練りもの探偵、推参❗

 
お陰さまでメールが見られるようになりました。
でも、まだまだ予断は許さない。辛うじて容量ギリのクリアだったからだ。
頑張ってジャンジャン画像を消すべし、えぐるように打つべし❗、打つべし❗
いざ、練り物探偵、推参❗アチョー\( ̄∇ ̄)/

と、ひとしきりフザけたところで、今回の探偵は練りもの業界への潜入捜査なのだ。

 
んぅー( ̄∇ ̄)、のっけから変な画像の登場である。

 

 
Ψ( ̄∇ ̄)Ψよーよー、そこの姉ちゃん、ちぃーとばかしワイにバンツ見せたらんかい。
商品名は珍比良と書いて、チンピラと読む。
ナメたネーミングである。珍しくて比べるべくものが無い程に良いものだと言いたいのだろうが、これって絶対に確信犯的にチンピラと掛けてるよな。
カネテツさん、中島らもの劇団をサポートしていただけの事はある。おふざけはお得意の社風なのである。

 
【カネテツ 珍比良】

左上に大きく「65」という数字がある。何じゃろ❓ホームページを調べてみると、何とこの商品の誕生から65周年とある。
そんなに昔からフザけていたのか…(^_^;)❓
何々?、昔ながらの懐かしい味だって?で、しかも看板商品だというじゃないの。カネテツって関西の企業だよね❓でも、アンタの存在は一切知らなかったぞっ。

添付のわさび風マヨネーズをつけて食べるのだが、モノ自体は特にアヴァンギャルドなものではなく、ようはチビッ子のチクワである。

味は、まあフツーに美味いよね。おつまみにはいいと思う。でも、マヨネーズかけたら、何だってそこそこ旨いよね。

お次は高級カニかまである。
生意気にも練りものコーナーではなく、魚売場にいやがった。値段もちょっと高いし、よほど味に自信が有るって事か…。

 

こんなパッケージ。

 
【北海の匠】

一応、そのまま食ってみる。
偉そうなわりには、スギヨの大人のカニカマの足元にも及ばんわい(=`ェ´=)
しかも、カニ酢がついとわらん!力不足のくせに手抜きかよ?
しゃあない。こちらでカニ酢を用意してやったよ。

 
【うちぼり 蟹酢】

でも、やはり大人のカニカマには及ばない。

 
【チーちく】

竹輪にチーズをブッ込んだものである。
穴に無理矢理ねじ込んでる時は、悪い事してるみたいで何となく背徳感があった。
因みに竹輪の漢字の語源は、最初は竹に魚の練りものを巻き付けて焼いたからだという。うろ憶えだけど…。

味はまあ、こんなもんでしょと思うもの。
所詮はチクワなのだ。

 
【キューちく】

続けて胡瓜を捩じ込んでみた。
短小スカスカのガバガハである。今度は何か敗北感みたいなものを覚えた。
たかがチクワに一喜一憂している自分がアホらしくなってきて、ワサビ醤油につけてパクつく。

お手軽ツマミにしては、そこそこ旨い。
一度、チクワにいろんな食材をブチ込むパーティーをやってみようかと思った。謂わば手巻き寿司パーティーの竹輪版である。
たぶん、誰も賛同してくれないだろうなあ…。

チクワの元ネタはコレみたい。

 
【ニッスイ 太ちくわ】

思い出したよ。
コレって竹輪の原点みたいな昔風斜め巻きなのである。
一応食感が気になるので、最初の1本はそのまま囓じったよな。
でも、たしかに食感は少し違ってはいたが、どって事ないので斜め切りしてチーちく、キューちくになったのであった。

調べたら、生食向きで皮の香ばしさと甘みが売りのようである。
そういえば香ばしくて甘みがあったような記憶が微かにある。そこそこ旨かったかもしれん。記憶って、ええ加減だよなあ。
しかし、言われたら思い出す程度で、取り立てて特別に旨いという事はなかった筈だ。所詮はチクワなのである。

 

