殿、御狼藉。雛ちらし寿司祭

 
昨日は雛祭でおましたなあ。
ワテは男衆やし、関係あらしまへん。
せやけど、スーパーは雛まつり一色やんかあ。
海老も特売りどすし、自分でもこさえまひょ。

海老は赤海老どした。
アルゼンチン御出身でごわす。それが1匹33円ざました。3月3日で、33円セール。イージーな語呂合わせでおますなあ。

先ずは海老の頭を取り、殻を剥きますねん。それを捨てずに熱湯にブチ込むんでっせ。海老から出汁を取るんだす。地獄の釜もさもありなん。あんじょう成仏してやってやあ~。
その出汁に海老をサッとくぐらせ、霜降りにしやし。
こうすると、海老の色が鮮やかになって甘みも増すんどすえー。
殻を取り除いて、その出汁で米を炊きまする。
で、炊き上がったら「すしのこ」かけて、ポン酢もチャチャとかけて熱いうちに混ぜ合わせましょ。人肌まで温度が下がったら盛り付けでおます。

あらかじめ作っておいた錦糸玉子をご飯の上に敷き詰めまひょ。
青物は春らしく菜の花を飾ろうと思ったのだが、スーパーの陰謀でバカ高いゆえ見送りもうした。

 

 
海老にちょぼっとお醤油をつけて食べませう。
(о´∀`о)おほほ、海老の出汁が効いてて、美味しおすなあ。
海老の頭は味噌が詰まってるので、チュウチュウしまひょ。はたから見たら、アホぼんみたいに見えまっせ。

実を申しますと、もっと絢爛豪華にしてやろ思いましてなあ、鯛の刺身も用意してたんおすえ。
せやけど、到底乗っかりそうもおまへんので、二部構成にしたんどすえ。豪華ひな祭ちらし寿司二段構えでおます。

 

 
向きが決まりまへん。
何度も器をあっちゃこっちゃ回して写真を撮りますえ。

 

 
こっちは鯛の刺身を削ぎ切りにして、白胡麻を振っただけどす。

(・∀・)……、むぅ…。
美味しいんどすえ。美味しいんどすけど、海老出汁の寿司めしがちょいと邪魔しやはります。鯛は美味しいどすけど、ちょっとだけミスマッチかもしれへんわ。

そして、お雛さんといえば、これどっしゃろなあ。

 

 
そうどす。蛤の吸いもんだす。
昆布だしに塩、酒、薄口醤油を入れて沸騰させる。
そこへ蛤姫を強引にブチ込む。

お殿様、そんなごむたいな。
やめておくれやす、やめておくれやす。
Ψ( ̄∇ ̄)Ψぬはははは…、やめてくれと申して誰がやめるものがおるかあー。お主は買われてきた身、こうなる事は百も承知であろうが、観念しいや、グフグフグフ。
体が火照って、熱おす。
堪忍しておくれやす、堪忍しておくれやすぅー。
くるくるくるくるくる~。
なりませぬ、お殿様なりませぬぅ~。
パッカァ ━━━━━━━━ ン。

口が空いたところで、やおらグッタリとなったハマグリ娘を一旦取り出す。適度な余熱で火を通すためでごしゃるよ、服部半兵衛。
で、ガッとダシ出汁の温度をあげる。煮立ったら、器に移しておいた蛤にかけて出来上がり~。

( ☆∀☆)ピキャー、美味いのう。
いやはや、この蛤の吸い物というのは堪りまへんなあ。コハク酸の旨みが心を蕩けさせ、陶然となる。柔らかな蛤の身もエロチックに美味いなりよ。
 

                  おしまい

 
追伸
いつもにも増して低能な文章を書いてしまった。
ここんとこ、蝶の話が多かったので、ストレスが溜まってたんだろね。

因みに少しだけ余った御飯は、夜に自家製の茗荷の梅漬けを乗っけて食べた。

 

 
これまた抜群に旨かったっす(*´∀`)♪

 
 

小女子の季節

  
新子の季節がやって来た。

 
表題をよほど「新子の季節」にしようかとも思ったが、新子にしてしまうと関東では別な魚のことになるから諦めた。
関東で新子といえば、寿司ネタの小肌(こはだ)の更に小さい奴のことを言う。
因みにコハダはコノシロのことだ。出世魚の一つで、その大きさによって名前が変わる。

小女子は「こうなご」と読む。関東ではイカナゴの稚魚のことをそう呼んでいるようだ。
関西では、この稚魚のことをイカナゴとか新子と呼んでいる。神戸方面の人たちは、これを甘辛く煮たものを「イカナゴの釘煮」と呼んで、偏愛している。
成魚のことは、関西ではカマスゴやカナクギと呼ぶ。他の地方では、それぞれまた違う呼び方がされているみたいだから、まことにややこしい。
この魚介類の名前の乱立に関しては、時々ウンザリする。混乱を引き起こすだけなんだから、いっそのこと統一しろよなと思う。でも、実際に統一されてしまえば、何だか味気なくなるだろう。何でもかんでも整理してしまえばよいと云うものでもない。多様性のない世界は無味乾燥な世界でもあるのだ。
しょっちゅう、蝶の名前の乱立で文句を言ってるオイラだが、それとコレとは違う。アタクシ、魚介類の名前の乱立は容認します❗

前置きが長過ぎた。本題に入ろう。

五日ほど前に新子の走りを見つけた。
400円足らずと、ちと高い。けど、一点しか売ってなかったし、即飛びついた。
この季節の新子が、こんまくて一番美味いのである。

冒頭の写真を見てもらいたい。
こんなの、どんな網で獲ってるんだ?と思うくらいに、とにかく小さい。
コヤツには最初は何も手を加えず、そのまま食うことをお薦めする。はんなりした柔らかさで苦味が少なく、繊細な味で、誠に美味いんである。

 
第二投は、大根おろしあえ。

 

 
もちろん大根おろしは辛味大根か、普通の大根を皮ごと擦りおろす。辛くない大根は認めない。

半分は、そのまま食う。
そして、飽きてきたら醤油をかける。

 

 
醤油をかけたものは、炊きたて熱々の白い御飯に乗っけて食うのも、いと旨しである。

余談だが、しらすと大根おろしの食い合わせはヨロシクないらしい。しらすには体の成長に関係する必須アミノ酸のリジンが含まれてるんだけど、大根にはこのリジンの吸収を阻害する物質が含まれているらしい。
とはいえ、一方では大根にはしらす干しに含まれているカリウムやカルシウムの吸収を活発にするビタミンCも含まれているそうだ。
この矛盾を解消するためには、お酢をかければ解決するらしい。
(#`皿´)ッタラー❗❗
ゴメン、悪いけどシラスおろしにそんなことは一生涯しないと思う。

 
第三投は、オリーブオイルあえ。

 

 
エキストラ・ヴァージンオイルをチャラっとかけて、混ぜるだけ。
味見をして薄いと思ったら、塩をチョイ足されたし。

これは酒の肴のエントリーに相応しい。ビール、日本酒、焼酎、白ワイン、酒なら大概のものなら合う。

 
一昨日も別なスーパーで見つけたので、即買い。
今度は二点しか売ってなかった。このサイズのものは入荷が少ないのだ。後述するが、瀬戸内辺りではまだ漁獲が解禁されていないのでありんす。

