小振りの鰰(ハタハタ)が1パック100円で売ってた。
激安だ。ハタハタ好きとしては見逃せない。一夜干しにして、酒の肴にしてみることにした。
それを弱火でじっくりと炙って食うのだが、これが誠にもって美味い。
作り方は、わりかし簡単。
ハタハタの頭を落として内蔵を取り除き、軽く洗ってぬめりを取る。それを立て塩に浸けて陰干しするだけだ。
立て塩とは、10~15%の塩水のこと。水1Lに対して大さじ1足らずの塩を入れてつくる。そこにハタハタを入れて30分から1時間浸けて下味をつける。
で、あとはベランダで一晩陰干しにする。
今回は天気があまり良くなかったので一日半放置。
干す道具は、釣具屋やホームセンターで売ってる吊り下げタイプの一夜干しネットみたいなものがベスト。
今回は無いので笊で代用。この場合、猫やカラスなどの鳥にパクられる可能性があるので、覚悟されたし。
途中、何度かひっくり返して、満遍なく適度に水分を抜く。綺麗な飴色になり、しっとりとしたええ感じになったら完成。
出来上がったものは、冷蔵庫で3~4日程はもつ。
それをじっくりと弱火で焼く。
七輪や網で焼くのがベターだが、フライパンにクッキングシートを敷いて焼いても大丈夫。自分も今回はそうした。
それにしても、今更ながら酷い盛り付けだ。
本来なら、織部あたりに盛り付けるべきなのだが、既に酒がそこそこ入ってて、面倒くさかったのだ。
酒を飲みつつ頬張り、ふと考える。
そろそろハタハタの季節も終わりだなあ。
おしまい