又してもカニカマである。
しかし、パッケージ写真が出てきて少しばかり心が踊った。

 
【スギヨ 大人のカニカマ】

同じカニカマでもカニカマ最高峰、石川県はスギヨの大人のカニカマ様なのである。
これを初めて食った時には、💥衝撃が走った。
添付の特製のカニ酢をつけて食うのだが、今までのカニカマの概念を打ち砕きよった。
目をつぶらせて食べさしたら、本当の蟹と間違える奴が続出するんではないかと云う完成度なのだ。そのあまりの完成度にオカシクてヘラヘラ笑いになったのを思い出したよ。
この完成度は、カニカマを最初に発明した会社ならではだろう。カニカマ界の先頭を走ってきた自負だね。
これは是非試して貰いたい商品です。

あっ、パッケージシールが変わってる!
昔はこのオヤジが『子供にはワカンねぇだろうなあ。』とか云うセリフが入っていたのだ。
昔のパッケージ方が良いのに、なんでじゃ?
ワシ、その惹句に惹かれて買ったんだぞ。

 
【板ワサ】

ここでようやく気づく。
前回のパスタ大全集と違って、今回はパッケージされた商品の画像がちゃんと残っているのだ。
練りもの探偵、推参❗などと意気込んで練りもの業界に潜入したはいいが、これじゃ推理もへったくれもない。探偵の鋭い洞察力も論理的思考もいらないのだ。
まっ、楽でいっか…。

 
【カネテツ 神戸つくり蒲鉾】

そういえばカネテツも関西の会社(神戸)だよね。
ガキの頃、よく🎵カーネーテッチャン、カネテッチャンのCMが流れておったわ。

それにしても、何ら変哲のない蒲鉾の概念そのものである。
思うに練りものって、各社どれもそんなに差はないのではなかろうか?特別飛び抜けて旨いものもないが、特別不味いものも無いような気がする。考えてみれば、メッチャ不味いチクワとか蒲鉾って記憶に無い。

えー、板ワサというのは、板付きカマボコをワサビ(醤油)で食うと云う酒のツマミです。主に大衆的な、しかも昔からあるような古い居酒屋に生息しています。
お手軽簡単なツマミのわりには、世のバカ亭主から特にクレームの出ないものです。手抜き嫁は、すぐに実行されたし。

蘊蓄(うんちく)をもう一つ。
蒲鉾の起源は平安時代と言われている。竹に魚のすり身を塗りつけて焼いたもので、それが蒲(がま)の穂に似ていることから名前がついた。そうカマボコは実をいうと竹輪だったのである。
しかし、室町時代に板にすり身を塗りつけたものが広まり、ややこしいと云うことで、従来の竹に巻き付けたものを竹輪と呼ぶようになったのだ。つまり、カマボコもチクワも元は一緒だったと云うワケね。

 

又してもチクワである。
そないにチクワ好きでもないのになあ…。
まさか無意識の隠れチクワ中毒者だったりして(笑)
味はチクワにしては美味かったような記憶がある。

 
【一正蒲鉾 鱧入りちくわ】

なるほど、農林水産大臣賞受章と書いてある。
そういえば大人のカニカマも農林水産大臣賞受章と書いてあったな。
でも、待てよ。パッケージを見たら、ハモ10%と書いているじゃないか。そんだけの量でハモが入っていると分かる消費者は果してどれだけいるのだろうか?ほぼ皆無だろう。
なのに、たった10%としかハモが入っていないのに、鱧入りとデカデカと書いてエエんかい❗
コレって、詐欺なんじゃねえの❓
勿論、合法なのだろうが、日本の農林水産行政に疑問を持たざるおえないよ。

【いちまさ サンドはんぺん明太マヨ】

これも一正蒲鉾なのかなあ?