 
今回も先ずは何も加えずに食う。

 

 
そして、第二投も何も加えずに食う。
今さらながら、それが一番美味いと思い出したのだ。
しかも出回る時期はごく短い。季節の刹那をシンプルに味わうとしよう。あれこれするのは、後に出てくるもっと大きなサイズの時にいくらでも出来る。

 

 
奥さん、もしこの小さい新子を見つけたら、迷わず買いですぞ(*`Д´)ノ!!!
身悶えしながら、春の刹那の味覚を堪能されたし。

とはいえ、解禁後に出回るであろう新子でさえも簡単には口に入らないかもしれない。
去年、一昨年と瀬戸内海での漁獲が激減しているんだそうである。他の地方でもそうみたい。
乱獲や生息環境の悪化および海砂の採集による生育適地の破壊などが原因らしい。乱獲に拍車が掛かっているのは、TVのせいで全国的にその旨さが認知されたのもあるだろう。
だから、伊勢湾や瀬戸内海では年ごとに生育度合いや推定資源量を調査し、その年の漁獲量を決定しているそうだ。
明石辺りでは数日前に既に調査が終了していて、去年、一昨年並みらしい。それで漁期を決めるらしい。
つまり、今年も不漁が予測される。

今年の神戸方面の新子の解禁は3月5日(火)だそう。
中々、今年は口に入りそうもないけど、このニュースが入ってくると、いよいよ春の訪れだなと思う。

 
                 おしまい

 

初物ほたるいかタワー

  
昨日、ようやく初物のホタルイカを食べた。

 

 
しかし、まだ走りなだけに如何せん小さい。
んなもんで、高く盛ってみた。
(。^。^。)ホホホホ……、蛍烏賊タワーじゃよ。
とはいえ、一発めから奇をてらうほど変人ではない。
当然の如く辛子酢味噌で攻める。もち、辛子酢味噌は「岡ぽんのからし酢みそ」である。

 

 
えー、前にも書いたけど、小さくとも目玉と体の中にある薄い骨は取り除く。食感が悪くなるからだ。
この前には詳しく書かなかったけど、薄い骨は胴体の縦線が入っている側があるので、そっちから抜く。

この時期のホタルイカは、まだまだ小さいのでチマチマ食ってはならない。箸でグワシと掴み、あんぐり開けた口にオリャと放り込むべし。

(о´∀`о)うみゃーい❗❗

 

チーちくとキューちく

 
 
えー、ここんとこ記事を書きまくっているのには理由がある。
第一にスマホのストレージが溜まっていて、メールが受信できなくなっているから。
第二には、台湾の蝶の次回が上手く書き進めなくて、逃げているのである。

まあ、そういうワケなんだけど、決してテキトーには書いておらん。蝶以外のことは、リズムよくサクサク書けるのである。

スーパー玉出で千円以上買い物したら、竹輪が1円になってた。
そこで浮かんだのが、チーちくとキューちくである。
昔からお手軽にして、そこそこ旨い酒のアテである。

その千円以上の買い物のなかにキュウリが偶々あった。3本120円くらいだったかと思う。
そして、先日クリームチーズが安売りしてたのを買ったのが既に冷蔵庫にある。流れ的にコイツは、チーちく&キューちくだと思った。

チーズはこれである。

 

 
みんな大好きキリーのクリームチーズである。
オジサン、密かに秘めたる思いを持っておりました。
普通のチーズで作ったチーちくよか、クリームチーズで作ったチーちくの方が旨いんでねえの?と。

キュウリを縦に4等分に切る。それを竹輪にインサート。竹輪さんが、ビクッとしたのは気のせいであろうか?普段からアタマがパープリンなので、取り敢えず無視して斜めに二等分する。

お次はクリームチーズである。
しか~し、ピコリン💡問題発生、問題発生~。
クリームチーズが竹輪の穴に簡単に入らない事に、今さらながらに気づいた。やっぱりパープリンはどこまでいってもパープリンなのである。

何とか苦労して無理矢理詰めた。ほとんど、強姦である。コンプライアンス的に問題ありはしないか?
でも竹輪にまで人格を認め始めたら、世も末である。

とにかく、完成~\(^o^)/

 

 
そのまま食っても旨いが、醤油をチャらっと垂らすと更に旨い。

もう二度と竹輪にクリームチーズなんか詰めない。
旨いが、面倒くさ過ぎるのである。竹輪の横に添えてれば充分こと足りる。
だいち、クリームチーズを詰めても、竹輪は不感症みたいになっとったどー。
性的な意味は置いといとしても、世の中、何だか不感症みたいになっちってツマンないよね。

 
                   おしまい

 
 

昔ながらの千枚漬け

 
京の冬の漬物といえば、すぐきと千枚漬けだ。
今回は千枚漬け。
思うに、でも千枚漬けを買うのは難しい。なぜなら、最近の千枚漬けはなってないからだ。何っつーか、妙に甘酸っぱい。甘酢漬けみたいで許せないのだ。
だから、できるだけ昔ながらの千枚漬けを選んで買うようにしている。しかし、近所の高島屋から「大安」が撤退したので、一時期は千枚漬け難民になっていた。
千枚漬けは甘さではなくて、昆布の旨味があってこその漬物なのだ。
そこで、同じ高島屋で見つけたのがコレ。

 

 
老舗、村上重本店の千枚漬けだ。
本店は四条河原町の駅から程近い西木屋町にある。
ここの千枚漬けが昔ながらの千枚漬けで美味い。
人工的な甘酸っぱさではなくて、昆布の旨味と発酵過程にある自然な酸味との度合いが絶妙なのだ。

ただし、お値段も高い。袋詰めで8枚入って千円ちょっともする。聖護院かぶらは大きいとはいえ、薄切りなのだ。簡単に買える金額ではない。自分も季節に1、2度しか買えない。今回は出張販売で樽ごと持ってきたのを量り売りしていたので、3枚分だけ買った。それでも400円は越えた。

 

 
袋から取り出すと、尋常ではない昆布のネバネバとぬちょぬちょにビビる。でも、このネバぬちょの旨みが千枚漬けを何倍にも美味くさせるのだ。

 

 
旨味と発酵の度合いに、毎度唸らされる。
野卑にして、上品なのだ。
けど、添加物のない発酵食品ゆえに足が早い。だから、賞味期限が驚くほど短い。3、4日くらいで食べ切らなければいけないのが難点だ。そこがまた贅沢ではあるんだけどね。

 

 
昆布が残ると思うが、絶対に捨ててはならない。
残った昆布がコレまた旨いのだ。北海道の根昆布を使用しているようで、とにかく分厚い。もうゴリゴリ。
そこに醤油をちょろっと垂らして食うと、矢鱈と美味い。御飯の上に乗っけて、あんぐりと口に放り込み、ガシガシ食う。コレが、おまけの御褒美みたいで嬉しい。
あと、歯応えに嵌まってるから、あんまりやらないけど、細かく刻んで卵かけ御飯に入れて食うと、堪りません。ヤバいくらいに美味い。

こんだけ煽ってて申し訳ないけど、販売は2月いっぱいまで。しかも、今年は暖冬ゆえに販売期間が短くなっている可能性がある。
探しても買えなかった人は、来年まで臥薪嘗胆ね。
待つことも、また楽し。ですよ( ̄∇ ̄)

 
                 おしまい

 

蛍烏賊が好き!!

