬はとっても苦手なのだ。
ポチ、できることならマジ冬眠したいよ。

寂しがりやのポチは、ゴージャスな夕焼けを眺め終えると、意を決したようにまた歩き始めた。
天王寺から難波までの帰り道、今度こそは道草しないようにしよう。そう思った。

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