 

取り敢えず斜め半分に切って、そのまま食った。
ふわっふわである。でも、このふわふわが関西人としては何だか心もとない。

今やはんぺんも関西のスーパーでも見かけるようになったが、昔は存在しなかった。だから、初めて東京で遭遇した時は何者かと思った。
所は東京・日本橋のとある老舗のおでん屋である。当時つきあってた彼女に連れていってもらったのだが、隣の彼女の脇を突っつき、ひそひそ声で『あの浮いてる白い三角のぶよぶよのは何❓』と訊いたのだ。
彼女は目を丸くして答えた。
『えっ!?、はんぺんじゃないの?もしかして、はんぺんも知らないのー❓』
(-“”-;)屈辱的である。
はんぺんという言葉は知ってはいた。白いものだという概念もあった。しかし、実物を見た事が一度も無かったのだ。まさか、あないにふわふわぶよぶよなモノとは思いもよらなかった。

で、食べてみて( ̄▽ ̄;)…。
何て形容したらいいのだろう?不味くはないが、特別旨いもんでもない。この何とも心もとない食感が人を不安にさせる食い物だと思った。だいち、何でおでん屋でマシュマロを食わねばならぬのだという違和感と理不尽感が残ったのを憶えている。
そういえばこの娘には、ディズニーランド事件とかフラッシュダンス事件とか随分と酷いことしたなあ…。

 

焼いたら、少しはカタくなるかなと思ったが、そんな事は全然無かった。
ただ、不味くなっただけでした。

 
【ニッスイ 香味焼 焼がに】

器に盛った写真は無いようだが、コレはヒット。
美味かったので、よく覚えている。この蟹を焼いたような香ばしさは唯一無二だ。スギヨの大人のカニカマと双璧を為すのではなかろうか。
少しお高めだが、お奨めです。

 

どうやら、さつま揚げだね。
しかし、何だかゴリゴリしてた。

 
【ほねく】

なるほど、名前から察すると骨が入っているってことね。
よく見たら、太刀魚骨ごとさつま揚げと書いてもある。紀州箕島漁港水揚げという文字もあった。
箕島は、あの高校野球の古豪である箕島高校があるとこね。和歌山県有田市だ。有田はミカンで有名だから知ってる人も多いと思う。
そういえば湯浅とかこの辺は太刀魚のよく獲れる所でしたね。

味は可もなく不可もなくでした。

 

これは一瞬、画像を見て何だか迷った。
関西によくある梅焼きかと思ったのだが、梅焼きはその名のとおり梅の花の形をしている。こんなカマボコみたいな形じゃない。

調べてみて解った。

 
【別寅 あつやき】

梅焼きのカマボコ型バージョンである。
一応、梅焼きとは何かを説明しておこう。
食感はふわふわである。と言ってもはんぺん程ではない。これは魚のすり身を卵で溶いて焼いたものだからなんだって。
味はどこか伊達巻に通ずるものがある。
因みに別寅は大阪・岸和田の練りもの屋です。

 

衣がついている。
でも、記憶は普通の揚げ物ではないと言っておる。

ほらね。
 
【カネテツ 野菜フライ】

こういうのって存在は知っていたが、今までなぜか食べたことが無かった。

食ってみると、意外と旨い。
フライだからソースをかけたのだが、練りものにソースというのはやったことが無かったので、新鮮だった。
練りものにソース。有りだと思う。

【カネテツ うまかつ】

連続しての揚げ練りものである。
順番はこっちが先の筈だから、この「うまかつ」に味をしめて、たぶん「野菜フライ」を買ったのだろう。

 

何だっけ、コレ❓
そっか…。そういえばこの頃、スーパーに平野区の魚竹蒲鉾店が出張販売に来てたんだよね。で、何種類か買ったものの一つだろう。
玉ねぎ天がムチャクチャ美味かったのを思い出したよ。今年度の練りものリーグの新人王でしょう。

と、ここまで書いて新たなる商品画像が出てきた。

 
【ヤマサ お魚のかき揚げ イカ】

しかし、皿に盛った画像が無いところからすると、さっきの玉ねぎ天とか言ってたのはコレっぽい。
そういえば、枝豆入りのちぎり天とかもこの時期はちょくちょく食ってた筈だが、その画像も見当たらない。所詮は練りものなので、真面目に写真を撮ってないんだろね。