 
ホタルイカが好きである。
タイトルは、その気持ちをストレートに表したものである。
高橋留美子の漫画『うる星やつら』に出てくる浜茶屋のオヤジ(註1)がよく『海が好き!』って叫んでたなあ。アレって、ワケわかんないけど好きだったなあ。気分はソレに近いものがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
これは去年1年間で食ったホタルイカである。
それにしても、食いに食ったりである。
どんだけホタルイカが好きやねん(笑)

見ると、殆んどバリエーションが無い。
ほぼほぼ芥子酢味噌あえだ。
それ以外は、せいぜい生姜醤油くらいなものだろう。

芥子酢味噌は圧倒的にコレだ。

『岡ぼんのからし酢味噌』である。
コレを知ると、他の酢味噌には浮気できなくなる。
何っつーのかなあ…、一言で言うならば、変に甘ったるくなくてバランスがいいのである。
自分で作った方が旨いんじゃねえかと思う時もあるけど、いつも上手く作れるワケではない。出来にムラがあるのだ。だいち手間を考えれば、断然、岡ぼんのからし酢味噌に軍配が上がる。

話は変わるけど、食べる前に必ず目玉と薄い骨(烏賊骨)は取り除きましょう。コレだけで随分と美味しさが変わる。変態的な人は、口の部分の烏口(からすぐち)まで取り除くようだけど、自分はそこまではしない。
兎に角これらを取り除かないと食感が悪くなるから、面倒でもそれくらいはやりましょうね。

そろそろホタルイカの新物も出始めている。
さあ、今年もホタルイカ三昧の日々を送るぞ❗

                 おしまい

 
追伸
とは言っても、まだまだこの時期のは小さい。ホタルイカは大きい方が美味いのだ。パンパンに膨れたのが、いと美味し。中でも富山湾で獲れたものが最高である。少々、値がはるが、その辺のホタルイカよか断然美味いから、見つけたら買うべしでっせ。

(註1)浜茶屋のオヤジ
(出典『だからオイラはダメなんだ。』)

今、見ても破壊力のあるキャラだよなあ。

竜之介の父。腹巻き姿に「海が好き」とプリントされたステテコとかTシャツを着ており、先祖代々浜茶屋を経営している。跡継ぎに息子を欲していた為に、娘に「竜之介」と名付け、息子として徹底的に男のように育てた。しかし、それが原因で日々壮絶なケンカを繰り返している。腕っぷしも強いが、汚ない奸智にも長けており、それがまた笑える。妻の名前は真砂子。

 

茶振赤海鼠地獄柚子釜

 
この漢字の羅列「ちゃぶりあかなまこじごくのゆずがま」と読む。
何だか「女殺油地獄(おんなごろしあぶらのじごく)」みたいだにゃあ。
by ちかまつもんざえもーん(近松門左衛門)なのだ。

久し振りに赤ナマコを一匹買いした。
青ナマコは買わない。ただでさえグロいのに、青はよりグロいから気が進まないのだ。
巷説だと、関東は青ナマコが珍重され、関西では赤ナマコが珍重されている。これは別種ではなくて、住んでる環境が違うかららしい。一方は砂場、一方は岩礁にいるから色が変わるという。

ナマコを洗って、口と尻の硬い部分を包丁で落とし、腹側に縦一文字に切れ目を入れて内臓を取り出す。今回は無かったが、腸管があれば、珍味このわたになるので取っておきませう。
一連の見てくれは、あまりにグロいので画像は無しです。

下処理が終わったら番茶を沸かす。グラグラに沸騰したところで、そこにナマコをブチ込む。地獄絵図じゃね。
で、1、2、3、(*`Д´)ノ!!!トゥリャアー。
3秒で取り出し、素早く氷水なり冷水につけて急速冷却する。今の季節なら水道水だって大変チビたいので、冷水でよろしかろう。なお、10秒以上熱茶でゆがくのは厳禁。表面がぐにゅぐにゅになるので注意されたし。まあ、そのぐにゅぐにゅが好きな変態さんは好きなだけ茹でなはれ。

熱がとれたら、表面の水気をとって切りに入る。
ここからが重要だ。普通は薄切りするのだが、茶ぶりしてあるのでサイコロ状に切る。こうすると、外グニュ、中コリッの抜群の食感になる。

おーっと、順番が逆だった。本来ならば柚子釜を先に用意しておくべきですな。
柚子の上3分の1から4分の1を横に切る。上はあとで蓋になるので、捨てないでね。
次に柚子の果肉部分を取り出す。これは難しそうに見えて簡単。柚子は皮と果肉の間に隙間があって、手で簡単に果肉を取り出すことができるのだ。取り出した果肉は柚子ポン酢にするなり、サラダにするなりすればよろし。

で、ナマコと大根おろしを和える。
あとは空洞になった柚子釜に入れて、ポン酢をかければよろし。お好みで七味なり、かんずりなり、柚子胡椒なり、貝割れ大根をあしらって完成。

 

 
どれも決め手にかける画像なので、並べてみた。
う~ん、画像とか何かよりも柚子釜の上の方を切りすぎたのが失敗。もっと下で切った方が口が広くなって見栄えが良かったのにね。

食う。
( ☆∀☆)うみゃーい❗❗
噛んだ時に、最初に歯にグニュっとしたのがきて、続けてナマコ本来のコリコリがやって来る。奇跡の食感じゃよ。

これはもう、日本酒だな。

 

 
福島県の大七の純米だ。
冷やでやる。辛口で旨い。

お猪口はユーラシア大陸をバイクで横断した時に知り合った高橋さんか焼いてくれたもの。

 

 
この月と星のデザインはトルコの国旗がモチーフだ。
きっとトルコで出会ったからだね。
何でこれを選んだかというと、ナマコといえぱナゼか月を連想するからだ。たぶん、その形と海月という漢字が頭の中でゴッチャになっているのだと思う。海月はナマコではなくて、クラゲと読むんだけどね。ナマコの海鼠という字と海が被るからかなあ?

 

 
ナマコは去年の暮れ辺りから、珠に食っている。

 

 

 
オラって、ナマコ好きなんだね。

                 おしまい

 
追伸
思った以上に簡単だから、作ることをお薦めします。
ただし、婦女子はナマコ本体を見て、卒倒したり固まったりするかも。( ̄∇ ̄*)ニヤリ。

節分に思う

 
昨日は節分だった。
スーパーに行くと、恵方巻きを求める人でごった返していた。(-。-;)うんざりだ。
海苔業界とスーパー&コンビニ連合が結託した陰謀なんぞに騙されてたまるかである。
で、おじさんはそんな新参者には目もくれずに鰯を食うことにした。

 

 
本来なら焼くべきなのだが、煮付けにした。
だって鰯を焼いたら臭いんだもーん(# ̄З ̄)
わざと甘辛い味付けにした。味は勿論完璧だす。
(^o^)v旨いで~す。

昔は立春が正月だった。つまり節分は旧正月の前日の大晦日にあたる。古来から節分は、一年の終わりに厄災や邪気を追い払い、良い新年を迎えるための準備をする日だったわけだね。
厄災や邪気というのは、疫病や飢饉、家内に悪いことをもたらすものだが、これらを連れてくるのが『鬼』とされてきた。まあ災いの象徴みたいなもんだね。
そこでこの鬼が家内に入らないようにという意味で使われたのが『鰯』なのだ。
鰯は焼くと煙が生臭い。その匂いを鬼が嫌がり、近寄ってこないというワケだね。

また、玄関口に柊(ひいらぎ)と鰯の頭を飾る慣習も同じような意味が籠められている。柊の葉には鋭いトゲがあり、コレが鬼を撃退するというワケだ。『おどれ、目ぇ、突いたろかー』なのである。一種の魔除けなんだね。

 
(出典『京都九条山の観察日記』)

 
とはいえ、節分に鰯を飾ったり、食べたりする習慣は西日本(主に関西)のものだ。
関東辺りでは『はあ(;・ω・)❓』なのである。
でも最近は、この魔除けもすっかり見かけなくなったなあ…。今どきの人は、そんな風習を知らないから無気味がられるだけなんだろね。だいち臭いしさ。
こうして日本の古い習わしがどんどん消えてゆくのは嘆かわしいことじゃよ。

そんな事を言いつつも、ヘタレはやっぱり恵方巻きを食べたくなった。オイラ、本来が寿司好きの海苔巻き好きなんである。
夜遅くにスーパーにダッシュで駆け込む。
しかあ~し、既にほぼ売り切れていた。残ったものはどれも奇をてらった変化球の巻物ばかり。肉を巻いた海苔巻きなんぞ、そんな邪道なもん、誰が食うかいボケナスがあー(ノ`皿´)ノ~┻━┻なのである。

で、帰ってコレをふんずと投げる。

 

 
豆まきなのじゃあ~。
うりゃ、うりゃ、うりゃあ~Σ( ̄皿 ̄;;
鬼畜米英、魑魅魍魎撃滅。鬼畜米英、魑魅魍魎退散❗
Σ(´□`;)ハア、ハアー。Σ(´□`;)ハア、ハアー。
大人げない…。

 

 
もちろん大豆なんて投げない。落花生だ。殻つきのピーナッツだね。コレなら後で普通に食べられる。
そういえば小さい頃は、この豆まきがあまり好きじゃなかった。年の数だけ豆を食うのが面倒くさかったし、何より大豆が嫌いだった。たぶん今でも好きじゃない。

もちろん豆をまくのも鬼を追い払うためだね。これは鰯と違って誰でも知っているだろう。
知ってはいても、豆まきって今でも家庭内でちゃんと行われているのかなあ…。

                 おしまい

 
 

2017′ 麺の亡霊たち(幽霊蕎麦編)

 
 
シリーズ第3弾は、蕎麦である。
今回も溜まったストレージを減らすためにガンガン画像を乗っけて、ガンガン消すのだ。

 
【竹の子そば】

 
自分で茹でた筍であることは間違いない。
となると、春だ。日付を確認したら、やはり4月だった。何と年末年始から4ヶ月間も蕎麦を食っていない事になる。
大阪人だなあ…と思う。

おそらく出汁は若竹煮の煮汁がベースかと思われる。
2年半以上前の事だから記憶がないけど、きっと旨かったんだろなあ。今年も作ろっかなあ。

 
【もり蕎麦】

 
一瞬、冷やかけ蕎麦とか、ぶっかけ蕎麦とかと言いそうになったけど、『それってウドン的発想でんがな』と心の中で一人ツッコミを入れる。
じゃあ何なんだ❓と頭の中が混乱しそうになったけど、海苔が乗ってないからざる蕎麦ではなくて「もり蕎麦」だね。
『いやいや、厳密的には笊に乗ってないからもり蕎麦とは言えないね』と言われてしまえば、ハイ、そうですかと即時撤回するけど、まあ中身は同じようなもんでしょ。

蕎麦はコレね。↙

 
【香味 越前そば】

 
これがさあ…、でもガッカリの蕎麦なんだよなあ。
不味いとまでは言わないけど、パッケージの職人風のオッサンを見たら、期待しない方がオカシイじゃないか。何たって越前そばである。全国的にも有名だし、だけな事に実際旨い。だから、ギフチョウ(註1)を採りにそっち方面に行った時は必ず食う。
中でも、おろし蕎麦が好きだ。越前そばと言えば、おろし蕎麦。辛みの効い大根おろしが蕎麦の旨さを引き立たせてくれるのだ。
話が逸れた。とにかくコヤツはその越前そばの味の記憶を見事に打ち砕きよった。蕎麦独特の香りも味も期待値を遥かに下回るものだった。
スーパーに売っている蕎麦に期待する方が間違っていると言わわれば、これまたハイ、そうですかの返す言葉もないのだが、(´Д`)ガックリきたよ。

 
【かき揚げ蕎麦】

 
そういえば、かき揚げ蕎麦って外で食ったことなんか有ったっけ❓そもそもかき揚げ蕎麦って、あるのかね❓海老がデーンと乗った天ぷら蕎麦しか頭に浮かばない。
いや、考えてみれば、立ち食いの天ぷら蕎麦といえばこのタイプだよな。頭がこんがらがりそうだよ。

味の方は、まあそこそこには旨かったような気がする。
蕎麦は、どこの蕎麦かな❓

 

 
あちゃー、またもや「香味 越前そば」だ。
半額だから、つい買っちゃったんだろね。
喉元過ぎれば何とやら。人間は忘却の生き物なのだ。
もっとも、反省ばっかしててマイナス要素を忘れられないで溜め込んでいると、人は生きてゆくことが辛くなる。それもまた事実だ。忘れることは人間を守るシステムの一つでもあるのだ。過去を忘れるからこそ、人は生きてゆけるのだ。落ち込んだままだと、新しい恋だって出来やしない。

一応、日付を確認してみる。
Σ(゜Д゜)ワオッ❗何と9月初めだ。前回から5ヶ月も間が開いているじゃないか。
関西人、特に大阪人は蕎麦はあんま食わないんである。その辺のオッサンなら『蕎麦なんかマズくて食えるかボケ。ほんなもん食うとるヒマがあったら、うどん食っとるわい❗あほんだら』なのである。
一応、蕎麦の名誉のために言っとくけど、蕎麦は美味い。自分も東京に住んでいる時は、うどんを食わずにもっぱら蕎麦ばっか食ってた。とはいえ、ほぼ「もり蕎麦」一本だったけど…。
汁は置いとくとしても、東京の蕎麦は美味い。逆に言うと、大阪の蕎麦は不味い。だから、さっきのその辺のオッサンのコメントのようになるのである。
最近は大阪にも美味いと言える蕎麦屋が随分と増えた。しかし、全体から比べれば、まだまだ少ない。それに美味い蕎麦屋はエラソーで高い。あの値段の高さは何なんだろね。ちょちょと申し訳程度にカッコつけて盛った蕎麦が1枚千円以上するって、どないやねん❗❓と思う。東京みたいに立ち食い蕎麦屋が美味くないと、関西に蕎麦文化が定着することは永遠にやって来ないと思う。
あ~、神田の『かめや』に行きてぇー。
神田のダイビングショップに勤めていた頃は、頻繁にこの「かめや」に行ってた。他の立ち食い蕎麦屋にもよく行った。当時、神田は立ち食い蕎麦屋の聖地と呼ばれていたのだ。きっと今でもそうだろう。そうである事を切に願うよ。