イカ天だけど、生姜醤油で食ったみたいだが、あんまり味は覚えてない。まあ、憤りの感情も残ってないので、そこそこには旨かったのであろう。

 

どう見ても、じゃこ天だね。
じゃこ天は、あのジャリジャリ感が好きだ。
ワタクシ、今カルシウムを確実に摂取しておりますというのがいい。簡単にカルシウムが摂れて、なんか得した気分なのだ。

【八木蒲鉾 八水じゃこ天】

from 愛媛八幡浜なんだそうな。
じゃこ天といえば愛媛だよね。

因みに、関西では練り物の揚げたのを天ぷらと呼びます。だから、ゴボウが入ってたら、ごぼ天。生姜か入ってたら、しょうが天なのだ。
そういえばガキの頃、こんな事かあった。
おかんに今日のオカズを訊いたら、天ぷらやでと云う答えが返ってきた。だから、とっても喜んだ。
しかし、食膳に出てきたのは、あの天婦羅ではなくてコイツらの盛り合わせだった。誰かにお土産で貰ったものだったかと思うが、力が抜けるほどガッカリしたね。落胆と云う言葉というのは、ああゆう時に使うのだろう。

 

これは形と色で、何だかすぐわかった。
仙台名物のアレである。

 
【笹かまぼこ】

諸説あるが、笹の葉の形に成形した事からだと言われている。

笹かまぼこは基本的に旨いと思う。
名前も何となくお洒落だ。

 

これはねぇ、覚えてますよ。
なぜなら、高級スーパーであるビックビーンズで買ったからなのだ。
さすが高級スーパーの厳選された品だけあって、その辺の安っぽいしょうが天とは一線を画すものであった。

 
【水野蒲鉾 しょうがちらし】

東北は塩竃港の魚を使用しているとある。と云うことは、バイヤーがわざわざ宮城県から仕入れたワケだ。つまり、良い商品だから遠くからでも買い入れたという三段論法が成り立つ。
けど、こないだビックビーンズに行った時は並んでなかったんだよねぇ。

 

何だこりゃ❗❓
ソーセージの出来損ないみたいやんけ。
続く画像で正体判明。

 
【めぎす天】

キスと名前がつくけど全く別系統の魚だ。
だから富山では、キスに似ている事からかニギスと呼ばれている。たぶん深海魚だったかと思う。別名沖ギスとも言われているから間違いないかと思う。
調べたら、メギスとは新潟や石川県の能登半島辺りで呼ばれている名前のようだ。あっ、能登半島と書いてある。
味はたいしたことなかったような気がする。
でも、ニギスは干物にすると美味いんだよね。

こんな画像も出てきた。

 

何を思ったか、明らかにラーメンに入れてるよね。
コレ、全然もって合わなかったよ。二度と入れん❗

 

これも何だかワカランかった。
この辺になると、だいぶ昔なので記憶が全然ないのだ。でも、食感はちょっとカタかったような気がする。

 

これは煮たんだね。
似ると練りものはやわらかくなる。
正直、練りものはそのまま食った方が旨いと思う。

正体はコレでした。
 
【木村蒲鉾 はも天】

長崎の味と書いてあるから、長崎の練りものなのね。
ふ~ん、はも天って色んなところで作ってんだ。

 

またカニカマだわさ。
おじさん、カニカマには思い入れがそれなりにあるようだ。

 
【カネテツ ほぼカニ】

名前は秀逸だが、味はスギヨの大人のカニカマには及ばない。
因みに姉妹品に「ほぼほたて」という帆立て貝のイミテーションがある。こちらは中々のものだったと思う。

以上、カニカマ探偵、もとい練りもの探偵の捜査は終わった。
探偵は『楽勝だよ。』と呟き、またコートの衿を立て、凍てつく夜の街へと消えて行った。

                  おしまい

 
追伸
毎度、バカバカしい限りである。
こんなアホな文章を書いて何になるというのだ❓という疑問が嵐のように湧いてくるよ。
でも、これでまた画像がたくさん消せる。それでいいじゃないか、アミーゴ。