 
【かぼす蕎麦】

 
毎年つくってるんだなあと思う。ちょっと感慨深い。
もちろん、これは冷たい系の蕎麦ね。
冷たい出汁に氷水でキリッと締めた蕎麦を入れ、スライスしたカボスを並べて茗荷を飾った。
残暑厳しい折りには、最高の食いもんだと思う。
この一杯の味は憶えてないけど、普通に作っておれば、鉄板で美味い代物。しかも作るのは簡単なのだ。
まあ、騙されたと思って、作ってみなはれ。

蕎麦はコレだね。↙

 
【剣山のそば】

 
これは蕎麦が安かったとか、そういう理由ではなくて、どうしてもスダチとかの柑橘系の冷たい蕎麦が食べたかったから買ったに違いあるまい。
たまに使うけど、前(さき)の越前そばよりかは美味いと思う。

一応、ネットでググってみた。
剣山といえば徳島県の最高峰にして百名山にも名を連ねる名峰だから徳島県の会社かと思いきや、香川県のサンヨーフーズという会社だった。しかも坂出市。徳島に隣接さえしていない。こういうのって胡散臭いよねー。
それにしても、うどん県なのに、なして蕎麦なの❓
調べてゆくと、うどんの製法を蕎麦に導入した麺で、ツルツルなのが特徴のようだ。
言うほどツルツルとは思わないけどさっ。

 
【たぬき蕎麦】

 
天カスが乗ったシンプルな蕎麦だ。
因みに天カスとは、東京でいうところの揚げ玉の事ね。
ここまで書いて、この蕎麦をたぬき蕎麦と呼んだ事に対して『大阪人のクセに、東京に魂を売りやがって、ボケナスがあー』とか言われそうだが、あくまで便宜上の事なので、ちゃんと説明しますね。
たぬき蕎麦の概念は地方によって異なる。この蕎麦と天カス(揚げ玉)の組み合わせは東日本や北海道でのもので、金沢辺りでもそう呼ぶ習わしだ。しかし、西日本では全く違うものがたぬき蕎麦と呼ばれている。
たとえば京都を除く関西では、きつねうどんの蕎麦版、つまり甘辛く煮た揚げと蕎麦の組み合わせをたぬき蕎麦と呼んでいる。きつね蕎麦とは、けっして呼ばないのだ。ただし、京都だけは違っていて、お揚げさん+あん掛け麺の組み合わせをたぬきと呼んでいる。うどんと蕎麦の区別は特になく、どちらもたぬきである。
一方、九州ではこの天カスと麺の組み合わせをハイカラと呼ぶのが普通らしい。京都と同じで、おそらくうどんと蕎麦の区別は特に無いだろうが(勝手な推測です)、うどん文化の土地だろうから、概ねうどん版のハイカラうどんがハイカラそのものを指しているものと思われる。
関西でもこの天カスの入ったうどんの事をハイカラうどんと呼んでいた。呼んでいたと書いたのは、最近はあまり耳にしないからだ。そういえば幼少の頃は、たぬき蕎麦とハイカラうどんが頭の中で時々ゴッチャになってたよなあ…。
あっ、思い出した。天カス+うどんを「たぬきうどん」と呼んでいた店もあったなあ…。だから、頭がゴチャゴチャになっていたのかもしれない。
四国や中国地方では、どう呼ばれているのかは知らない。調べれば分かりそうだけど、面倒くさいのでやめておきます。まあ、おそらく関西寄りだとは思うけど、ポツンと関東・東日本の影響を受けている所があるかもしれない。東日本と西日本の呼称の境界線も知らない。関ヶ原辺りだとは思うけど、微妙に入り組んでいる可能性はある。どうしても気になる人は、自分で調べましょう。
こういうものは実体の掴めない、謂わば幽霊みたいなものだ。たとえ各県での呼称がわかったとしても、なぜそう呼ばれるようになったのかと云う経緯まで突き詰めだすと、益々得体の知れないものになってゆくだろう。
タヌキは化かすとゆうしさ。

 
【かぼす蕎麦 その2】

 
2食入りの2食目はコレだな。
柑橘系の蕎麦の汁は、これくらいの量が正しかろう。さっきのは少なすぎた。とは言いつつ、それはあくまでも見てくれだけの話であって、家で普通に食うなら汁の量が少々足りなかろうが、さして問題はない。

思うに、この年辺りから柑橘系の麺のマイブームが始まり、夏場になるとせっせと作り始めたんじゃなかろうか。

 
【かき揚おろし蕎麦】

 
蕎麦は、どこのかなあ❓

 

 
メーカーは違うが、またしても越前そばである。
しかも、かぼす蕎麦から3、4日しか経ってない。
4ヶ月、5ヶ月と連続で長い間が開いて、今度は激ショートのインターバルだ。何を考えていたのかね?、ボキは。

今度は、越前そば定番のおろし蕎麦をちゃんと作っとるだがね。
かき揚げはどうかとは思うけど、取り敢えず冷蔵庫にあったものを気分で乗っけたんじゃろう。
しょっちゅう言ってるけど、大根おろしは辛くなくては大根おろしではない。そもそも薬味やで、辛くて当たり前なのじゃ。オコチャマと辛いのが苦手な人たちは、一生大根おろしは食わなくてよろし(=`ェ´=)

 
【鶏&かき揚げ蕎麦】

 
またかき揚げだよ。盛付けも酷い。鶏そばにしときゃいいものの、何でかき揚げまで乗っけるかね。しかも、そのかき揚げの色が絶望的なまでに悪い。きっとオーブンで焼いたのだろう。
特にかき揚げを偏愛しているワケでもないのに、なぜにこんな頻度で出てくるのかサッパリわからん。

どうやら蕎麦は、うどんすきの名店『美々卯』のものだね。

 

 
美々卯と言えばうどんだが、蕎麦も作ってんだ…。
買ったのはイオングループのコーヨー。
ごっつええ紙を使っているパッケージからして高級そうだが、マジ高い。たしか定価は四百円台だったと思う。スーパーに並んでいる蕎麦としては断トツに高い。あっ、半額シールが貼ってあるから、くしくも値段がわかるじゃないか。423円。やっぱ高けえよ。

前回にうどん版は登場している。詳しくはそちらを読んで下さればいいのだが、端的に言えば、さすが老舗店。うどんは旨かった。ゆえに蕎麦にも期待して買ったに違いない。過去の自分の心理を自分で紐解くって、何だか変な気分だ。当時はどんな気持ちで生きていたんだろ❓

蕎麦もそこそこのクオリティーだった筈だ。なのに、上のようなダサい蕎麦にしてしまったのか…。ノータリンの脳足りんだ。二年前に遡って残念でならない。
しかし、2食入りだろうから、もう1食ある筈だ。まさかそいつまで、あんな酷い仕打ちにはしていないだろう。探してみよう。

なぜか画像が埋もれてて、探すのに苦労した。

 

 
今度こそ、正真正銘の「もり蕎麦」だ。
記憶が少し甦ってきた。特別唸るほどのことは無かったものの、そこそこ旨かったような覚えがある。

 
【鶏せせり南蛮蕎麦】

 
肉の形状からして、鶏のセセリだろう。
あっ、カタカナで書くと蝶のセセリ(註2)みたく思えてくるから、以後は「せせり」で通す。
せせりとは、鶏の首肉のことである。弾力と旨味があって、好きな部位だ。

 

 
鶏南蛮には普通のモモ肉や胸肉よりも、せせりの方が向いてるんじゃないかと思う。この弾力は間違いなく蕎麦の食感とマストだ。

たぶん、コレが年越し蕎麦だろう。
と思ったが、日付を見たら、まだ12月半ばの12月16日だった。

麺は何じゃらほい❓

 
【もち麦DE生日本蕎麦】

 
覚えてはいるけど、何じゃらほいのものだ。
もち麦って何やねん❓っていうか、ネーミングの「もち麦DE日本蕎麦」ってどーよ❓色々盛り込んで失敗している例の典型だ。だいたい日本蕎麦って、日本までつけて強調する意味あんのかね❓中華そばは中華蕎麦とは書かないから、蕎麦で充分伝わる筈だ。意図してるとこがワカランよ。
DEは「~で」の「で」だと推察するけど、まさかコム・デ・ギャルソンとかのDEを意識してとか、オシャレ感を出そうとしてはいるまいな。(-_-;)恐ろしいよ。
んっ、待てよ。念のためにギャルソンの綴りを確認しておこう。
あらま、COMME des GARCONSじゃねえか。deの横に「S」が入るのか。
ならば、コムサ・デ・モードでどうだ❓
でも、これも確認したら、COMMECA DU MODEだった。まあ、いい。でも、どうせその辺を意識したんだろ。って事にしておこう。
このままこの商品の説明をスルーしてもいいんだけど、一応調べとくか…。読んでる人は説明を期待しているだろうし、自分も気にはなる。

先ずは「もち麦」ね。
ダイエットとか健康に良いと、一時ブームになってたから名前こそ知ってるけど、具体的にどんなものかは知らなかった。
えー、もち麦は大麦です。で、もちもちした食感の麦をもち麦と呼ぶらしい。これはお米のうるち米(普通の米)と糯米(餅米・もち米)の関係みたいなもんらしい。
もち麦はプチプチとした食感と香り高い味わいが特徴らしい。また、食物繊維と栄養価が高いという。だから、ブームになったんだね。

お次は「もち麦DE生日本蕎麦」。
おわっとΣ(-∀-;)、「剣山のそば」と同じ会社サンヨーフーズじゃねえか。しかも池上製麺所と書いてある商品がいくつもある。池上製麺所といえば、るみばあちゃんの店で、激安の有名店だよね。
(・o・)えっ、池上製麺所の別会社❓まさか、そんなこたあ有るまいと思ったので、さらに調べてみたら解ってきた。
やはり、名前を借りてのライセンス生産だと判明した。しかし、味は全然違うようだ。そういえば昔、池上製麺所と書いたうどんを同じイオン系統のスーパー(コーヨー)で買って食ったけど、店の味とは似ても似つかないものだった。二度と買わないと思ったものだ。池上製麺所のうどんが食いたかったら、現地香川の店に行くことを強くお薦めする。

さあ、お次は年越し蕎麦でフイニッシュだ。
と思ったら、ゲッ(_;、画像が無い。さっきので、おしまいだったようだ。
ちゃん、ちゃん( ̄∇ ̄*)ゞ

                  つづく

 
追伸
このシリーズは、まだまだ続く予定なんだけど飽きてきた。と云うワケで、暫くお休みして次回は別な食いもんの事を書きます。正月が明けてからも、日々色んな旨いもんを作っているのだよ。
ヘヘヘ…Ψ( ̄∇ ̄)Ψ、アレとかコレとか、あんたもんだったり、こんなもんだったりさー。

(註1)ギフチョウ
春の女神と呼ばれ、日本を代表する蝶の一つで人気が高い。

(2017.4.14 兵庫県武田尾)

 
(註2)蝶のセセリ
セセリチョウ科の蝶のこと。多くは小型で敏捷。

(裏面)
(2017.5.5 大阪府四條畷市)

画像はアオバセセリ。セセリチョウの中では美しい方で、殆どの種類は茶色や黒など地味なものが多い。
しかし、それは日本国内での事で、世界には華美なくらい美しいセセリチョウがいくつもいる。
 
 

2017′ 麺の亡霊たち(うどん妖怪編)

 
前回の中華麺に続く2017年に作った和の麺の亡霊たち。今回も🎵般若波羅蜜多時~…。キッチリ成仏させるのじゃあ。

 
【美々卯のうどん】

 

 
元祖「うどんすき」で有名な大阪の老舗高級うどん店のものだ。イオングループのコーヨーで売っている。

うどんすきと言っても関西以外の人には馴染みが薄いと思うので、一応説明しておこう。~すきと言ってもスキヤキのすきではない。蟹すきのすきだ。つまり、具が色々入ったうどんが主役の鍋料理って事だね。

ここの本店に行ったことがあるんだけど、ガッカリだった。名物のうどんすきはハッキリ言って、高いわりには大したことない。

でも冷しうどんにしてみたら、麺にコシがあってツルンツルンで旨かった。麺のポテンシャルは高い。老舗、侮るべからずである。

画像を見ると、生姜とスダチが添えられている。スダチが黄色いのにはワケがある。冷蔵庫に入れっぱなしにしてたら、色が緑色から黄色に変わっちゃったのである。黄色くなると酸味がやわらかくなり、甘みが増すけど、コレはコレで悪かない。

 

 
次はうどんすき風に鍋焼きうどんにしてみた。
具は玉子、豚肉、ネギ、三つ葉ってところかな。こっちも中々美味しい。
値段が高いなりに、やはりその辺の安物の饂飩とは一線を画すね。今回は使わなかったが、美々卯のうどんスープも売っているので、それを使えばお手軽に老舗の味が楽しめるってワケだ。店に直接行くことを考えれば、かなり安くてお得かもしんない。

 
【きざみんうどん】

 
他の地方では何と呼ぶか知らないが、関西ではこの名で通っていてポピュラーな存在。シンプルだけど旨い。
あっ、珍しく天カスが乗せてるなあ。普段は天カスなんて買わないから、乗っけることは滅多にないのだ。
おっ、そうだ。関西以外では天カスとは呼ばないんだよね。東京だと揚げ玉だっけね。
そういえば、昔どっかのうどん屋のオッチャンが、他の地方から来た客に(#`皿´)キレ気味に言ってたなあ…。

『あげだま❓何~やそれっ❗❓』

あ~、そのセリフ、オラも言ったわ。まだ東京に住み始めて半年も経ってない頃で、当時つきあっていた彼女にキレ気味に言うたわ。シチュエーションは憶えてない。東京のうどん屋なんかに入るワケは無いから、お好み焼き屋か、もしくは普段の会話の流れの中での言動だろう。

『天カスは天ぷらのカス(滓)やから、天カスやないけ、ボケー。揚げ玉とかカッコつけんなやワレー』

たぶん、そう付け加えたと思う。
関西人、オバケよか怖い。

 
【日清 鬼かき揚げ太うどん】

 

 
コレ、かなり期待した。だから古伊万里まで登場させたのだ。
何者かっつーと、日清の「鬼かき揚げ太うどん」。

 

 
冷凍食品なんだけど、パッケージ写真とネーミングに完全に騙された。全然旨くねぇんでやんの。
この分厚くて魅力的なかき揚げに心踊らぬものはいないだろう。けんど、よく見ると、海老とおぼしきものは人参だった。更によく見ると何と海老も入ってなけりゃ、小柱も入ってないタダの野菜天。
まあそこは百歩譲ってもいい。世の中には旨い野菜天だってある。しかし、一口食って、何じゃこりゃ❗❓見事に我が期待値を粉々に粉砕しよった。それくらい旨くなかった。
太麺というが、うどんに対する記憶は無い。かき揚げに対しての憤りのせいで記憶がフッ飛んでるんだろ。
コレ、今でも売ってるのを見かけるから、見る度に忸怩たる思いが甦る。年末年始にはよく見るから、皆さん気をつけなはれ。

 
【きざみうどん その2】

 
たぶん、前(さき)のきざみうどんの時に余ったお揚げさんを甘辛く炊いたのだろう。
大阪でうどんといえば、きつねうどんが筆頭格。しかし、意外と家で食う機会がない。なぜかっつーと、お揚げさんを炊くのは手間がかかるのだ。そのわりには店みたいに上手く炊けない。かといって、どういうワケか、スーパーにもあまり売ってない。だから、大阪人はもっぱら外できつねうどんを食う。その方が余っぽど面倒がなくて、かえって安上がりだったりもするのだ。

 
【蕨うどん】

 
コレ、漢字を読めた人は偉い。
ワラビと読みます。わらび餅とかのあのワラビで、山菜のワラビだね。
ワラビは自分で取ってきて調理したヤツで、おひたしにしたあとの残りとキノコを炊き合わせたものだ。
見てくれを意識して温泉玉子なんぞをトッピングしたが、これが失敗。山菜のみの方が余程旨い。カッコつけて損したよ。

 
【かき揚げうどん その2】

 
たぶん、出来合いのかき揚げ。
スーパーで売ってるかき揚げに期待したアタイがバカだった。

 
【焼うどん】

 
実家では焼うどんといえば、ソース味だった。
世間には醤油味もあり、むしろそっち派の方が優勢だと知ったのは随分あとになってからだ。
これは醤油味にした。そこそこ旨かったような記憶がある。具はキャベツに人参、ひき肉だね。
それにしても、何でこんなにも人参だらけなのだ❓
今となっては、全然その意味も意図もワカラナイ。

 
【若竹うどん】

 
コレはねぇー、文句なく美味いです。
なぜなら、アタイの作った若竹煮がベースだから。
タケノコの香りと仄かな苦み、生のワカメの旨みが渾然一体となって押し寄せてくるのだ。あー、でも山椒の葉が無いから完璧ではないね。
今年も手間ヒマ惜しまず、ちゃんと気合いを入れてタケノコを茹でよっと。

 
【舞茸うどん】

 
画像を見て、自分で作っといて何じゃこのオドロオドロしいものは❓と思った。テメエ、油すましかよ❗❓
仔細に画像を点検してみて、ようやく舞茸だと確認できた。
そこそこ旨かったのではないかと思う。でも、ネギは要らないような気がする。

こごで乾麺のうどんの画像が出てきた。

 
【讃岐 太麺強腰うどん】

 
焼うどんには、この乾麺を使ったみたいだ。
強腰と書いてあるけど、全然記憶にない。どうせ言うほどのモノでもなかったのだろう。驚くほど腰の強いものだったら、ちゃんと憶えている筈だ。

 
【温玉ぶっかけうどん】

 
真ん中の茶色いのが何なのかワカラナイ。肉なのか、キノコなのか、はたまた佃煮的なモノなのかが画像を拡大してもワカランのだ。きっと妖怪のしわざだな…。

 
【浅蜊うどん】

 
これも、どうやら強腰乾麺のようだ。
前の温玉ぶっかけもそれっぽい。

何でこんなもんを作ったのか、全然覚えがない。
しかも鍋焼き風。まあ、組み合わせとしては悪かないんだろうけど、妙にスープが妖怪ドロドロ系だ。何がスープのベースになってるのか全く特定できない。
思うに、どうせ酔っ払ってテキトーに作ったんだろう。マッドサイエンストよろしく、残り物の汁の何種類かをアバンギャルドに混ぜ合わせたっぽい。まさかカレーとか入れてないだろな❓想像するだに恐ろしい。
妖怪創造。酔っ払って料理すると、ついワケのワカラナイ野心的なものを作ってしまう。だが、大概は微妙なものになるし、上手く作れたとしても二度と再現できない。阿呆である。

 
【しっぽくうどん】

 
何となく、しっぽくうどんって書いたけど、しっぽくって何だっけ?
あっ、そうそう。香川県の郷土料理だね。野菜や肉を煮たものを汁ごとうどんにブッかけるのだ。
具はコンニャクにゴボウ、人参、キノコ、肉ってところか…。
味はまあ、可もなく不可もなくってとこだったんじゃないかな❓こういう手あいのモノは特別旨いものにはならないけれど、失敗もあまりないのだ。

 
【豪華版しっぽくうどん】

 
まだしっぽくの母体が残っていたので、そこに茹で玉子と鴨の薫製を加えたんだね。
まあ、グレードアップした分、それなりには旨くなってた筈だ。
一応、これで乾麺は終了みたい。

 
【鶏南蛮うどん】

 
本当は鴨南蛮が食いたいところを鶏で代用しましたって感じだ。
鴨南蛮の由来は、江戸時代に来日した南蛮人(白人)がネギに嵌まり、そればっか食べていたからだそうである。で、鴨とネギの相性が良いので、二つを合わせて鴨南蛮ってワケだね。そう、南蛮はネギの事なのだ。鴨は直接は関係無いのである。
でも、ふと思ったんだけど、昔は大阪の難波(なんば)周辺が難波葱と呼ばれるネギの一大産地だったそうだ。その「なんば」が訛って「なんばん」になって、後になって南蛮の漢字をあてがったと云う説とかは無いのかね?

それはさておき、鶏とネギの相性も良い。だから、コレもたぶん旨かったんだろうね。

 
【おろしぶっかけ】

 
具は大根おろし、茗荷、カボス、青ネギだな。
夏場は、こういう冷たい系のを矢鱈と食べたくなるよね。毎年のように冷たい麺をせっせと作ってるけど、失敗作の記憶は無い。だから、これも旨かったに違いない。大根おろしは辛味大根の筈だし、茗荷を筆頭に具にもマイナス要素は無いから尚更のことだ。

きっと麺はコレだったんだろな。

 

 
製造会社はさぬき麺業とある。生タイプのうどんだ。冷たいうどんを作る場合、乾麺は殆んど使わない。だいたい生タイプを使う。喉ごし重視なんだろね。

 
【おろしぶっかけ その2】

 
一瞬、さっきのと同じものかと思った。
けど、よく見れば盛付け違うし、具の構成員も微妙に違う。
それにしても左側の緑色の物体は何者❓河童の化身かあ❓
暫し沈思黙考する。う~む、最初は野沢菜かと思ったが、どうやら大根の茎のようだ。大根の茎は食べられるから、捨てるのは勿体ない。サッと茹でたか、浅漬けにしたものだと思う。浅漬けの方が、きっと旨いと思う。

 
【鱈子うどん】

 
謂わば、鱈子スパケッティのうどん版だ。
作り方はパスタと同じで、ほぐしたタラコとバター、お好みで昆布茶を入れて練り合わしておく。そこに熱々のうどんを投与して、ウルトラ高速でかき混ぜる。時間との勝負だ。トロついていると、あっという間に冷めちまう。皆さんも作る場合は鱈子スパ然り、気合いを入れて混ぜなはれ。

 
【冷しおろしうどん】

 
汁が掛かってないので、ぶっかけではないだろう。
生醤油で勝負している筈だ。
具は大根おろし、茗荷、カボス、貝割れ大根。
コレ、絶対旨かったと思う。

  
【鱧うどん】

 
ハモを霜降りにした時の茹で汁を使ってのうどん。
ハモからは極上の出汁が出る。それを使わない手はない。薄口醤油、塩のみで味を整える。お好みで酒や味醂を少し入れてもいいだろう。ハモの出汁にはネギは邪魔なので、三つ葉を添えた。
(⌒‐⌒)バリ旨~。

 
【釜玉バター】

 
普通の釜玉かと思いきや、ベーコンらしきモノが乗っているので、たぶん釜バターじゃろう。洋風釜玉なのじゃ。バターと胡椒が特徴だ。卵は黄身のみで、白身は使わない。醤油をかけてグシャグシャにかき混ぜて食うと、(о´∀`о)至福だね。

あっ、気に入らないのか、写真撮りなおしてるね。

 

 
湯気があると、どうしてもソフトフォーカスの写真になる。ブスを美人風に見せるのには良いけれど、食べ物の写真だと靄(もや)が掛かり過ぎると、あまり宜しくないのだ。

 
【コロッケうどん】

 
コロッケうどんだね。
うどん界の中では比較的歴史の浅い異端児だ。

 

 
最初はコロッケの表面がカリカリなのだが、やがて汁を吸って弱体化。醜悪で無様な姿になってゆく。
そうなる事は年端のいかぬ子供でも容易に理解できる。だから小学生の頃に、外でコロッケうどんの存在を初めて知った時は、軽い衝撃を受けた。家庭内ならまだしも、外では禁じ手だろうと思ったのだ。ヴィジュアル的に問題ありだ。食べてる時も食べ終わった時も丼の中は美しくない。
最初にうどんにコロッケを入れた店は何処なんだろう❓勇気があるよね。
この汁が次第に汚れていくところは、うどん好きなら許しまじであろう。澄んだ美しいスープが濁っていく様に耐えられない筈だ。謂わばコロッケうどんはうどん界のタブーを破った存在なのだ。ここで、じゃあかき揚げや天ぷらはどうなのだ❓と疑問を持つ方もおられるだろう。しかし、それらと比べたら汁の汚れ方が半端なく違う。許容範囲を遥かに越えているのだ。

ちょっとでも時間が経つと、こうなっちゃう。

 

 
七味を取ってきて振り掛けて、写真を撮っているうちに見る見るうちに酷い見た目になってゆく。ぶくぶく水死体のコロッケ土左衛門だ。この世の者ならざる異界の者だ。
最初にうどんをすすり、やおらまだカリッとしているコロッケを囓じる。おいしい。この時点ではまださしたる問題は起きていない。平和な牧歌的風景とも言えよう。だが、囓じって汁に戻した瞬間から惨劇が始まる。囓じった断面から急速に汁が染み込んでゆくのだ。侮っていると、コロッケがアッという間にドボドボのビチャビチャのグジュグジュになる。
しかし、ここからがコロッケうどんの醍醐味なのだ。
その汁を吸ったコロッケが何とも旨いんである。コロッケ本体に箸を入れると、簡単に崩れて見る見るうちに清澄な出汁が穢れてゆく。何か悪い事をしている気分になる。その背徳感に打ち震え、口の中でほろほろと崩れ溶けてゆくジャガイモの悦楽に身悶えするのだ。そして、時間の経過と共にビチャグジュ度が変わってゆくのだが、その変遷までも楽しめるようになれば、貴方も変態の仲間入り。もう立派なコロッケうどんフリークだ。
でも、外でコロッケうどんを食う時は気をつけた方がいいよ。誰がその恥ずかしい姿を見てるいるかワカラナイ。ワタシは外では怖くて、コロッケうどんは食べません。

  
【冷かけうどん】

 
擦りおろした生姜と貝割れ大根のみ。シンプルだ。
何年か前、冷やかけに嵌まっていた時期があった。
今はもう移転してしまったが、道頓堀の裏に『白庵』という店があった。そこの店の冷やかけが、いりこの出汁が効いていて、誠に旨かった。形容が難しいが、麺はコシがあるのにモチモチでグミのような食感なのだ。小麦の香りも仄かにしていて、エッジも立っている。シンブルなだけに、麺の美味さに悶えた。

 

 
あっ、こんな画像が出てきた。
冷やかけと思いきや、ちゃう。どうも「キッコーマン すだちおろしつゆ」を使っているようだ。
んー( ̄ー ̄)、まさかの展開である。この冷やかけへの愛を、アタシャ、何処へ持っていけばいいのだ?…。嗚呼、無性に冷やかけが食べたくなってきたよ。

 
【肉うどん】

 
この年、最後に食ったのが肉うどんとは予想外である。
う~ん、でも全然記憶にないや。
ゴメン。だから、特にコメントは無いです。
ラストがグダグダの終わり方でスマンとです。だって、まるで記憶に無いんだもん。書きようがない。

 
                  おしまい

 
追伸
昔から京極夏彦の小説を読んできてるから、それなりに日本の妖怪の事は知っている。だから、各パートに「砂かけババア」とか「ぬりかべ」とかの妖怪を当てはめて書こうかとも思ったが、1個、1個リンクさせて話を進めるのは、流石に厳しいと下書き途中で解った。砂かけババアとうどんを関連立てて書けるワケがない。
それに、だいたい日本の妖怪を世間の人たちがどれだけ知っているというのだ?少しでもマニアックな妖怪ならば、その都度、妖怪本体の解説から始めねばならない。そんな事してたら、膨大な文章になってしまう。原点に立ち返れば、そもそもがこの文章は携帯のストレージが溜まっているので、過去の画像を消すことが目的なのだ。いつも脱線しきりだけど、そのパターンの脱線はヤバイと阿呆なりに気づいたよ。
だから、妖怪を意識させるが如くの言葉をちょいちょい入れつつ、話を進めた。
次はどう誤魔化すか考えてないが、素麺(そうめん)か蕎麦ヴァージュンを予定しています。